topimage

2020-12

さあ、物語のはじまりだよ - 2037.12.24 Thu

このブログの表紙です。
自分の初心を忘れないように、いつも一番最初に表示するようにしました。

通常の記事はこの記事の次(下)からになります。。

2013/7/2 omunao



オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても 優しいひびき

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても なつかしい

オムライス おむらいす omurice

  なんだか とっても ふわふわ わくわく

さあ さがしに行こう

  あの日の思い出を抱いて

さあ 食べに行こう

  素敵な明日をむかえるために


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【竹内結子さんを偲んで】 ランチの女王とキッチンマカロニ&キッチンマカロニを探せ - 2020.10.08 Thu

先日、女優の竹内結子さんが亡くなった。
とても残念だし、悲しい。

彼女が出演した映画やドラマはたくさん見てきたし、印象深いものも多い、

「何故?」の文字が、頭の中でリフレインする。

最近、ようやくショックから立ち直ってきた。
今日は、竹内結子さんを偲び、以前に書いた「ランチの女王」関連の記事の再掲載。

今まで、楽しい時間をありがとうございました。
安らかにお眠りください。

*********************


ランチの女王。

フジテレビ系で2002年7月1日 ~ 9月16日に放送されたテレビドラマ。

ランチが大好きな主人公の麦田なつみ(竹内結子さん)が洋食屋「キッチンマカロニ」で働きながらその家に住むことになり、そこで繰り広げられるラブコメディー。

出演は、竹内結子さんの他に、江口洋介さん、妻夫木聡さん、伊東美咲さん、山下智久さん、山田孝之さん、瑛太さん、森田剛さん、若林豪さん、堤真一さんら、わおー、豪華キャストだああ!

で、第1回のタイトルが「恋するオムライス」なんだけど、ここでなつみが食べるオムライスが、本当に美味しそ~う。しかも、このドラマが月9初主演の竹内結子さんだけど、すごく美味しそうに食べる。


先ずはこれ。なつみがランチで食べるオムライス。

lunch omurice1


ひとくち、パクっと……。

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うーん、いい表情!!

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と、せっかく美味しそうにたべているなつみだったんだけど、食べている最中に鍋島健一郎(堤真一さん)にムリやり店を引っ張りだされる。なつみはカフェで働いているんだけど、客の健一郎から突然婚約者のふりをしてほしいと頼まれ、キッチンマカロニへ。この後、なつみはここで働くことになるんだけど……。

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で、キッチンマカロニでオムライスを注文し、これは鍋島純三郎(妻夫木聡さん)がオムライスを運んで来たところ。

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これがキッチンマカロニのオムライス!

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スプーンに映るなつみと、オムライス。

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ホカホカの湯気がたつオムライスにスプーンを……。

lunch omurice9


おいしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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この後キッチンマカロニでいろいろとあり、結局カフェをさぼって家に帰ると、店長から「もう来なくていい!」の留守電が。それと、友人のミキから「誕生日おめでとう!」の留守電。

この日は23歳の誕生日。

幼い頃に生活苦のために父親に捨てられた過去を持つなつみ。
これは父親とオムライスを食べたのを回想するシーン。


オムライスの向こうに幼いなつみの姿が……。

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オムライスを前にするなつみ。

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実はなつみもいろいろな過去を背負っている。
昔は不良グループの幹部クラスで、元彼の修史( 森田剛さん)に騙されて、知らずに覚醒剤を運んでいたことがトラウマ。

その修史は、気が短く暴力的で喧嘩に滅法強いけど、なつみの幼少の境遇を知っている唯一の人間で、本当はなつみ想いで根は優しい。
最終回でビーフカツレツを食べに「キッチンマカロニ」へ来た時に待ち伏せしていた警官隊に逮捕されるかど、その際になつみ、勇二郎(江口洋介さん)、純三郎に「何年でも待っているから、食べに来い」と言われ、初めて他人の優しさと温もりに触れ、涙を流したりする。


そんなドラマなんだけど、これを書いていて、突然思った。

う~ん!キッチンマカロニのオムライスが食べた~い!


ということで、キッチンマカロニを探してみよう!

でも、架空の店だもんねえ……。

う~む、どうしよう。。。

人間は考える葦である。

えーと、えーと……。


そうだ!

先ずは、このオムライスをどこの誰が作っていたのかをつきとめよう!

で、探してみたら見つかった!!! やったあ!

こちら。辻調理学校の先生方がお作りになっていたんですね!

ランチの女王 ← リンク。

そうそう、これこれ。

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レシピも出ている!

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これはなつみの思い出の洋食屋さんでの食事のときに各自がオーダーしたもの。

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本もあったんだね。今はないのかなあ???
Amazonで中古品は売っているようだね。

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さて、キッチンマカロニのオムライスはわかった。

じゃあ、キッチンマカロニはどこにあるのだろう?????

で、探してみたら見つかった!!! やったあ!

どうやら、東京都文京区本郷六丁目の民家がそうらしい。

え!

2011年に解体……。

今はない。ちぇっ。

なんだよー、ないんかい。。。

ま、ないもんはしかたがない。

ただでは起きない七転び八起ならぬ七転びナオキ!

(あ、これじゃあ転んだままじゃん。ま、いっか)

そうだ!

「キッチンマカロニ」という名の店を探そう!


で、探してみたら見つかった!!! やったあ!

てか、いっぱいあるぞー。。。

伊豆仁田、大垣、布施、岩内、野田阪神、……。

さて、この中にお目当てのオムライスがある店はあるのかな?

えーと、うーむ、伊豆仁田のキッチンマカロニには正統派オムライスがあるようだけど、残念ながら画像はないようだ。ちぇっ。

キッチンマカロニ(伊豆仁田) 食べログ情報

キッチンマカロニ洋食 / 伊豆仁田駅



え? そんなに食べたいなら自分で作れって?????

じゃあ、ガンバってみよっかね……。

ぱあらー泉 六ッ川店 - 2020.09.27 Sun

横浜市南区民に愛され続けるソウルフードの店

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この日は、所用で桜木町に出かけた帰り、ドレクエウォークがてら京浜急行沿線を歩くことに。
小雨も何のその、目的地を弘明寺に設定。

日ノ出町
黄金町
南太田
井土ヶ谷
そして、弘明寺

駅の数は多いけど、駅間が短いので、距離はそれほどでもなく4キロ程度。

やがて弘明寺駅に到着!

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目的の店は、駅から平戸桜木道路に向かう道を進み、5分程度のところにある。
店の名は、ぱあらー泉 六ッ川店

パーラーではなく、ぱあらー。

ぱあきんぐ
ぱあま
ぱあまん
ぱあでんねん

この昭和チックなネーミングがグー!

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サンプルケースには堂々とした「オムハヤシ」が!
クリームソーダの隣りという配置もいいね。

その下には、フォークがしっかりと宙を舞う「ナポリタン」。

ん?

名前が……。

ポラタ?

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そう、ぱあらー泉のナポリタンは「ポラタ」という商品名で地元民に親しまれていて、日本ナポリタン学会公認の逸品。

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次回はこれをいただこう!!

さて、時間は14:30。
ランチタイム終了?
いやいや、2時からのセットメニューがあるのが嬉しい。

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ドアを開け、店内へ。

「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ」
おねえさまの明るい声を背に、昭和の世界全開の空間に腰を落ち着ける。

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席は40程度。
昼食時ではないためか、先客は2組のみ、
イージーリスニングが流れる中、リラックスしてオムハヤシの出来上がりを待つ。

ほどなくしてオムハヤシが到着!

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サンプルケースのオムハヤシとはちょっと形状が違い令和感覚が漂うが、これはこれでよい。
さながら、ハヤシの海に囲まれたタマゴ島。
セットのサラダとアイスコーヒーが背景を彩る。

よく冷えたシャキシャキのサラダはサウザンドレッシングと相まった、これぞ喫茶店のサラダといった安定感を示す。
これは、オムハヤシにも、間違いなくほっとする安定感があるのでは……。
そんな思いを抱きながらスプーンを手にする。

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では、いっただきまーす!!!!!!!!

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おー!
おいしい!!!!!
しっかりとしたハヤシライスをベースに作られた味。
それに、期待通りの安定感。
なつかしいと言うか、ほっとすると言うか、勝手知ったる我が家のような安定した味が口中に広がる。
もちろん、コーヒーとの相性も抜群。

食感もまたいい。
ハヤシソース、タマゴ、ライス、具材(特に肉)が、それぞれの役割を活かしてハーモニーを奏でる。

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あっという間に完食。

「おひや、おかわり入れますね」
食べ終わり水を飲み干すなり、店員さんがやさしく声をかけてくれる。

店の雰囲気。
料理。
接客。
どれもとても満足。

いつまでもいたくなる居心地のよさに後ろ髪をひかれつつ、お礼を述べて店を出る。

1967年(昭和42年)創業の、ぱあらー泉。
50年以上の歴史は、決してうそをつかない。

コロナ騒ぎで多くの店が閉店に追いやられている。

伝統と継承。
いろいろな人たちが訪れ、笑顔の花を咲かせながら料理や会話を楽しんできた素敵な空間。
そんな空間に出会うといつも思うことだが、この店も、間違いなく、いつまでも在り続けていてほしい店のひとつだ。

未来

希望

さあ、明日からまた頑張ろう!


■ ぱぁらー泉 六ッ川店 食べログ情報

電話:045-715-2319
住所:神奈川県横浜市南区六ツ川1-39
交通手段:京浜急行・弘明寺駅 六ッ川方面徒歩5分
営業時間:8:00~21:00
定休日:無休


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長田本庄軒 エキュート立川エキナカEAST店 - 2020.09.06 Sun

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新型コロナウイルスで店への訪問がままならぬない昨今、家で食べられる、スーパーやコンビニのオムライスでおなかと心を満たしている。
そんな日々を送る中、最近気に入っているのが、オム+焼きそばの「オムそば」。

で、気になって仕方がない店が……。

その名は、長田本庄軒 ( ← リンク )

神戸長田の味「ぼっかけ」が特徴のチェーン展開をしている焼きそば専門店で、関東には立川に1軒あるのみ(以前は、小田原にもあったが閉店)。

ギラギラと輝く太陽が街を容赦なく灼熱で包み込む中、オムZで立川へと向かう。
国道16号で北上。
渋滞もなく、順調に立川駅付近に到着。
駐車場に相棒を停め、目的地へと向かう。

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店は駅の構内に位置する。
青空に映える商店街の景色を楽しみながら立川駅へ。

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やがて駅の表示が視界に入る。

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入場券を買って改札を抜ける。
1、2番線に下りる階段に着くと、

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その横に長田本庄軒がお目見えする。
食事時を外してきたためか、店はすいているようだ。

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外で注文と会計を先に済ませて扉をくぐる。
カウンターのみ15席の小さな店内は、満をさけるために椅子はひとつおきに座るよう配慮されているため、一度に入れる人数は10人にも満たない。
小気味よく調理する料理人が腕をふるう厨房をながめながら、注文した「ぼっかけオムそば」の出来上がりを待つ。

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ほどなくして、ソースの甘い香りとともにオムそばがさっそうと登場!

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いよっ!
待ってました!!
これは美味しそう。。

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シンプルだけど、バランスが良いというか色あいが良いというか、とても美しい。

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調味料も各種用意されており、好みに応じていろいろな味を楽しめる。
では、いっただきま~す!!

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うおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たまごのとろけ具合がめっちゃそそる!

うん、美味しい!!!

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それと、このこんにゃく。
牛スジとこんにゃくの甘じょっぱい煮込みを絡めた味つけが神戸長田のご当地の味。

味濃めのソースが太麺によく絡み、たまごがそれにまろやかに包み込む。
こんにゃくも手伝ってか、いろいろな食感が口の中で素敵なハーモニーを奏でる。

これは病みつきになりそう……。

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一気に堪能し、店を出る。
店外に大きく書かれている通り、持ち帰りもできるので、今の世の中の状況にはピッタリでもある。

手軽に持ち帰りができるのはとてもうれしい。
でも、いつまでこの状況が続くのだろうか???
立川の商店街を歩きながらふと思う。

もしかしたら、もう、以前の状態には戻らなかもしれない。

それはとても寂しいけど、きっと、伝統の味は延々と続くことだろうし、今後は今まで以上にいろいろな地方の伝統の味を手軽に楽しめる時代が来るのかもしれない。

暗くなるのも、落ち込むのも簡単。

しかし、こんな時代だからこそ、大切なのは明るい未来を想像し、創造すること。

未来



希望

さあ、明日に向かって突っ走ろう!!

( オムそばにはまりそう…… )


■ 長田本庄軒 エキュート立川エキナカEAST店  食べログ情報

・電話:042-526-2432
・住所:東京都立川市柴崎町3-1-1 エキュート立川 エキナカEAST
・交通手段:JR中央線、南武線、青梅線、五日市線「立川駅」構内。東京寄り跨線橋内
・営業時間:平日:7:00~22:00 日祝日:7:00~21:00 駅そば7:00~9:55 焼きそば10:00~
・定休日:なし


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【またまた掲載】 最後の未勝利戦 ~ 僕が僕であるために  - 2020.07.04 Sat

競馬は長かったG1シーズンが終わり、夏競馬へと突入。
無観客での開催はまだ続いているので、直接、競馬場に行かれないのはつらいところ。
いつになったら行かれるのか?
今のところ7月19日まで無観客とされているのだが……。

ということで、今日は、何回か掲載している「最後の未勝利戦」の再掲載。

競馬の規定が変わり、スーパー未勝利戦と言われていた生き残りをかける9月最後の未勝利戦はなくなってしまった。
なので、競走馬あ生き残りをかけるのはさらに厳しい状態に。

馬も大変だよね。

いやいや。

生き残りが厳しくなっているのは馬だけではない。

人間はいかに……。

内閣府がムーンショット計画( ← リンク )を打ち出す中、「スーパーシティー法案の可決」や「新しい生活様式の提唱」は「人と人がふれあう時代」から「人と人をひきはなす時代」への序章なのか。

AIによってコントロールされる世界。
それは幸せなのか、はたまT不幸なのか。
ひとりひとりが人生を模索し、考え、生きていくことが益々重要になるのだと思う。

間違いなく言えるのは、テレコミュニケーションや仮想現実、拡張現実の普及によって、人と人のふれあいは益々減っていくであろうということ。

ふれあい
ぬくもり
まごころ

ボクがこのブログのキーワードとしているこの言葉は、果たしてどうなっていくのだろう。

資本主義の限界。
本当に大切なものは何なのか。

思い念じただけで瞬時に自分の思うようなものを入手できたり、行ったことのない世界にバーチャル旅行できたりすることは、待ついらいらが解消されたり面倒な時間や空間の壁を越えたりできて、とても便利だとは思う。

でも、自分の足や努力で時間をかけて手に入れたり、見知らぬ世界を夢見て空想を描くこともまた素晴らしいこと。

みなさまはどうお考えだろうか……。

では、「最後の未勝利戦・を!!


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9月最後の土日がやってきた。

春は出会いと別れの季節。
そして、秋にも、別れが……。

毎年この時期になると、必ずやってくる別れ。
それは、競走馬たちとの別れ。

競馬では、3歳の9月末までに一度も勝てなかった馬の大半は処分されてしまう。
もう、出るレースがないのだ。
素質を見込まれ生き残って上のクラスのレースに出たり、地方競馬に移籍したり乗馬になったりする馬もいるけど、それはほんの一握り。

今週は、文字通り命を懸けた最後の一戦が行われる。
経済活動に組み込まれ、「生産と廃棄」を繰り返される馬たち。
人間もまた……。

今日は競馬場に行き、最後の「3歳未勝利戦」を戦う馬たちの姿を見てくる。
ということで、今回は主人公と馬の名前をダブらせたストーリーの再々掲載。

生きるって何だろう。
何のために。
誰のために。

そう言えば昔、「ナオキ」という馬がいた。
wikipediaで見てみよう!

"30戦13勝。1975年の宝塚記念優勝。"

おー、スゲーじゃん!
しかも、唯一の母子制覇。記録まで持っている。

で、引退後は???

"引退したナオキは、生まれ故郷の大塚牧場で種牡馬生活を開始。"

ふむふむ。

"だが、肝心の産駒の成績が思わしくなく間も無くシンジケートは解散。"

えー!!

"その後は、種付け頭数は少ないものの充実した生活を送っていたが……。"

どうしたどうした?

"1990年のこどもの日に久し振りの種付け中に心臓発作を起こし急死してしまった。"

なにーーーーーーーー!!!!!!!!!

なんてこったあ!!!!!!!

え? 「名は体を現す」って?????
どこからともなく、そんな声が聞こえてきそうだ……。



最後の未勝利戦

 あー、ねみい。
 徹夜明けの無精ひげと、ブルージーンズのバックポケットにねじ込んだ競馬新聞。大きな欠伸をひとつすると、無造作に分けられた髪をかき上げながら平川正夫はパドックへと急いだ。
 9月最終週の日曜日。意地っ張りな夏に別れを告げる風が、中山競馬場のターフを吹き抜ける。

 パドックに着くと、正夫は足を投げ出しドカッと階段席に腰をおろした。
 ふー、きっついなあ。でもよかった、間に合った。
 荒い呼吸に混じる安堵のため息が、天高くそびえる秋空に吸い込まれる。

 第3レーススタート35分前。パドック前の柵にかけられた色とりどりの応援の垂れ幕。出走馬の姿は、まだない。
 目の前の電光掲示板を見やる。オレンジの文字たちが、病院の待合室で順番を待つ患者のように、無言で礼儀正しく並んでいる。
 サラ系3歳未勝利戦。16頭立て。眠気に喝を入れた目が、お目当ての馬の情報にフォーカスされる。

 1枠1番 マサオガンバレ。単勝11.2倍。馬体重436キロ。

 5番人気か。まあまあかな……。よかった、体重も減ってはいない。メンバー的にそんなに早いペースにはならない。なんとか逃げきれるはず。いけるよ、いける。信じてるよ、オレは……。

 正夫がその馬に出会ったのは去年の夏のことだ。

 何? マサオガンバレだと? ふざけた名前つけやがって……。
 そう思いつつも、当然自分と同じ名前の馬は気になるもの。いつしか毎レース追いかけるようになっていた。
 出走13回。1着0回。2着3回。3着4回。4着以下6回。それが、その馬のそれまでの戦績だ。
 良血との評判で、勝ち上がりは時間の問題と目されていたのだが、今日まで1勝もできずにいる。初戦は単勝1.7倍の圧倒的な1番人気で3着に敗退。次戦も1番人気で2着。その後も大負けはしないものの、勝ちきれない歯がゆいレースが続いた。最後のひと踏ん張りがきかない。ゴール前の追い比べで競り負けてしまうのである。

 オレは、絶対にお前とサヨナラなんてしたくないし、しないからな……。
 やがてパドックの奥から、1頭また1頭と馬が姿を現した。ゼッケン1番をつけたマサオガンバレはその先頭を歩いている。
 陽光に輝く金色のたてがみ。栗毛色に四白流星の、遠くからでも人目を引く美しい馬体。四白流星とは、4本の足の先がソックスをはいたように白く、顔の真ん中にもすっと白い線が入っている馬を言う。
 そして、ちょっとうつむき加減に真っ直ぐ前を見つめるつぶらな瞳。決して誘導員をひっぱることも、いきり立つそぶりもみせない。
 堂々とした歩きっぷり――そう言ったら聞こえがいい。
 でも、実際は……。

「競走馬としてはおとなし過ぎる」
 それが淡々とレースをこなすマサオガンバレに与えられたレッテルだった。

 おとなし過ぎる、か……。

 薄笑いを浮かべた、つい先日のあの声がよみがえる。

「だいたい君はおとなし過ぎるんだよ。男は黙って何とかの時代じゃあないし、浪花節は今時流行らない」
 正夫が勤務する会社にヘッドハンティングされ、この7月から直属の上司になった部長の甲高い声。上司と言っても、年は正夫と同じだ。正夫も若くして管理職に抜擢されて課長職に就いたのだが、その上を行く存在。エリート中のエリート、と言っていいだろう。今や年功序列の世の中ではない。能力主義。新卒を育てるよりも外部の脂ぎった血を入れて活性化する。外資系の資本が入り込んだ正夫の勤務先は、その最たるものであった。

「ですが部長、私はそれがおかしいと言っているのです。確かに投資は控えるべきです。しかし、一切の投資なしにこれ以上の効率化を図るのは不可能です。人員の削減だって限界にきています。社員ひとりひとりにも生活があるんです」

「平川君、残念ながら日本はもはや市場のひとつにしかすぎんのだよ。市場の成長が考えられなければ資金は主要市場向けに使われるのは経営として当たり前だろ。何れにせよ、現行の契約社員は20%削減だ。次回の契約で全員6か月契約を3か月に変更するのは役員会で決まったこと。それをどう実現するかが管理職の役目であり、評価だ。君ができないと言うなら私にも考えはある。いいかい、世の中に君の代わりはいくらでもいるんだよ」

 君の代わりはいくらでもいるんだよ。
 オレの代わりはいくらでも……。
 オレの代わり……。

 いつからだろう、単なる応援を超えてマサオガンバレに自分の生きざまをオーバーラップさせるようになったのは。

140914keiba1.png

「とまーれー」
 パドックでは騎乗合図がかかる。

 マサオガンバレの一挙手一投足をこの目にしっかりと焼き付けてやる。
 な、マサオ、お前もオレも勝てずにいるけれど、お前はお前しかいないし、オレはオレしかいないんだよな。

 騎手がマサオガンバレの背にまたがる。
 同時に、正夫とマサオガンバレの目が交錯する。
 瞬間、柔らかい日差しを浴びたマサオガンバレの目が、キラリと光る。

 正夫、いつもいつも応援に来てくれてありがとう。
 ねえ、見てて。ボク、今日は違うんだ。
 わかってるんだ。今日勝てなかったらどうなるかって。
 今日勝ち上がれなかったら、もう走るレースがないもんね。
 ボクも正夫と別れたくないし、また応援に来てほしい。
 だから、今日のボクを信じて……。

 やがて周回を終えた馬たちが、パドックの奥へと消えて行った。
 うん、今日はいける!
 何の裏付けもないが、正夫の直感がそう叫んでいた。

 なあマサオ、もしお前が勝ったら、オレも勝利を目指してもう一度自分の人生を考えてみようと思うんだ。
 オレは何のために生きているんだろう。
 オレは誰のために生きているんだろう。
 オレの代わりは、オレの代わりは、オレしかいない。

nakayama3.png


 午前11時5分。第3レース発走のファンファーレが鳴り響く。最後の未勝利戦。このレースが、これまで一度も勝てていない3歳馬のラストチャンス。ここで勝てなければ、待っているのは……。

 よし、マサオ、お前の走りをしっかりと見てやるからな!
 ゴール番付近で身を乗り出す正夫。

 全馬ゲートに収まり、スタートが切られた。
 マサオガンバレは見事なダッシュを決める。
 よし!
 大逃げを打つマサオガンバレ。後続との差はグングンと開いて行く。
 いいぞ、いけるぞ!
 マイペースで軽快にバックストレッチを走り抜ける。
 3コーナー、4コーナーを回り最後の直線へと向かう。
 必死の形相のマサオガンバレの手応えが次第に怪しくなる。
 騎手が懸命に手綱をしごき、ムチを入れる。
 が、追いついてきた後続がマサオガンバレに襲いかかる。

「行けー!マサオ! マサオ、ガンバレー!」
 声の限り叫び続ける正夫。

 中山の上り坂を必死に走るマサオガンバレ。
 まだトップをキープしている。

「もう少しだ! お前はお前しかいないんだ! マサオー! マサオー」

 苦しそうな表情のマサオガンバレが、一瞬、ゴール付近の正夫の姿を見てニコリと笑った、ように正夫には思えた。

 正夫の目の前を悠然と飛ぶ赤とんぼが、澄み渡った青空に溶け込んで行く。

「マサオー!」

 明日への架け橋を、今、ともに渡る正夫とマサオガンバレ。

 透き通った叫びが、赤とんぼに負けないくらいに高みへと吸い込まれて行く。

 マサオ、ガンバレ! 

 ゴールは、すぐそこだ。

nakayama2.png


● 僕が僕であるために 尾崎豊



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Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

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