2015
06.29

夢と想い出

Category: その他
マイナビウーマンのサイトに、「百人一首がわからなくても知っている有名な歌」と題して、読者582人に聞いた結果が掲載されていた。

1位 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 
 (小野小町) 39.4%

2位 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
 (在原業平朝臣) 28.4%

3位 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山
 (持統天皇) 25.1%

4位 田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ 
 (山部赤人) 24.1%

5位 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
 (天智天皇) 16.8%

学生のころ暗記させられた百人一首。
当時、「歌を味わう」気持ちは全くなく、元素記号を覚えるのと同様に、仕方なくただただ暗記に励んでいた。

年を経るにつれ、ちょっとは人生の機微なるものが次第にわかるようになり(なったつもり)、百人一首に向かう姿勢も変わってきた。

好きな歌。
前にも書いたけど。

ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ
 (紀友則)

のどかな中に散り行く桜の激しさ。情景を切り取ったこの歌は、何とも言えず好きだ。


そして。

君がため惜しからざりし命さへ ながくもがなと思ひけるかな
 (藤原義孝)

この歌は、人から「良いよ」と教えてもらったのだが、触れてみるととても感慨深い。
藤原義孝の思いが凝縮されている。

さらに……。

「君がため」
これはボクにとって、ひとつのキーワードでもある。

人は何のために生きるのか。誰のために生きるのか。

今を生きて在ること。

「大好き」と「愛してる」の違い。

夭折した藤原義孝が「君がため-」を歌ったのは、偶然か、それとも必然か……。


ブログを始めて、見に来てくださる皆さま、声をかけてくださる皆さま、応援ご協力くださる皆さまがいらっしゃるからこそ前を向けるんだということを、改めて実感している。

夢と思い出。

「大きくなったら、プロサッカー選手になるんだ!」
キラキラと目を輝かせて話す子供たち。

「そうそう、あのときは大笑いだったよなあ」
明るい笑顔で思い出話に花を咲かせる老人たち。

そんな姿を見て、ふと思ったことがある。

人はいつまで夢に生き、いつから思い出に生きるのだろうか?

「夢」も「思い出」も大切なもの。
そこに境があるのかどうかはわからない。
「思い出」は、年を重ねるに連れて増えて行く。
では、「夢」は減るのだろうか?

夢には、「限界」や「諦め」がつきまとう。
現実を知り、夢破れる。
でも、夢は、「増える」とか「減る」ものではなく、追いかけるものである。

何だっていい。
ボクは、いつまでも夢を追い続けたい。

君がため。

ふれあいを求め、生きていきたい。

そして、幸福行の列車を、探し続けたい。

幸福駅3


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2015
06.27

わがままメニューの絶品オムライス

昨日は「歓迎会&送別会」で、なじみの「戸塚の台所 きたろう」 ( ← リンク ) を訪問。

その時々で違ういろいろなお酒があり(わがままを言ってお薦め焼酎を仕入れてもらったり)、料理もとても美味しい。
あたたかく芳ばしい「枝豆」。
名物の「クリームチーズ味噌漬け」。
カリッとサクッと「塩からあげ」。
ボリュームたっぷりの「男のbigサラダ」。
とろける美味しさの「国産霜降り牛のすきやき&しゃぶしゃぶ」。
名古屋の八丁味噌を使ってコトコト煮込んだ「牛すじどて煮」。
刺身も、焼き物も、み~んな美味しい!

店員さんの対応も気持ちよく、そして、何と言っても店長&シェフの寺本さんが最高!
で、ついつい甘えてこの日もわがまま注文。
寺本さんのオムライスが食べたい。
参加メンバーにも食べてもらいたいし……。

ということで、メニューにはないオムライスをふたつ注文し、メンバーで取り分けることに。

トイレに行ってくる。
そう言ってちょっとだけ席をはなれて戻ってくると、な、なんとオムライスが登場しているではないか!

ひとつはケチャップがけのオムライス。

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もうひとつは初登場のクリームソース♪

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ん?

あれ?

もう食べられてる……。

こらあ!!
写真を撮る前に食べるんじゃねー!
上司特権でひとこと言って席を立てばよかったんだけど、ハイエナたちは黙って指をくわえてはいない。
うん、みんなが笑顔で美味しく食べてくれればそれでよい。。

ではいっただきま~す

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う、うまい!!!
ケチャップがけの安定した味もよいし、クリームソースもめちゃくちゃ美味しい。

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いやあ、さすが寺本さん。
あっという間に完食したメンバーから「もうひとつ食べたい!」の声が。
みんな喜んでくれて嬉しいけど、まあ、でもそれは楽しみにとっておいてまたの機会ということで。
金曜日の忙しいときだし。

その後も宴は続き、やがて笑顔の解散。
帰り際、寺本さんにお礼の言葉を述べ、質問。
「もし3つめのオムライスってお願したら何味にしました?」
「えー、そうですねえ、中華味ですかねえ(笑)」

中華かあ。。
よし、では次は中華味のオムライスをわがままメニューとしてオーダーしよう!

さて……。

今、この記事を、参加メンバーひとりひとりの顔を思い浮かべながら書いている。
歓迎と送別。
「新たに加わったメンバー」と、「今までご苦労さんメンバー」。
仕事上のつきあいはビジネスライクでもあり出会いと別れを繰り返すけれど、みんなで力を合わせてひとつのことを目指した時間(とき)、この日のようにみんなで楽しく過ごす時間(とき)は、こころが触れ合っている時間(とき)である。

各々の人生が交錯し共有された、記憶に残り続ける大切な時間(とき)。
去り行くメンバーには、今までの感謝と、今後の幸せを祈る。

6月26日の夜。
こころのアルバムに、笑顔輝くみんなの集合写真を、しっかりと貼っておこう……。



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何だよ!
みんなの集合写真って、オムライスの集合かよーーーーーー!!!!!!


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2015
06.25

デリッシュ・ウフの、夏オムライス!

昨年末に食した、川崎にある「デリッシュ・ウフ」のオムライスに、夏ピッタリのメニューが登場!

(白いオムライス)夏野菜のスパイシートマトソース

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白身で作っているわけではなく、黄身が白い「トキワ玄米卵」を使ったオムライスで、夏野菜のトマトソース&チーズとの相性も抜群。ぜひ食べてみたい!!

ところで、「トキワ玄米卵」って何だろう???
これは青森県の「トキワ養鶏」が作っている卵。
鶏の餌はトウモロコシが主で、卵黄の色は与えるトウモロコシの成分と着色原料によって変わるんだって。
で、トキワ玄米卵は、トウモロコシの代わりに玄米を餌に配合しているので黄身が白くなる。
では、どうしてこの卵が作られるようになったのか?

誕生の経緯は1994年の中国南部での大洪水に始まる。
餌のトウモロコシはアメリカや中国からも輸入していたんだけど、このとき生産者は「大洪水で輸入がストップされたら終わり。飼料を身近なところで作らなければやっていけなくなる」と感じたとのこと。
「どこでトウモロコシを手に入れるか?」
生産者の頭には最初はそれしかなかったのだけれど、発想を転換。地元青森産の飼育米を使うことに着目し、玄米を混ぜた餌を鶏に食べさせることに。
これが見事に的中!
鶏も米が大好きなようで、丁寧に米を選んで食べていたそうだ。

こうして誕生した「トキワ玄米卵」。
作り始めのころは、米の生産者である農家が「人間の食べ物である米を飼料米として作ることに強い抵抗を持つ」こともあったようだけど、今ではすっかり軌道に乗っている。

飼育の工夫や努力は餌だけにとどまらない。
いかにたくましい骨格の鶏ができ、良い卵を産むか。それは飼育する者の技術にかかっている。
毎日「元気か!」と声をかけながら鶏の様子を見る。
仲間はずれの鶏がいないか確認する。
春には外に出して草を食べさせ、夏は食欲がなくなるので夜の涼しいときに餌を与える。
普段、なにげなく「パカッ」って卵を割って食べているけど、こうした積み重ねが美味しい卵を作り上げているんだね。

こういう話を知るととても嬉しくなってくる。
ひとつひとつの卵に、感謝。
そして、笑顔でいただこう!

では、「毎日を笑顔ではじめる」べく、今年初めに書いた、デリッシュ・ウフを舞台にしたショートストーリーを。


Start each day with a smile!

 午後5時。JR川崎駅から続く通路を抜け、ラゾーナ川崎プラザ2階のデッキに出る。
 無防備な頬をちくりと刺す北風。去りゆく年を名残惜しむように暮れなずむ西の空。高層ビルの上には、太陽からバトンを受け取った月が、「まかせろ」とばかりに輝きはじめている。
 さてと、オムライス専門店かあ……。
 正也は、目的の店の位置を確かめるべく壁に貼られた案内板に目をやった。
 10年ぶりの川崎。西口は工業地帯のイメージしかなく、およそ無縁であった買い物客でごった返す変わり果てた姿に戸惑う。
 ラゾーナ川崎プラザにある各店舗には店番号がつけられている。
 418デリッシュ・ウフ。4階を示す4に連番の18を加えた418が目的の店の番号になっている。
 案内板に従い店へと向かう。途中、通り抜けられるだろうと踏んでいたところが壁であったりしたおかげで、おのぼりさんのごとく迷った挙句、少々遠回りをしながらも、やがて「ふわとろオムライス」と大きく書かれた店の前に正也は到着した。
 通路から続く扉のないオープンスペースの入口に立つ。
「いらっしゃいませ」
 店内から明るい声が響く。
「あ、ちょっと待ち合わせをしてるので」
 そう店員に伝えるやいなや、正也の視界に、奥まった2人掛けの席から大きく手を振るラフウェーブの笑顔が飛び込んできた。
 あ、もう来てたんだ。
 軽く右手をあげ、笑みを返しながら席へと向かう正也。店内に流れるシャンソンの軽快な曲調が、行ったこともない脳内イメージのパリのビストロかブラッスリーを連想させ、自然と足取りを軽くさせる。
「やあ、待った?」
 正也はラフウェーブの中で輝く黒目勝ちの目を覗きこんだ。
「10分くらいかな」
 悪戯っぽく口を曲げながら、祥子が応える。
「まだ約束の10分前だけど。相変わらず早いね」
「待たせるのって嫌いだからね」
「たいていは男が待ってて、『ごめ~ん、待ったあ』なんて笑顔で寄ってくる女の子を迎えるもんだけど、前もそんなことはなかったし、今日もそうなっちゃったね」
 祥子は「あなたが何時くらいに来るか、なんとなくわかっちゃうんだから」と言わんとばかりの笑みを浮かべメニューを手にした。
「どれにする? はやく決めよ!」
 はいはい、年下のお姉さま、わかりましたよ。メニューを受け取った正也はぎっしりと並んだオムライスに目をきょろきょろさせる。
「私はサラダ仕立てのオムライスにするわ」
「そう、オレは……」
 身を乗り出しメニューを指さす祥子の艶やかな髪の香りが、正也に12年前の記憶を呼び戻させる。

   ☆

「さあ、美味しいオムライスはいかがですか。そこのお嬢さん、どう、寄ってかない?」
大学で軽音楽部に所属していた正也たちは、その年の学園祭でオムライス屋を出し物にしていた。正也たちのバンドは学園祭でライブを行う予定だったのだが、ボーカルの女の子が退部してしまい出番は消滅。一時は意気消沈したものの、「せっかくの学園祭なので何かやりたい」との思いで正也の得意料理のオムライスを売り物にすることにしたのだった。
「絶対に美味しい?」
 声をかけられた女性が髪をなびかせ振り返る。と、同時に、正也に衝撃が走った。
 何て素敵な声なんだろう。
 それに、髪の香りが……。
 やばいなあ。
「あ、間違いないよ。オレの自慢の特製ケチャップだし、見た目もオシャレだよ」
 プライドをかけた目と、本物かどうかを見極める目とが交錯する。
「すごい自信。いいわ」
「OK! 驚かせてあげるよ」
 心の中でガッツポーズを作った正也は、全身全霊をひとつのオムライス作りに注いだ。

   ☆

 それが祥子との出会いだった。
「そうだなあ……、うん、決めた」
 メニューを見ながらそう言う正也の言葉に、間髪を入れずに祥子が反応する。
「当ててみようか?」
 正也の目を見つめる祥子。それをじっと見返す正也。まさに12年前と同じ、笑みを浮かべた緊張の瞬間が場を支配する。
「昔ながらのケチャップスタイルでしょ」
「あたり!」
「やっぱりね」
 勝ち誇ったような目が笑う。
「何でわかった?」
「わかるわ。あなたはいつも、オムライスと言ったらケチャップにこだわっていたじゃない。あなたの目は昔とちっとも変っていない。だから今でも結局はケチャップのオムライスを選ぶだろうって」
 美声に加え、類まれなるこの洞察力と観察眼こそが、ラジオパーソナリティ松若祥子がファンを惹きつけてやまない理由であると、正也は思う。
「さすがだね。じゃあ、注文するよ」
 そう言いながら店員に向かって手をあげると、正也はふたり分の注文を済ませた。
「かしこまりました」
 テーブルからメニューが持ち去られる。
 メニューがなくなったテーブルが、なんとなくふたりの距離を縮めてくれるような、そんな気がするのは単なる気のせいなのだろうか。
「しかし、まさか空港で祥子にばったり会うなんて、ホントびっくりだよ」
「私も。すごい偶然。でも、10年ぶりなのによくわかったわね」
「そりゃあわかるよ。透き通った声。風になびくさらさらの髪。ボクは今でも、学園祭の女王、天才歌手松若祥子のファンだからね」
「ありがとう。でも、もう20代とはさよならしちゃったのよ……」
 祥子が、はにかむような笑みを浮かべる。

   ☆

 祥子をボーカルに迎え、正也たちは、リベンジすべく翌年の学園祭に向けて音楽活動を開始した。
 Start each day with a smile!
 毎日を笑顔ではじめよう!
 それが彼らがつけたバンド名だった。
 富士五湖での合宿。知人から知人へと紹介してもらったライブハウス巡り。祥子の詩をのせた正也の曲。ふたりの合作のオリジナル曲の数も次第に増えて行く。
 そして迎えた学園祭でのライブ。伝説は生まれた。
 1曲目のハイテンションになる曲から祥子の声は観客を魅了する。2曲目、3曲目が学園中にこだまする。催眠術にかかったかの如く異次元スポットに人々が吸い寄せられて行く。こうして会場に用意された席はあっという間に埋め尽くされた。
 最後のスローバラードが終わった後、全く無名の彼らに贈られたのは、当然のごとく鳴り止まぬアンコールの拍手だった。アンコールなど全く考えていなかった戸惑いを見せつつも、お礼を言ってレパートリーからノリのいい曲をチョイスする。
 曲に合わせて踊り、絶叫する観客。
 会場が一体化する。
 エンドレス。
 伝説の、トリプルアンコール。

   ☆

「わたし、今でもあなたにすごく感謝してるのよ」
 目の前に運ばれたサラダ仕立てのオムライスに目をやりながら祥子がつぶやく。
「バンド活動が就職に役立ったってこと?」
 ううん。首を横に振る祥子。
「このケチャップのかけかた、思い出すなあ……」
「はじめて会ったときのこと?」
「そう。『オレはギタリストだから結構器用なんだぜ』なんて言って、目の前でシュシュってオムライスにケヂャップかけてくれたでしょ。あれがすごくカッコよかった。手つきもそうだけど、集中した男の目ってカンジで」
「そうなんだ。はじめて聞いたなあ。『すごく美味しかった』とは言ってくれたけどね」
「だって、あのときは、瞬間『あ、この人!』ってピンときちゃったけど、軽い女って思われたくないし、恥ずかしくて言えなかったんだもん」
「だからボーカルの誘いにOKしてくれたんだ」
「そうよ。誘われたときから一緒にやりたいって思った」
「じゃあ、最初はわざと渋ってたってこと?」
 祥子は頭に両手を乗せながら首をすくめ、ペロッと舌を出し上目づかいに正也の目を見やった。
「あの手この手をつくして熱心に誘ってくれるあなたの姿を見ていたかったの。あなたの真剣でうそのない目が好きで。私ね、小さい頃からいろいろあって人を信じることができなかったの。でも、あなたはそんな私を変えてくれたわ。あなたのあのときのオムライス、本当に美味しかった。なんだろう、食べてもらいたいっていう気持ちがこもっているというか、真剣な思いがこもっているというか」

   ☆

 Start each day with a smile! は、祥子が大学に在学している間だけ活動を続けた。プロへの誘いもあったのだが、「私、中学生の頃、行き詰りそうな自分を深夜ラジオに助けてもらったの。だから、今度は私が深夜ラジオに恩返しをしたい」という祥子の意志は固く、結局、彼女のラジオ局への就職とともに結成2年で解散した。
「私ね、3月でラジオ局をやめようと思うの」
 オムライスをひとくち口にすると、祥子が言った。
 え?
 どういうこと?
 オムライスにケチャップをまぜ合わせていた正也の手がとまる。
「なんか、もういいかなって……」
「でも、祥子の声や言葉がどれほどの人に勇気を与え、癒していることか」
「うん……」
 あれほど輝き、自分の生き方を主張する自信に満ちていた祥子の目が、戸惑い、沈んでいる。
「まあ、世の中、いろいろあるからなあ。ラジオだと、聴取率とかスポンサーとのつきあいとかかな。オレも悩み多いよ」
天井の方を見やりながら、独り言のように正也がつぶやく。
「私も癒されたいなあ……。おうちに帰りたい……」
 思い描いていた世界と現実とのギャップ。ピュアな世界を思い描いていればいるほど、決して埋まることのないそのギャップは、永遠に続くボディーブローのようにじわじわとダメージを与えて行く。
「そうだ。ねえ、オムライス、ちょっと交換しない?」
 正也は自分が食べていたケチャップスタイルのオムライスを祥子の方に寄せた。
「あ、そうしよっ」
 祥子は笑顔でサラダ仕立てのオムライスを正也の前に置いた。
「どう?」
 正也が祥子の目を覗きこむ。
「美味しい! なんか懐かしい味。でも、あなたが作ってくれたオムライスの方が美味しい……」

   ☆

 食事を終えたふたりは外に出ると、4階のデッキの手すりに並んで身を寄せた。
 眼下に見える、思い思いに買い物を楽しむ人々の姿。寒空の下、ドーナツ型に真ん中が広場になり周りを店の明りが囲むその空間は、周囲とは遮断され、どことなくそこだけが独立して存在するお伽の国のようにも思える。
 ひと組のカップルが、腕を組みながらふたりの横を通り過ぎる。クリスマスにはどんなプレゼントを交換したのかな。ふと、そんなことを思ってしまう。
「ねえねえ、私プレゼント買ってきたんだよ!」
 祥子が正也の腕をとってゆする。
「おっ、なに?」
「はいこれ!」
 DIESELと書かれた袋をバッグから取り出しながら祥子が言う。
「イタリア好きのあなたにピッタリの腕時計」
「ありがとう! そうそう、DIESELの時計、欲しかったんだあ!」
「よかった!」
「実はさあ、オレも祥子に買ってきた」
「え、何だろう?」
「先ずはこれ」
「サンリオ?」
「そう」
「あ、キティちゃん!」
「気丈だけど少女のこころを決して忘れない松若祥子のお気に入り。ボクの中では10年前も今も、祥子は祥子だからね」
「ブレスレットだあ。うれしい!」
「うん、キティちゃんのパワーストーンブレスレット。それからこれも」
「まだあるの?」
「おまけみたいなものかもしれないけど、これもキティちゃん」
「何だろう?」
 祥子は包みの中にある四角い品を取り出した。
 HELLO KITTY 2015DIARY
「かわいい!まだ2015年のを買ってなかったからちょうどいいわ」
「表紙に書いてある文を読んでごらん」
 え?
 祥子はダイアリーの表紙の下に書いてある文に目をやった。

 Start each day with a smile!

「あっ!」
「びっくりだろ。これも偶然かなあ」
 月明りの中、目を大きく見開き祥子の表情を読み取ろうとする正也。
 祥子の瞳が、かすかに潤んで輝いているように見える。
「ありがとう……」
 そうつぶやくと、祥子は、
「毎日を笑顔ではじめよう!」
 右手を高く突き上げ、空に向かって叫んだ。
「そうだ。毎日を笑顔ではじめよう!」
 正也の声が、祥子の声をバックアップするこだまのように追いかける。
 一陣の風がそんなふたりを急襲する。
「寒い!」
 祥子の身体がかすかに震える。
 正也のぬくもりが、その身体を抱き寄せる。
「さあ、美味しいオムライスはいかがですか。そこのお嬢さん、どう、寄ってかない?」
「食べたい」
 祥子が正也の肩にしなだれかかる。
「もう一度やろうか、バンド」
「うん」
「Start each day with a smile2015だね」
「うん」
「10年前の最後のライブが川崎。で、新たなスタートも」
「うん」
「あれ、いつの間にブレスレットはめてたの」
「……」

 風は意地悪なのかやさしいのか。 
 容赦なく寒風がふたりに襲いかかる。
 そのたびに、ふたりの距離が縮まって行く。
 私は邪魔かな?
 月が雲間に隠れる。

 Start each day with a smile!

 ふたりの笑顔の日々が、今、はじまる。


 おわり
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© 2014 SANRIO CO., LTD



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2015
06.24

話を聞かない男、地図が読めない女

Category: その他
ブログ「たか&ここ」 ( ← リンク )で、いつも素敵なネコちゃん愛と深いい話を提供くださるMiyuさんが、「方向音痴の克服」と題して、自らの「彷徨うんち」、あっ、「芳香うん……」、しつこーい!、え-と「方向音痴」について書かれた記事の中で、アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ夫妻著の「話を聞かない男、地図が読めない女」について言及されている。

一時期流行った本で、「男性と女性では役割がちがう(狩猟と子育て)」といった観点から書かれているのだけれど、これがとても興味深い。
その違いとは……。

・対人関係
男性:狙った獲物を取る技術が先。話し方・意思疎通は二の次。
女性:相手の感情を読もうとする。

・目
男性:白い部分が大(遠視)。遠方の対象発見に適する。
女性:白い部分が小(近視)。家事、子育てに適する。部屋にある物の記憶力や察知能力大。

・脳
男性:右脳が先、左は後。左右の脳のパイプが狭く、一度にひとつのことしかできない。
女性:右左並行に形成。地理感覚少なめ。左右の脳のパイプが太く、相互に無関係のことを一度にできる。

・皮膚 
男性:厚い。戦いと防御に向く。
女性:薄い。(こどもとの)スキンシップに向く。

・耳 
男性:音の来る方向を察知する。
女性:音の高低を察知する(こどもの声)。音(言い方)への勘が鋭い。

・言葉 
男性:通信手段。
女性:意思疎通の道具。話すことが目的(近所づきあい)。相手が聞いていなくても喋る(こどもに言葉を教える)。

・ボディランゲージ 
男性:読めない。見抜けない。
女性:読める(こどもの動作を注視)。浮気ウソ発見。

・におい、味覚 
男性:鈍感。
女性:敏感。こどものために熟れた果実を試食する。甘いものが好き。

・関心の対象
男性:もの(獲物)。道具、機械。見て楽しむ。
女性:人との交わり(話し相手)。聞く、話、,触れる(五感)。

・行動
男性:広範囲。二つを同時にしにくい。
女性:狭い(家事雑用)。 二つ三つを同時にできる。

・疲れたとき
男性:ボーッとする。聞いていない。
女性:喋る。
  
・睡眠
男性:脳は休み中。
女性:断続的睡眠や仮眠が可能(こどもの世話をするので)。脳は活動中。
  
みなさん、いかがですか???

そう言えば、「男性の恋愛は累積で女性の恋愛は上書き」という言葉を聞く。
これは、「覇権争いや戦争で相手(男性)が変わる環境に順応するために、上書きでないと女性は生きていかれない」という理由かららしい。  
確かに、失恋とか男の方が引きずるよね(女性になったことも女装したこともないので偏見かもしれないけど)……。

「話を聞かない男、地図が読めない女」に書かれている「男脳・女脳テスト」は「ここ」 ( ← リンク )にある "「男脳・女脳テスト」へGo!" でできるので、興味がある方はやってみて!
ちなみにボクは55点でした。。

ではでは!

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2015
06.23

楽しい誤字の世界、再び!

Category: その他
パソコンでよくある誤変換。
今日は以前の記事にちょっと追加して再掲載。。


*****************************


今日は、朝の5時に起きた!

起きた後になかなか布団からでられないけど。

ところで……。

ブログを改定いて、いや、書いていて、よく誤変換をする。

最初は律儀に直していたのだけれど、いつからか定かではないが「なんか面白いので、そのまま使ってみよう!」と思った。

たまに恥ずかしいときもあるよね!

会社の会議で、プロジェクタで投影しながらみんなで見ながら資料を作っているときに変な変換が出たりして……。

「襟を正す」が「恵利を正す」なんて出てきちゃうと、「え!だれだれ!」なんて。

ということで、ネットで面白誤変換を探してみた!

こういうの大好きなもんで。。

では参りましょう!


池袋~小川町間で運転見合わせ
 ↓
池袋~おがわま痴漢で運転見合わせ
 ※東武東上線であった掲示



火災報知器
 ↓
火災放置器



消火器訓練
 ↓
消化器訓練



良心的
 ↓
両親敵



500円でおやつ買う
 ↓
500円で親使う



人手不足
 ↓
ヒトデ不足



お客様用通路
 ↓
お客さまよう通路



添付の資料
 ↓
添付の死霊



売買の最中
 ↓
バイバイの最中



それは会社の方針、正しいようです
 ↓
それは会社の方針、但し異様です



今日は見に来てくれてありがとう!
 ↓
今日はミニ着てくれてありがとう!



渡しましょう
 ↓
私魔性



何かと胡散臭いときがある
 ↓
何か父さん臭いときがある



日本の秘境100選
 ↓
日本の卑怯100戦



裸のままだけど、包装紙ないの?
 ↓
裸のままだけど、放送しないの?



声かけて!
 ↓
肥えかけて!



私も!
 ↓
私藻!



手伝ってくれてもいいじゃない
 ↓
鉄だってくれてもいいじゃない



魚市場
 ↓
咲かない千葉



放課後、清掃
 ↓
放火後、正装



敗者復活戦で敗退
 ↓
歯医者復活せんで歯痛い



女子更衣室
 ↓
女子高異質



気合が足らん
 ↓
気合型LAN



外注生産ライン
 ↓
害虫生産ライン



会社概要
 ↓
会社が異様



味気ないというか、あったかみがない
 ↓
味気ないというか、あった髪がない



稼いじゃおうと言われた。
 ↓
火星じゃ王と言われた



加害者
 ↓
蚊が医者



丘まで行きます
 ↓
オカマで生きます



卓越した技術
 ↓
卓越下着術



脅威を取り除く
 ↓
胸囲を撮り覗く



もうそうしたら最近平気になった
 ↓
妄想したら細菌兵器になった



まだだたくさんあります!

みなさんがご存知の誤変換や、「あーこんなことやっちゃたあ」みたいなのがありましたら、ぜひぜひお教えください!

ではでは!!


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2015
06.22

水の輪廻

Category: その他
先日、冒険写真家、豊田直之さんの写真展に立ち寄った。
品川駅の近くにある「キャノンギャラリーS」で開催されており、水にまつわる様々な豊田さんの作品が、A1サイズ(60センチ×90センチ)で79点展示されている。

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会場に足を踏み入れた途端、都会の喧騒とはかけはなれた異次元空間がボクを迎え入れてくれた。
明りが落とされ、作品だけが絶妙な光で照らし出されている。
美しく光り輝く写真。
自然の織りなす神秘的な世界。
そこに息づく生き物。
八百万の神が宿る万物の「瞬間」を切り取った、珠玉の作新の数々。
まさに写真展のタイトルである「水の輪廻~広大なる海の行方を追い求めて~」そのものだ。

150622toyoda2.png


撮影場所は、屋久島、西表島、秋田県男鹿半島といった国内の自然の宝庫やトンガやフィジーなどだが、加えて、地元神奈川・横浜の水源も!
「え、こんなところがあったんだ!」との驚きとともに、とても親近感がわいた。

また、会場には、この写真展のために作曲家・岩室晶子さんが書いたオリジナル曲(演奏も岩室さん)が流れており、写真と相まって癒しの世界へといざなってくれる。

150622toyoda1.png


豊田さんのプロフィールは以下の通り。
1959年横浜生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。サラリーマン、漁師、ライター兼編集者を経て、写真家・中村征夫氏に師事。1991年独立後、海の撮影プロダクション・有限会社ティエムオフィスを設立。同代表。1996年、キヤノン販売株式会社(現キヤノンマーケティングジャパン株式会社)のカレンダー撮影を担当。2012年、NPO法人海の森・山の森事務局を設立。理事長として、環境保全の普及啓蒙にも活躍する。かまくらペンクラブ会員。著書多数。ラジオやテレビなどの出演も多い。

プロフィールに書かれている、NPO法人海の森・山の森事務局。
その紹介のパンフレットを見てみよう。

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***********************************

あすの地球のためにボクたちにできること

What can we do for the EARTH ?

海の森とされるサンゴや海藻。
そして地上のいわゆる森。
どちらも地球が地球として存在するためにはきわめて大切なもの。
この一見離ればなれの二つを結ぶもの。
それは「水」。

***********************************

水。
それは万物創生の源。
豊田さんは「海の森・山の森事務局」の活動の中で、自分の作品をスライドに連ねそれを音楽に乗せて流す「ビジュアルコンサート」を行っている。また、今後は、子供たちへの「水育」と水源の水を知ってもらうための「滝探検ツアー」や、ビーチクリーンと相模川クリーンアップ、サンゴの増殖・移植、生活排水の見直しなどの展開を視野に入れている。

こちらが「豊田さんのオフィシャルブログ」 ( ← リンク )。

「素晴らしいものを見させていただきました」
会場にいらした豊田さんに挨拶をして帰路についた。

水。
命。
輪廻。

そうか!
帰り道でふと思った。

一枚一枚の写真に「八百万の神の存在」を感じたのは、その一瞬を切り取る豊田さんの魂と、脈々と息づく自然の魂が見事に一体化して写真に表出しているからなんだ。

またひとり、素敵な方と出会えた。
ボクのこころが、はずんだ。

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2015
06.19

日本語とヘブライ語の再掲載

Category: その他
先日の「学び」に関する記事で、「物事をつなげて考える」ことを書いた。
この「つなげて考える」で面白いなあと思ってるのが、「日本とユダヤの関係」について。
「日ユ同祖論」の真偽はともかくとして、とても興味深い。

ということで、今日は「日本とユダヤの関係」を探る入り口となる「日本語とヘブライ語」について書いた記事の再掲載です。。


****************************


以前、北海道の知床で、「地の涯(ちのはて)」というホテルに泊まった。
知床五胡を巡るには絶好の場所だし、近辺で野生の鹿や北キツネにお目にかかれることもある。

何よりも「ちのはて」という名前がすごい!
ホテルの方に伺ったところ、「知床」というのはアイヌ語で「ちのはて」を意味するとのこと。

なるほどねえ。知床ってそういう意味だったんだあ……。

ボクは何かと起源や元祖に関する話が好きなので、物知り博士になった気分で知床の意味を周囲に触れ回ったりした。

起源に関して勝手に類推するのも好きだ。
たとえば、アイヌ民族と沖縄民族ってともに縄文人っぽいから、元は一緒で、弥生人に追いやられて北と南にわかれたんじゃないのかなあ、とか。


さて今日は、そんな興味から見つけた「日本語とヘブライ語の関係」について。

日本語とヘブライ語が似ているというのは、眉唾ものかもしれないし信憑性はわからないが、「日ユ同祖論(日本とユダヤのもとが同じ)」に代表されるように、いろいろと言われている。

wikipedia「日ユ同祖論」← 詳しくはこちら(リンク)

例をみてみよう。

表記は、上から「日本語」「ヘブライ語」「訳」

君が代

君が代は
クムガヨワ
立ち上がれ

千代に八千代に
テヨニ ヤテヨニ
神に選ばれしシオンの民よ

さざれ石の
サッ(サ) サリード
喜べ!神の国を受け継ぐ残された民よ

いわおとなりて
イワオト ナリタァ
神の予言が成就する

苔のむすまで
コ(ル)カ ムーシュマッテ
全地で語り鳴り響け!


かごめかごめ

かごめかごめ
カゴ・メー カゴ・メー
誰が護る 誰が護る

かごの中の鳥は
カグ・ノェ・ナカノ・トリー
硬く安置された物(神輿・アーク)を取り出せ!

いついつでやる
イツィー・イツィー・ディユゥー
契約の箱に封じ込められた神器を取り出せ

夜明けの晩に
ヤーアカヴァニティー
神譜を取り 代わるお守りを作った

鶴と亀がすべった
ツル・カメ・スーベシタ  
未開の地にたくさん水をひいて

後ろの正面だあれ
ウッシラ・ショーメン・ダラ
水を溜め、その地を統治せよ!

その他、「ソーラン節」の意味とか、相撲の「はっきよい、のこった」は「やっつけろ。お前は敵を撃破した」だとか、いろいろと言われている。

言葉だけでなく、神社やお祭りも。

え~と、たとえば鳥居。

モーセが、「エジプト脱出(ヘブライ奴隷集団の脱出)」の際、ヘブライ人たちに“殺戮の天使”の害に合わないためにと、玄関口の二本の柱と鴨居に羊の血を塗らせ、“殺戮の天使”が静かに通り過ぎるまで家の中で待つように指示したとある。ちなみに「トリイ」はヘブライ語アラム方言で「門」という意味。

この「エジプト脱出」の前夜の話は「過越祭」となった。この祭を調べてみると、日本の正月によく似ている……。

それと、羊かあ……。

そういえば、「羊を神に捧げる」という話がある。

「犠牲」の「犠」は、牛と羊で我を隠している。

「羊」という漢字は羊を前から見た姿で、「美」は後ろ(上)から見た姿という。

羊は、人の代わりに犠牲となってくれる美しい生き物???


そう考えると、いろいろなものがつながってくる。

いやあ、世界はつながっているのかあ?????

興味がある方は調べてみたらいかが。。。

では最後に、世界をつなげた歌をどうぞ。

● 恋のマイアヒ





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2015
06.18

やっぱり、時代はオムライス!

自分が注目しているからそういう目で見ちゃうのかもしれないけど、世の中におけるオムライスの注目度は上がっていると思う。

幸せを呼ぶ食べ物、オムライス。
スゲーやつだぜ!!

では、今日の注目情報。

先ずはこちら。

4~5月に真っ白なオムライスを販売していた銀座の資生堂パーラー。

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今度は色鮮やかな緑色のオムライスが登場!!
販売期間は6月21日までなので、そろそろラストチャンス。

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ほうれん草を混ぜ合わせた卵で、野菜とチーズを贅沢に入れたトマト風味のライスを包み込んでいる。
緑の季節にぴったりの爽快オムライス。お近くの方、今週末は銀座へ繰り出しませう!

続いてはこちら。

小沢真理さん原作のマンガ「銀のスプーン」をTVドラマした「明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~」。
入院した母の代わりに、弟妹のため料理を作ることを決意する律(高杉真宙さん)とその家族を描く物語。
高杉さんの他には、富田靖子さんが律の母親・恭子役を、山田純大さんが恭子の主治医・花山大輔役を、藤田弓子さんが律のバイトする洋食店のママ・小川絹江役を演じていて、フジテレビ系列(東海テレビ制作)で月~金の昼13:25から放映されている。。

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とてもあたたかそうなドラマで、番組の制作発表ではそれにふさわしい”幸せの象徴”である特大オムライスが登場!!

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さらに、番組の公式サイト( ← リンク )では、「オムライスで言ってみたの。」と題したメッセージ付オムライス写真の応募も受付ていて、最優秀賞には5万円分の食事券が贈呈される。
さあ、どしどし応募しちゃいましょう!!

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ということで、今日はふたつのオムライス関連情報を見てみたけど、いやあ、やっぱオムライスはいいよね。。
時代はオムライス!
まだまだいろいろとあると思うので、探してみよう。
耳寄りなオムライス情報がありましたら、ぜひぜひ教えてくださいませ!!

ではでは。



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2015
06.17

水無月の雨音を聞きながらの再掲載

Category: その他
最近、カタツムリを見ない。
カタツムリとナメクジは同類だけど、カタツムリは乾燥を防ぐために大きな殻を持つことを選択し、ナメクジは自らねばねばの液を出すこととした。
結果、ナメクジが以前と変わらずに生息しているのに対し、重い殻は行動範囲を狭め、カタツムリは自然の減少と共に淘汰されていっているようだ。
カタツムリは生存競争に負けてしまったのだろうか???

そんなカタツムリを思いながら、今日は昨年の6月に書いた記事の再掲載……。


子供の頃、学校からの帰り道は、楽しい遊び道具で満ち溢れていた。
晩春にたんぽぽの綿毛を見つければ、ふーっと息を吹きかけ宙に飛ばし、夏にはおしろいばなのパラシュートに夢中になった。秋になれば道ばたに成るザクロの実をチュッと吸って、冬の白い息で指に挟んだヒイラギの葉をくるくると回した。

振り返ると、当時は、頭の中に鮮明な「帰り道マップ」ができていたように思う。
それも「自然と一体化」したマップが。
植物だけではない。
どこの山のどの木にクワガタがいるとか、ザリガニを釣るポイントはどこだとか、オニヤンマはどこで待ち伏せるとか……。

もっとも、そのマップが活躍したのは小学校低学年の頃までのことで、高学年になると周りの友だちも含めて興味の対象も変わり、次第に「道ばたの遊具」からは心離れ、マップも記憶の押し入れの彼方へとしまい込まれてしまった。

あのマップはどこへ行ってしまったのだろう?
確かにあったはずの、マップ。

「カラスなぜなくの♪」と無邪気に歌っていた瞳は憎しみでしかカラスを見れなくなり、「雪やこんこ♪」と大喜びした雪の日は鬱陶しい以外の何ものでもなくなった。

オムライスにしても同じだ。

玉子のトロトロ感がいいとか、チキンライスの香ばしい炒め具合がいいとか、そんなことばかりを口にするようになった。
子供の頃は、味が云々ではなく「今日のご飯はオムライス!」ということだけを、素直に喜んでいた。

「感性と夢の世界」から「理性と現実の世界」へ。

とても素敵な夢を見ていたんだけど……。
子供から大人になることは、まるで、寝ているときに夢を見て、やがて目が覚め、まだボーっとしているときは夢の内容を覚えているのだけれど、目が覚めると忘れてしまっている、そんな状態に似ているような気がする。

「はい、起きて顔を洗って歯を磨いて。夢の世界はしばらくの間しまっておきなさい」
誰かの、そんなささやきが聞こえる。

「人情の機微に触れ、大切なことは何かをしっかりと考えて、今を生きなさい」
ささやきが、ポンと背中を押す。

子供から大人へ、そして、やがてまた童心に返る。
時空を駆け巡る、永遠の、輪廻。


6月。本格的な梅雨に突入。
命の雫と化した自然の恵を受け、紫陽花が次第に色づいてきた。

そう、紫陽花と言えば……。
すっかり忘れていたけれど。

紫陽花の葉にいるカタツムリと遊んだっけ。
もう、どれくらい見ていないだろう……。

「でんでんむしむしカタツムリ♪」

水無月の雨音に耳を傾けて、今年は探してみようかな、カタツムリ。

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2015
06.16

夏の扉

Category: その他
2015年6月の江ノ島海岸

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水平線の彼方で溶け合う、空と海

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打ち寄せる波が、心臓の鼓動と同期する

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風がボクに語りかける
「梅雨には悪いけど、気分はもう、夏だね」

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来たるべき真夏への準備

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それは着実に進んでいる

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Eggs'nThingsで美味しいパンケーキを頬張ったならば

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海辺の道を走りつづけよう

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未来へと、明日へと……


● 夏の扉  松田聖子




● P・R・E・S・E・N・T  松田聖子





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2015
06.15

「学ぶ」ということ その2

Category: その他
経済学部、経営学部、法学部。
就職を考えるのならこういった学部に行くのがよいのだろうが、ボクの頭にはまったくそんな発想はなかった。

何かを書きたい。

ボクの中の漠然とした「物書き」への憧れ(小説家よりもジャーナリスト)が、文学部系や社会学部系を選択させた。

ということで、大学ではマスコミ学を専攻。
マスコミ原論やジャーナリズム論といったマスコミに関する基礎的な座学を始め、街に繰り出しアンケート調査や取材をしたり(フィールドワーク)、調査結果をコンピュータで分析したり、社会現象をもとに社会心理学に関する考察をしたりと、幅広く面白い「学び」ができたと思っている。

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中でも印象に残っているのが、と言うか、衝撃を受けたのが……。

マスコミ調査法の授業。
講師は十代の少年から見ると「大人の魅力」たっぷりの女性だったのだけど、ある日、「アンケート調査を行います」とのことで、生徒にアンケート用紙が配られた。

さてさて、どんなアンケートかな???

えーと……。

ん?

性に関する調査???

Q.あなたは週に何回〇〇〇をしますか

ええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!

Q.初体験はいつですか?

うわああああああ

だ、だいがくってスゲー!
てか、何なんだよ、これ!

国語、英語、数学、理科、社会と、騎乗位で、あ、やばっ、机上でしかめっ面して受けていた授業とは全く違う。
自由な発想で、いろいろな考えを巡らせることができた。
社会調査でゼミのメンバーでディズニーランドに行って「浦安の地」について語ったり、「お寺の鐘の音と夕焼けとアルファー波の関係」について論じたり。
「それが何の役に立つのか?」というと、表面的には「これ」と言えるものではないかもしれない。
でも、ボクはここで大きなものを学んだ。

それは。

ものごとをつなげて考えること。
点ではなく、点と点を結び線で、線と線を結び面で考えること。
たとえば、先ほど書いた「お寺の鐘の音と夕焼けとアルファー波の関係」で言うと。

「お寺の鐘の音」も「夕焼け」も人々に安らぎを与える。それに接しているとき、人の脳内ではアルファー波が発生しているのではないか?
とすると、「お寺の鐘の音」と「夕焼け」には共通した何か(特徴)があり、「安らぎの(落ち着ける)空間」の提供を考える際のヒントになるのではないか?
そうだ、西岸良平さんの「三丁目の夕日」はまさにそれを「マンガ」という空間で体現しているんだな!
「三丁目の朝日」じゃダメなんだろうな。
それを映画化した「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和30年代が舞台。
巨人、大鵬、卵焼き。
みなが同じ方向を向いて明日に向かっていた高度成長時代。この時代は「昭和」の要なのかもしれない……。

なんてカンジ。
考えていて楽しいし、まったく無関係のもの(無関係と思っていたもの)を関連付けることで新たな発見があったりもする。

文系と理系。
修行僧と科学。
右脳と左脳。
ひらめきと理論。

僧侶が修行で得た「悟り」。これは言葉では言い表せない「世の真理」であり、その「真理」を後追いで科学が解読し言葉で証明しているのでは?
その最たるものは、「死後の世界」や「輪廻転生」の有無。
でも、これが「ある」と証明されたら、人間の生存理由に大きくかかわって社会秩序が乱れてしまうんだろうね。。
まあ、これは「人生の大きなテーマ」としてじっくり考えよう。

ものごとをつなげて考えてみると、「人間」という生き物の本質もわかってくるような気がする。
学生時代に歴史を学んでも、そのときはまだ「人生や人情の機微」についてはピンと来ない。
なので、自分の人生と重ねることなどなく、ただ単に「勉強」として暗記することに専念する。

鳴くようぐいす平安京!
いい国作ろう鎌倉幕府!

しかし、年を重ねると、これを実感する経験が蓄積され次第に「歴史=先達の教え」が自分の人生と重なり、「学び」に対する思いやアプローチが変わってくる。
まったく自分事とは結び付けなかった「古文」(たとえば百人一首などの短歌)についても、味わって接することができるようになる。
実は、けっこう、「好きだよ~!」とか「さみしいよ~!」とか叫んでたりするんだよね。。
そう思うと親近感がわいてくる。

英語も同じ。

If I were a bird, I would fly to you .
もしも私が鳥だったら、あなたのもとへ飛んでいくのに。

仮定法過去。
仮定法の場合は過去形を使う。
そう教えられ、ただ漠然と「そうなんだあ……」と思っていた。
でも、これってアプローチを変え、単に暗記するだけではなくもっと深く探るとその本質がわかってくる。

「過去形=昔」ではない。
「過去形は自分や今という現実と離れていること」である。

仮定というのは現実ではないこと。だから現実(今)と離れている過去形を使う。
この考えと同じなのがこのような言い方。

Would you ~?
Could you ~?

~して頂けますか?
私と離れている存在として「遠慮」して言うので過去形を使う。
日本語の「です」や「ます」といった言い方ではなく、時制の違いで丁寧さを表現する。
さすが立体的な思考の狩猟民族。

いやあ、これも人間の機微を感じる。

こういうことを織り交ぜて教えてくれる先生がいたら、もっと勉強に熱が入ったのに……。
なんて言い訳はやめよう(笑)。

何れにせよ、「学び」は楽しいし、大切なこと。
また続きを書きたいと思う。






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2015
06.14

「学ぶ」ということ その1

Category: その他
マイペースでいきましょう」( ← リンク )の雨月さんが、面白い記事を掲載している。
「私が学校で学んでいること」をシリーズ化するとともに、読者にもそれを書くことを呼びかけている記事。
改めて「学び」を考えるいい機会なので、便乗させていただくこととする。

ボクは文系人間である(+体育会系かな)。
以前の記事で以下のようなことを書いた。

**************************************

めちゃ文系である。
小学校の理科で、塩酸と水酸化ナトリウムで塩を作る実験があった。
先生曰く、「はやくできた班は自由時間にします」
そう言われると血が騒ぐ。
ボクは知っていた、理科室の戸棚に塩があることを……。
実験が始まり、しばらくして、ひそかに戸棚から取り出しておいた塩を皿にのせ、元気よく叫んだ。
「できましたーー!!!!」
ものすごく怒られた。
ちょっと、出来上がりのタイミングが早すぎたようだ。

思いきり文系である。
算数の問題。
お風呂に蛇口から毎分5リットルの水を入れる。同時に、栓を抜いて毎分3リットルの水をこぼす。
さて8分後には何リットルたまっているか?
答案用紙に「そんなバカなことをするやつはいない」と書いた。
残念ながら、○はもらえなかった。

どこまでも文系である。
点Pが毎秒3cmの速さでひし形の上を移動する。30秒後の網掛の部分の面積を求めよ。
「動くな点P」
点Pはとまらない。手ごわいやつだ。
「とまれと言っているだろ!」
それでも、点Pは平然と動き続ける。
仕方なく、心の中で銃弾を3発撃ちこんでやったが、それでも点Pは涼しい顔をしていた。
ボクに「敗北」の二文字を突きつけた点P。今でも忘れない。

**************************************

そんな小中高時代を過ごしたわけだが、高校生活も進むと、やがて「将来の進路」を考える時期がやってくる。

さて、何を目指そうか???
文系の血の選択範囲は、当然「文系」からなのであるが、ひとつ、どうしても理系の勉強をしなくてはならない理由があった。

それは……。

「小学校の先生になりたい」ということ。

ロリコンではない。

ボクは、ある意味、とても冷めた小学生だった。
いや、「冷めた小学生になった」というのが正確な言い方だろう。
それは、ある事件をきっかけにして……。

クラスに、給食のパンを残しそれを机の中に放置する女の子がいた。
普段からちょっとだらしのない子だったが、そのときはいい加減頭に来て、
「おい!ふざけんなよ!おめーきたねーんだよ」
ボクは怒鳴りつけた。
当然の行為であると、ボクは思っていた。

が、しかし……。
それを知った先生は、ボクの行為を「いじめ」と判定した。

後になって思うと、パンを机の中に入れる行為は悪いとした上で、ボクの言い方や態度を注意した「ありがたいもの」であったのだが、当時の小学生のボクは、「何で良くない行為をとがめたボクが怒られるのだろう」と納得がいかなかった。

塩を作る実験や算数の解答のように、まじめに授業を受けずに茶化すボクへの当てつけ?
そうとしか思えなかったボクは、先生のことが信用できなくなった。

でもこのことは、ボクに「先生って何だろう?」と考えさせてくれるきっかけとなり、進路を決める段で選択肢のひとつに「小学校の先生」を入れるに至ることに。

受験の候補にあげたのは、国立の東京学芸大学と愛知教育大学。

でも、結局この選択肢が実現することはなかった。

なぜならば……。

理系ができないから!

国公立大学を受けるには、共通一次試験(今のセンター試験)の受験は必須。
なのでボクは、進路によってクラスが別れていた高校3年時に「文系国公立コース」を選択した。
数Ⅰや理科(物理だったか化学だったか生物だったか何だったかまったく覚えていない)も授業にあり、最初は「よし、数学と理科もガンバるぞ!」と意気込んではみたものの、結局授業の内容について行かれず、この時間は英語や国語の自習を行う時間に取って代わられた。

共通一次の結果は推して知るべし。
「私立文系」でガンバろう!
さて、何を目指そうか???

つづく


【 動画 】 2015面白すぎ!①笑えるハプニング集www





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2015
06.13

戦争を知らない子供たちの、再掲載

Category: その他
去る6月11日、サッカー「キリンチャレンジカップ2015」、日本vsイラクが行われた。
結果は4-0で日本が勝ったのだけれど、試合への関心よりも、イラクの現状への関心が頭に浮かんできてしまう。

血なまぐさい戦争を繰り返す人間。

戦争とは?

平和とは?

宗教とは?

ボク達は、子供たちに何を伝えたらよいのか?
何を残してあげるられるのか?

銃を手にする子供たち……。




以前書いた記事の、再掲載。

戦争を知らない子供たち。

作詞:北山修 
作曲:杉田二郎

1970年に発表され、1971年2月にレコードが発売された。

当時はベトナム戦争の真っ最中。日本もアメリカの戦争遂行に基地の提供といった形で協力しており、文化人や学生を中心に反戦平和運動は盛り上がりを見せていた。

そのような世相の中、この曲は大阪万博でのコンサートで初めて歌われ、日本における代表的な反戦歌となることに。

ただ、作詞の北山修さんは、当初は親しみやすく新しい反戦歌としてこの曲を作詞したとしていたのだけど、1980年頃から自ら下らない幼稚な歌詞だと発言したり、「自分たちが大人になっていく過程で大人たちに言われた『俺たちは戦争で苦労したんだ。いま、お前たちが好き勝手なことができるのは俺たちが苦労したおかげなんだ。』『いまの若い奴等は軟弱だ。俺たちは軍隊で鍛えられているからお前たちとは違うんだ』などという言葉に反抗したくて作ったんだと思う」という話を度々語るようになった。

一方で作曲した杉田二郎さんは、昔も今も「これから生まれてくる子供達がいつまでも『戦争を知らない(戦争のない平和な世界を生きる)子供たち』であってほしい」との思いをこの歌に込めている。

実はこの曲、北山さんは真っ先にザ・フォーク・クルセダーズ(「帰って来たヨッパライ」が有名ですね)の盟友加藤和彦さんに作曲してもらおうと思ったら、鼻で吹いて突っ返されてしまい、やむなく杉田さんの元に持って行ったという。

加藤さんとは逆に、杉田さんは北山さんの詞に素直に感動し、喜んで曲を付けた。

その後も、北山さんは自身割り切れなさを感じることも多かったというこの歌詞に素直に曲を付け、胸を張って歌い続けた杉田さんの姿には励まされたと言っている。


「戦争を知らない子供たち」

反対にあるのは「戦争を知っている大人たち」

頭脳警察の替え歌は「戦争しか知らない子供たち」


戦争は悪か

戦争があるから平和があるのか

DNAに刻み込まれているものは何か

大人の利権

子供の戯言

子供の純真

戦争、平和、オムライス

あれ?

戦争って何だろう???

平和って何だろう?????

オムライスってなんだろう???????

ぼんやり考えていたら朝になってしまった……。


今日もまた、窓の外から、一日の始まりを告げる鳥のさえずりが聞こえて来た。






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2015
06.12

スーパースターオムライス

かつて、大いにはまったスーパーマリオブラザーズ。
印象深いいろいろなキャラクターが出てくるけれど、とると「無敵マリオ」になれるこのキャラは欠かせない。

スーパースター

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そんなスーパースターが、な、なんと、オムライスになってしまったあああ!!!!!

タワーレコード株式会社が、6月22日~7月5日に、発売30周年を向かえた「スーパーマリオブラザーズ」とコラボした「SUPER SUMER SALE」を開催する。
「SUPER SUMER SALE」では、タオル、マグカップ、キーホルダーなどのコラボグッズ販売とともに、TOWER RECORDS CAFE表参道店で6月22日から、渋谷店で6月23日から、TOWER DINING恵比寿店で6月22日から期間限定でコラボカフェをオープン。
渋谷店ではゲッソーをイメージしたイカ墨をふんだんに使用した「ゲッソーのイカ墨パスタ」が登場。
恵比寿店ではクッパの甲羅を模したスパイシータコライス「クッパ・タコライス」などが味わえる。
そして、表参道店では……。

じゃ~ん!!

星型チキンライスの上に、卵のスーパースターを飾ったオムライス「スーパースター・オムライス」。

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(c)1985 Nintendo

さあ、スーパースターオムライスをモリモリ食べて、夏に負けない無敵マリオになろう!
カフェ詳細は以下の通り。

スーパーマリオブラザーズ × TOWER RECORDS CAFE

■TOWER RECORDS CAFE 渋谷店(タワーレコード渋谷店2F)
期間:2015年6月23日(火)~7月1日(水)
営業時間:10:00~23:30(LO:22:30)
TEL:03-3496-3672
メニュー:
・ゲッソーのイカ墨パスタ<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,575円+税
・ハテナブロック・ティラミス<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,389円+税
・マリオ・ラテ 649円+税

■TOWER RECORDS CAFE 表参道店
期間:6月22日(月)~7月5日(日)
営業時間:11:00~23:00 (LO:22:00)
TEL:03-5778-9491
メニュー
・スーパースター・オムライス<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,575円+税
・地上ステージ・ワッフル<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,389円+税
・マリオ・ラテ 649円+税
・パックンフラワー・ソーダ 649円+税

■TOWER DINING 恵比寿店
期間:6月22日(月)~7月5日(日)
営業時間:12:00~17:30(LO:16:30)
TEL:03-3760-0131
メニュー
・クッパ・タコライス<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,575円+税
・ピーチ・パンナコッタ<ドリンクセット>(2.5 次元フィギュア付き) 1,389円+税
・クッパ城・ドリンク 649円+税

では、今日の最後は「スーパースター」にちなんで、カーペンターズの曲を。。

● Superstar 




● Top of the world




● Only Yesterday





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2015
06.09

明治は遠くなりにけり

現代は限られた牌を取り合う資本主義の世の中。
それも随分と進んできてしまった感があり、閉塞感(限界)が見え隠れしている。
まあ、単純な言い方ではあるが、傾向としては次のようなカンジである。

グローバル化は進み、低コストを求める企業はより安価な労働力を得られる地への進出を目論む。また、国内でも、労働者は正社員より安価である派遣社員や契約社員、パートに切り替えられて行く。

更に……。

労働力=人件費はいくら安くても機械化よりは高い。従って企業は、利潤を追求すべくできるだけ人手を減らし機械化を進める。
しかし、この構図を考えコントロールするのは人間(使用者側)であり、よって使用者側と労働者側の格差は広がる一方である。

これから先、果たして世の中はどのようになって行くのだろうか???

こんな時は温故知新。
故きを温ねて新しきを知る。

明治、大正、昭和、平成。
和暦があるというのは、日本の文化にとってとても重要なものであるように思う。
最近は西暦が主流になってきたせいか、平成27年というよりも2015年の方に多く接するようになって和暦の感覚が薄れて来たような気もするけど、和暦によって「時代の風を感じられる」ような、そんな気がする。
明治の45年間には明治の、例え短くても大正の15年間には大正の、昭和の長き64年には昭和の、いつの間にかもう27年の平成には平成の、それぞれの時代の風があり、香りがある。
そして、その原点は明治である。
江戸時代の香りは全くわからないけど、明治時代の香りは何となくわかるような気がする。明治は、それ以前の江戸時代の和暦(慶応とか文久とか)とは明らかに違い、大正、昭和、平成と並列の「現代」という印象がある。

日本の資本主義が誕生した明治時代。
幕末から明治維新にかけて志士たちが活躍した時代でもあり、学ぶ点も多く、歴史好きには人気がある。
今後を考える上で何かヒントがあるかもしれない。。

降る雪や明治は遠くなりにけり

これは俳人の中村草田男が、 1931年(昭和6年)、大雪の日にかつて学んだ母校の青南小学校を訪問 した際に詠んだ句だ。
中村草田男が生まれたのは1901年(明治34年)。小学校に通っていたのは1910年前後なので、明治の末期なんだけど、1931年とは20年くらいの間しかない。

今にあてはめると、20年前と言うと、年数的には1995年(平成7年)前後を指す。
この頃を振り返ると、 オウム真理教事件があったり、歌では安室奈美恵や華原朋美などの小室哲哉プロデュースの全盛時代。マンガ(アニメ)では美少女戦士セーラームーンや新世紀エヴァンゲリオンといったところ。
随分と昔のことかなあ???
どうなんだろう。
人や世代により感覚は違うのだろうけど、年号は明治から大正になり、昭和になったのとは随分と違うんだろうね。。
文化的にも大きく成長し、変わって行った時期でもあるしね。

さて、そんなことを思わせる明治時代なんだけど、タイムマシンがあったら是非行ってみたい。

で、明治に行って、
(ふむふむ)

その文化の雰囲気に触れながら、
(散切り頭をたたいてみれば……)

美味しいオムライスを食べた~い!!!

なんだよ!
結局そこかい!

そうなですよぉ。。

といっても、現実にはタイムマシンがあるわけではない。
ここは潔く諦めるしかないのだろうか……。

いや……。
諦めるには早すぎる。

あるじゃないか、方法が。
ほら、たったひとつ、それを実現する方法が。
それは……。

これだああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

明治村でオムライスを食べるのだあ!

愛知県犬山市にある明治村は、取り壊されてゆく明治時代の文化財を惜しみ、その保存を計るために谷口吉郎氏(博物館明治村初代館長)と土川元夫氏(元名古屋鉄道株式会社会長)の協力のもと昭和40年に創設。明治という時代を目で見ることができる貴重な場所である。

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こちらが「明治村の公式ページ」 ( ← リンク )。

そして、この明治村の中にあるのが、

明治の洋食屋 オムライス&グリル浪漫亭

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で、オムライスはこんなカンジ!!

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味は明治っぽいのかなあ???
カレーはメニューにあるのが「明治のカレーライス」って名前だから、そのものズバリだけど。。

いやあ、食べてみたい。
よし、今年の夏に、ことこと屋のオムライスを食べに名古屋に行ったら、金山のネコ目オムライスも食べて、それでもって明治時代に触れて来し方行く末を考えながら浪漫亭のオムライスも食べるぞ~!!!!!

え?

飽きないかって?

大丈夫!
味噌カツも、きしめんも、ういろうも、手羽先も食べるから!

いやあ、今から楽しみ~♪


浪漫亭 食べログ情報

浪漫亭オムライス / 羽黒駅楽田駅


では今日も、さだまさしの歌を聴きながら・・・…。
大好きな曲、道化師のソネット。


● 道化師のソネット  さだまさし




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2015
06.07

つゆのあとさき

Category: その他
いよいよ梅雨入り。
「梅雨」で連想する素敵なタイトル。
「つゆのあとさき」。
永井荷風の小説のタイトルであり、さだまさしの曲のタイトルでもある。

そんなタイトルを借りて、降り出しそうな夜空をみながら書いてみました。


つゆのあとさき

静寂につつまれた深夜の駅
梅雨入り宣言の夜空から、冷たい雨が舞い落ちる

発車時間ぎりぎりに、列車に飛び乗った君とボク
ほっと息をついてボックスシートで向かい合う

「いやあ、なかなか来ないから心配してたよ」
そう言いながら、笑顔の発車ベルが鳴る

ドアが閉まり、走り始めた列車
ゆっくりと、静かに、でも確実に、軌道に乗って進んで行く

頬杖をつきながら、ぼんやりと窓の外に目をやる君
真っ白な柔かい頬の上にちょこんと佇む、黒目がちの、大きな瞳

ひとすじ、またひとすじと車窓を打つ雨ににじむその瞳は
とても綺麗で
透き通るように澄んでいて
でも、どこか儚げで……

ガラスの瞳

ボクは、そんな君の瞳を抱きしめる

ねえ君
君のこころは今、晴れているのかな?

こころの中も晴れたり曇ったり
ときには、ひとり淋しく雨に震えることもあったよね

ボクはねえ、君を守る傘になりたいんだあ
今はまだ、小さな折り畳み傘かもしれないけれど、どんな暴雨風にも負けない、大きな、大きな傘にね

もちろん
日照りのときは日傘に早変わり

24時間365日
年中無休の傘
いつも、一緒

そうそう
ひとつだけお願い

もしボクが、雨や太陽との戦いに疲れて、綻びちゃったり、曲がっちゃったりしたら
そんなときは、君が治してくれたら嬉しいな
やさしいぬくもりで包み込んでほしい……

やがて列車は長いトンネルにさしかかる
外を見ていた君の瞳が、ボクを見て微笑む

トンネルを抜けた地はどんな天気なのかなあ
どんな天気だろうと、傘の準備はOKだよ

ふたりを乗せた幸せ行きの列車

いつまでも
どこまでも
走り続ける



● つゆのあとさき さだまさし×平原綾香





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2015
06.05

オムライス甲子園

調べれば調べるほど、次々といろいろな情報が見つかるオムライス。
「オムライス日本一」を決めるカゴメオムライススタジアムがあるならば、「こんなのもあるのでは?」と検索してみたのが、これ!

オムライス甲子園

K1甲子園もあることだし、もしかしたらとの思いで検索文字を入力。

さて、あるかなあ……

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おおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!
あるじゃん!!!!!!
やっぱり、時代はオムライスだね!

で、主催者は、これまたカゴメ。。

「KAGOMEオムライス甲子園」は、関西の大学・専門学校生によるオムライスメニューコンテスト。
2015年3月に大阪で開かれた、オムライスの魅力を再発見する「オムライスフェスタ」のひとつとして開催されたもので、応募194作品の中から一次選考を勝ち抜いた学生5名が自信作のオムライスを披露した。

見事グランプリに輝いたのは……。


◆ グランプリ

相愛大学の仁田愛理さんが考案した「冷めてもおいしいヘルシーオムライス」。

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仁田さんは「帰りが遅い人にも一皿で栄養が取れるように」と、具材に豆腐入りのつみれを採用。ケチャップソースとの味の違いを出すため、ご飯はチャーハン風に炒めている。
「両親が病気がちで栄養をいかに取るか」がレシピのきっかけだったという仁田さんは、賞品のギフトカードで「両親とディズニーランドに行きたい」と声を弾ませていたとのことだ。
よかったね!
あめでとう!!

グランプリは逃したものの、他の4名の作品も素晴らしい。
準グランプリ以下は次の通り。


◆ 準グランプリ

帝塚山学院大学 仲野花菜さんの「白味噌仕立ての和風イタリアンオムライス」

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◆ 優秀賞

大阪成蹊短期大学 菊池遥華さんの「すけてるオムライス」

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◆ 優秀賞

羽衣国際大学 中村国泰さんの「ほわとろらいす」

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◆ 優秀賞

相愛大学 藤原澄香さんの「スタミナ満点!!豚キムチオムライス」

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どれもみな、発想豊かで、溌剌としていて、見た目もきれいで美味しそう!!
こういうのを見ると、ホント嬉しくなる。
最終選考に残った5名に限らず、みんな、臆することなく独自の自由な発想で将来の夢に向かって、思い切り突き進んでほしい。

では、今日の最後はこの曲で。

春の選抜高校野球大会歌。今ありて。





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2015
06.04

さよならの向こう側 (再々掲載)

すみません、今日はまたまたまたまた再々掲載。。

ごめん寝……。

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今回は「横浜そごう」にあるFELICE(フェリーチェ)でのストーリーです。


オープンスペースで気ままなひとときを


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新春第一弾!
気分一新、さて、どこに行きませうか???
やっぱり好きな街からだよね……ってことで横浜。
あれ? また横浜? どこが気分一新?
第1回から、藤沢 → 横浜 → 藤沢 → 横浜 って……。
なんか同じところをグルグル回っているだけじゃん。あれ、おかしいなあ。
でも、ハンマー投げみたいにサークル内でグルグル回って勢いをつけているのだから、きっと室伏広治選手のように金メダルが手に入るのさ、なんて必要もないのに訳のわからない言い訳を頭に浮かべつつ、いざ横浜へ!

当初は馬車道、関内方面を狙っていたのだけど、三が日はまだ営業していない。
ランドマークプラザも混んでいそうなので、横浜駅周辺で探すことに。
結局、9階と10階にオムライスを提供している店がある「そごう」に決めた。
ビルの中は人、人、人でごった返している。
上の階に行っても、一向に人の減る気配はない。
いやーな予感がよぎる。まさか……。

先ずは10階の「ダイニングパーク」にある「丸の内DINDON」を覗くと、15:00を回ってすでに食事時が過ぎているにもかかわらず、かなりの待ち状態。
えー、やばいじゃん!?

さて、9階はいかに。
不安を抱きつつエスカレーターで9階へ向かう。
ん? なんか人だかりと優雅な音色が……。
この階にあるイベント空間で、綺麗な着物に身を包んだ、小学生から高校生くらいの女の子達が舞を披露している。
「おっ、可愛い~(両目からハート×8)」と思いつつも、「自分に厳しくあらねばならん。ロリコンではないし、ロリコンではないし」と自分に言い聞かせ(冗談)、一目散に目的の店へ。
(今思うと、せっかくなので優雅な舞を見てゆったりとした気分になればよかった。ちょっと後悔)

目的の店は「FELICE(フェリーチェ)」。
ここにしかないオープンカフェだ。
う~ん、結構混んでいるし、ショーウィンドウにはケーキばっか。
謳い文句は「ケーキと紅茶の店」。
なんとか席を確保し、オムライスセット1,470円を注文。
なんかオムライスがあるのが場違いなカンジで、
「カフェでオムライスって食べて後悔するのかなあ。でもサラダとコーヒーor紅茶が付くとはいえ1,470円は
意外と高いし、給仕さんもちゃんとした格好をしているし」なんて期待と不安を抱きつつ出来上がりを待つことに。

やがて給仕さんの「大変お待たせ致しました」の丁寧な言葉とともにオムライスが運ばれてきた。

おおーー、美味しそ~!!

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うん、結構美味しい!
食べる前は「カフェのオムライスってどうなの?」って思っていたけれど、いけるじゃん。
うん、美味しい美味しい、パクパクパク。
チキンライスはちょっとパサっとしたカンジだけど卵はとろとろ。デミソースも美味しく食べやすい。で、すぐに食べ終わっちゃったんだけど、何となく物足りない気がする……。美味しいし、上にパセリがかかっていて綺麗なんだけど、何でだろう??
良くできているんだけど特徴がないのかな? 
ボリュームも少なめ(?)で、オムライスそのものを楽しむというより、会話を楽しみながらオムライスも楽しむっていうのが合っているカンジ。ホント美味しいんだけどね……。

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そごうの9階は、実はそごうではなく「新都市ホール」なので他のフロアのように買い物客がいない。だから静かだし、フェリーチェはオープンカフェなので開放感もある。まあ、この日は結構混んでいたけれど、それでも10階のように待ち状態ではなかったし。
それに店の雰囲気がお洒落。ゆっくりとおしゃべりしながらお茶や食事を楽しむにはとてもいい空間だと思う。給仕さんの対応もとても丁寧で、好感が持てる。
意外と穴場かもしれない。
「ケーキと紅茶」のお店での「オムライスとコーヒー」だったけど、ケーキと紅茶はどうなのかなあ?? それも興味津津……。

2013年1月3日

■ 店舗情報 ■
・住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 9F
・電話:045-451-6788
・営業時間:10:00~20:00
・定休日:不定休(そごうに準ずる)

FELICE 食べログ情報 

フェリーチェカフェ / 横浜駅新高島駅神奈川駅


さよならの向う側

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「ごめんなさい。おまちどうさま」
 そごうの大時計が約束の4時を10分ほど過ぎた頃、人ごみの中から真理は現れた。
 1年ぶりの真理の姿を目にすると、達也は、“やあ”という言葉にならない言葉とともに、油の切れたロボットのような仕草で軽く右手をあげた。

「どこか希望の店はある?」宙に目をさまよわせ、達也が言う。
「いえ、どこでも」
「おなかは?おなか、すいてない?」
「大丈夫」
「じゃあ、9階のカフェに行こう」
 事務的でぎこちない会話を交わすと、二人は無言でそごうの9階にあるカフェ「フェリーチェ」へと向かった。

「顔色いいね」オープンカフェの奥のテーブルに着くと、達也は言った。
「そうね。このところ調子はいいわ」荷物を椅子に置きながら真理が答える。
「ネイルサロンは順調?」
「おかげさまで。友達も宣伝してくれて、お客様も増えてきてる。あなたの方は?」
「うん、仕事は今まで通りかな。それと、炊事、洗濯、みんな君にまかせていたこともできるようになった。これでも、今更ながらちょっとは成長しているかな」
 達也はおどけた仕草をしてみせた。
「それはよかったわ」口許を隠しながら、真理が笑う。
「笑顔が見れてよかったよ」
 達也は笑顔を返しつつも、真理の笑顔が、夢の中の、手の届かない物語の世界のもののように思えた。

 二人で会うのは……。
 達也はぼんやりと天井を見つめた。
 二人で会うのは、これが最後かな……。
 ――。

「お待たせいたしました」
 手持ち無沙汰でやるせないしばしの沈黙の時間を、給仕が破ってくれた。

「何でこの店にしたの?」運ばれてきたアールグレイを口にしながら真理が尋ねた。
「いや、特に。強いて言えばオムライスがあるからかな」
「そうなんだ・・・」あたりをキョロキョロと見回しながら真理は続ける。
「ねえ、この店の名前の『フェリーチェ』の意味知ってる?」
 きょとんとした顔で首を横に振る達也。
 その達也を、穏やかな眼差しで見る真理。
「イタリア語で『幸せな』の意味。あなたにひとつだけ言っておくわ。女はいつも愛の前では臆病なものよ。愛を確かめないと不安で仕方がないの。だから、もしあなたに愛する女性(ひと)ができたら、どんなことでもいいからそのひとが安心するようなことをしてあげてね。例えばこの店に連れてきてあげて、連れてきた理由とフェリーチェの意味を教えてあげるの。それが幸せになる秘訣よ」
 真理は、口許に笑みを浮かべた。その笑みは、まるで静かな湖の底でゆらゆらとゆらめく藻のように柔らかいものだった。
 一瞬、達也の中で、そんな真理の笑顔が ”私ねえ、小さい時、いつも家の中の階段の真ん中で、ひとりで『みんな早く帰って来ないかなあ』なんて待ってる子だったんだよ” 甘えた声でそんな話をする出会った頃の真理の笑顔と重なった。

 幸せになるために、お互いが選んだ道――。
 それぞれが歩む、別々の道――。

「ご忠告ありがとう。ねえ、せっかくだからオムライス食べない? 昔みたいに」
「いいわ、じゃあいただくわ。オムライスを食べると幸せになれるって、誰かさん言ってたわよね」

 何千人、何万人もの人が往来する都市空間の中、静かなオープンカフェで、二人の時間が、最後の二人だけの時間が、ゆっくりと、でも確実に過ぎ去って行く。

「じゃあ、これ、あとの手続きはよろしくお願いしますね」
 食事を終えると、真理は達也に書類の入った封筒を手渡した。

 それから二人は地下に降りると、キラキラときらめくイルミネーションで飾られたエスカレーターで横浜駅に向かい、「それじゃあ」とどちらともなく別れの挨拶を交わした。

 達也は、西口方面に消えて行く真理の後ろ姿を追い続けた。
 真理の姿が、だんだんと小さくなっていく。
 心の中で、達也はつぶやく。
 ねえ、「大好き」と「愛してる」の違いって何だと思う?
 本当に君を愛しているのなら、ボクから開放してあげるのが愛だよね……。
 人は記憶の呪縛から逃れられないものなのかなあ?
 二人で作った幸せな時間が多いほど、思い出はつらい傷になるのかなあ……。

 真理にあったら話そうと思っていたことはたくさんあった。
 本当は男のほうが弱くておセンチかもしれない。
 だけど、そんなものはいらない。
 幸せになるためにお互いが選んで決めた道。
 君に負けないくらい、ボクも幸せになるよ。
 そして、もしどこかで君とばったり会うことがあったら、今度は大きな声で、笑顔で、ちゃんと「やあ」って言える人間になるから。

 やがて真理の姿は、大海原に吸い込まれる水滴のように都会の雑踏に溶け込み、すっかり見えなくなった。

 ありがとう。
 さようなら。

 それからしばらくして、真理が去っていった方をぼんやりと見ていた達也は、向きを変えピンと背筋を伸ばすと改札を通り抜けていった。

 そう、幸せな明日行きの電車に乗るために……。
  
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2015
06.03

スニーカーオムライス

つながり。
ぬくもり。
まごころ。
この3つをキーワードに、オムライスを幸せの象徴としていろいろと表現したい。
そう思ってこのブログを始めてオムライスにより一層注目するようになったからなのか、はたまた時代がオムライスを求めているからなのか、以前に比べて世間で取り扱われるオムライス関連の記事が多くなったような気がする。

たとえば、オムライスの人気投票。
先日全国大会が開催されたカゴメオムライススタジアムもそうだけど、現在、こんなのも開催されている。

キングオブ静岡オムライス2015 ( ← リンク )

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今まさに開催期間中で、6月30日まで、静岡県を西部、中部、東部・伊豆に分け、ネットで人気投票を行っている。
近隣の方は、ぜひご参加ください!!


かわいらしいオムライスもいろいろと紹介されている。
こちらは、以前紹介したコーギーのオムライス。

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画像提供:やなぎさん

そして、今日紹介するのはこれ!

スニーカーオムライス

お料理ブログ投稿サイト「レシピブログ」 ( ← リンク )で開催された新感覚オムライスコンテストで見事グランプリに輝いたオムライス。

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東京都にお住いのザッキー☆さんの作品なんだけど、アイデア抜群だね!
色も綺麗だし、とても美味しそう。。
気になる「つくり方」は「こちら」( ← リンク )の「ブログ記事を読む」から入ってご覧ください。

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ちなみに、このコンテストには221件もの参加があり、他の受賞作品はこちら!!

■ 盛りつけアレンジ部門

・shinkさんの「手まりオムライス」

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・Nobukoさんの「小さなオムライス」

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・chihoさんの「ふわとろチーズ卵のお花オムライス」

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・NAAさんの「新感覚オムライスでにこにこ太陽くん」

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・apomomokoさんの「オムライスバーグケーキ」

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■ 食材&調理法アレンジ部門

・decoさんの「エッグスラット風・チーズオムライス」

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・momosebさんのの「ふんわりしゅわっとメレンゲオムライス」

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・青山金魚さんの「三色オムライス団子 お花見ピンチョス」

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・エイタン☆さんの「パリパリスティックオムライス」

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・オハナ食堂さんの「大人のオムタコライス」

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どれもこれも個性豊かで美味しそう。
それに、何と言っても、作る人も「楽しそう」だし、食べる人も「わくわく」する!!

いやあ、やっぱ、オムライスは夢があっていいねえ~。

どうですか。
みなさんも、自分のオリジナルオムライスなんぞを。。

さあ今日も、美味しいオムライスを食べて、元気にいきましょう!!


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2015
06.02

小田急線にて

Category: その他
うわあああ、ショック~!

今朝、記事を書いて公開しようとしたら消えてしまった。。
しばらくは諦めがつかずに、どうにかならないものかとあれこれ試みたが、結局は徒労に……。

ということで、気を取り直して再度書くこととしよう。

先日の土曜日、小田急線の車内でのこと。
ボクが降りる4つ手前の駅で、ドアが開くなり犬が乗って来た。
ボーっと音楽を聴いていたボクは、一瞬、何事かと目を丸くしたが、次の瞬間その犬が盲導犬だとわかり、目が釘づけになった。

犬種はイエローのラブラドール・レトリバー。
洒落た青い柄物の服の上にハーネスをつけたその犬は、電車に乗り込むと、入り口付近に立った飼い主の前できょろきょろと周りを見回し始めた。
それはまるで、今いる場所が安全かどうかを確かめているようだ。

しばらくすると、乗車時のチェックが終了したのか、「次に何かがあるまで待機せよ」との命令が脳内にされたがごとく、前足をきれいにそろえ、犬はおとなしく床に突っ伏した。

鼻まで床につけて、きょとんとしたつぶらな瞳が「ひとやすみ」と言っている。
人が目の前を通り過ぎようが、まったく動じることなく、ぽつんとおとなしくしている。
その姿の何とも言えない可愛さ。
車内に、ほんわかとした空気が漂う。
気がつくと、ボク以外の何人かの乗客がその姿を見ながら微笑を浮かべているではないか。
そんな雰囲気に包まれたのは、おそらく、犬種がラブラドール・レトリバーだということもあるのだと思う。

盲導犬になるのはゴールデン・レトリバーかラブラドール・レトリバーである。
小型犬では飼い主を守るには事足りないし、かといってシェパードやドーベルマンでは周りに恐怖心を与えてしまう。
だから、この2種類が盲導犬に適しているとされている。
中でも、個人的には、毅然とした雰囲気のゴールデンよりも、ちょっとマヌケっぽい愛らしさの中になんとなく哀愁が漂っているラブラドールの方が好きだ。
かつ、色は、黒や茶ではなくイエローがよい。
典型は、「ほねっこ」のゴン太や、「きな子〜見習い警察犬の物語〜」のきな子。

ボクは、そんなラブラドール・レトリバーの姿を見ながら、2つの話を思い出した。

ひとつは昨年の夏にあった「盲導犬オスカー刺傷事件」。
この事件の犯人は見つかっていない。
それどころか、「刺傷ではなく皮膚病だった」という話もある。
結局、真相はわからないのだが、皮膚病であるなら、それはそれでよいと思う。
と言うより、皮膚病であった方が救われるし、ほっとする。

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もうひとつはネットの「ペット病院裏話!?」で読んだ記事。

盲導犬の隠された性格」 ( ← リンク )

以下、引用。

■ 毎朝見ていた彼の姿

毎朝、私が通勤する途中に見かけていたある盲導犬。
交通量の多い交差点で、いつも彼が信号待ちをしている時間、 私は「やっぱり盲導犬は凄いなぁ。素質があるよねぇ。」と思いながら ニコニコとその横を車で通過します。
獣医と言えども、盲導犬を見る事はなかなかありません。
それはとても印象的な、それでいて毎日続く不思議な風景でした。


■ 出会いは突然やってきました

ある日、そんな盲導犬の彼が、ひょんな事から私の患者になりました。
盲導犬の管理は非常に厳しく、月に一回の健康診断、爪の確認、足裏の毛刈り、肛門腺に予防関係に・・・・。
とにかく飼い主さんに危険が及ばないよう、完璧な状況下で任務がこなせるようにメンテナンスされています。

もちろん優秀な盲導犬。
爪切りでも自分から足を差し出すほどで、全ての診察は非常にスムーズに進みます。
ところがある日、彼の本当の姿を見ることになるのです。
それは正確に体重を測ってみましょうか・・と盲導犬の補助器具を全て外した時の事でした。


■ 豹変した彼

彼は一目散に病院を駆け巡りました。
そして、病院内の看護士、獣医一人ひとりに挨拶をするようにじゃれて、グルグル回って、伏せをしたと思いきや飛び掛ってきて、また次の人間のところへ・・・。
そう、これが彼の本当の姿だったのです。
本当は人間と一緒に思い切り遊びたくて、走り回りたくて、 普通の犬としての暮らしに憧れを持っていた。
そんな彼に与えられた使命、盲導犬。

長い間、ずっと抑えていた感情だったのでしょう。
そんな彼を露にした原因、それは・・・


■ プロ意識

間違いなく、彼に付けられていた補助器具でしょう。
それを付けている間、彼は「プロ」なのです。
何があっても、飼い主さんを守り、自分の使命を果たさなければなりません。
飼い主さんの「いつもごめんなぁ・・ごめんなぁ・・先生、少しだけ
この子を自由にさせてあげても良いですか?」と言う言葉が重く心に残っています。
飼い主さんは、きっとこの子の気持ちにずっと気づいていたのでしょう。
信頼で結ばれた強い関係。
本当は遊びたいし走りたい・・・けれども誇りを持って毎日仕事を続ける盲導犬に強く感銘を受ける事となりました。


■ それから・・・

今でも毎朝彼の姿を、交通量の多い交差点で見かけます。
しつこいですが、「素質」などと安易な言葉で彼を評価していた私自身に今でも苛立ちを隠せません。
そんな簡単なものでは無いのです。
彼は毎月、病院に来た時だけ補助器具を外し、ほんの数分だけみんなに挨拶しにいく自由を与えられています。
私たちも精一杯、彼と挨拶をします。

犬は本当に凄いです。
獣医になって良かったと思います。


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引用は以上。

「仕事中の盲導犬に対しては、話かけたり、なでたり、食べ物をあげたりしないでください」といったことを良く目や耳にする。
盲導犬。
それは「人間を助けるための存在」なのか、はたまた「動物虐待」なのか。
「日々、休むことなく緊張の中で生きている盲導犬は通常の犬の半分くらいの寿命だ」という話を聞く。
一方で、「いやそんなことはないし、家ではリラックスして飼い主とじゃれて暮らしている」という話も。

ボクは盲導犬を動物虐待とは思わない。
確かにそれは、「人間さま」のために作られた存在なのかもしれない。
でもそれは、それを是としてできている(運命づけられている)のではないだろうか。
すべての生き物には存在の意義があり、役目がある。
例えそれが、過酷な競争にさらされるサラブレッドであろうと、食べられるために生まれてくる生き物であろうと……。

大切なのは、飼い主と動物との間のキズナ。
それと、生き物たちへの感謝の気持ち。
盲導犬は、「よし、あと1時間で仕事終わりだあ!」なんて思ってはいないであろう。
年老いて引退を余儀なくされ飼い主との別れを迎えるときはどんな気持ちなんだろうか?
「仕事に追われることのない日々。これからは余生を存分に楽しむぞー!」と思うだろうか?
そう思うのは、自分の人生を、「建前に包まれた歪んだ他責の観念」で生きている人間くらいのものだろう。
「人材は人財であり社員は宝だ」なんて言いつつ、自分のことしか見えない人間のいかに多いことか。

生気のない目、人間不信の目、見下した目、殺伐とした目、目、目。

結局、電車で乗り合わせた盲導犬は、ボクが降りるときまでずっとおとなしく突っ伏したままだった。

「お仕事ご苦労さま。君の姿には、何だか勇気をもらった気がする。じゃあ、元気で」
ボクはこころの中でそうつぶやきながら、別れ際に今一度盲導犬の方を見やった。

黒目勝ちな、屈託のない瞳。
やっぱり愛らしい。

でも、それだけではない。

「ありがとう。ボクはねえ、盲導犬っていう仕事と自分の生きざまに誇りを持ってるんだ」
盲導犬の目がボクに返事をする。
もちろん、これはボクの勝手な解釈である。
しかし、「飼い主とのキズナで結ばれた人間不信のかけらすらない一途な目」は、間違いなくボクにそう話かけているような、そんな気がした。

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写真:日本盲導犬協会



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