topimage

2020-01

むさしや - 2020.01.19 Sun

ワクワクの原点ここにあり!オムライスwithナポリタン

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先日、所用で渋谷に出かけた。
その道すがらに寄ったのがこちら。

新橋駅のそばにある、むさしや

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オムライスが食べたい。
でも、時間がない。
そんなときに最適な店。

駅前の「ニュー新橋ビル」のオープンスペースに位置し、カウンターのみで席数も7つと少ないのだが、まるで立ち食いソバのように回転が早いので多少並んでも大きなタイムロスにはならない。

もちろん、美味しくなければOut of 眼中。
選択肢には入ってこない。
味もボリュームも大満足!!

席に着き、手際よく働く店員さんにオムライスを注文。

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店内の様子をじっくりと眺める間もなくオムライスが登場!!

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いやあ、いい匂い!
おいしそう!!

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ではさっそく、いっただきま~す!!

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うん、これこれ!!

何がうれしいかって、ナポリタンと一緒にお目見えするところが最高。

ケチャップ炒めのご飯とケチャック炒めのスパゲッティ。
この、炭水化物の重ね食いの王様のような組み合わせが実にいい!

子どもの頃、ナポリタンや焼きそばをおかずにご飯を食べた思い出がよみがえる。
(さすがに、オムライスをおかずに白飯は食べなかったけど……)

「炭水化物抜きダイエット」や「糖類0」が世の中で市民権を得る中、炭水化物の重ね食いは悪しき食べ方として日増しに肩身が狭い方へと追いやられている。
確かに、炭水化物の過剰摂取は良くないのかもしれない。

でも、めっちゃ美味しいんだよそれが!
チキンライスとナポリタンが混ざってたっていい。

ボクが小学校に通っていたころは土曜日は午前中だけ授業があった。
学校が終わり、自宅で昼ごはん。

親が作ってくれた料理を急いでかっ込んで友だちと公園に遊びに行く。
1分でも長く友だちと遊びたい身にとっては、ナポリタンやオムライスはピッタリの食べ物だった。
(オムライスは、たいてい前日の残りご飯でできていたりする)

うまく使えないはしでちまちま食べるのではなく、スポーンやフォークでがばっと食べる。

いやあ、懐かしい。

うーん。
ほんのちょっぴりノスタルジック。

こんな話に共感してくれる人っているのかなあ??

今は公園で遊ぶ子たちも少ないし、昭和は遠くなりにけり、なのかなあ……。

ま、それはどうでもよいとして、大切なのは心身へのエネルギーの注入。

ボクたちが明るく生きなければ、下の世代や子供たちが明るく生きれるわけがない。

さあ、美味しいオムライスとナポリタンをほお張って、明日に向かって突っ走ろう!

■ むさしや 食べログ情報
・電話 : 03-3501-3603
・住所 : 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 1F
・交通手段 : JR新橋駅烏森口・日比谷口から徒歩1分。ニュー新橋ビル1F
・営業時間 : [月~金] 10:30 ~ 20:00 頃 [土] 11:00~15:00 頃
・定休日 : 日曜・祝日
  営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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まつば - 2019.12.30 Mon

汲沢の地に根づく、やさしさの実が成る松の木

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2019年12月29日。
かねてから気になっていた店へと向かう。

その店の名は、まつば

最寄り駅は横浜市営地下鉄の踊場駅なのだが、駅からは距離があり、メインストリートからも離れているため決して行きやすいとは言えない。
それでも、永年閑静な住宅街の一角で営み続けるこの店は、きっと地元の皆様に愛されているに違いない。

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この日はDQウォークをしながら、立場方面から目的地へと向かう。
中田から踊場へ向かう地域、特に南西の地域には何だか懐かしさを感じる風景が広がっている。

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そういえば、子供のころ、自転車で転んでどぶ川につっこんだっけ……。

歩きスマホで川に落ちないように!
誰かに釘を刺されそうだ。

そんなことを思いつつ「まつば」に到着。
11時50分、「営業中」の立て札を確認して店内へ。

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「いらっしゃいませ」
厨房から出てきた初老の奥さんのやさしい声が迎えてくれる。

「オムライスをください」
席につくなりさっそく注文。
「ピーマンが入ってますが大丈夫ですか?」
そう尋ねる奥さんに、
「あ、はい、大丈夫です!」
思わず、ひとりで店に来てしまった小学生のように、元気よく返事をする。

一瞬、奥さんの質問に不意を突かれたが、じわーっと嬉しさがこみ上げてきた。
いったい、ピーマンが大丈夫かって聞かれたのは何十年ぶりだろう。
それに、なんてやさしい配慮なのだろう。

ピーマンが入ったオムライスを店で食べたことは数えきれないが、そんなことを聞かれたことは一度もない。
いや、むしろ、その店の味として加えられた食材ならば、ピーマンが大丈夫かという質問はナンセンスで、あり得ないものなのかもしれない。

でも、この店ならあり得る。
この質問で、ボクはこの店が地元の皆様に愛されている店であることを確信。
加えて、寒空に覆われた身も心も、しっかりと温めてくれることも……。

まるでなじみの店に来たような感覚で辺りを見回す。
席は、4人掛けのテーブルがふたつと、4~5人掛けの小上りのテーブルがふたつ。
先客は、小上りに幼少の姉弟を連れた若夫婦が一組。

決して大きな店ではないが、メニューは豊富だ。

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壁のメニューの下にはこんな張り紙が。

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必要な方、どうぞ注文してください。

この張り紙にもやさしさがにじみ出ている。

「はい、お待たせしました。ラーメンと半チャーハンです」
奥さんが小上りに出来上がった品を運ぶ。
どうやら、子供たちが半分ずつ食べるようだ。

「はい、みそタンメンとキムチラーメンです」
続いて大人用の注文品が運ばれると、
「大きい!」
弟君の目が輝く。

きっと、両親にこの店に連れてきてもらったことは、姉弟の大切な思い出になるんだろうなあ。

日曜日の昼下がりの素敵な光景に、こころが和む。

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先客の料理が出来上がり、いよいよオムライスの番が回ってきた。
パチパチと油が中華鍋ではねる音に始まり、炒める音、たまごを溶く音と、心地よい調べが店内に響く。

やがて、アルバイトのお兄さんに運ばれたほっかほかのオムライスが到着!

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いやあ、これこれ!
これぞ、ザ・オムライス。
店の雰囲気にもよくマッチしている。

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しっかりとライスを包み込んだたまごに、多めのケチャップ。

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では、いっただきま~す!!

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よく炒められた芳ばしいケチャップライスに、具は、チキン、玉ねぎ、ピーマン。
見た目は濃そうな色合いだが、味つけはまろやか。
上にかかったケチャップの掛け具合で好みに応じて食べられる。
きっとこれも、この店のやさしさなのだろう。

「ごちそうさまでした」
食事を終え、やさしさに包まれた身をレジへと運ぶ。

「丁寧でやさしい味ですね」
奥さんにそう言うと、
「ありがとうございます。うちは家庭料理のようなものしかできないんですよ」
明るい笑顔が返ってきた。

「いや、ボクなんかはオムライスは幼少の頃に親が作ってくれたものを食べることから始まってますから」
「そうですよね。最近はデミグラスソースなんかが多いですけど、オムライスはやっぱり」
「何年位やってらっしゃるのですか?」
「30年ぐらいです。夫婦ふたりで。でももう体力が。個人店も減ってますし、来年もできるかどうか……」

そんな会話を交わし、店を後にする。

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店を出ると、「まつば」の看板を眩い陽光が照らしているのが見てとれた。
脳裏に、店の中で聞いたご主人の電話で出前注文に応対する声がよみがえる。

「はい、まつばです」
「大丈夫ですよ」
「はい、元気です」

ご主人も奥さんも、とてもやさしい口調で対応してくれる。
それは決して対価を払ってくれる顧客に向けられた営業スマイルから出たものではなく、人間性からにじみ出たものだ。
そのやさしさは、料理のみならず店全体にあふれている。
だから、お客さんに信用され、愛される。

2019年も終わりを告げようとしている。

先行きが不透明な現代社会。

持つ者と持たざる者。
何を持てばしあわせ?
何を持たないと不幸?

大切なことは?
大事なものは?

ぬくもり
まごころ
つながり

「まつば」で見たオムライスのある風景。
来年も、再来年も、ずっと見続けられることを願う。


■ まつば 食べログ情報
・電話 : 045-871-0984
・住所 : 神奈川県横浜市戸塚区汲沢6-5-15
・交通手段 : 踊場駅から785m
・営業時間 : 11:00~14:30 17:00~20:30
・定休日 : 月曜日
 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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煉瓦亭 - 2019.09.03 Tue

オムライスは一日にして成らず

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相変わらず日中は暑い日が続いているが、8月も終わり、朝夕は秋の気配を感じる今日この頃。

さてさて。
実は、忙しさにかまけてレポを書いていないお店がたまりにたまっている。

ということで、淳二紹介させていただきま~す!!

最初の怪談は……。

ん?
稲川淳二?

あっ!

順次紹介させていただきま~す!!

おやじギャグやめろー!!!

ブーブーブーブー!!

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おっと、何年かぶりんのブーイング攻撃!

やばい。
やはり暑さでおかしくなっている。

え?
前から??

なんてことはどうでもいいとして。

先ずはこちらの店から行こう!

オムライスの元祖と言えばおわかりだろうか?

この年表の通り、1900年に登場したライスオムレツ。

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この日の目的の店は煉瓦亭
新橋から歩いて銀座へと向かう。

夕闇迫る銀座の街角。

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歩くのもままならないほど、とにかく、外国人観光客であふれかえっている。
こんな光景になったのはいつからだろうか。
そんなことを思いながら煉瓦亭に到着!

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扉を開けて案内された席に着く。
歴史を感じるシックで落ち着いた店内。

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注文は、もちろん元祖オムライス。
たまごをご飯の上にのせたり包んだりするのではなく、溶き卵に具材・ライスを混ぜて焼き上げるタイプ。

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混ぜ合わせるタイプはいろいろな店に影響を与えているが、みたことのない人にはとても新鮮だと思う。

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接写!!

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では、いっただきま~す!

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うおー、とろける~!!

具材は、玉ねぎ、ひき肉、マッシュルーム。
砂糖と醤油を隠し味に炒めているので、おじやのようでもあり、たまごかけご飯のようでもある。
これはもうたまらない。
昼や夜だけでなく、朝ごはんでもいけると思える日本人の舌やおなかに染み入る逸品。

いったい、今までどれくらいのお客さんがこの店を訪れたのだろう。
厚生労働省の平成25年の「生活衛生関係営業経営実態調査」によると、飲食店の一日の平均客数は75人程度なので、仮に年間で300日営業しているとすると、 客数は述べ22,500人/年になる

ということは、120年で2,700,000人にものぼる。
まさに、煉瓦亭に刻まれた歴史は日本の洋食の歴史そのものだ。

すべての道は煉瓦亭に通じる。
煉瓦亭は一日にして成らず。
オムライスは、一日にして成らず。

世の中に星の数ほどオムライスはあれど、元祖は煉瓦亭のオムライスただひとつ。
ぜひ一度、味わってみていただきたい。


■煉瓦亭 食べログ情報
・電話:03-3561-7258
・住所:東京都中央区銀座3-5-16
・交通手段:東京メトロ銀座線銀座駅A10またはB1出口より徒歩3分 和光裏、ガス灯通り。銀座駅から195m
・営業時間
  [月~金] 11:15~15:00(L.O.14:15) 16:40~21:00(L.O.20:30)
  [土・祝]  11:15~15:00(L.O.14:15) 16:40~20:45(L.O.20:00)
・定休日:日曜日
  ※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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なとりさんちのたまごや工房 - 2019.08.15 Thu

諏訪でいただく自然の恵みあふれるオムライス

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あいにく関東地方は雨の予報。
涼しいところで晴れているところはないかなあ。
残念ながら東北も雨。

うーむ。
ウェザーニュースをガン見。

ん?

おっ!
長野は晴れてる!
せっかくなので山に登ろうか。
でも、難易度の高いアルプスの山々に行く気はしない。
よし、諏訪にある守屋山に登ろう!
諏訪大社のご神体でもあるこの山は、1600メートルほどと登山には手ごろだ。

午前4時。
海老名インターから圏央道に乗り、中央高速経由で諏訪へと向かう。

午前7時前に守屋山の登山口である杖突峠の駐車場に到着。
ところが、小雨がパラパラと……。

どうしよう。

レインウェアは持っているものの、雨が降っていると登山意欲のなくなる軟弱者。

下界は晴れているよなあ。

あっ!
虹だ!!

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きれいだなあ。
爽やかな風の吹く早朝。
山もいいけど、湖もよさげだ。

山 vs 湖

どちらにしようかな。
(虹の)神様の言うとり。
なのなのな。
どんどこしよ。

登山靴も持ってきた。
インナータイツも履いている。
ソックスも登山用だ。

ここまで来て悩むことはないだろう。

小雨の中でレインウェアを着ての暑苦しい登山 vs 湖上を渡る風に吹かれて諏訪湖周辺散策

勝負は立ち合いの一瞬で決まった。
ということで、軍配は諏訪湖近辺の散策に!

杖突峠から下山し、上諏訪駅付近の駐車場に相棒を停める。

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湖に行く前に歴史のある街を散策。

こちらは高島城。
かつては諏訪湖に突き出しており「諏訪の浮城」と呼ばれていたが、江戸時代の初めに諏訪湖干拓が行われ、水に浮かぶ面影は失われた。
しかし浮城の異名を持っていたことから日本三大湖城の一つに数えられている。

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続いて1928年(昭和3年)竣工の片倉館。
片倉製糸紡績株式会社社長の二代片倉兼太郎が欧米の視察旅行を行った際に、先進諸国では文化福祉施設が充実していることに感銘を受け、帰国後、諏訪に文化福祉施設を作りたいと切望して建設した温泉施設だ。
もちろん、今でも入浴できる。

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商店街を歩いていると、何気ない建物でもの歴史を感じさせるものもぽつぽつと目につく。
まちづくり拠点の「すわまちくらぶ」があるこの建物もそのひとつで、登録有形文化財として登録されている。

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それと、長野と言えば「信州味噌」。
日本で生産・消費される味噌の約4割が信州味噌なので、有名なメーカがそろっている。
伊那市のハナマルキ、長野市のマルコメみそ、そして、ここ諏訪市のタケヤみそ。

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諏訪市の味噌と言うと、もう1社有名なのが神州一味噌。
今は都内に本社があるが、創業は諏訪で、本店は諏訪にある。

さらに。

神州一味噌の親会社が日本酒の「真澄」で有名なこちら宮坂醸造!

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飲みてー!
いや、クルマだからムリ。

残念!

散策を終え、昼食へと向かう。

諏訪湖からクルマで10分ほどにある目的の店に到着!

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店の名は、なとりさんちのたまごや工房 ( ← リンク )

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名前の通りたまごにこだわった店で、高級卵の「煌めき」をふんだんに使ったお菓子や料理を提供している。

以下、店のホームページに書かれた「煌めき」の紹介より。

「煌めき」のまたの名は“ハーブづくし卵”。
6種類ものハーブ(ナツメグ・マリーゴールド・ガーリック・パプリカ・シナモン・シャコウソウタイム)を配合したエサで健康的に育てられた、180〜450日齢の最も活動的で元気な若鶏が産んだ、贅沢な卵となります。
ニワトリには動物性飼料(魚粉など)を一切与えず、純植物性の飼料で育てたニワトリから産まれた卵は特有の生臭さがなく、卵の美味しさをストレートに味わっていただけます。

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レストランに入りメニューを拝見。
デミグラスソースのオムライス、厚切り肉の入ったリッチデミグラスソース、彩り野菜のトマトソースオムライスなどいろいろなオムライスがあるが、期間限定のキーマカレーのオムライスを注文!

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店内の雰囲気を楽しみながら出来上がりを待つ。

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しばらくしてオムライスが運ばれてきた。

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おー!
カラフル!

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黄色いタマゴと茶色のカレーをベースに、夏野菜のそれぞれの色が花を添える!
加えてカレーの香りがたまらない。
食欲MAX!!!!!!!

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では、いっただきま~す!

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おー!
たまごが溶け出す!

さすがのこだわり、たまごがとてもおいしい!

しか~し!

美味しいのはたまごだけではない。
たまごと混ざったキーマカレーは、薄く色付けされた(ターメリックかな)バターライスとの相性も抜群。
野菜もどれもこれも味が濃く「野菜を食べてるぞ感」がハンパない。
かんでのみこむたびに、まるでひと目盛りひと目盛りと増えていくのがわかるように、体全体にエネルギーが注入されて行く。

恐るべき感覚。
たまごだけでなく地元の新鮮な旬の野菜にもこだわりを持っているこの店の成せる技なのか。

いやあ、大満足!
ちなみにご飯の量は少ないので、一般的な量を食べたい場合は大盛にするのがいいと思う。

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店を後にして、花火大会の準備が進む諏訪湖畔に足を運ぶ。

豊かな水。
青い空。
湖面の水鳥。

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美味しい自然の恵みとその生産者や料理人からエネルギーをいただいた身を芝生に投げ出す。

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衣、食、住。
人間の生命維持の基本。
衣食足りて礼節を知る。

資本主義の世の中。
いや、競争社会の世の中。
1円でも安くと、廉価な食べ物や店がもてはやされる。

いかに安く提供できるか?
グローバルな競争に勝つべく、企業努力は進む。

日本のものづくりを大切にしよう!
そう叫びつつ外国製品が並ぶ100円ショップへと足を運ぶ。

保存料や添加物は体に良くない。
そんなことは聞きなれていながら、消費者は消費期限の短いものや高価なものを買うのは躊躇してしまう。
安くてそれなりに美味しいものを求める。
だって、高いものを買う余裕なんてないし……。
利益を追及する企業も、消費者の「安くて美味しい」に応えるべく趣向をこらす。

表面的なものでの是非の判断がそこにある。
何も商品に限ったことではない。

字がうまくなるためにペン字を習う。
戦術としてコミュニケ―ション能力を高めようとする。
すべては印象を良くして競争に勝ち、より高収入を得て豊かな生活をするために。

たとえ美しいこころを持っていようと、そんなことはどうでもよく、字が下手で口下手だったら評価されない。
逆に、腹黒かろうとしたたかだろうと、字がきれいで口がうまければ称賛される。

そして、表面的な取り繕いや競争に疲れ、かつ我慢に我慢を重ね、病に伏す人も少なくない。

豊かさって何?

生きるって何?

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青空に向かってそびえる諏訪湖の日時計。

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太陽に向かって咲き誇るひまわり。

体中に行きわたったエネルギーが、ボクの中で叫び声をあげる。

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■ なとりさんちのたまごや工房 食べログ情報
・電話:050-5592-3977
・住所:長野県諏訪市四賀神戸2939-1
・交通手段:諏訪ICより5分、諏訪湖より10分、蓼科・白樺湖より30分 茅野駅から2,643m
・営業時間
  ●ショップ 10:00~18:00
  ●レストラン 11:00~15:00(L.O)

定休日 火曜日 8月の定休日 6日(火)、20日(火)、27日(火)

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パリー食堂 - 2019.08.13 Tue

山の神のやさしい微笑み

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午前6時。
我が相棒に乗り込みスタートボタンに手をやる。
同時に、V6 3.7リッターの咆哮が夏の朝にこだまする。

この日の目的地は埼玉県秩父市。
夏の曲をBGMに、片道約3時間半のドライブを楽しむ。

昨年の12月に訪れた飯能を越え国道299号線を北上。
全長約2キロの正丸トンネル(ちなみに鉄道用は約5キロある)を抜けると、いよいよ秩父が目の前に迫る。

やがて、山肌を大きく削られた武甲山が姿を現す。
セメントの材料に使われる石灰岩が豊富にあるため採掘で山の形が変形し、標高も低くなってしまったようだ。

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9時20分。
秩父鉄道の秩父駅前の駐車場に相棒を停め街へと繰り出す。

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ローカル色豊かな秩父駅の改札。

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長瀞方面へと線路は続く。

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”のんびり行こうよ”
日々草の向こうで、おだやかな風がやさしく微笑む。
「のどか」という言葉はこの街のためにあるようだ。

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駅前を離れて秩父神社方面へと足を運ぶ。

夜祭で知られる秩父。
「秩父夜祭」は京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並び「日本三大曳山祭り」に数えられる「秩父神社」の例大祭で、ユネスコの無形文化遺産として登録されている。
さすがに祭りの街、「秩父まつり会館」なる建物も。

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ほどなくして秩父神社に到着。
夏の観光シーズンだが人影はまばらだ。

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二礼二拍手一礼、平和を祈願する。

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続いては歴史のある店の探訪。

創業95年を誇る松本製パン。

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かなり美味しいと評判のレストラン・ハクオー。
営業してるの?
そんな疑いを持ってしまう外観と味は必ずしも一致しない。
秩父の隠れ家的名店だ。

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大正5年創業の安田屋。
こちらでは豚肉の味噌漬を購入!
あと数日寝かせたら食べごろになるとのこと。

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老舗だけではない。
こういった、風情を感じる歴史的な建物も多く残っている。

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ファミリーマートも景観を損ねない配色だ。

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秩父鉄道の秩父駅とは趣が異なる西武秩父駅。
2017年にリニューアルされた駅舎は、この年に駅前にオープンした複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」と一体感を持たせたデザインになっている。

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そして、御花畑駅。
ボクの頭の中か、はたまた天国に一番近い駅か。
江戸時代からの桜の名所で、副駅名として「芝桜駅」という名前がつけられている。

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2時間半ほど散策を楽しみ、いよいよこの日の目的の店へと向かう。

その店の名は、パリー食堂

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1927年(昭和2年)製の建物は、有形文化財にも登録されている。
もともとはカフェ・パリーとして創業し、料亭を経て現在のパリー食堂に至っている。

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ショーケースに並ぶ古びた食品サンプルのオムライス。

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なんだかとてもワクワクする。
右から書かれたパリーの暖簾をくぐり店内へ。

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先客はひと組2名。
フロアの女性にさっそくオムライスを注文。

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しばらくして、フロアの女性の笑顔とともにオムライスが運ばれてきた。

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水の入ったコップに入れられたスプーン。
付け合わせの野菜とフルーツ。
のどかな街並みにピッタリの、ほんわかとした景色が目の前に広がる。

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ボリュームは多くはないが、付け合わせを考えるとこれで充分。

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では、いっただきま~す!!

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うわっ!
やさしい味!!

具材はゴロゴロチキンと大きめにカットされたタマネギ。
これとライスを、絶妙な量のケチャップがこれまた絶妙な炒め具合で包み込む。
薄焼きたまごと相まって、ホントにやさしい味が口の中に広がる。

なんだろう、このやさしさは……。

炒めた香ばしさや甘さも強くない。
ケチャップの酸味も強くない。
見た目もいろいろな野菜やフルーツで彩られてはいるものの、決して「美しい」というわけではない。
何が特徴かと言われると答えに窮する。

傑出した特徴があるわけではないのに、それでいて妙にやさしく、なぜか惹かれる。

ケチャップとたまごが手をつなぎ、オムライスを構成する面々に微笑みかける。

ライスにもやさしい。
チキンにもやさしい。
タマネギにもやさしい。
そして、お客さんにやさしい。

地元民に愛され、柔和な笑顔を見せる年老いた店主の腕と心の成せる技なのだろうか。

オムライスって、これでいんだよな。
いや、これがいいんだよな。
これがオムライスだよな。

オムラスに気負いはいらない。
やさしさで包み込んでくれて、笑顔になれればそれでいい。

ボクの中で、もうひとりのボクが言い聞かせるようにつぶやく。

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山に囲まれ幾多の歴史が刻まれてきた秩父。
そんな秩父には、関東でも有数のパワーの強い神様たちが住んでいるとされ、中でも「秩父神社」は女性的でやさしい包み込むようなパワーを持つ神社と言われていている。

やさしい景観。
やさしい風。
そして、やさしいオムライス。
もしかしたら、「場」の持つ力が街全体を覆いつくしているのかもしれない。

先行きが不透明な現代社会。
秩父の街を歩いていると、何が大切かを改めて考えさせられる。

涼しくなったら、また来よう……。


■ パリー食堂 食べログ情報
・電話:0494-22-0422
・住所:埼玉県秩父市番場町19-8
・交通手段:秩父線御花畑駅から徒歩約3分
        西武秩父駅から徒歩約6分
        秩父線秩父駅徒歩約6分
・営業時間:11:30 〜 20:30
・定休日:不定休

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プロフィール

Omunao

Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

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