2017
11.30

Monte Antico

Category: ストーリー
飲料は飲料でも、先にワインを。

最近気に入っているワイン。

イタリアの、モンテ・アンティコ

「モンテ・アンティコ」は「古い山」の意味。
その名の通りの歴史を感じる深い味わいを、手軽に楽しめる。
ネットを見ると「トスカーナのサンジョヴェーゼが持つ可能性を最大限に引き出した、ポケットマネーで買えるスーパー・トスカーナ」と絶賛されている。

【 ワイナリー名 】 フランコ・ベルナベイ
【 分 類 】 赤ワイン
【 タイプ 】 ミディアムボディ
【 品 種 】 サンジョヴェーゼ(85%)メルロー(10%)カベルネ・ソーヴィニヨン(5%)
【  国  】 イタリア
【 地方 】 トスカーナ サンタ・ルチア
【品質分類・原産地呼称】 IGT

171130omunao1.png


つまみはチーズ。
ベルキューブの「赤ワイン」セレクトとともにいただきながら、今日も、詩をひとつ。



Monte Antico

20:10を指す時計の針
ゆっくりと、ボクを乗せた汽車が走り出す

さあ、君を迎えに行くよ
一緒に美味しいワインを飲もう

時の壁を超え
果てしない空を越え
君と過ごす至福のひととき

20:10発、君行き
ふたつのこころが、ひとつになる


171130omunao3.png



スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
2017
11.29

プラネタリウム

Category: ストーリー
なんとなく書いたので、今日も詩を……。



プラネタリウム

7月7日 15時50分
照明がおち、プラネタリウムの天井一面に星空が広がる

今年一番の暑さを記録したこの日
猛暑と隔絶された快適な空間のリクライニングシートで
君とふたりの小旅行

ボクのとなりにちょこんと座っている愛らしい君
さらさらの髪の香りが、ボクの中の深いところに微笑みかける

さあ、出発だ
準備はいいかい

天空を流れる天の川
すーっと流れる星に願いをかけて
君とふたりきりの、夏が、はじまる

171129omunao1.png


Comment:0  Trackback:0
2017
11.27

夕空に思いを馳せて

Category: ストーリー
飲料を紐解く前に、先日描いた空飛ぶオムライス?の絵に詩をつけたので、そちらを……。



夕空に思いを馳せて


土砂降りの雨がやみ、晩秋の西空に夕焼けが広がる

今ごろ君は夕飯の支度をしているのかな

こんな日はオムライスがいいな
太陽にもまけないぐらいほっかほかのご飯に、真っ赤なケチャップ

よし、頑張るぞ!
元気よく湯気を出しながら炊飯器が言う

トントントン
キッチンから響く、軽快なリズム

君がつくる美味しいしあわせ
思い切り窓を開けて、笑みを浮かべて舞い込む風と一緒に頬張りたいな


171127omunao1.png


Comment:0  Trackback:0
2017
05.01

5月の風に乗って

Category: ストーリー
今日から5月。

風薫る、5月。
さわやかな、とても心地よい季節。

身も心も踊りだす。

ということで、浮かれ気分で書いてみた♪


5月の風に乗って

午後3時
笑みをたたえた風が、ベランダの窓をノックする

つられて外を見やる

そろそろ時間だよ
窓越しの青空が手招きする

ありがとう
どこまで連れて行ってくれるのかな?
窓を開け、青空に問う

お望みならどこまででも
両手を広げ、おどける仕草の青空
その横で、風が、大きくひとつうなずく

では、素敵な笑顔のあの場所まで

了解!
ウインクしながら親指を立てる青空

さあ、乗って!
部屋に舞い込んだ風が5月の扉を開ける

うん!

さあ、行こう!

5月の風に乗り、
青空の向こうに広がる、
素敵な、君の笑顔を目指して

170501may5.png


**************************************


ホントいい季節で、なんだかウキウキ。
(ゴールデンウィークだからっていうのも大きい)

そんな季節にこの曲はいかが?
岩崎良美が歌う「愛してモナムール」。

1982年のリリースで、作詞は安井かずみ、作曲は加藤和彦。
数多くの名曲を残した、今は亡き夫婦の作詞作曲。

岩崎良美の愛らしい笑顔とのびのある素晴らしい歌声にピッタリの曲!
聴いていて、ホント、踊りだしたくなる。

● 愛してモナムール 岩崎良美




もう一曲、同じく作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦のこの曲を♪
岡崎友紀が歌う「Do You Remember Me」。
こちらは1980年のリリース。

● Do You Remember Me 岡崎友紀



あー!懐かしいなあ!!
最後にもう一曲行っちゃおうかな。。
1984年にリリースされた、飯島真理の「愛・おぼえていますか」

ではでは!

● 愛・おぼえていますか 飯島真理




Comment:0  Trackback:0
2016
10.30

エスプレッソな夜

Category: ストーリー
 「こんばんは」
 2016年10月28日、夜。突然、アポなしで冬の寒さがやってきた。
ぐんぐんと下がっていく気温。予期せぬ訪問者に戸惑うボクを尻目に、冬の寒さはずかずかと玄関から部屋へと上がりこむ。
 「いやあ、急に冷え込んできましたね」
 背負っていたリュックをおろし、部屋に腰を落ち着けた冬の寒さが言う。
 何言ってんだよ、そうしているのは自分だろ!
 こころの中でそう思いつつも、
 「3月以来ですね。今、部屋を暖めますから、せっかくなのでゆっくりしていってください」
 古くからの友に再会する喜びが勝り、そんな言葉がボクの口をつく。
 「ありがとうございます。あ、これ、つまらないものですけど」
 冬の寒さは、コーヒー専門店のロゴが印刷された紙袋をリュックから取り出すと、
 「最近、エスプレッソにはまっていらっしゃるんですよね。私も好きなもんで」
 口許に笑みを浮かべてボクに差し出した。
 「よくご存知で」
 自然とこぼれる笑顔を返すとボクは、
 「ありがとうございます。さっそく入れましょう。ちょっとお待ちください」
 そう言ってエスプレッソマシンへと向かった。

 「お待たせしました」
 ボクは湯気の立つコーヒーカップをふたつ、テーブルに置いた。
 芳醇な香りと暖がぱっと広がる。同時に、暗く冷たい空気に震えていた部屋が、陽光煌めく日なたに飛び出した。
 「いやあ、これは美味しそうですね。たった一杯の褐色の液体がこんなにもほっこりとする幸せな時間(とき)を与えてくれるなんて。何て素晴らしいことでしょう。まだ10月なので訪問するにはちょっと早いかなと思ったのですが、そんなことはなかったですね。この気温が美味しさを引き立ててくれるようです。では、いただきます」
 普段の寡黙な印象とはおよそ不似合いな饒舌を身にまとった冬の寒さが、ゆっくりとカップに手をのばす。 
 「どうぞ」と冬の寒さに手を差し出すとボクは、自分もひとくち、入れたてのエスプレッソを口に運ぶ。
 のどを抜け食道を通じて体内へ、そして、こころの深いところへと、あたたかさが溶けこんで行く。 
 なんて美味しいんだろう。
 感動が、とまらない。
 ボクの目の前で笑みを湛えながらエスプレッソを口にする冬の寒さ。寒さもエスプレッソも、前触れもなくいきなりやってきたその冬の寒さが持参したもの。状況としては、殴られた相手に介抱される、いわゆる自作自演の芝居に巻き込まれたようなものなのだが、「してやられた」などという気持ちを覚えることはなく、何とも言えぬ心地よさがボクを包み込む。

 12月生まれのボクにとって、冬の寒さは生まれながらに知った古き良き友である。
 寒いけど、どこかやさしい。
 辛辣な北風を送り込むけど、澄んだ空気と素敵な景色を与えてくれる。 
 いつのことだったか、そんな冬の寒さは、ボクにこんなことを教えてくれた。
 
 寒さがあるからこそ、寒さを知っているからこそ、あたたかさのありがたみが身に沁みる。
 ひとりの寂しさがあるからこそ、ひとりの寂しさを知っているからこそ、つながりの大切さを実感できる。
 辛さがあるからこそ、辛さを知っているからこそ、やさしさのぬくもりで包みこめる。

 「そうだ、ほかほかになる食べ物を作りましょう!」
 キッチンに立つとボクは、ふと思いついた料理を作り、冬の寒さに振舞った。

161030omu1.png


 「な、なんですかこれは?」
 目を丸くする冬の寒さ。
 「はい、ケチャップライスにゆで卵を乗せて、上からクリームシチューをかけてみました。ケチャップライスは玉ねぎを入れて、甘みと香ばしさが出るようによく炒めました。よかったら召し上がってください」 
 「ありがとうございます。では」
 
161030omu2.png


 「なるほど、これはあたたまりますね! シチューがケチャップライスにまろやかさを与えてくれますし」
 「喜んで頂けてよかったです。ところで、今晩の宿は決まっているのですか?もし決まっていないようでしたら、明日は仕事も休みですし、音楽でも聞きながら飲み明かしませんか?」
 「喜んで!」

 ちょっと早いけど、今年もまた冬の寒さがやって来た。
 いつの間にか早くなった日没時間。街も、着々と冬の準備を進めている。
 10月28日、イセザキ・モールの「イセザキ☆ライト」。
 10月29日、としまえんの「ウィンターファンタジア」。 
 10月30日、浅草花やしきの「ロマンチックイルミネーション ルミヤシキ」。
 ここ数日は、各地でイルミネーションの点灯式が行われている。   
 
 「では、乾杯!」
 冬の気配を肴に、友と、杯を重ねる。  
 
  
Comment:2  Trackback:0
back-to-top