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2014-09

盲導犬、刺される - 2014.09.01 Mon

埼玉県で7月、全盲の男性が連れていた盲導犬が電車内か駅周辺で何者かに刺されケガを負うという事件が起きた。

どういった事件かと言うと……。

7月28日、男性とラブラドルレトリバー「オスカー」(雄9歳)は午前11時頃に自宅を出発。JR浦和駅から電車に乗り職場へ向かった。職場に到着するなり、「それ、血じゃないの!? 」と店長の叫び声が。オスカーは抜け毛を散らさないようにTシャツタイプの服を着ているのだが、お尻の上の辺りが真っ赤に染まっていたのだ。

応急処置をして動物病院に連れて行ったところ、直径5ミリほどの刺し傷が500円玉大の円の中の4か所あった。大型犬の皮膚はかなり厚く、獣医によると「サバイバルナイフかフォークのようなものを強く何度も突き立てなければできない傷だ」とのこと。服に傷がなかったことから、何かに引っ掛けた“事故”ではなく、何者かがわざわざ服をめくってつけた傷であることは明白であり、現在、埼玉県警が「器物損壊容疑」で捜査をしている。

犬は比較的痛みに強い動物だ。加えて、盲導犬として訓練を受けてきたオスカーは、人に対する攻撃性を持たない。多くの盲導犬は、吠えることはおろか声を上げることもめったにないという。
被害男性は「聴覚にはまだまだ自信があるが、まったく気づかなかった」と言う。

この事件に対するネット上の反応は様々だ。
大体は「許せない」「犯人を捕まえて」といったものや「器物破損」ではなく「動物虐待」だろといったものだが、中には、「盲導犬は痛みに耐える訓練をされている」と盲導犬協会を非難したり、「盲導犬はたとえ刺されても我慢して働く」と面白おかしく取り扱っているものもある。
マスコミにしても、社会正義面をしつつ、裏では「怪我をした痛々しい盲導犬の写真はないか」なんて必死に探して記事を盛り上げようとしていたりする。

限られた牌を取り合う資本主義の世の中。
ときに、経済的な競争主義は精神的破たんを生み出す。
抑圧された精神。人の心に住む、残虐な、魔物。
動物虐待に走る精神的弱者。
それを生み出す社会構造。
いや、社会構造云々ではなく、そういった心を生まれながらに持ち合わせているのかもしれない。

長崎の女子高生殺人事件以来、「サイコパス(精神病質)」が話題になっている。
この盲導犬の事件の犯人像も……。

wikipediaによるとサイコパス次のように定義されている。
反社会的人格の一種。サイコパスは社会の捕食者であり、極端な冷酷さ、無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。

社会が作り上げているのか、はたまた生まれ持ったものなのか?
サイコパスとまではいかないものの、どこかで他人(ひと)の不幸を笑ったり事件を楽しんだりしてはいないだろうか?
盲導犬事件の愉快犯が出ないことを祈る。

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写真: inugocoro.com


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Author:Omunao
神奈川県に住むオムライス好きの男性です。
食べに行ったお店の超個人的食べレポと、その店で思い浮かんだショートストーリー(食べレポのページにくっついています)、それと気まぐれ記事を好き勝手に書き綴ります!

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