topimage

2019-02

さあ、物語のはじまりだよ - 2037.12.24 Thu

このブログの表紙です。
自分の初心を忘れないように、いつも一番最初に表示するようにしました。

通常の記事はこの記事の次(下)からになります。。

2013/7/2 omunao



オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても 優しいひびき

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても なつかしい

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても ふわふわ わくわく

さあ さがしに行こう

  あの日の思い出を抱いて

さあ 食べに行こう

  素敵な明日をむかえるために


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レストランフルヤ - 2019.02.17 Sun

昭和一の観光名所でいただく、昭和の宝の詰め合わせ

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平成も間もなく終わりを告げようとしている。
平成最後の冬。
連想で思い出すのは、昭和最後の冬。
あのときは謹慎ムードに包まれて、井上陽水さんの日産セフィーロのテレビCMで「みなさんお元気ですか」のセリフが口パクになったっけ。

そういえば、昭和が終わりを告げた冬に、「昭和で一番の観光名所に行こう。それはどこだろう?」の自問自答で行ったところがあった。
その地の名は、熱海。

京浜地区からは距離的にも手ごろな観光地であるため、ご多聞に漏れずボクも何回行ったことだろう。

平成最後の冬に訪れる昭和一の観光名所。
オムZ、発進!

午前11時40分、熱海駅前に到着。
日曜日の昼下がりとあって、さすがに混んでいる。
駅前の駐車場はどこもほぼ満車。
運よく待つことなく停めることができた。

新幹線を正面に見つつ駐車。

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熱海駅を横目に、一目散に目的地へと向かう。

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向かった先はこちら!

駅前にある、レストランフルヤ

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おー!
なつかしい!!
まさに昭和!!!

ショーケースも昭和感満載。

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さっそく店内に、と思いいや、あいにくの満席。
しばし店外の丸椅子に座って待つことに。

「寒いからこれをかけて待っていてください」
フロアの女性がひざ掛けを手渡してくれる。
こういった心遣いはとてもうれしい。

ひばらくして席が空き、店内に。
注文は外で待っている間にすでに済ませてある。

腰を落ち着けて、4人掛けテーブルが4つの店内を見渡す。

予約専用の2F席には螺旋階段であがる。

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いいなあ、これ。
この、一見「ムダ」と思える贅沢。

何で螺旋階段?
だって、昭和だもん!
ゴージャス感を出さないと。
このセンスは、小林幸子さんの紅白の衣装に通じるものがあるのかもしれない。

まあそれはそれとして、これでもかと押し寄せる昭和感を満喫。
店内の雰囲気はもちろん、かかるイージーリスニングの曲や演奏の曲調もなつかしい。
ムーンリバー、ジェームスボンドのテーマ、大きな古時計、……。

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そうこうしているうちにオムライスができあがり運ばれてきた。

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ラグビーボール型ではなく丸型のオムライスで、付け合わせに福神漬けがついている。
お皿に書かれているちょっとかすれた「レストランフルヤ」の文字が、歴史と確かな息づかいを感じさせる。
では、福神漬けを乗せて。

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いい具合にきれいに焼かれたたまごとケチャップのシンプルなコントラストが食欲をそそる。

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いったっだきま~す!

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具材はタマネギ、マッシュルーム、チキン。
中のケチャップライスは、ちょっと塩加減が強いと感じるが、食べ進めるうちにたまごとケチャップとの相性が増してきて、やさしさにあふれた味が喉を通過して行く。
決して見た目には美しいとは言えないオムライスだが、この丸さが逆にあたたかみとより一層の親近感を与えてくれる。
これぞ、洋食職人の心意気。

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食べ終わり、ほっかほっかの心で寒空の下へと出る。

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店外の看板に「TOMIYA COFFEE」の文字。
1932年(昭和7年)創業の静岡県の老舗、「トミヤコーヒー」 ( ← リンク ) のコーヒーを取り扱っているのだろう。

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昭和の高度成長期時代の頃を彷彿とさせる看板。
お父さんたちは猛烈社員でガンバって郊外の新興住宅地に家を建てる。
そして、休日は新幹線で家族そろって熱海旅行。
温泉芸者を呼んだ熱海の社員旅行なんていうのもあったのだろう。
この絵に合う新幹線は、カモノハシのような700系ではなく、初代の0系だ。

昭和の時代にそんなふうにキラキラと光っていた熱海は、バブルの崩壊とともに人気を落としてしまう。
「お笑いウルトラクイズ」の聖地、つるやホテルは2001年に廃業。
過去の栄光にすがっているわけではないのであろうが、一気に時代に押し流された感のある熱海人気の凋落は、郊外型のショッピングモールにとって代わられた駅前デパートの姿とダブる。

しかし、今、熱海人気は回復の兆しを示している。
原点回帰の花火大会を充実させることなどで若年層のお客さんが増えつつあるという。

確かに商店街も若者も多く含んだお客さんで賑わっている。

レストランフルヤの前にあった看板と同様のものがここにも。
「伝統のある観光地である」という自分たちの特徴を活かした、レトロ感を大切にした看板。

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お、おっぱいタオル?

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そんな熱海の中で開業以来55年の歴史を誇るレストランフルヤ。

会計の際に、あれこれ懐かしさや美味しさのお礼を述べていたら、これをいただいた。
「よかったら手帳のマークにでも使ってください」

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5ミリほどの大きさのお土産。
たった5ミリではない。
大海原のように、やさしく微笑んでくれる5ミリ。
それは、心が込められた大きくて大切な5ミリ。

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レストランフルヤ。
そして、熱海。
ここには、日本や家族の繁栄のために駆け抜けてきた人々の心である「昭和の宝」が詰まっている。

■レストランフルヤ 食べログ情報
・電話:0557-82-4048
・住所:静岡県熱海市田原本町8-9
・交通手段:熱海駅より徒歩52秒
・営業時間:11:00 ~ 17:00
・定休日:不定休

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かぼちゃのNABE - 2019.02.04 Mon

おとぎの世界でいただく夢の詰め合わせ

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今までいろいろな記事を書いてきたけれど、思い起こせば、2014年9月24日に、こんな記事を書いた。
かぼちゃに因んだ記事 ← ( リンク )

この記事の中に登場する、かぼちゃのNABE  ← ( リンク )

この店のオムライスは、2015年に行われたカゴメ主催の「キングオブ静岡オムライス2015」 ← ( リンク ) の東部・伊豆地区で見事1位に輝いた。

とにかく、理屈抜きに美味しそうなオムライス。
今年はカゴメのオムライススタジアムもあるし、タイミング的にも行くのにちょうど良い。
さあオムZ、出番だ!

午前8時。
ガソリンスタンドで給油を済ませ、いざ御殿場へ!
東名高速で行ってもよいが、ちょっと早く着きすぎるので国道246号線を西へと向かう。
途中、楽しい高速コーナーもあるし。

幸い渋滞もなく9時40分に御殿場に到着。
開店は11:30。
まだ随分と早い。
相棒を御殿場駅前の市営駐車場に停めて、ウォーキングついでに付近を散策することに。

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先ず向かったのは、富士山!
と言っても、もちろん、ここから富士山に歩いて行かれるわけがない。
正確に言うと、先ず向かったのは富士山のある方角。

なぜ富士山?

そう、威風堂々とした真白き富士山があまりにもきれいだったから。
日常生活に富士山があるこの地。

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毎日、いろいろな姿の富士山を拝めるのだろうが、このような冬晴れの日の美しい富士山はどれほどあるのだろうか。
30分ほど歩いたところで雪化粧の富士山を一枚(うーん、電線がじゃまー)。

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雄大な景色を見ていると、こころ安らぎ、日常の些末な事柄がどうでもよいことのように思えてくる。
日本で一番高い山が、山脈にある山々ではなく、他とは一線を画し美しさを誇るた富士山であることには何か意味があるのではないだろうか。
孤高の山。
いや、凛とした神々しさを備えた山。
進むべき道を示唆してくれる山。
富士山を間近に見られる環境にいることに、感謝。

しばし富士の嶺を眺めたあと来た道を引き返す。
富士山を背にした帰り道の景色が、これまた良い。
美しい山にローカル色豊かなのどかな佇まい。

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いいなあ、こういう風景。
建設中の新東名。

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区間延長工事が終わったら、西に行くのがますます楽になる。
完成の暁には相棒と突っ走りたい。

散策を終え御殿場駅に戻る。

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駅構内に足を運ぶ。
電車の発車時間の掲示を見ると、1時間に1本程度の運行。

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乗り遅れたら大変だろうなあ。
そんなことを思いつつ出口の表示を見やる。
東西南北ではなくこのような名前になっている。

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観光客にわかりやすい名前にしているのだろうか。

それは良しとして、開店の時間になったところで目的地へと向かう。

こちらは駅の近くにある寿司・うなぎの店、妙見。
昭和10年創業なので今年で84年目になる老舗だ。

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ほどなくして「かぼちゃのNABE」に到着!

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開店間もなくのせいか、先客はいない。
入口付近の席にすわり、さっそくサラダとドリンク付きの10時間オムライスランチを注文。
できあがりを待ちながらラップミュージックの流れる店内を見渡す。

4人掛けのテーブルが3つに2人掛けのテーブルが4つ。
さすがほとんどが女性客かカップルというだけあって、店全体が清楚な雰囲気にあふれている。

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壁にはこんな張り紙が。

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でみパン?

でかパンのはみパン?
白い富士山型パンツ?

いや違う。

ガーリックトースト?

おー!
美味しそう!!
パン自体もそうだけど、なんかこの字体が妙にそそる。

ここは勢いが大切。
追加で、でみパンを2本注文!!

一方の壁にはこんなことが書かれている。

10時間オムライスの作り方
①ごはんはにんにくとトマトとひみつのスパイスで炒める
②たまごはふわとろ半熟タンポポオムライスに!!
③中にとろ~り〇ー〇”を入れて
④ビーフシチューをた~っぷりかけたら
⑤はちみつクリームソースをとろ~りとかける
できあがり

なるほど!
読んでいるだけで待ちきれなくなる。

その美味しさゆえに、メディアで頻繁に取り上げられているのが数々のサインでもわかる。

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もうガマンの限界!

と、そこにサラダとアイスコーヒーが運ばれて来た。

よかった。
何か口にしないと蛇の生殺し状態になるところだった。

こちらが「まっくろドレッシングサラダ」。

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「まっくろドレッシング」とは黒ゴマの香ばしさが効いたドレッシング。
この味は新鮮!
新感覚でとても美味しい。
これはオムライスがますます楽しみ。

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そして、オムライスとでみパンが到着!!

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富士山のように、美しくかつ存在感のあるオムライス。

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ではさっそく……。

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肉はやわらかいので木のスプーンで簡単にほぐれる。
そして何より、ビーフシチューとトマトガーリックライス、それにはちみつクリームソースのオーバーラップが秀逸。
瞬間的に、ボクの中で公式が出来上がる。

ビーフシチュー + ガーリック + はちみつ = 最高じゃん!

これにチーズとたまごが相まって「つなぎ」のような役目を果たし、味にさらなる深みを加えている。

つまり、( ビーフシチュー + ガーリック + はちみつ ) × ( チーズ + たまご ) = めっちゃやばい!!

そしてでみパンが追い打ちをかける。

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うっ!

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( ビーフシチュー + ガーリック + はちみつ ) × ( チーズ + たまご ) + でみパン = 失神!!!!! 

思考回路破壊。
静岡之絶対王者。
我行桃源郷。

いやあ、よかった。
御殿場に来てよかった。
オムライスが好きでよかった。
でみパンに出会えてよかった。
ガーリーーーーーーック!

完全破壊。
まずい。

失われた我を取り戻すべく、オーバーヒートした心身を苦味のきいたアイスコーヒーで冷ます。

数分の時を経てようやく常軌に戻る。

時間は12時を過ぎバタバタと3組が入店。
夫婦2人で経営する「かぼちゃのNABE」はこれから忙しい時間になるのだろう。
満足を胸にお礼を述べて会計を済ませる。
「ところで、この店の名前には何か意味があるんですか?」
帰り際奥さんにそう尋ねると、
「店の名前ですか? 夢に出てきたんですよ笑」
「……」

そうかあ。
夢で見たのかあ。
とても微笑ましく、なぜか嬉しさがこみ上げてくる。

まるで夢の中にいるような「ふんわりとした素敵な時」を提供してくれる店。
唯一無二の一皿のオムライスには、店主の夢やお客さんの夢といったたくさんの夢が詰まっている。

一富士二鷹三茄子。
初夢は富士山が一番。
そんな富士山のおひざ元でいただく、「10時間オムライス」という名の「夢の詰め合わせ」。
幾多の試行錯誤を繰り返した末に出来上がったこの「夢の詰め合わせ」を提供する「かぼちゃのNABE」は、もしかしたら夫婦の夢が作り上げた「おとぎの世界」なのかもしれない。


■ かぼちゃのNABE 食べログ情報
・電話:0550-82-9950
・住所:静岡県御殿場市新橋1969-1
・交通手段:御殿場駅 富士山口 から 徒歩3分
・営業時間:11:30 ~ 14:00 18:00~22:00
・定休日:水曜日

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ジャパンダットサンサービス - 2019.01.29 Tue

今日はオムライスではなく、フェアレディZを巡る旅に。
行った先はフェアレディZ、いや、DATSUNZ(ダッツン・ズイー)好きにとっては「聖地」と言っても過言ではないショップ。
その名は、神奈川県横浜市瀬谷区にある、ジャパンダットサンサービス

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以前、テラノに乗っていたときに、アメリカ名のパスファインダーのパーツを購入して以来の訪問。
早いもので、それからもう25年以上が経過している。

店に向かう階段を上がる前に工場に目をやる。

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うおー!
フェアレディZ31が整備されているではないか!
ボンネットの形状とツートンの色合いからして200ZRかな。
RB20ツインカム24バルブエンジンにセラミックターボが搭載されたモデルで、今見てもカッコいい!
アルミホイルは純正なので、きっと大事に乗られてきたクルマなのだと思う。


早くも高揚する気持ちをおさえて階段を上る。

2階の入口にはひと気がない。
休みかな?

ちょっと戸惑っていると、中から現れた方が店内に案内してくれた。

「どうぞ、おあがりください」
「ありがとうございます」
「クルマは何ですか?」
「Z34です」
「あー、34ですかあ。34のパーツはまったく置いてないんですよ」
「そ、そうなんですか」
「いやあ、売れないんですよね」
「33まではあるんですか?」
「えー。なんせね、34はクルマ自体売れてないですから」
「私はロスアンゼルスに住んでいますけど、まったく見ないです」
そう語るこの方は、日本とアメリカを行き来してこの会社を経営されている大浦さん。

「え、アメリカでもですか?」
「はい。私もZが大好きですから見ると嬉しくなるんですけど、ほんとに見ないです」

アメリカでは今でもZは人気を博していると思っていただけに、その言葉に愕然とする。

どうやら高すぎることが根本的な要因らしい。
いい意味でも悪い意味でも、フェアレディZはその50年の歴史の中で「廉価でスポーツカー気分が味わえるクルマ」のイメージが定着してしまっているのであろう。

そんな話から始まり、大浦さんとの楽しい「Z談議」に思わぬ花が咲いてしまった。

「今、片山さんが来てるので会っていきませんか」
話がひと段落し、そう語る大浦さん。

片山さん?
どういうことだろう?
頭の中で?マークの行進が始まりつつも、大浦さんの後について別の部屋へと向かう。

ん?

おー!

ミスターK!

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そこには、フェアレディZの生みの親、ミスターKこと片山豊さんの等身大のパネルが。
これには感動。

そして、部屋中が宝石箱と化している。

Z34のデザインスケッチ。

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右側はアメリカでのZ1号車の写真。
白いZを赤に塗り替えたそうだ。

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数々のZのミニカー。

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元祖オムZとでも言うべきか、黄色に黒のストライプのZもある!

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ちなみに大浦さんが最初に乗ったZは赤色の中古で、前オーナーは加山雄三さん主演の映画「若大将シリーズ」のヒロイン役で知られる女優の星由里子さんだったとのこと。

「33にも乗ってたんですけど、そのときは久しぶりにレーシンググローブを買っちゃいましたよ」
店内に、照れながらそう話す大浦さんの無邪気な笑顔がはじける。

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その笑顔を見ていて、なぜか幼少の頃の記憶がよみがえってきた。
親に買ってもらった充電式の乗り物(マイカート)に一日中乗っていた自分。
洗濯ばさみのたくさん着いた丸い物干しをハンドル代わりにして遊んでいた自分。
自宅からちょっとはなれたところに置いてあった大好きなクルマを親に黙ってひとりで見に行き、「行方不明になったのでは」と心配をかけた自分。

ボクにとって魅力的なクルマって何だろう。
そして、その魅力的なクルマを運転するって何だろう。

ワクワクすること。
体中の神経を研ぎ澄ましてクルマや外界と対話すること。
思わず、笑みがこぼれてしまうこと。

Z33、34の開発責任者である湯川伸次郎さんは、走り終わったお客様が笑顔で運転席から降りてこられるのがZの一番大事な部分だと述べているが、実感として大いに頷ける。

快適装備なんて、なかったらなかったでそれでいい。
ただただハンドルを握り、アクセルとブレーキを踏んでいればそれで満足。

「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものだ。
ボクがクルマに求めているものは、三つ子のときも今も、まったく変わっていない。
ちなみに、どうでもよい余談だが、子供の頃は「三つ子の魂百まで」の意味を「三つ子は百歳まで生きる」だと思っていた。

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くだらない余談はともかくとして、宝の山を目の前にして話は尽きず、今時珍しい250㎖の缶コーラをごちそうになりつつ結局2時間以上もおじゃましてしまった。

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同じ価値基準や考えで共感し、意気投合できる嬉しさ。
ホント、楽しかった。
またおじゃまするのが楽しみだ。


さて、楽しみと言えば……。

今年は大きなイベントがひかえている。

そのイベントは、まるでオリンピックのように4年ぶりに2度目の開催。

そう、これが開催される!

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カゴメオムライススタジアム

3月に各地区大会が行われ、5月18、19日に豊洲で行われる全国大会へと続く。
今年は店舗部門だけだけではなく、個人部門もある。
個人部門では「オムライス料理の難しさ」といった悩みを解決してくれるレシピを募集している。

はたしてどんなオムライスが登場するのだろう。
ワクワクドキドキ。

よし、決まり!
5月19日はオムZで豊洲へ行こうと、こころに誓う。

タプロ― - 2019.01.23 Wed

談笑あふれる憩いの広場

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1月20日。
この日は、年始から走り続けてくれた相棒の洗車に出向く。

ボンネットを開け、ギッシリと詰まったエンジンルームの状況を確認。

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快音を響かせるVQ37VHR型エンジン。

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フェアレディZに搭載されたそれは、最大トルク:37.2kgf·m) /5,200rpm、最高出力247kW (336PS) /7,000rpmを発する。
さすがに大パワーだけあって、Heritage editionの後輪はADVAN Sportの245/45R18 96Wとワイドなスポーツタイヤの部類なのだが、それでもマニュアルモードの1速でアクセルを踏み込むと、パワー負けして全域に於いて乾いたスキール音が耳を劈く。

パワーが足回りに勝った状態でFR特有のハンドリングとアクセルワークを楽しむか、はたまた絶対的な速さを求めて足回りの強化を図るか、購入前は絶対的な速さを視野に「もう少しパワーを」とECU(Electronic Control Unit:いわゆる電子制御しているコンピュータ)の書き換えや排気系のチューンを考えたりしていたのだが、どうにも悩ましい。

そんなことが頭から離れないのだが、首都高バトルをするわけでもサーキット走行をするわけでもない。

うーむ。

「大人の余裕を」なんて口では言いつつ、いい年していつまでも大人になりきれない自分がいる。
どうにも、単にゼロヨンが何秒だとかゼロヒャクが何秒だとか、パワーウエイトレシオがどうとかだけでクルマを評価していた20歳前後の頃の自分が今でも表出してしまう。

ただ、ひとつだけ言い訳をするならば、「フェアレディZはそう思わせるクルマである」ということだ。

そんなこんなで、このあと相棒とどう付き合っていくか、まあ、それはゆっくりと考えようと思う。

何れにせよ、ホイルを磨いて洗車を完了。
さあ、出かることとしよう!

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洗車の都合でこの日は遠出はせず。
それでも、軽く流すつもりで近隣をうろつく。
向かった先はこちら。

相模線の倉見駅の近くにある洋食屋、タプロ―

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真冬の太陽の下、大きく「オムライス、ハンバーグ」と書かれた看板が燦然と輝いている。

時間は12:00。
ドアを開け店内に。

4人掛けが3つと2人掛けがひとつのテーブル席は満席。
5席ほどあるカウンター席のひとつに陣取る。

さて、何を注文しよう……。

え?
オムライスなのでは?

うん、もちろん、その通りである。

しかし、この店には2種類のオムライスがある。
ひとつは「ふわふわオムライス」。
そしてもうひとつは「とろとろオムライス」。
そう、「ふわとろ」ではなく、「ふわふわ」か「とろとろ」。
その違いはこの通り。

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うーむ、どっちにしよう……。
この日は定番フォルムの「ふわふわ」を選択。
ソースはケチャップかデミグラスを選べるのだが、デミグラスに決定。

注文を済ませ店内に目をやる。

一角に設置されたドリンクバーサーバー。
ランチタイムには料理プラス100円で飲める。

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壁には3枚の色紙が。

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右から、オリンピック選手の伊藤華英さん。
大相撲力士の戦闘竜関。
そして、元ソフトバンクホークスの川崎選手。

そうこうしているうちにサラダが出来上がり運ばれてきた。

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良く冷えた野菜に酸味の効いたドレッシングで、おなかのアイドリングにはもってこい。
一気に食欲が増す。

続いてオムライスとスープが到着!

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なんという美しさ!
筆舌に尽くしがたい、この素晴らしい出来栄え。

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接写!!

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昨年末に紹介した小田原の「洋食 葉椰子」のオムライスが「デミグラスソースに吸い込まれて行く味」ならば、こちらのオムライスは「デミグラスソースが旨味を引き出す味」。
ふわふわのオムライスはほっかほかで、甘みと酸味がいい塩梅に調和されている。
そしてさらに、それらの味を、ちょっと苦味の効いた深いコクのデミグラスソースが旨味へのベクトル合わせをすべく取りまとめてくれている。

いやあ、これは美味しい!
ひとくち、そしてまたひとくちとほお張る度に、嬉しさと元気が体内に取り込まれて行く。

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美味しい上にとても食べやすく、あっという間に完食。
気持ちよく会計へと向かう。

「とても美味しかったです」
フロアの女性にお礼を述べる。
「ありがとうございます」と、明るい声が返ってくる。
自宅兼店舗と思われる建屋から、フロアの女性は奥さんで、調理人がご主人なのであろう。

店名の看板に「since1989」とあるので、そうすると今年はちょうど30周年なのだが、以前は付近の別の場所で営んでいてこの地に来て15年目くらいとのこと。
何れにせよ、地元のみなさんにお客さんに愛されている店であることには違いない。
その証拠に、どのテーブルからもリラックスした談笑が聞こえてくる。
その音量は、店内にはラジオ放送が流れていたのだがその音が聞き取れないくらいだ。
といって、決してうるさいというわけではなく、会話の響きがとても心地よい。
それはおそらく、収容人数が20人に満たない適度な規模だからということもあるのだろう。

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オムライスを提供する店の種類には、いろいろな分類方法がある。
例えば、提供するオムライスの種類。
定番系かのふわトロ系か。

あるいは店のスタイル。
洋食屋、喫茶店、バー、ファミレス等々。

そしてもうひとつ。
ボクの中でとても大事な分け方がある。

それは、言わずと知れた有名店か、それとも、人知れずみなに愛される地元の店かという分類。
有名店を訪れるのもうれしいが、地元のみなさまに愛されている店には、有名店にはないワクワク感がある。
日本中のいろいろな街に、いろいろな姿形をした素敵な店がある。
タプロ―はその典型のような店だ。

穏やかな日曜日の午後に、やさしい日差しの中で過ごすひととき。
その安らぎにも似た時間と場所を提供してくれる店。
そんな店は、道端に咲く一輪の花のごとく、地元のみなさまだけではなく通りすがりの人間にもやさしい。

「ハンバーグもよろしくお願いしますね」
店をでるときの、奥さんのやさしい音色が脳裏によみがえる。

タプロ―には、ずっとこの場でこのまま咲き続けていてほしいと、切に思う。

■ タプロー 食べログ情報
・電話:0467-74-9091
・住所:神奈川県高座郡寒川町倉見617-3
・交通手段:倉見駅から411m
・営業時間:11:00~14:30 17:30~21:00
・定休日:水曜日

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プロフィール

Omunao

Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

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