topimage

2019-05

さあ、物語のはじまりだよ - 2037.12.24 Thu

このブログの表紙です。
自分の初心を忘れないように、いつも一番最初に表示するようにしました。

通常の記事はこの記事の次(下)からになります。。

2013/7/2 omunao



オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても 優しいひびき

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても なつかしい

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても ふわふわ わくわく

さあ さがしに行こう

  あの日の思い出を抱いて

さあ 食べに行こう

  素敵な明日をむかえるために


omunao2.png


お食事処 ぼんち (ぼんち食堂) - 2019.05.03 Fri

全国のつわものが集うデカ盛りの聖地

190503omu1.png


---------------------------------------------------------------------------------------


「マツコの知らない世界」でギャル曽根さんに作っていただいたオムライスに感動した。
彼女のオムライスを食べていて、何よりも「自分が食べるだけではなく、作り手としても"食"を大切にして見た目や味や材料などのすべてを丁寧に楽しんでいる」ことが伝わってきてとてもうれしかった。

食を楽しむ。
食は楽しいもの。
生命の維持に必要な本能である「食欲」に起因するものであるから、「食が楽しい」のは当たり前のことなのかもしれないが、それが見事にオムライスにも現れていた。

そんなギャル曽根さんが最初に登場したのが「元祖!大食い王決定戦」。
大食い番組は人気があり、5月1日にもテレビ東京で大食い女王決定戦2019が放映された。

大食いって何なんだろう?

自分でたくさん食べる喜び。
食べ盛りの頃は、食べ放題の店に行ってたらふく食べるのが楽しみだった。
最後は食べ過ぎて苦しくなるのはわかっていてもまた行きたくなる。

自分で食べるだけではない。

美味しそうに食べている人を見ていると、見る方もうれしくなってくる。
それと、たくさん食べている人を見る喜び。
大食いの戦いを見ているときの心理状態は、箱根駅伝を見ているときと似ているような気がする。
フードファイターが限界を超えてもなお食べ続ける姿が、ふらふらになりながらもタスキをつなごうとする駅伝選手の姿とダブる。

不思議な魅力が大食いにはある。

そんなことを考えていたら、フードファイターMAX鈴木さんのこの動画を思い出した。



ボクも大食いを見るのは好きで、最近ではMAX鈴木さんのyoutubeを楽しく見ている。

MAXさんは表情も豊かで、とてもきれいに食べる。
周りへの気配りや笑顔での対応も見ていて心地よい。

ゴールデンウィークにはどこに行ってオムライスを食べようかとも思っていたので、行先が決定!

5月2日。
30kmの渋滞もなんのその、相棒のステアリングを握り、一路山梨へ!

12時20分。

お食事処 ぼんちに到着。

190503omu8.png


幸い満車だった店の前の駐車場がすぐに空き、相棒を停めて古民家風の店内へと足を運ぶ。

190503omu2.png



中はかなり広く、多くのお客さんで賑わっていたが待つことなく席を確保。
そして、周りを見渡して度肝を抜かされる。

どのお客さんの前にも、こぞってデカ盛りの料理が並べられている。

さすがデカ盛りの聖地。
デカ盛りを注文しないといけないのだろうか???

いやいや。
デカ盛りに挑戦しにきたのではなく、オムライスを食べに来たのだから。
自分にそう言いきかせてオムライスと餃子を注文。

それにしてもデカ盛りの量はハンパない。
となりでは、あんかけ焼きそばを前に天を仰ぐお客さん。

190503omu5.png


たくさんのサインが飾られた壁には「大盛りですがお一人様一品でお願いします」の文字。

190503omu6.png


まあ、普通はそうなんだろうなあ。

そうこうしていうちにオムライスが到着。

190503omu7.png


えっ!

で、でかい!!
コロッケが妙に小さく見える。

190503omu13.png


これ、並盛りだよなあ……。
22cm×17cmくらいの大きさ。
しかも、まるまるとしている。

190503omu12.png


うーむ。
この後に餃子も来る。
これは心して食べねば。

よーし、一気に食うぞー!
MAXさんの「味わったら負ける」の言葉が頭に浮かぶ。

190503omu10.png


ケチャップライスの味はけっこうあっさりとしている。
よし、これなら行ける!
先ずはキャベツの千切りとトマトを片付け、いつもならひとくちひとくち味わって食べるオムライスを飲むようにかっ込む。

あと数口で終わりの時点で、「遅くなっちゃってすみません」のおかみさんの声とともに餃子が運ばれてきた。


190503omu11.png

……。

な、なんじゃこりゃー!
当たり前のように皿からはみでる巨大餃子。


190503omu14.png


全部で5個なんだけど、1個がでかい。
いや、でかすぎる。

味はちょっと甘めで濃いめ。
これなら何もつけないでよい。

1歩、また1歩と山に登るごとく、1個、また1個と食べ進める。

餃子 → もぐもぐ → 水。
餃子 → もぐもぐ → 水。
餃子 → もぐもぐ → 水。
餃子 → もぐもぐ → 水。
餃子 → もぐもぐ → 水。

ひたすらこれを繰り返し、最後にオムライスの付け合わせにあったバナナを食べて完食。

190503omu9.png


「いやあ、大盛でりでなくてもすごい量ですねえ……」
会計を終えて若き店主と言葉を交わすと、
「帰り道で飲んでください」
笑顔で缶コーヒーをくださった。

190503omu15.png


ありがたくいただき、山の緑を横目に帰路につく。

190503omu4.png


食の楽しみ方。
それはいろいろ。
間違いなく言えるのは、ぼんちは「明るさと活気に満ちあふれている」ということ。

「おなかが空いたから食べること」と「目的をもって食べるのこと」は明らかに違う。

店もそうだ。
「おなかが空いたから入る店」と「おなかをすかせて入る店」はまったくの別物だ。

よーし、今日は食うぞー!

とにかく、食う!
そして、思い切り食べることのできる幸せ。

全国の多くのお客さんに愛されるデカ盛りの聖地、ぼんち。
甲府盆地に位置するこの地は「幸せエネルギー」の発信源である。

それと今回、改めてフードファイターのすごさを実感した。

よーし、次回は挑戦してみるか!


■ お食事処 ぼんち (ぼんち食堂) 食べログ情報
・電話:055-276-7238
・住所:山梨県甲斐市富竹新田457-1
・交通手段:竜王駅よりタクシー(竜王駅から1,536m)
・営業時間:11:00~14:00ラストオーダー 17:00~20:00ラストオーダー
・定休日:不定休

190503omu17.png

● フードファイターMAX鈴木テーマソング『MAX』



セブンイレブン 玉子を味わう!ふわっとろオムライス - 2019.04.21 Sun

今日はセブンイレブンの新作オムライスの紹介。

「最後のnだけ小文字のロゴ」に、「朝(夜明けの空の色を表す上のオレンジの線)から夜(夕方を表す下の赤い線)まで、あなたのオアシス(砂漠のオアシスを表す中央の緑の線)になります」の意味を込めた3本線。

190421omu1.png


お弁当コーナーにずらりと並ぶ、「玉子を味わう!ふわっとろオムライス」。

190421omu2.png


いやあオムライス好きにはたまらない爽快なながめだ!

どれにしようかな、神様の言う通り、なのなのな。

その中のひとつをチョイスして購入。

190421omu6.png


WEBの商品紹介には次にように書かれている。

洋食の定番、オムライスです。
玉子は1食ずつ鉄鍋で焼き上げて、ふわとろな食感に仕立てました。
牛すじと野菜の旨みがつまった濃厚なデミグラスソースと組み合わせました。

ご飯とソースが別の容器に入ったタイプ。

190421omu4.png

190421omu3.png


では、ご飯にソースをかけて、いっただきま~す!

190421omu5.png


おー!

ソースにコクがあり、その名の通り、たまごも存在感抜群。

おかげで、ご飯はちょっと脇役っぽくなるけど、こうやって食べたいときに簡単にオムライスが食べられるなんて、ほんとコンビニエンス!

さあ、新作オムライスを実食してみませう!!


さて。
おなかがふくれたところで……。

今、キャンディーズのアン・ドゥ・トロワを聴きながら記事を書いている。

アン・ドゥ・トロワ。
1977年9月にリリースされたキャンディーズの15枚目のシングル。
作詞:作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎のこの曲。
キャンディーズファンだった中学生のボクにとっては、彼女たちの「解散宣言」の衝撃の後にリリースされた思い出に尽きない1曲である。

フェアレディZ。
オムライス。
理屈抜きに好きになれた、あの頃の自分の価値観を大切にしたい。
今はそれがボクの信条。

この曲も、もちろんそのひとつ。
(スーちゃんファンで始まり、ランちゃんファンになり、今ではミキちゃんがいいと思うボクは浮気者??)

当時、洋楽に目覚め、Beatlesをはじめ、KISSやQUEEN、あるいはABBAやNolansに聞き入ってボクにとって、日本の音楽は複雑な存在だった。

小学校時代に、年上の従妹の影響を受けて井上陽水と吉田拓郎。
彼らは「ヒーロー」と言うより神。

フォークソング、そしてニューミュージック。

「日本人は年をとったら演歌を聴くようになるんだよ」
同級生に言われたその言葉に対して、
「何バカなこと言ってんだよ」
演歌や懐メロを卑下し、フォークソング、ニューミュージック,、海外ミュージックを聴きながらそう笑い飛ばしていた自分。
洋楽はもちろん、フォークやニューミュージック、それに歌謡曲だって演歌とはまったく違うかけ離れた音楽だった。

でも、今聴くと……。

あれ?

なんか、演歌っぽくない?

キャンディーズの歌い方のせい?

それとも、吉田拓郎=演歌?

森進一の襟裳岬も作曲は吉田拓郎だし……。

気になって仕方がなかったら、こんな動画を見つけた。




た、たくろーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

そうそう、話は変わるけど、以前「とあるインターネットTVの収録で青山一丁目に」と書いたのはこちらのこと。

AGARUTVの、もりメシ( ← リンク )

190421omu8.png


放送は先月だったけど、オンデマンドで見ることができるので、ぜひご覧ください!

では、名曲、アン・ドウ・トロワを!!

●キャンディーズ アン・ドウ・トロワ




190421omu7.png

ダッキーダック ららぽーと豊洲店 - 2019.04.18 Thu

豊洲でオムライススタジアム関東甲信越代表を堪能

190417omu2.png


---------------------------------------------------------------------------------------

あの大会が帰ってくる。

4年前の2015年、愛知県にある「洋食のことこと屋」が提供する「トロトロ玉子のオムハヤチーズハンバーグON」の優勝で幕を閉じたあの大会。

その名は……、

カゴメオムライススタジアム ( ← リンク )

国内でオムライスを提供している飲食店舗対象に、出店公募を実施し地方大会を開催。
各エリアで勝ち上がった店舗が全国大会に出場し、一般のお客様による投票でグランプリを決定するオムライスの祭典。

今回の全国大会は、5月18日(土)~19日(日)に「アーバンドック ららぽーと豊洲シーサイドデッキ」で開催される。

190419omu10.png


先日、各地区の代表が決定。
王者「洋食のことこと屋」は、「生クリームたっぷりのオムストロガノフトロトロポークのせ」で、今回も東海代表の座を勝ち取った。

他にも美味しそうなオムライスが全国から集結する中、我らが関東甲信越代表に選ばれたのはこの2品。

・「ダッキーダック」出品の「とろーりラクレットチーズのスコッチEGGオムライス」
・「ご当地グルメレストランLAUNA(ラウナ)」出品の「おいしい魔法のオムライス」

前者は「東和フードサービス」がチェーン展開する店で、開催地の豊洲にもある。
後者は神奈川県横須賀市に所在する店舗だ。

これはさっそく食べないと。

ということで、先ずはダッキーダックのオムライスを実食することに。

いったいどんなオムライスなのか?

カゴメオムライススタジアムでは、次のように紹介されている。

チキンライスソースはトマトペーストとトマトケチャップを大釜で煮詰めることでコクと甘さを引き出します。
子どもに人気なスコッチEGGと豊洲マダムに話題のラクレットチーズで、インスタ映えとボリュームが自慢のオムライスに。

190419omu11.png
出典:カゴメオムライススタジアム


4月13日の夜、ららぽーと豊洲にある、ダッキーダック ららぽーと豊洲店を訪問。

190417omu8.png


建物に入り、3Fにある飲食街の一角に位置する店に到着。

190417omu4.png


入口には、堂々と、オムライススタジアム関東甲信越代表の掲示が!

190417omu6.png


案内された窓際の席にすわりお目当てのオムライスを注文。
さすが「ららぽーと」、店内は大勢のお客さんで賑わっており店員もお忙し。

と、細かいことだけどあることに気がついた。

それは品名。

オムライススタジアムには「とろーりラクレットチーズのスコッチEGGオムライス」とある。
で、入口の掲示に書かれているのは「とろーりラクレットチーズとスコッチEGGのトマトオムライス」。
更に、WEBサイトのメニューには「スコッチEGG&ラクレットチーズのトマトオムライス」の名が。

うーむ。

言わんとするところは同じだから、ま、いいか。

190417omu1.png


豊洲の夜景に見入っているうちにオムライスが到着!

190417omu3.png


おー!
美しい!!
確かにインスタ映えする。
これには食欲全開!

加えて、一気に押し寄せる濃厚なラクレットチーズの香りが全開の食欲に輪をかける。

更に……。

190417omu7.png


スコッチEGGをナイフで切ると、とろーっとした黄身が食欲のレッドゾーンをぶっちぎる。

190417omu5.png


チーズ、たまご、ケチャップライス、トマトソース、スコッチEGG。
それぞれを味わいながら食べるのもいいが、混ぜ合わせて食べるとさらに美味しい。
ボリュームもたっぷりでおなかも満足。

強敵がそろう中、ホームの地の利を生かしてどう戦うか。

全国大会が楽しみだ。

がんばれ、関東甲信越代表!!

■ ダッキーダック ららぽーと豊洲店 食べログ情報
・電話:03-6910-1430
・住所:東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲 3F
・交通手段:地下鉄有楽町線豊洲駅 徒歩3分
        ゆりかもめ豊洲駅 徒歩3分
・営業時間:11:00~23:00
・定休日:不定休(ららぽーとに準ずる)

190417omu9.png

ローソン&テイクアウト情報 - 2019.04.09 Tue

桜咲く散歩道。

190409omu1.png


日本の春を満喫。

190409omu2.png


「次はおじいちゃんの番だよ!」
通りすがりの家から漏れ聞こえる幼児の明るい声。

元気に育てよ!
見えない姿に心で叫ぶ。

そして、そんな会話を耳にしてふと思う。

小さい子どもは可愛い。
でも、子どもが小さいうちは、外食もままならない。
食べに行きたいけど行けない……。

同時に、最近知人が口にした言葉が脳裏に浮かぶ。

「わたし今、オムライスロスなんです……」

食べたいけど食べられない。

そうかあ。

そうだよなあ……。

事情によっては、思うようにならないことがあるのは人の常。

でも何とか解決策を。

そう、店で食べるオムライスもあるけど、テイクアウトして家で食べるオムライスもある。

そんなことを思っていたら、無性にテイクアウトのオムライスを食べたい衝動にかられた。
一体、年に何回同じ衝動に駆られることか……。

散歩の帰りにローソンに立ち寄る。

190409omu3.png


購入したのはこちら!

190409omu5.png


トマトソースのふんわりオムライス。

ふたを開けるて、たまごとソースの共演を堪能!
パセリがいいアクセントになっている。

190409omu6.png


では、いっただきま~す!!

190409omu7.png


鶏肉とタマネギのチキンライス。
トマトソースは甘くてコクがある。
このオムライスは、ご飯とたまごとソースをよーく混ぜて食べると味の広がりも増して美味しい。

持ち帰り、家でゆっくり食べるオムライス。
こういうオムライスもいいものだ。

ということで、テイクアウトのオムライスの紹介を!
(神奈川県内限定であしからず……)


先ずはこちら!

デニーズ ( ← リンク )

190409omu8.png


照り焼き、好きです!
たまごかけご飯、好きです!
トロ―リチーズ、好きです!
そんな日本人の嗜好を詰め合わせたオムライス。

続いてはこちら!

ガスト ( ← リンク )

190409omu9.png


デニーズには負けじと頑張っているファミレスのガスト。
ガストのオムライスは先日紹介したけど、こちらも企業努力が生み出した逸品!

GRILL DINER301 ( ← リンク )


次はファミレスから様相を転じて。

横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅から徒歩5分にあるお洒落空間が提供するオムライス。
テイクアウトメニューは、こちら ( ← リンク )

190409omu10.png


最後はこちら!

洋食ふたみ ( ← リンク )

190409omu11.png


JR逗子駅から徒歩6分、京浜急行線新逗子駅から徒歩3分にある洋食屋のオムライス。
オムライスセットの弁当も豊富にある。
砂浜で海を眺めながら食べるのもいいかも(トンビに注意)。

その他の有名どころでは、横浜そごうにあるたいめいけんや、二俣川の西友にあるおむらいす亭などもテイクアウトできる。

調べれば、きっといろいろとあるよね!

オムライスロス……。

いやいや、オムライスはすぐそこにある!!

つながり
ぬくもり
まごころ

笑顔でオムライスを食べよう!!

みなさまの街のテイクアウト可能なオムライスがあったら、ぜひ教えてください!

Have a nice omelet rice!

190409omu4.png


最後に、以前書いたデニーズのストーリーを。


一輪の真心

「いらっしゃいませ!デニーズへようこそ」
 ドアを開けた武井健一を、弾ける笑顔が出迎えた。
 自然と笑みがこぼれる。健一は指を2本立て、"ふたり"と合図を送った。

 会社からたっぷり2時間半はかかる地方都市にある和菓子店との商談。
 早めに現地に行って15時からの商談に備えよう。そんな考えで、昼食がてら和菓子店がある商店街のデニーズに飛び込んだ。

 笑顔の案内に従い、入社2年目の神山真吾とともに窓際の席につく。
 昼のピーク時間を過ぎたせいか、比較的すいている店内にはゆったりとした空気が漂っている。

「すみませんが、先にちょっとトイレに行ってきます」
 真吾の言葉に、遠慮するなと頷きパソコンを取り出す。

 デニーズへようこそ、か……。
 さて、どうやってお店の特徴を出そう……。
 和菓子のネット販売。他との差別化を図るために何か訴えるものがほしい。
 送料無料? 翌日配送?
 いや、どれもありきたりだ。画龍点睛を欠く。どうしたものか……。

「すみません、おまたせしました」
 ぺこりとお辞儀をすると、トイレから戻った真吾は静かに椅子を引いて健一の向かいに腰かけた。

「早く食べたいだろ」
「はい、もう、お腹がすいちゃって……」
「ここはおごるから、好きなものを頼め」
 そう言いながらメニューをめくる健一。その目に、”オムライス”の5文字が微笑みかける。
「どうしたんですか?」
 思わず「あっ」と漏れた声に、真吾が反応した。
「いやあ、あるんだな、デニーズにも。オムライスが」
「あ、知ってますよ。武井さんがオムライスに目がないって。今度美味しい店に連れてってくださいよ」
 真吾もメニューのオムライスのページを開き、それに見入った。
「美味しそうだなあ……。ボクもオムライスにしようかなあ……」
「別に合わせなくてもいいぞ」
「いや、そういうわけではなくてですねえ……」
 真吾の目を見やる。どことなく遠い目が、5月の午後に揺れている。

「もう何年も食べてないんですけどね……」
「じゃあ、呼ぶよ」
「あ、はい、お願いします」
 健一はテーブルの呼び鈴を押した。

「子供の頃、母親がよく作ってくれたんです。オムライス」
 頬杖をつきながら、真吾はぼんやりと天井に目を向けた。
「それがすごく美味しくて。大好きで。大体は休みの日の昼飯だったんですけどね」

「そう言えば君のおかあさんは……」

「はい。女手ひとつでボクを育ててくれまして。大学まで出してくれて。きっと、神様が休めって言ってくれていたんだと、今はそう思うようにしています」

 それからしばらく、沈黙の時間が続いた。

 注文を終え、やがて出来たてのふわふわオムライスがふたつ、ふたりのもとに運ばれてきた。

「いやー、本当に美味しそうですね!武井さんがオムライスにはまるのもわかる気がします!」
「そうか」
「うん、美味しい!チーズとタマゴがいい感じですね!」
「おー、うまいうまい。意外だな、デニーズのオムライスは盲点だったな。眼中になかった。ところで、君のお母さんはどんなオムライスを作ってくれたんだい?」
「はい、典型的な家庭のオムライスです。こどもに生のタマゴはよくないって、しっかり焼いた玉子焼きに包まれていて、その上にケチャップでいろいろな言葉が書かれていまして。あるときは『おかあさんスペシャル』とか、またあるときは『HAPPY!』とか」

“ こどもの頃から母親似って言われるんです ”
 健一は、幸せそうにオムライスを口にする姿を見て、真吾のそんな言葉を思い出していた。
 どことなく中性的な顔立ちの真吾の瞳の中で、思い出が駆け巡っている。
 こいつの優しさときめ細かさ、それと人懐っこさは母親譲りだな……。
 苦労にもめげず、うらみもせず。
 こういうやつは、本当に報われてほしい……。
 年の離れた弟を見るような、そんな眼差しが真吾を見守る。

 おかあさんのオムライスか……。
 オレもよく作ってもらったっけ。
 デパートのレストランにも連れて行ってもらって、国旗の立ったお子様ランチのオムライスを食べたよなあ……。

「今日は母の日ですね……」
 真吾につられて思い出にふける健一の耳に、何気ないつぶやきがこだました。

 母の日。

 そう言えば、小学校の時に学校からカーネーションを持って帰って以来、この日を意識したことなんてなかった。

 孝行のしたい時分に親はなし。
 よく言ったものだ。

 母親の笑顔が脳裡に浮かぶ。

 と、そのとき、

 健一の中で、母親の顔と、和菓子店の女将の顔がオーバーラップした。

「そうだ神山!」
 健一の目が輝く。

「それで行こう!和菓子のネット販売。カーネーションの絵をあしらった便箋に、女将さんに手紙を書いてもらって入れよう。一言でいい。君のおかあさんがオムライスにケチャップで書いてくれたように。店売りの方も女将さんの人柄が人気でリピーターが増えている。あの人の人柄や真心は、きっとネットを通じてでも伝わるはずだ」
「それ、いいですねえ!」
 真吾が身を乗り出す。
「15:00までにはまだ時間がある。よし、企画を詰めるぞ、神山!」
「はい!」

 ブラインド越しに降り注ぐ夏への準備を進める午後の穏やかな陽光が、テーブルに満ちあふれる。

「武井さん、女将さんにカーネーションを買って行きましょうよ」
「おー、ナイスアイデア」
「何の疑いもなく、あなた方に全部任せるからって、女将さんはボクたちにとってはおかあさんみたいなもんですもんね」
「さすが神山。その通り」

 健一はパソコンの企画書ファイルを開くと、一文字一文字、力強くキーを叩いた。

“ カーネーションプロジェクト   ~ 一輪の真心を和菓子に添えて ~ “

 まるで、ほっぺたにご飯粒をつけながらおかあさんのオムライスを頬張る子供のように、パソコンの画面に食い入るふたり。

 生命を吹き込まれた文字が言霊となり、パソコンから飛び出す。

 一輪のカーネーションが宙を舞い、リインカーネーションと溶け合う。

 健一の母も、真吾の母も、真心の文字の中で楽しげに踊っている。

 輪廻に宿る永遠の真実。

 真心が、時空を超えて、伝播する――。

carnations_0912101-300x300.gif

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Omunao

Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

★このサイトはリンクフリーです

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (6)
表紙 (1)
食レポ&ストーリー (124)
競馬関連 (23)
その他 (508)
オムライス選手権 (55)
ストーリー (78)
Ecxel画 (14)
オムライス情報 (212)
お菓子 (107)
ケチャップ (0)

オムライスのかず

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR