チョコレートの歴史 - 2016.03.13 Sun
その名を聞いただけで無条件に美味しいと思ってしまう「ベルギーチョコ」。
なんでだろう??
ちょこっと、その歴史を紐解いてみよう!
もともとチョコレートの原料であるカカオは、マヤ文明を代表とする南米の文明に根付いていたもので、最初はカカオ豆を生のまま食べていたのを、その後ローストしたカカオ豆をすり潰して飲むようになったそうだ。
「カカワトル」と呼ばれるこの飲み物は「不老長寿のくすり」とされ、16世紀にスペイン人のエルナン・コルテスがメキシコ(アステカ)を征服した際にその効用を知り国へ持ち帰りカルロス一世に献上。これを機に「カカワトル」はヨーロッパ各地へ伝播していった。でもこの当時はまだ非常に高価なもので、広まったとは言っても貴族の間での広がりだった。
それが変わったのは19世紀になってから。
商業が栄えていたフランドル地方(現オランダ南部・ベルギー西部)。
商魂たくましい商人たちは考えた。
「よし、チョコを商品化して広めよう!」と……。
そして1828年、オランダ人のバン・ホーテンが、カカオ豆からココアバターの一部を搾油する脱脂技術の開発に成功し、ココアパウダーを発明。
そう。ココアで有名な「バン・ホーテン」!。
「ココアはやっぱり森永」の検証記事を書いたとき(2015.11.26)に、「何だよ、森永は口ほどでもないなあ。1位はバン・ホーテンじゃんかよ」って思ったけど、そうかあ、バン・ホーテンは元祖ココアなんだあと知った今、「それは仕方がないよな」と思ってしまう。
というか、バン・ホーテンをさしおいて「ココアはやっぱり森永」と堂々と言い切る森永に拍手を贈ろう!
さて、バン・ホーテンによって「ココア」が誕生したけど、まだ「食べ物」のチョコレートにはなっていなかった。
固形のチョコレートが誕生したのは1848年のこと。
産業革命により優れた技術力を誇っていたイギリスの会社がカカオのペーストに砂糖を加え固めたたものを発売。
「ついに現在のチョコレートが誕生した!」と言いたいところだけど、でも、このころのチョコレートはまだ苦味が強いものだった。
これを変えたのが、1876年の「ミルクチョコレート」の誕生!
スイス人のダニエル・ピーターが、コンデンスミルクの事業をしていたヘンリ・ネスレと共に、カカオペーストと砂糖だけだったものにミルクとココアバターを加えることに成功した。
バン・ホーテンに続いて、今度はネスレだ。
「チョコレートは明治」って言ってるけど、元をたどれば「チョコレートはネスレ」だね!
で、ベルギー。
ベルギーチョコの繁栄は国の歴史そのもの。
なにしろ、国王が主導したのだから。
1885年、当時の国王のレオポルド二世がアフリカのコンゴを支配。カカオの木のプランテーションを押し進め、これによってベルギーチョコレート産業が大きく開花することとなった。
ものづくりの原点である原材料であるカカオへのこだわり。これがおいしさの秘訣だね!
それと、植物油脂の使用を禁止しているのも味を損ねない要素として大きい。
ベルギーには今も王室ご用達のチョコレートがあり、該当するのは以下の6メーカー。
Godiva ゴディバ
Galler ガレ
Cote d'Or コード・ドール
Mary メリー
Neuhaus ノイハウス
Wittamer ウィッタメール
ちなみに、中にナッツ類などを混ぜたチョコレートを「プラリネ」って言うけど、ベルギーではチョコレート全体を「チョコレート」と呼ばずに「プラリネ」と呼ぶらしい。
それと、そもそも「ベルギー」っていう名前だけど、英語では「ベルジウム」、フランス語では「ベルジック」、フラマン語(オランダ語の一種)では「ベルヒエ」で、何語でも「ベルギー」なんて言わない。
だから、「ベルギーチョコ」って名前は、きっと「ベルギー」も「チョコ」もベルギーでは通用しないんだろうね。
と、チョコレートの記事を書いていたら無性に食べたくなってきた。。
じゃ~ん!

ブルボンのもちもちショコラ!
4個×2袋入り。

外側がもちもちのお餅。
その中にカカオソース。
中心にはガナッシュチョコレート。
まるで地球だね!
地殻にマントルに核ってカンジ。

この地球が美味しいんだよね♪
総じてブルボンのお菓子は好きなんだけど、これは特にお気に入り。
気分転換にも最適。
あ、そうだ!
久しぶりにチョコレートの投票対決をやろうかな。。
みんな大好きチョコレート。
ではでは!
なんでだろう??
ちょこっと、その歴史を紐解いてみよう!
もともとチョコレートの原料であるカカオは、マヤ文明を代表とする南米の文明に根付いていたもので、最初はカカオ豆を生のまま食べていたのを、その後ローストしたカカオ豆をすり潰して飲むようになったそうだ。
「カカワトル」と呼ばれるこの飲み物は「不老長寿のくすり」とされ、16世紀にスペイン人のエルナン・コルテスがメキシコ(アステカ)を征服した際にその効用を知り国へ持ち帰りカルロス一世に献上。これを機に「カカワトル」はヨーロッパ各地へ伝播していった。でもこの当時はまだ非常に高価なもので、広まったとは言っても貴族の間での広がりだった。
それが変わったのは19世紀になってから。
商業が栄えていたフランドル地方(現オランダ南部・ベルギー西部)。
商魂たくましい商人たちは考えた。
「よし、チョコを商品化して広めよう!」と……。
そして1828年、オランダ人のバン・ホーテンが、カカオ豆からココアバターの一部を搾油する脱脂技術の開発に成功し、ココアパウダーを発明。
そう。ココアで有名な「バン・ホーテン」!。
「ココアはやっぱり森永」の検証記事を書いたとき(2015.11.26)に、「何だよ、森永は口ほどでもないなあ。1位はバン・ホーテンじゃんかよ」って思ったけど、そうかあ、バン・ホーテンは元祖ココアなんだあと知った今、「それは仕方がないよな」と思ってしまう。
というか、バン・ホーテンをさしおいて「ココアはやっぱり森永」と堂々と言い切る森永に拍手を贈ろう!
さて、バン・ホーテンによって「ココア」が誕生したけど、まだ「食べ物」のチョコレートにはなっていなかった。
固形のチョコレートが誕生したのは1848年のこと。
産業革命により優れた技術力を誇っていたイギリスの会社がカカオのペーストに砂糖を加え固めたたものを発売。
「ついに現在のチョコレートが誕生した!」と言いたいところだけど、でも、このころのチョコレートはまだ苦味が強いものだった。
これを変えたのが、1876年の「ミルクチョコレート」の誕生!
スイス人のダニエル・ピーターが、コンデンスミルクの事業をしていたヘンリ・ネスレと共に、カカオペーストと砂糖だけだったものにミルクとココアバターを加えることに成功した。
バン・ホーテンに続いて、今度はネスレだ。
「チョコレートは明治」って言ってるけど、元をたどれば「チョコレートはネスレ」だね!
で、ベルギー。
ベルギーチョコの繁栄は国の歴史そのもの。
なにしろ、国王が主導したのだから。
1885年、当時の国王のレオポルド二世がアフリカのコンゴを支配。カカオの木のプランテーションを押し進め、これによってベルギーチョコレート産業が大きく開花することとなった。
ものづくりの原点である原材料であるカカオへのこだわり。これがおいしさの秘訣だね!
それと、植物油脂の使用を禁止しているのも味を損ねない要素として大きい。
ベルギーには今も王室ご用達のチョコレートがあり、該当するのは以下の6メーカー。
Godiva ゴディバ
Galler ガレ
Cote d'Or コード・ドール
Mary メリー
Neuhaus ノイハウス
Wittamer ウィッタメール
ちなみに、中にナッツ類などを混ぜたチョコレートを「プラリネ」って言うけど、ベルギーではチョコレート全体を「チョコレート」と呼ばずに「プラリネ」と呼ぶらしい。
それと、そもそも「ベルギー」っていう名前だけど、英語では「ベルジウム」、フランス語では「ベルジック」、フラマン語(オランダ語の一種)では「ベルヒエ」で、何語でも「ベルギー」なんて言わない。
だから、「ベルギーチョコ」って名前は、きっと「ベルギー」も「チョコ」もベルギーでは通用しないんだろうね。
と、チョコレートの記事を書いていたら無性に食べたくなってきた。。
じゃ~ん!

ブルボンのもちもちショコラ!
4個×2袋入り。

外側がもちもちのお餅。
その中にカカオソース。
中心にはガナッシュチョコレート。
まるで地球だね!
地殻にマントルに核ってカンジ。

この地球が美味しいんだよね♪
総じてブルボンのお菓子は好きなんだけど、これは特にお気に入り。
気分転換にも最適。
あ、そうだ!
久しぶりにチョコレートの投票対決をやろうかな。。
みんな大好きチョコレート。
ではでは!