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2013-06

おとこのたたかい - 2013.06.11 Tue

あんなさんの「冷静と情熱のあいだ」を眺めていたら、頭の中で言い争いが始まった。
(「美咲アンナのポエム日記」 リンク → http://misakianna.blog.fc2.com/

何だよ、せっかくあんなさんの世界に浸っていたのに……。

仕方がない、頭の中の言い争いの相手をしてあげよう。。

というか、いつもいつも勝手にヒントを頂いてしまってスミマセン……。


おとこのたたかい

「ハハハ、考えすぎだ。大切なのはハートだよハート。熱意ってやつだ。女性っていうのは、ちょっとくらい強引な方に惹かれるもんだ。一人暮らしの彼女の家に招待された意味なんて考えるまでもない」情熱が叫ぶ。

「そんなことはない。野獣じゃあるまいし。キラリと光る知性こそアピール度は高いはずだ」冷静が反論する。

「だからお前はいつもチャンスを逃すんだ。彼女だっていい加減しびれを切らしてるぜ」

「なにを言うかね。君には裏切られてばかりだ。彼女とのキスには情熱と冷静さが必要だとか言って一緒にさくらんぼを口の中で結ぶ練習を繰り返したのはいいが、肝心な本番でボクを無視して暴走したじゃないか。あの時の彼女のビンタは一生忘れない」

「ああ、ごめん、あれは悪かったと思っているさあ。まあでも、今でも付き合いは続いているわけだし……」

「君が何て言おうと、とにかくボクは反対だ」
 ちょっとだけ冷静さを欠いた冷静がそっぽを向く。

 おとこの中で、冷静と情熱の闘争が始まった。
 
 やれやれまたか。まったく肝心なときに……。
 情熱は一直線野郎だし、冷静も意外と頑固で言うことをきかない。両方とも自分であり自分ではない。

 制御不可能……。

 困惑の表情を浮かべるおとこ。
 そんな彼に遠くの方から、何ものかが話しかけた。
「君に呼ばれるのを待っていたよ。ここから先はまかせなさい」

 ん? 今度は誰? 救世主? それとも……?????

「冷静も情熱も極端だからいけない。冷たいに熱い。マイナス100とプラス100。冷たいも熱いも人は受け入れないだろ」

「誰だお前? いきなり出てきて偉そうに何言ってんだよ」情熱が熱くなる。

「あなたのお名前は?はじめに名乗るのが礼儀では?」冷静が冷静に言う。

「あ、失礼。私の名は無為自然」

「ムイ、シゼン、さん?」冷静が復唱する。

「そう、マイナスでもプラスでもない。冷静と情熱のあいだ。ゼロです」

「ゼロ? なんだそれ? 無為自然ってイニシャルで書いたらSMじゃねえか。あぶねーよ。そんな詐欺師に騙されるわけねーだろ!」情熱が血相を変えて言う。

「3人集まれば2対1で派閥ができるって言うけど、初登場の私を一緒になって攻撃するのですか?」
「あれ? 怒るんですか? ちっとも無為自然ではないですねえ……」冷静は冷静だ。 
 
 無為自然の顔色が見る見る赤くなって行く。
 どうやら無為自然も闘争に巻き込まれてしまったようである。

 なんだよ面倒くさいなあ。これではよけいに収集がつかない……。
 冷静も情熱も無為自然も、みんな大切なのはわかってる。でも、いい加減に自分の中で争うのはやめてくれ。

 そう思いつつも、おとこの頭の中で闘争の風船がどんどん膨らんでいく

 やがて限界が近づいてきた。もうだめだ! 

 おとこは頭を抱えた。
 誰かー。
 だめだ……。
 だ、誰か助けて!

 ……。

「バーン、バーン、バーン」

 と、そのとき突然、頭の中の風船が次々に破裂した。

 お?

 次の瞬間、争いは消え、何事もなかったような平穏がおとこに訪れた。

 同時に、

「どしたの?」彼女の笑顔が、おとこの目の前の景色を埋め尽くした。

「オムライスできたよ。さ、食べよ」

 目の前が、キラキラと光っている。
 ほっとするココロが笑顔に吸い込まれて行く。

 やがて、笑顔の中で、おとこのココロが口を開いた。

 助けてくれたんだね!

 どうしてだろう……。 
 男って常に戦い続ける生き物なのかなあ。
 自分でもよくわからないんだけど、自分の中でも戦っちゃうんだ。男の子は自分が大切に思う人を守るために生まれてくるから、持って生まれたものなのかも。
 冷静も情熱もいいやつだし必要なやつらなんだけど、いつも争ってる。こいつら役割分担とか一緒にやるっていうのが苦手で、どうやら自分の出番がよくわからないらしいんだ。
 
 だから君にも、あるときは「もっと熱くなって!」って思われるし、あるときは「ちょっとウザい」って思われちゃう。

 君の笑顔には助けてもらってばかりだし、あ、またやっちゃったってカンジだよね。
 だけどねえ、こいつら、「君の笑顔が見たくて」っていうのは共通してるんだよ。
 そのためにオレがオレがってガンバリすぎちゃう……。

 "わかってるよ、不器用さん"
 笑顔が、微笑む。

 おとこはやさしく笑顔を抱き寄せ、そっと目を閉じた。 

 笑顔の中で、戦いに疲れた冷静と情熱と無為自然がすやすやと眠っている。

 それは、戦うおとこの、しばしの休息の時間。



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競馬道中膝栗毛 - 2013.06.11 Tue

6月8日、9時30分。
快晴の東京競馬場に爽やかな風が吹き抜ける。

「あっ!」
第1レース発走45分前。眉間にしわをよせて競馬新聞とにらめっこをするomunaoの横で、競馬ビギナーのTTが指を鳴らした。
「どうした?」
「これ、すごいな」
「何が?」

DSC_0609.jpg


第1レース出馬表 牝馬限定 3歳未勝利戦

 1ヤマニンソルシュ
 2リーサムフェア
 3シェール
 4アポロレジーナ
 5ブラックジュエル
 6ジョリファム
 7デンコウアローズ
 8ニキーヤダイヤ
 9レッドキュラス
10スマッシュ
11グラマラスグロウ
12ヒメシャラ
13マザーズアイ
14ヴェルタート
15プレシャスクラウン
16ロンギングシャネル

「ジュエルに、ダイヤに、シャネル」
「え?」

なるほど。
 5ブラックジュエル  13番人気
 8ニキーヤダイヤ    6番人気
16ロンギングシャネル 14番人気 

「牝馬限定、つまり女の子のレースだからね」もっともらしくomunaoが言う。
「そうか」とTT。

どれも人気薄だ。
上位人気は、上から、
 4アポロレジーナ
 7デンコウアローズ
13マザーズアイ
14ヴェルタート
11グラマラスグロウ

「じゃあさあ、口を開けて宝石を待つということで、口がつく4、7、11を1、2着の軸に、5、8、16を3着にして買おう!」
冗談半分で馬券を購入。

結果。

1着  7デンコウアローズ
2着  4アポロレジーナ
3着 12ヒメシャラ

3連複:31,360円  3連単:115,890円

「なんだよヒメシャラって!びり人気じゃんよ……」嘆くomunao。
「……」無言のTT
「ま、宝石なんて転がってなかったってわけか」
そう言うと、omunaoは新聞に1着、2着、3着の結果を記入した。

と、そのとき、omunaoの頭に衝撃が走った。

「あーーーーーーーーー!!!!!!!ヒメシャラの母馬の名前、ジェニフアーズルビーじゃん!!!」

ガ~ン

DSC_0585.jpg


覆水盆に返らず。
でも、スゲーなあ、TTの見方。

気を取り直して第2レース。
「これは、11レースと騎手の柴田大と丸山の並びが同じだし、3枠外から4枠の馬の名前も共通している。最初から2番目の第2レースと、後ろから2番目の11レース。何かあるよね」

2レース
3枠 5ゴールドボンド 柴田大
4枠 6ルタンサス  丸山
4枠 7ザサンデー

11レース
3枠 6ゴールドバシリスク
4枠 7クノアポロ
4枠 8サンライズブレット
 :
6枠12スエズ    柴田大
7枠13ラフアウェイ 丸山

「共通しているのは5か6だけど、面白いのは9番人気で人気がない6だね」

結果。

1着 10デルマカマイタチ
2着  8ウインプライズ
3着  6キルタンサス

3連複:3,840円  3連単:13,180円

おー!!!!やったあ!! 
あれ、8番買ってないじゃん……。

ガ~ン、ガ~ン

DSC_0591.jpg


ショックを引きずり3レースをやり過ごす。

3レース結果。

1着 10ドレッシースタイル
2着 11マリーズミイ
3着 14クイックスパイダー

さて、4レースの障害戦はどうしようかなあ……

悩めるomunao。

「あっ!」

その横で、TTが、1レースの前と同じ声をあげ指を鳴らした。

「どうした?」
なんかデジャビュ。

「3レースまでの共通性がわかった!」
ビギナーTTの目が輝いている。
「なになに?」

1レース
1着  7デンコウアローズ
2着  4アポロレジーナ
3着 12ヒメエシャラ

2レース
1着 10デルマカマイタチ
2着  8ウインプライズ
3着  6キルタンサス

3レース
1着 10ドレッシースタイル
2着 11マリーズミイ
3着 14クイックスパイダー

「ほら、1頭だけ必ず女の子の名前が入ってる!2頭はいない、1頭だけ」
「え?」

1レース
1着  7デンコウアローズ
2レース
1着 10デルマカマイタチ
3レース
2着 11マリーズミイ

あ然とするomunao。
こやつ、何もの?
でも、面白いかも……。
明日は牝馬の重賞マーメイドステークスがあるし。

「じゃあ、4レースはそれで見てみよう!」
omunao、面白いものにはすぐに乗る。

 1イルテアトリーノ
 2トーセンタイガー
 3マダムバタフライ
 4クリスクリングル
 5リアルクラシック
 6ゴーカイフォンテン
 7フゲン
 8ブリッサ
 9アミフジガガ
10ジャマイカラー
11アサクサマリンバ
12メジロハクリュウ

「えーと、女の子の名前は……」

 9アミフジガガ
10ジャマイカラー
11アサクサマリンバ

「まあ、ここは11アサクサマリンバだろうね」
「じゃあ相手は……」
「逆に男らしい名前だね。障害戦なので、障害を乗り越えて引っ張ってくれるような」
「じゃあ、2着をアサクサマリンバにして、その前に来るのがどれか。馬単で勝負だ!」
「えーと」

「2トーセンタイガー、6ゴーカイフォンテン 12メジロハクリュウ は男っぽいね」
「4クリスクリングルはどうかな? クリスだし男っぽくない?」
「クリスはクリス松村の印象が強いしなあ……。それに、騎手の草野は前回来た時に落馬して馬券取り損ねたし」
「じゃあ、4はいっか」
「そうだね」

レースは始まり、1頭の馬が終始先頭を走って行く。
ゴール前、「あなたについて行く」と2番手を追走する11アサクサマリンバ。

結果。

1着  4クリスクリングル
2着 11アサクサマリンバ
3着  8ブリッサ

馬連:3,820円 馬単:9,930円

ガ~ン、ガ~ン、ガ~ン

DSC_0588.jpg


TTとomunaoの頭がウニになる……。

「よし、5レースでマジ勝負だ!!」
「何がいいかなあ???」

ウニが暴走する。
わけのわからない会話を交わす、TTとomunao。

11マイネルギャルソンはマイちゃん。
15カヴァリエールはリエちゃん。
16マユラウインドはマユちゃん。
13テルミドールのテルミさんと、17エイコオミラクルのエイコさんもいる。

じゃあ何かい、相手は
5エイプキングとか、9ハンサムオウジとかってか!
いや、18ディアキンカクも堂々としているし、7シゲルチクゴのシゲルも男の意地を見せそうだ……。

なんだよ14ラララって。
歌うなーーーー!!!!!!
でも楽しそうじゃねーか!!

3ラブゲーム?
♪男と女のラブゲーム~

だから、歌うなーーーー!!!!!!

なにー、4ジャマスルナだとぉー……。
そんなにラブラブなのかよ~!
でも、誰と誰が?????

……。

昼時を迎えた府中。青空がどこまでも広がっている。

うん、日本は平和だ。

いや、オレたちは平和だ……。

DSC_0615.jpg

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Omunao

Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

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