さあ、物語のはじまりだよ - 2037.12.24 Thu
三幸食堂 - 2023.05.30 Tue
湘南台の発展を見守る笑顔 その1

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ぺピタライオン。
ココペリ。
食の味彩。
そして、今はなきアローム。
湘南台駅の近くにあるお店の記事はいろいろと書いてきた。
これらの店は魅力的だし、大好きだ。
それは間違いない。
しかし、駅からちょっと離れたところにも素敵な店がある。
駅の近くでないとなかなか足を運べない。
そんな立地で永年営んでいる老舗こそ、みんなに愛され続けていることの証。
これから2回に渡って、そんな店の訪問記を記す。
5月20日。
13時10分。
湘南台駅西口より目的の店へと向かう。

この日の目的の店は、三幸食堂
交差点を渡り、藤沢が誇る老舗「古久屋の餃子直売所」と、ジンギスカン屋さんリニューアルした「らーめん家ふじ沢」の間の道を進む。

ん?
何だ、あれ?
駐車場に鎮座する不思議で興味深い乗り物。
の、乗りたい……。

奇妙な乗り物に後ろ髪を惹かれつつ、目的の店に到着!

13時20分。
駅から歩くこと10分、三幸食堂のドアを開け入店。
小上りの4名席がふたつと、4名、5名のテーブル席が各ひとつ。
合計17席ほどの店内に先客は小上りの2名。
そんな中、奥様の案内に従い5名席の一角に陣取り、オムライスと餃子を注文。
ゆったりと過ごす土曜日の昼下がりに、中華鍋を振るうリズミカルな音色がこだまする。

ほどなくして、湯気に包まれたオムライスと中華スープが登場!
うわああ、美味しそう……。

もっと寄ってみよう!

これぞ町中華のオムライス!!

あっさり醤油味のスープ。

先ずは餃子から食べてみよう。
あ、やばっ!
辣油を入れ過ぎた!!

でも、辣油は好きなのでOK!
では、ひと口。
おー!
ジューシーでニンニクたっぷり!!
食べているそばから体中にエネルギーが湧いてくるカンジ。
この店の餃子が人気というのもうなずける。

続いて、いよいよオムライス。
いただきま~す!

うん、おいしい!!!!!
アツアツのケチャップライスの中はひき肉とタマネギ。
ひき肉の脂がご飯に溶け込む大好きな組み合わせということもあり、自然と笑みがこぼれる。
餃子と言いオムライスと言い、多くのお客様に満足と満腹を提供し続けてきた味をしっかりと堪能。
最後にコップの水を飲み干し完食。
ごちそうさまでした!

しばし余韻に浸ったのち、お礼を述べて店を出る。
入れ違いに、佐川急便のお兄さんが店内に。
お仕事、ごくろうさま!
外は抜けるような青空。
五月晴れと呼べる季節もあとわずか。

湘南台駅が開業したのは1966年(昭和41年)。
展望のよい台地にあり、新しい住宅地としてふさわしいとして「湘南台」と名付けられた。
また、開業当時の駅近辺の町名は円行であったが、1984年(昭和59年)に駅名に合わせ湘南台に変更された。
(駅近辺のみの町名変更で、円行の町名はまだ存続している)
三幸食堂が開店してから50年以上の月日が経つ。
かつて、三幸食堂の周辺は農地が多かったが、今ではその跡形もなく住宅地が広がっている。
なので、湘南台の歴史そのものでもあり湘南台の発展を見守ってきた店とも言える。
三幸、それは海の幸・野の幸・山の幸の3つの食べ物の幸。
そしてそれは、お客様・従業員・取引先の3つの幸。
海があって、野があって、山があって、幸がある。
食材を供給する人がいて、作る人がいて、食べる人がいて、幸がある。
三幸食堂を訪れて、自然の恵みに支えられていること、人と人が支えあっていることを、改めて実感。
どれひとつ欠けてはならない大切なものが作り出す大きな大きなトライアングルが、湘南台の青空に光り輝く。


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ぺピタライオン。
ココペリ。
食の味彩。
そして、今はなきアローム。
湘南台駅の近くにあるお店の記事はいろいろと書いてきた。
これらの店は魅力的だし、大好きだ。
それは間違いない。
しかし、駅からちょっと離れたところにも素敵な店がある。
駅の近くでないとなかなか足を運べない。
そんな立地で永年営んでいる老舗こそ、みんなに愛され続けていることの証。
これから2回に渡って、そんな店の訪問記を記す。
5月20日。
13時10分。
湘南台駅西口より目的の店へと向かう。

この日の目的の店は、三幸食堂
交差点を渡り、藤沢が誇る老舗「古久屋の餃子直売所」と、ジンギスカン屋さんリニューアルした「らーめん家ふじ沢」の間の道を進む。

ん?
何だ、あれ?
駐車場に鎮座する不思議で興味深い乗り物。
の、乗りたい……。

奇妙な乗り物に後ろ髪を惹かれつつ、目的の店に到着!

13時20分。
駅から歩くこと10分、三幸食堂のドアを開け入店。
小上りの4名席がふたつと、4名、5名のテーブル席が各ひとつ。
合計17席ほどの店内に先客は小上りの2名。
そんな中、奥様の案内に従い5名席の一角に陣取り、オムライスと餃子を注文。
ゆったりと過ごす土曜日の昼下がりに、中華鍋を振るうリズミカルな音色がこだまする。

ほどなくして、湯気に包まれたオムライスと中華スープが登場!
うわああ、美味しそう……。

もっと寄ってみよう!

これぞ町中華のオムライス!!

あっさり醤油味のスープ。

先ずは餃子から食べてみよう。
あ、やばっ!
辣油を入れ過ぎた!!

でも、辣油は好きなのでOK!
では、ひと口。
おー!
ジューシーでニンニクたっぷり!!
食べているそばから体中にエネルギーが湧いてくるカンジ。
この店の餃子が人気というのもうなずける。

続いて、いよいよオムライス。
いただきま~す!

うん、おいしい!!!!!
アツアツのケチャップライスの中はひき肉とタマネギ。
ひき肉の脂がご飯に溶け込む大好きな組み合わせということもあり、自然と笑みがこぼれる。
餃子と言いオムライスと言い、多くのお客様に満足と満腹を提供し続けてきた味をしっかりと堪能。
最後にコップの水を飲み干し完食。
ごちそうさまでした!

しばし余韻に浸ったのち、お礼を述べて店を出る。
入れ違いに、佐川急便のお兄さんが店内に。
お仕事、ごくろうさま!
外は抜けるような青空。
五月晴れと呼べる季節もあとわずか。

湘南台駅が開業したのは1966年(昭和41年)。
展望のよい台地にあり、新しい住宅地としてふさわしいとして「湘南台」と名付けられた。
また、開業当時の駅近辺の町名は円行であったが、1984年(昭和59年)に駅名に合わせ湘南台に変更された。
(駅近辺のみの町名変更で、円行の町名はまだ存続している)
三幸食堂が開店してから50年以上の月日が経つ。
かつて、三幸食堂の周辺は農地が多かったが、今ではその跡形もなく住宅地が広がっている。
なので、湘南台の歴史そのものでもあり湘南台の発展を見守ってきた店とも言える。
三幸、それは海の幸・野の幸・山の幸の3つの食べ物の幸。
そしてそれは、お客様・従業員・取引先の3つの幸。
海があって、野があって、山があって、幸がある。
食材を供給する人がいて、作る人がいて、食べる人がいて、幸がある。
三幸食堂を訪れて、自然の恵みに支えられていること、人と人が支えあっていることを、改めて実感。
どれひとつ欠けてはならない大切なものが作り出す大きな大きなトライアングルが、湘南台の青空に光り輝く。

中華料理 松楽 - 2023.05.21 Sun
道一筋、東林間の地に宿る心意気

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2023年5月13日、14時。
小田急線東林間駅東口に降り立つ。

この日の目的地は、駅前から続くシャンテ大通り沿いにある、中華料理 松楽

一直線の道を進み、5分ほどで到着。

松楽は東林間で40年以上営まれている老舗だが、割と最近移転してきたので、店舗兼住宅の建物は新しくてきれいだ。

14時5分、入店。
4人掛けのテーブル席が3つとカウンター6席の店内には、先客が2名。

オムライスを注文し、出来上がりを待つ。

角に置かれたテレビのチャンネルは、土曜日の中央競馬中継に合わされている。
平日の多忙を忘れ娯楽に興じることができる、平和な休日の午後のひととき。
厨房でご主人が中華鍋を振るう音が、より一層ここちよく耳に溶け入る。
辺りを見回す。
壁には、阪神タイガースのカレンダーが。

阪神ファンなんだね、なんて思っていたら、
おー!!
岡田監督のサインだあ!!!

そうこうしているうちにオムライスが出来上がり運ばれてきた。
いやあ、おいしそー!

美しく巻かれたオムライス。
大きさもちょうどいい。

ほら、きれい!

中華スープもザクザクのネギたっぷりでおいしそう!

では、いただきま~す!

うわあ!
タマネギとチキンがゴロゴロ。
なんという贅沢。
アツアツのケチャップライスとともにしっかりと炒められていて、香ばしさにあふれている。
町中華のオムライスは数々あれど、こういったそれぞれの店の特徴や違いが面白い。
そのおいしさに夢中になっているうちに、あっという間に完食。
やっぱり、永年にわたってその道を生業としている方の逸品はこころに響く。
「おいしかったです。またお願いします!」
「ありがとうございます」
いつの間にかテレビのチャンネルがプロ野球中継に変わった店内でしばし余韻に浸ったのち、奥様と言葉を交わし店を出る。

ご夫婦で営まれている松楽は、世田谷区の東松原で産声を上げた。
その後、東林間に移られ、前の場所で30年、今の場所で13年、その味を守り続けている。
「東松原にずっといたらどうなってたんでしょうね」
帰り際の奥様の笑顔が、脳裏を過ぎる。
どうなのだろうか。
それはわからないが、東林間という地を選び、その地で歩みを止めることなくやってきたということは、ぶれることなく我が道を歩んできたということに他ならない。
岡田監督の色紙にある「道一筋」。
それはまさに、松楽にもピタリと当てはまる言葉だ。
一直線に続くシャンテ大通り。
そして、その沿線にあって、小さいながらも確実な存在感を示す松楽。
道と店が相まって、東林間の街には欠かすことのできない唯一無二の「道一筋」をつくり出している。
曇天の雲間から降りてきた5月の柔らかい風が、シャンテ大通りを駆け抜け松楽を包み込む。
東林間に松楽あり。
いつまでも、東林間で輝いていてほしい。


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2023年5月13日、14時。
小田急線東林間駅東口に降り立つ。

この日の目的地は、駅前から続くシャンテ大通り沿いにある、中華料理 松楽

一直線の道を進み、5分ほどで到着。

松楽は東林間で40年以上営まれている老舗だが、割と最近移転してきたので、店舗兼住宅の建物は新しくてきれいだ。

14時5分、入店。
4人掛けのテーブル席が3つとカウンター6席の店内には、先客が2名。

オムライスを注文し、出来上がりを待つ。

角に置かれたテレビのチャンネルは、土曜日の中央競馬中継に合わされている。
平日の多忙を忘れ娯楽に興じることができる、平和な休日の午後のひととき。
厨房でご主人が中華鍋を振るう音が、より一層ここちよく耳に溶け入る。
辺りを見回す。
壁には、阪神タイガースのカレンダーが。

阪神ファンなんだね、なんて思っていたら、
おー!!
岡田監督のサインだあ!!!

そうこうしているうちにオムライスが出来上がり運ばれてきた。
いやあ、おいしそー!

美しく巻かれたオムライス。
大きさもちょうどいい。

ほら、きれい!

中華スープもザクザクのネギたっぷりでおいしそう!

では、いただきま~す!

うわあ!
タマネギとチキンがゴロゴロ。
なんという贅沢。
アツアツのケチャップライスとともにしっかりと炒められていて、香ばしさにあふれている。
町中華のオムライスは数々あれど、こういったそれぞれの店の特徴や違いが面白い。
そのおいしさに夢中になっているうちに、あっという間に完食。
やっぱり、永年にわたってその道を生業としている方の逸品はこころに響く。
「おいしかったです。またお願いします!」
「ありがとうございます」
いつの間にかテレビのチャンネルがプロ野球中継に変わった店内でしばし余韻に浸ったのち、奥様と言葉を交わし店を出る。

ご夫婦で営まれている松楽は、世田谷区の東松原で産声を上げた。
その後、東林間に移られ、前の場所で30年、今の場所で13年、その味を守り続けている。
「東松原にずっといたらどうなってたんでしょうね」
帰り際の奥様の笑顔が、脳裏を過ぎる。
どうなのだろうか。
それはわからないが、東林間という地を選び、その地で歩みを止めることなくやってきたということは、ぶれることなく我が道を歩んできたということに他ならない。
岡田監督の色紙にある「道一筋」。
それはまさに、松楽にもピタリと当てはまる言葉だ。
一直線に続くシャンテ大通り。
そして、その沿線にあって、小さいながらも確実な存在感を示す松楽。
道と店が相まって、東林間の街には欠かすことのできない唯一無二の「道一筋」をつくり出している。
曇天の雲間から降りてきた5月の柔らかい風が、シャンテ大通りを駆け抜け松楽を包み込む。
東林間に松楽あり。
いつまでも、東林間で輝いていてほしい。

洋食家ロンシャン JR名古屋駅店 - 2023.05.15 Mon
仕事に旅路に会食に、うまいもん通りの万能役者

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2023年5月3日。
朝日が眩い、早朝のJR藤沢駅。
ゴールデンウィークを利用して名古屋へと向かう。

新幹線の指定席は取れず。
ならば、旅路をのんびり楽しもうと、在来線を乗り継いで行くことにした。

この日は文字通りの五月晴れ。
西湘の光輝く海。
荘厳にして美麗な富士の嶺。
そして気がついたのは、三河三谷から蒲郡にかけた沿線が、海と街が融合していい雰囲気を醸し出しているということ。
幸いにして、全線座れ、乗り継ぎも順調で予定通りの時間に名古屋に到着。
しばし駅構内を物色したのち、さっそく昼食をと駅に隣接している「うまいもん通り広小路口」へと足を運ぶ。
目的の店は、洋食家ロンシャン JR名古屋駅店

ロンシャンは名古屋市東区東桜に本店がある洋食屋で、創業は店のロゴにもある1979年。
今年で44年目を迎えた老舗だ。
サンプルケースのオムライスと揚げ物が、「はよいりゃあせ」と呼んでいる。

時間は11時20分。
席数は40ほどあるが、すでに列ができている状態で10分ほど待って入店。
昔ながらのオムライスにカニコロがついた「オムコロセット」を注文し、出来上がりを待つ。
待っている間に周りのお客さんの様子をうかがったが、「エビフライ付きとろとろオムライスセット」が人気のようだ。
そうかあ、名古屋だから、やっぱりエビフリャーかあ!

なんてことを思っているうちにオムライスが運ばれてきた。
満員にもかかわらず、早い!
ひっきりなしにお客さんが訪れるこの店にとっては、これが当たり前のスピードなのだろう。

きれいなフォルムのオムライスに、サラダと味噌汁。
とろとろオムライスの場合は味噌汁ではなくスープがついてくる。

では、きれいなオムライスにさらに接近!

いいねえ!
では、いただきま~す!!

前日の「ふたみ」に続く「オムコロ」。
比較するわけではないが、その違いも面白い。
「ふたみ」の甘さの効いたやさしい味に対して、こちらはコクのある味わい。
中のケチャップライスはややスパイシー(ほのかにカレーっぽい)。
このスパイシーさが後を引き、知らず知らずのうちにその味に引き込まれて行く。
カニコロは小さいながら、さくさくの衣とジュワ―っと口の中に広がるクリームがあいまって、しっかりとした食べ応えをつくり出している。

ひと口ひと口味わいながら完食!
ボリュームもあり、5時間電車に乗り続けた体に満タンのエネルギーが注入される。
おなかとこころが満たされたところで駅周辺を散策。
おもしろいなあと思ったのがこちら。
1969年(昭和44年)にオープンした、柳橋中央市場マルナカ食品センター。
業務用卸売市場として食のプロ集団が君臨するこの場所には約60もの店があり、新鮮な食品の購入だけではなく食事もできる。
通路に並ぶテーブル席で、昼間からビールを片手に談笑する多くのお客さん。
そんな活気に満ちあふれている光景を見ていると、自然と笑みがこぼれる。

続いては高層ビル群。
下の写真の左と真ん中は中部地方で一番高いビルであるトヨタ自動車のミッドランドスクエア(ミッドランドは中部地方の意味)。
右は1965年に初代が建設され2015年にそれを引き継ぐ2代目が建設された大名古屋ビルヂング。

ミッドランドスクエアから見る街並。

こちらはJRセントラルタワーズ。

楽しいひとときを満喫し、夕方の新幹線で帰路に就く。
車内で心残りだったエビフライを食べようと、お弁当で「みそかつ えびヒレ重」を購入。

コロナ渦で足が遠のき、久しぶりに訪れた名古屋。
いや、愛知県。
いや、愛を知る県。
いとこが三重県に住んでるために小学6年生から毎年来ていたこの地は、ボクにとっては第二の故郷のようなもの。
食べ物もおいしいし、信長、秀吉、家康を生んだ日本の中心地(日本の「へそ」だと思う)。
「世界の中心で、愛をさけぶ」ならぬ、「日本の中心で、愛を知る」。
つながり
ぬくもり
まごころ
未来
夢
希望
さあ、愛を知る県にパワーをもらい、明日に向かって駈け出そう!
追伸
「愛を知る県」であり、漢文的に言うと「知を愛する県」かもしれない。
愛知に行くと、知力も上がるかな?
まあ、「愛知」の名は、年魚市方(あゆちがた)という現在の名古屋近辺がかつて干潟だったときの名称に由来しているというのが実際のところらしいが…。


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2023年5月3日。
朝日が眩い、早朝のJR藤沢駅。
ゴールデンウィークを利用して名古屋へと向かう。

新幹線の指定席は取れず。
ならば、旅路をのんびり楽しもうと、在来線を乗り継いで行くことにした。

この日は文字通りの五月晴れ。
西湘の光輝く海。
荘厳にして美麗な富士の嶺。
そして気がついたのは、三河三谷から蒲郡にかけた沿線が、海と街が融合していい雰囲気を醸し出しているということ。
幸いにして、全線座れ、乗り継ぎも順調で予定通りの時間に名古屋に到着。
しばし駅構内を物色したのち、さっそく昼食をと駅に隣接している「うまいもん通り広小路口」へと足を運ぶ。
目的の店は、洋食家ロンシャン JR名古屋駅店

ロンシャンは名古屋市東区東桜に本店がある洋食屋で、創業は店のロゴにもある1979年。
今年で44年目を迎えた老舗だ。
サンプルケースのオムライスと揚げ物が、「はよいりゃあせ」と呼んでいる。

時間は11時20分。
席数は40ほどあるが、すでに列ができている状態で10分ほど待って入店。
昔ながらのオムライスにカニコロがついた「オムコロセット」を注文し、出来上がりを待つ。
待っている間に周りのお客さんの様子をうかがったが、「エビフライ付きとろとろオムライスセット」が人気のようだ。
そうかあ、名古屋だから、やっぱりエビフリャーかあ!

なんてことを思っているうちにオムライスが運ばれてきた。
満員にもかかわらず、早い!
ひっきりなしにお客さんが訪れるこの店にとっては、これが当たり前のスピードなのだろう。

きれいなフォルムのオムライスに、サラダと味噌汁。
とろとろオムライスの場合は味噌汁ではなくスープがついてくる。

では、きれいなオムライスにさらに接近!

いいねえ!
では、いただきま~す!!

前日の「ふたみ」に続く「オムコロ」。
比較するわけではないが、その違いも面白い。
「ふたみ」の甘さの効いたやさしい味に対して、こちらはコクのある味わい。
中のケチャップライスはややスパイシー(ほのかにカレーっぽい)。
このスパイシーさが後を引き、知らず知らずのうちにその味に引き込まれて行く。
カニコロは小さいながら、さくさくの衣とジュワ―っと口の中に広がるクリームがあいまって、しっかりとした食べ応えをつくり出している。

ひと口ひと口味わいながら完食!
ボリュームもあり、5時間電車に乗り続けた体に満タンのエネルギーが注入される。
おなかとこころが満たされたところで駅周辺を散策。
おもしろいなあと思ったのがこちら。
1969年(昭和44年)にオープンした、柳橋中央市場マルナカ食品センター。
業務用卸売市場として食のプロ集団が君臨するこの場所には約60もの店があり、新鮮な食品の購入だけではなく食事もできる。
通路に並ぶテーブル席で、昼間からビールを片手に談笑する多くのお客さん。
そんな活気に満ちあふれている光景を見ていると、自然と笑みがこぼれる。

続いては高層ビル群。
下の写真の左と真ん中は中部地方で一番高いビルであるトヨタ自動車のミッドランドスクエア(ミッドランドは中部地方の意味)。
右は1965年に初代が建設され2015年にそれを引き継ぐ2代目が建設された大名古屋ビルヂング。

ミッドランドスクエアから見る街並。

こちらはJRセントラルタワーズ。

楽しいひとときを満喫し、夕方の新幹線で帰路に就く。
車内で心残りだったエビフライを食べようと、お弁当で「みそかつ えびヒレ重」を購入。

コロナ渦で足が遠のき、久しぶりに訪れた名古屋。
いや、愛知県。
いや、愛を知る県。
いとこが三重県に住んでるために小学6年生から毎年来ていたこの地は、ボクにとっては第二の故郷のようなもの。
食べ物もおいしいし、信長、秀吉、家康を生んだ日本の中心地(日本の「へそ」だと思う)。
「世界の中心で、愛をさけぶ」ならぬ、「日本の中心で、愛を知る」。
つながり
ぬくもり
まごころ
未来
夢
希望
さあ、愛を知る県にパワーをもらい、明日に向かって駈け出そう!
追伸
「愛を知る県」であり、漢文的に言うと「知を愛する県」かもしれない。
愛知に行くと、知力も上がるかな?
まあ、「愛知」の名は、年魚市方(あゆちがた)という現在の名古屋近辺がかつて干潟だったときの名称に由来しているというのが実際のところらしいが…。

洋食ふたみ - 2023.05.09 Tue
ふたみからおおの屋へ、そして、ふたみからふたみへ

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2023年5月2日、11時25分。
JR逗子駅東口に降り立つ。

まさしく五月晴れの駅前ロータリー。
「どう、最高だよね!」
笑顔でそう言いながら過ぎ去る風の、なんと心地よいことか。

心なしか足早になる自分がいる。
そんなはやる気持ちを抑えつつ、目的地へと向かう。
「大丈夫、あわてるな」
「あわてるな? だって、あそこに行くんだぜ!」
自分の中で、ふたりの自分が押し問答を繰り広げる。
なぜならば…。
日比谷のふたみからおおの屋へ。
日比谷のふたみから逗子のふたみへ。
伝統の伝播と伝承。
そう、この日の目的地は、日比谷のふたみから心のバトンを受け取った、洋食ふたみ
駅から続く逗子銀座通り通りを歩き、銀座通り入口の交差点を左折してしばらくしてその店が姿を現す。
燦然と輝くオムライスがひときわ目を引く店構え。

ほら、横にも!

11時35分、入店。
20席ほどの店内の一番入口よりのテーブル席に陣取り、オムライスとカニクリームコロッケのセットを注文。
次々とお客さんが来て、あっという間にほぼ満席になるのに圧倒されつつ出来上がりを待つ。

更に驚いたことに、注文のほとんどがオムライス。
海老フライセットとカニクリームコロッケのセットが人気を二分しているカンジ。
また、テイクアウトもやっていて、そのお客さまもひっきりなしに訪れる。
うん、間違いなく人気店だと実感。
そうこうしているうちにオムライスが到着!

正確に言うと、スープは先に来ていて、一杯おかわりできるのでこれが二杯目。
このコンソメスープがほっとする(Hotする)味で、胃袋の導火線にしっかりと火をつけてくれる。
それにしても、ビジュアル的にも、たぶん栄養的にも、いろいろな意味でなんというバランスの良さ。

では、先ずサラダから。

うん、シャキシャキの野菜に酸味の効いたフレンチドレッシング。
どことなく、おおの屋のサラダに似ている。
続いてはカニクリームコロッケ。
こちらは自家製マヨネーズでいただく。

うん、おいしい!!
衣はさくさくで、中はホクホク。
自家製マヨネーズは、酸味と甘みがいいあんばい。
あ!
ここで気が付いた。
おおの屋のオムライス弁当のサラダにパセリが入っていたわけ。
ほら、カニクリームコロッケの横にパセリが!
だとしたら、もしかして、おおの屋のオムライスにカニクリームコロッケか海老フライをつけてみたらどうだろう。
値段が上がっちゃし調理が面倒になるからダメかな?
能書きはさておき、いよいよ本丸のオムライス!

では、いただきま~す!
うわっ!
なんというタマゴの厚さ。
スプーンがはじかれる!
ぐさっ!!!!!

ようやく中がお目見え
おー、いいね!!!
タマゴの焼き具合や厚さは違えど、オムライスもおおの屋に似てやさしく、万人に受け入れられる味。
ほどよい甘みのケチャップと主張しないチキンライスが厚いタマゴによく合っている。
大半のお客さんがオムライスを注文するのも納得。
それと、先ほど述べた「バランスの良さ」は、味覚的にも発揮されている。
酸味の効いたドレッシングのサラダ。
酸味と甘みがいいあんばいの自家製マヨネーズのカニクリームコロッケ。
甘めのケチャップのやさしいオムライス。
至福の時間は過ぎゆき、完食。
食後のコーヒーを楽しみながらレジカウンターの方へ目をやる。
ん?
写真が飾られている。

この写真は何ですか?
オーナーに尋ねる。
「近所の中学の給食が出なかったときに、お弁当を作ってあげてたんですよ。その感謝の気持ちを届けてくれたんです」

おおの屋は小学生。
ふたみは中学生。
感動的な写真にほっこりしながら、お礼を述べて店を出る。
せっかくなので、すぐそばの逗子海岸を散策。
どこまでも続く、海と空の青、蒼、碧。

この日の逗子海岸は、4月28日~5月7日開催の「逗子海岸映画祭」目当てのお客さんで長蛇の列。
そんな列を見ながら、ふと思い出す。
そういえば、学生時代に昼夜を問わず友だちと逗子海岸でよく遊んでたなあ…。
みんな元気かなあ。
学生の頃にふたみはなかったからなあ。
もう一度みんなで集まって、逗子海岸で遊んで、夜はふたみでビールかワインを傾けてみたい。
きっと楽しいだろうなあ。
ふたみの雰囲気と逗子海岸が相まって、過去、現在、未来が交錯する。
この平和な世界で、いつまでも海を眺めていたい。
そんなことを思う、さわやかな海風と潮騒がここちよい5月の昼下がり。


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2023年5月2日、11時25分。
JR逗子駅東口に降り立つ。

まさしく五月晴れの駅前ロータリー。
「どう、最高だよね!」
笑顔でそう言いながら過ぎ去る風の、なんと心地よいことか。

心なしか足早になる自分がいる。
そんなはやる気持ちを抑えつつ、目的地へと向かう。
「大丈夫、あわてるな」
「あわてるな? だって、あそこに行くんだぜ!」
自分の中で、ふたりの自分が押し問答を繰り広げる。
なぜならば…。
日比谷のふたみからおおの屋へ。
日比谷のふたみから逗子のふたみへ。
伝統の伝播と伝承。
そう、この日の目的地は、日比谷のふたみから心のバトンを受け取った、洋食ふたみ
駅から続く逗子銀座通り通りを歩き、銀座通り入口の交差点を左折してしばらくしてその店が姿を現す。
燦然と輝くオムライスがひときわ目を引く店構え。

ほら、横にも!

11時35分、入店。
20席ほどの店内の一番入口よりのテーブル席に陣取り、オムライスとカニクリームコロッケのセットを注文。
次々とお客さんが来て、あっという間にほぼ満席になるのに圧倒されつつ出来上がりを待つ。

更に驚いたことに、注文のほとんどがオムライス。
海老フライセットとカニクリームコロッケのセットが人気を二分しているカンジ。
また、テイクアウトもやっていて、そのお客さまもひっきりなしに訪れる。
うん、間違いなく人気店だと実感。
そうこうしているうちにオムライスが到着!

正確に言うと、スープは先に来ていて、一杯おかわりできるのでこれが二杯目。
このコンソメスープがほっとする(Hotする)味で、胃袋の導火線にしっかりと火をつけてくれる。
それにしても、ビジュアル的にも、たぶん栄養的にも、いろいろな意味でなんというバランスの良さ。

では、先ずサラダから。

うん、シャキシャキの野菜に酸味の効いたフレンチドレッシング。
どことなく、おおの屋のサラダに似ている。
続いてはカニクリームコロッケ。
こちらは自家製マヨネーズでいただく。

うん、おいしい!!
衣はさくさくで、中はホクホク。
自家製マヨネーズは、酸味と甘みがいいあんばい。
あ!
ここで気が付いた。
おおの屋のオムライス弁当のサラダにパセリが入っていたわけ。
ほら、カニクリームコロッケの横にパセリが!
だとしたら、もしかして、おおの屋のオムライスにカニクリームコロッケか海老フライをつけてみたらどうだろう。
値段が上がっちゃし調理が面倒になるからダメかな?
能書きはさておき、いよいよ本丸のオムライス!

では、いただきま~す!
うわっ!
なんというタマゴの厚さ。
スプーンがはじかれる!
ぐさっ!!!!!

ようやく中がお目見え
おー、いいね!!!
タマゴの焼き具合や厚さは違えど、オムライスもおおの屋に似てやさしく、万人に受け入れられる味。
ほどよい甘みのケチャップと主張しないチキンライスが厚いタマゴによく合っている。
大半のお客さんがオムライスを注文するのも納得。
それと、先ほど述べた「バランスの良さ」は、味覚的にも発揮されている。
酸味の効いたドレッシングのサラダ。
酸味と甘みがいいあんばいの自家製マヨネーズのカニクリームコロッケ。
甘めのケチャップのやさしいオムライス。
至福の時間は過ぎゆき、完食。
食後のコーヒーを楽しみながらレジカウンターの方へ目をやる。
ん?
写真が飾られている。

この写真は何ですか?
オーナーに尋ねる。
「近所の中学の給食が出なかったときに、お弁当を作ってあげてたんですよ。その感謝の気持ちを届けてくれたんです」

おおの屋は小学生。
ふたみは中学生。
感動的な写真にほっこりしながら、お礼を述べて店を出る。
せっかくなので、すぐそばの逗子海岸を散策。
どこまでも続く、海と空の青、蒼、碧。

この日の逗子海岸は、4月28日~5月7日開催の「逗子海岸映画祭」目当てのお客さんで長蛇の列。
そんな列を見ながら、ふと思い出す。
そういえば、学生時代に昼夜を問わず友だちと逗子海岸でよく遊んでたなあ…。
みんな元気かなあ。
学生の頃にふたみはなかったからなあ。
もう一度みんなで集まって、逗子海岸で遊んで、夜はふたみでビールかワインを傾けてみたい。
きっと楽しいだろうなあ。
ふたみの雰囲気と逗子海岸が相まって、過去、現在、未来が交錯する。
この平和な世界で、いつまでも海を眺めていたい。
そんなことを思う、さわやかな海風と潮騒がここちよい5月の昼下がり。
