2017
03.30

ガーナ、エクアドル、ベネズエラ

Category: お菓子
先日、ファミリーマートに行ったときに、美味しそうなお菓子があったので迷わず購入した。

二品購入したのだがひとつめはこちら。

日清シスコ株式会社の、ハイカカオチョコフレーク

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同社の商品紹介では「マイルドなガーナ産カカオと華やかな香りのエクアドル産カカオをブレンドしたカカオ分73%のチョコレートでコーンフレークをコーティング」とある。
また「1袋 (35g) でポリフェノール300mgを摂取可能」であり、「食べきりにちょうど良い35gの内容量」とのことである。

「35gでポリフェノール300mgを摂取可能」が堂々と自慢できることなのかどうかは、ポリフェノール含有率についてはまったくの無知なのでよくわからないし、「35gの内容量」が食べきりにちょうどいいかどうかは人それぞれであって「そう決めつけられても……」と思ったりもするが、そこは言及しても仕方ないのでよしとしよう。

ただ、ひとつだけ言及したいのは、幼少の頃に、CMの「森永チョコフレーク♪」といったフレーズにより「チョコフレークと言えば森永」と叩き込まれた身としては、日清のチョコフレークというのがどうにもなじまない。

商品名が違えばいいのだが、同じだし、パッケージまでもが似ている。
このことについては巷でも取沙汰されており、調べてみるとどうやら森永が1967年に、日清が1968年に発売を開始したらしい。
日清のチョコフレークも歴史があることを初めて知った。

Yahoo知恵袋でも両者に関する質問があり、こんな回答が載っている。

パクリパクラレの世界です・・・。
ちなみに元々、シスコが森永の下請けとして作ってたようです。
グリコ・森永事件の後に一人立ちしたみたいです。

パクられたらパクり返すのがこの製菓業界です。


なるほど。

で、食べた感想だが、味は苦み走った大人のチョコフレーク。
「マイルドなガーナ産カカオ」と「華やかな香りのエクアドル産カカオ」のブレンドの成せる業なのか、深みがあってコーヒーによくマッチする。
ポリフェノール同様にカカオについても詳しくはないので、ガーナ産がマイルドでエクアドル産が華やかなのがデフォルトなのかどうかはわからないが、ガーナについては幼少の頃に「ロッテのガーナミルクチョコレート」でそのあま~いイメージを叩き込まれた身としては、「マイルドなガーナ産」に関する違和感はない。
エクアドル産に関しては頭の中が白紙状態なので「そういうものなのかあ」という受けとめである。

もう一品はこちら!

ブルボンの、アルフォートプレミアム

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ブルボンは「王朝」を感じさせる品格の漂う商品名をつけるのだが、アルフォートもそのうちのひとつで、それにプレミアムが着いちゃったりしたいるのだから、これはもう手にした瞬間ベルサイユ宮殿への招待状を受け取ったが如く気分が高揚する。

もともとアルフォートは好きなので、これも美味しく頂いた。
こちらで気になるのは、「ベネズエラカカオ使用」とある点。
日清のチョコフレークがガーナ&エクアドルならば、アルフォートプレミアムはベネズエラ。
しかも、「カカオ中25%」とある。
たかだか25%。
つまり、四分の一しかないのに、堂々と記載すると言うことはそんなにすごいことなのか。
「25%しかない」、ではなく、「25%も入ってるんだぞ!」のブルボンの主張がひしひしと伝わってくる。

ベネズエラ産かあ……。
何なんだろう。

次回はベネズエラ産カカオの調査に乗り出そうと思う。


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2017
03.26

トマトソース三昧!そしてついに・・・

先日、社食のリニューアル記念でこの日限りのスペシャルメニューが登場!

そのメニューは……。

完熟トマトのオムライス!!

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食堂には他にもメニューはあるんだけど、みんなから「オムライス食べるんでしょ!」とか「食べたら感想聞かせて!」なんて声をかけられ食べないわけには行かない状態。
もちろん、自分でも最初から食べる気でいたけど。

で、食べたんだけど、これが美味しかったあ!

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贅沢なほどたっぷりとかけられた濃厚な完熟トマトソースが主役で、ライスと玉子がこれを引き立てている。
トマトの酸味と甘さとバターライスのまろやかさの融合だけでも美味しいが、これをやさしく包み込むふわとろの玉子が美味しさに輪をかけ、幸せの入口へといざなってくれる。

「待ち時間なしに提供しなければならないこと」と「ライスと具材をしっかり炒めることのできない厨房環境」を踏まえ、よく考えられた素敵なメニューだと思う。

運営されているみなさま、ありがとうございました。


さてさて。

完熟トマトに魅せられたこころは、セブンイレブンで販売されているこれを購入!

とろとろたまごのトマトソースオムドリア

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最近のコンビニ飯は、より一層おいしくなってるし、セブンイレブンのドリア系は外れがないと思っている。

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ということで、実食!

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Oh!
デリシャス!

トロトーロデスネエ!
ノウコウナチーズガイイデス!
サア、ミナサンモタベマショウ!!

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なんだかイタリアン。
ジローラモがのり移って来た。。

トマトの風味を活かした味付け。
ちょっと何かが足りないかな???

何だろう……???

そうだあ!
タバスコだあ!

タバスコをかけて食べるとより味がしまっておいしいい!!
みなさんもぜひ、ご賞味を♪


さてと……。

オムドリアの量はそんなに多くはないので、まだ何かを食べたい気分。

ん?

"ほらほら"

ボクの横でしきりに誘ってくるやからがいる。

夜の街で、「マッサージアルヨ」と声をかけてくる外国人女性でも、「キャバクラいかがっすかあ」と声をかけてくるにいちゃんでもない。

それは……。

ペヤングソースやきそばプラス納豆!

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いつ食べようかと思っていたのだが、ついにその日がやってきた。

最近、開き直ったかのような玉砕覚悟の攻めの姿勢をつらぬくまるか食品。

あれほど山積みになっていた「チョコレート味」はどこへ行ったのだろうか?
ブームの去ったハスキー犬のように、街で見かけることはいっさいない。

「プラス納豆」もすでにセブンイレブンに置いていない。

巷のうわあさでは、「匂いがハンパない。職場で食べたらテロリスト」などとも言われている。

まるか食品の戦略に乗るつもりはないが、男として、挑まれたケンカから逃げるわけにはいかない(※注1)。
こちとらチョコレート味を経験した身。
納豆なんぞに負けてたまるか!!

(※注1):だれもケンカをしかけているわけでもないし、すでにまるか食品の戦略に乗せられている

ではいただこう!

中にはいっているのは通常のソースやきそばと同じように、かやくとソース。
それに乾燥納豆が加わっている。
納豆はひきわりで後のせタイプ。
お湯で柔らかくするのかと思ったらそうではない。

できあがりはこんなカンジ。

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保護色でごまかしているわけではないし、未舗装の道路に砂利をまいた雰囲気を出しているわけでもない。
ひきわりなので小粒だが、「納豆ここにあり!」の確かな存在感を示している。

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匂いはどうか?
納豆を袋からだしたときに、一瞬、納豆独特の匂いが辺りに漂ったが、想像していたほどではない。

花粉症で鼻が利かないから?
いや、鼻もつまっていないし、匂いがわからなくなっている状態ではないと思う。

ではよく混ぜて……。

と、そのとき……。

"さあみんな。これからは離れ離れになる。でもな。ひとりひとり(ひと粒ひと粒)がしっかりと役目を果たすんだ!俺たちはいつでも一緒の仲間だ。ひとり(ひと粒)はみんなのために、みんなはひとり(ひと粒)のために!!"

そんな麺の上に撒かれた状態からばらされていく納豆の声が聞こえ、ボクの頭の中にスクールウォーズの主題歌である「ヒーロー」が流れる。

滝沢納豆(※注2)
イソップ納豆(※注3)
大木納豆(※注4)
森田納豆(※注5)
……

(※注2):滝沢 賢治より。スクールウォーズで山下真司が演じた川浜高校ラグビー部監督。
(※注3):奥寺浩(愛称イソップ)より。スクールウォーズで高野浩が演じた病弱の部員。脳腫瘍で死去。
(※注4):大木大助より。スクールウォーズで松村雄基が演じた「川浜一のワル」と呼ばれる部員。
(※注5):森田光男より。スクールウォーズで宮田恭男が演じた部員。滝沢に鍛えられ落ちこぼれから奮起。

ONE FOR ALL,ALL FOR ONE!

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かたまりは肉のようにも見えるが、これは納豆である。
麺という大海原にほおりだされ、ソースにまみれながらも必至にガンバルひと粒の納豆。
ちなみにボクの頭の中に響いた「納豆の声」は、滝沢先生の涙ながらの声だ。

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出典 karakamoji.cocolog-nifty.com

なんという美しい姿。
離れ離れになろうとも、こころはつながっている。
納豆魂ここにあり!

そしてなんと、そのひと粒ひと粒のもつ魂が、ひっかりと役割を果たし、素晴らしい味を出しているではないか!

ソースに納豆。
焼きそばに納豆。
その異様に思える組み合わせは、今やボクのお腹の中で素敵な協奏曲を奏でている。

かつて、新人の松坂大輔がイチローを封じ込んだときに、「自信が確信に変わりました」とのセリフを残したが、ボクも声を大にして言いたい!

納豆が納得に変わりました!!!!!

(オ、オヤジギャグ……。さむ~)

まあ、それはいい。

さあ来いペヤング!
すでに新商品も出ているようだし、次は何にしようかな???
人生まだまだ知らないことだらけ。
次も、楽しみだ!

それと、

ONE FOR ALL,ALL FOR ONE!

明日へ向かって!
ひとりひとりが納豆魂を抱いて!!

(おえっ!) 

それに、
あれ? 
オムライスは???

● スクールウォーズ主題歌:ヒーロー 麻倉未稀




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2017
03.24

オムナオト・インティライミ with おひなさま 恋する季節♪ の再掲載

そう言えば、3月3日に「去年食べたあるもの」を楽しみにしてたんだけど、今年は売ってなかったようでがっかり……。

え? 何を?

ローソンの「ひな祭りオムライスおにぎり」。

残念無念。

あの楽しい思い出をもう一度。
ということで、昨年の3月3日に書いた記事の再掲載。
(とっくにひな祭りはおわっちゃったけど……)

********************************************

omuくんの日記より。

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2016年、3月3日。
ローソンでのキミとの出逢い。
偶然か、はたまた必然か。
神様がくれた奇跡。
我がこころのときめきは、もう、誰にもとめられない……。


恋する季節 ナオトインティライミ

なぜだろう 今夜は うまく呼吸ができない
(だいぶ花粉が飛んでるからね……)

この夏の 向こうに まだ太陽はいてくれる?
(たぶん大丈夫。まだこれから春だけど。ん?)

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(か、かわいい!!!)

幾千の 愛の言葉も 足りない この想いが
ざわめきだして それはまるでポップコーンのよう
宇宙(そら)へとハジケトブ
(キミのその素敵な笑顔。もう、他に何もいらない。。)

走り出す未来が 光り輝く季節
描いていた夢ってなんだっけ?
忘れかけていた思いが 胸の奥で暴れだした
(も、もうガマンできない。キミとひとつになりたい……)

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それは はじまりの合図
もっともっと僕ら 笑顔に包まれたくて
キミとなら 叶えられそうで
泣きたくなることもあるけど ほらいい顔みせて
1秒後 奇跡が始まるから
(さあ、身も心も裸になって、ボクの中に飛び込んでおいで)

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(うおおおお!!! すばらしいプロポーション!)

「香りはラベンダーかミント センチメンタルなクレヨン
シュガーたっぷりのハーブティ ほつれ気味のソファ
芯のきれたホチキス 魔法じかけの時計 OK 週末はカプチーノ
なおさら気持ちはクレシェンド 寝不足でエトセトラ…」
(うー、ボクが壊れて行く~!ケチャップで絵を描いちゃえー!)

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幾千の 愛のメロディも 足りない この想いが
ざわめきだしてキマグレに キラキラ宇宙(そら)へと泳ぎだす
(では、いっただきま~す!)

真っ白な世界がカラフルになる奇跡
星屑の夢はなんだっけ?
あのビルのシルエットだって 今日はまるでピラミッドだって
もうキミなしじゃいられなくて
(う、うまい! ふふふ。キミを独り占めだあ)

あらゆるものからキミを奪いたくて
悲しみも一緒だとしても
キミが教えてくれたこと 夜空の星だって 暗闇があるから 輝くって
(しまった!ケチャップかけたけど、中にケチャプが入ってたんだあ……)

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いつの日かこの世界が終っても
さみしくなんかないさ キミと巡り逢えたから
それがすべて そんな my life, my love
(love,love,love…)

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(あっ!)

走り出す未来が 光り輝く季節
うたかたの夢の続き
どんな些細な喜びだって 今なら感じあえるんだ
恋する季節の中で
(まあそのー、何て言うか、春だからねー、、、)

もっともっと僕ら 笑顔に包まれたくて 
キミとなら 叶えられそうで
(そんな怒らないでよ。。ううう)

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泣きたくなることもあるけど ほらいい顔みせて
1秒前 奇跡が始まったんだ
(ご、ゴメンなさい。お願い!ゆるしてー)

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ガラガラガラ
(naoちゃんがomuくんの部屋のドアを開ける音)

「どうしたの?」

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うわああああああああああああ!!!!!!!!

今日は楽しいひな祭り~♪
ローソンのひな祭りオムライスおにぎりは、今日までの販売だよー!

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2017
03.20

コトブキ

イセザキの外れでノスタルジーに浸る

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3月19日、日曜日の午後1時。
関内駅で降り、マリナード地下街を伊勢佐木町方面へと向かう。

やがて突き当りに到達。
看板の指示に従って階段を上がると、伊勢佐木町商店街、通称「イセザキモール」の入口が視界に飛び込んできた。

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晴れ渡った空。
柔かい陽ざし。
そして、さわやかな風が舞う。

銀座を散策するのが「銀ブラ」ならば、伊勢佐木町を散策するのは「イセブラ」。
かつて日本の最先端よろしく我が世の春を謳歌したそんな商店街だが、今では春爛漫の商店街を行き交う人々は、さほど多くない。
いや、多くないどころか、みなとみらい地区が栄える一方で、まるでさびれた地方都市の商店街のような様相を呈している。

立ち並ぶ建物も時代とともに移り行く。
「松屋」は「JRA場外馬券売場のエクセル伊勢佐木」へと変わり、「横浜松坂屋」は「カトレヤプラザ伊勢佐木」へと変貌した。
「目的の店」まではイセザキモールの入口から10分程度。
住人が変わったかつての我が家を見るかのように、ちょっとした寂しさとよそよそしさが歩く速度を早めさせる。

そんな中、変わらぬ建物にこころがほっとする。
神奈川県民にとって本屋と言えば、明治から続く老舗の「有隣堂」。
こちらはその本店だ。

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1丁目、2丁目を過ぎ、3丁目の交差点をさらに直進。

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4丁目では「伊勢佐木町ブルース」の歌碑がお目見えする。

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青江三奈さんが100万枚のヒット曲「伊勢佐木町ブルース」を歌ったのは1968年のこと。
高度経済成長期、まさに昭和が隆盛を極めた時代である。
歌碑は青江三奈さんを讃えて商店街の組合が作ったもので、歌碑にあるボタンを押すと「伊勢佐木町ブルース」が流れる仕組みになっている。

さらに歩を進め5丁目に。
ここまで来ると、「商店街の外れ」の色が濃く、それと反比例するかのごとくイセザキの色と人影がうすらいで行く。

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そんな5丁目に、この周辺の食文化を支えて来た老舗洋食屋が、ひっそりと佇んでいる。


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コトブキ

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コトブキは1954年(昭和29年)の創業。
以前は大岡川方面の若葉町に店を構えていたのだが、2002年に道を一本へだてた伊勢佐木町に移転した。
旧店舗のそばには、コトブキと共に同時代を歩み、2005年に閉館した横浜日劇があった。

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出典:wikipedia

ヨコハマの光も闇も知り尽くした、生き字引のようなコトブキ。今は24時までの営業だが、最近までは創業以来ずっと年中無休の24時間営業を続け、土地柄、買い物客やらカップルやら水商売の方やら、幅広い客層を収容してきた。
まだ移転してきてからそんなに月日は経っていないが、それでも歴史の重みを感じさせる老舗大衆食堂の雰囲気を、しっかりとかもしだしている。

ドアを開け店内に。

入口から見て左側にテーブルが5つ。
うち、真ん中は3人掛けで、残り4つは4人掛け。
右側は二人掛けが8つ並んでいる(壁側はソファーになっている)。

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先客はふた組。
女将さんに「先生」と呼ばれている初老の男性客がひとりと、母子連れの3人組。

間髪を入れずにオムライスを注文。
価格は730円(税別)と、お値ごろ。

辺りを見回す。
2002年の移転なので、店内はそれなりに新しいのだが、随所に昭和が見え隠れする。
極めつけはBGM。
古めかしい洋楽が、これまたトランジスタラジオから流れるような古めかしい音で流れている。

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ここはどこ?
いつの時代?
一瞬、心身が時代錯誤に陥る。

と、目の前をオムライスが通過する。
どうやら先客の子供が注文したものらしい。
母子3人組のこどもふたりはともに小学校高学年(4~5年くらい?)の様相。
なんだかうれしい。

" たくさんお食べ "

子供たちが美味しそうにオムライスをほおばっている姿を見ると、思わず笑みがこぼれてしまう。

やがてボクが注文したオムライスも出来上がった!

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おー!
美味しそう!!
これぞ典型的な昔ながらのオムライス。
中のライスもチキンライスだし、玉子の黄色、ケチャップの赤、千切りキャベツの黄緑の配色もまるでお手本のよう。
それにしじみの味噌汁がついている。
これも美味しそう。。

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ボリュームもたっぷり。
食べ応えがありそう。

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では、いっただきま~す!!

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うん、美味しい!
それに、濃い!
めっちゃ濃い味。
しかも、塩気のつよい味付け。
クリームを入れたマイルドな味とは真逆。

キャベツにはドレッシングもマヨネーズもかかっていないけど、何もつけずにオムライスと一緒に食べてちょうどいいい。

いいなあ、これ。
懐かしい味。
しばし、ノスタルジーに浸る。

よく見ると、壁にキャベツの食べ方が貼られている。
なるほど、納得。

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しばらくして、先客の母子連れが食事を終えレジに向かう。

「どっちが上かな?」
女将さんが男女の子供に尋ねる。
「一緒!」

二卵性双生児のようだ。

「どっちが強いのかな?」
再び女将さんの質問が飛ぶ。
「お姉ちゃん」
男の子が応える。
「男の子は強くならないとね」
笑顔のおかみさん。
はにかむ男の子。

男は強くかあ……。

横浜、いや、ヨコハマに来ると、しかも野毛や伊勢佐木町、いやイセザキに来ると、ハードボイルドの世界が脳裏をよぎる。

タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。
If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

レジに佇む母子連れと女将さんに目をやりながら、心の中でつぶやく。
女将さん、その男の子はきっとお姉ちゃんより強いんだよ。
でも、やさしいから、お姉ちゃんをたててんだよ。
だって、ふたり仲良く、この店の最高に美味しいオムライスを笑顔で食べてたんだから。

母子連れが去ったあとのテーブルには、ご飯粒ひとつも残っていないきれいな食器。
創業以来、いったいどれくらいの人がこの店の味で育っていったのだろう。

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ヨコハマ。
イゼザキ。

中学高校時代にお世話になった街。

" 帰りにエアライフルやろうぜ! "
友達の声が蘇る。

ある意味、ボクの故郷。
上辺だけのやさしさや飼いならされたマイルドなんていらない。
いつまでも、変わらずに、ここにあってほしい。

■ コトブキ
・TEL 045-251-6316
・住所 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5-129-9
・営業時間 9:30~24:00
・定休日 年中無休


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2017
03.17

ペヤング納豆入手!そして、虫眼とアニ眼の再掲載

Category: その他
先日、食べて「うげーっ」となったペヤングチョコレートやきそば。
変わり種のペヤングはもうこりごりと思いつつ、ついつい食べてみたくなるのが人情。

ペヤング プラス納豆を入手!

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食べたら感想を載せよう。。

さてさて。

巷では「豊洲移転」や「森友学園」などの利権に関する問題が騒がれ、海の向こうでは、韓国の朴槿恵前大統領の疑惑が噴出したり、北朝鮮の金正男氏暗殺といった血なまぐさい事件が起きたりしている。

今日は世の中の将来を考えつつ、「虫眼とアニ眼」の再掲載。

あ、「性の喜びおじさん死亡事件」なんてのもあるかな。
世の中の将来にはあまり関係ないか……・。

***************************************************

毎朝、会社のそばで5~6人で登校するこどもたちとすれ違う。
とても元気のよい男の子たちの集団なのだが、今朝、その子たちが道路にしゃがんで何やら盛り上がっている姿に出くわした。
何だろう?
「すげーなあ、2列になってる」
「なんで2列なんだろう?」
どうやら蟻の行列を見ているようだ。

目を輝かせて、みんなでじっと食い入るように見ているその姿。
あー、自分もこんなときがあったっけ。そんな思い出がよみがえる。

考えてみると、先日書いた「紫陽花とでんでんむし」ではないけれど、蟻の行列なんて何年見ていないだろうう。
そもそも、蟻の存在なんて頭の片隅にすらない。

砂遊び。
野原でのバッタ採り。

こどもの頃は地面と仲良しだった。
どれだけの時間を地面にしゃがみこんで過ごしたっけ。

体が成長し物理的に地面と自分の目の距離が離れて行くに従って、こころも地面から遠ざかっていった。

「バッタを採りに行く」
これは大人の言葉だ。

子供の頃は違う。
「トノサマバッタを採りに行く」であり、「ショウリョウバッタ(キチキチバッタ)を採りに行く」である。
そして、どこに行けばどんな虫がいるのか、しっかりとマッピングされたいた。
つまり、「自然」が生活の中に溶け込み、より密接に、より詳細にインプットされていたのだ。

やがて時が経ち、簡単に描けていたバッタの絵は描けなくなり、頭の中の知識も「トノサマバッタとショウリョウバッタの違い」から「連立方程式や微分積分」に変わり、「効率的な仕事の仕方」に変わった。
そして、仲間の笑顔に囲まれて通学していた朝の時間は知らない顔で埋め尽くされる満員電車で通勤する時間へと変わり、ともだちに真剣に悩み相談をしていた時間は弱みを見せることなく悩み事を隠して作り笑顔で気丈に振舞う時間へと変わった。

大人になるとは?

ここに一冊の本がある。

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養老孟司さんと宮崎駿さんの対談集、「虫眼とアニ眼」。

新潮文庫の内容紹介にはこう書かれている。

人・自然・こども――たくさん話しました。
小さな虫の動きも逃さず捉えて感動できる「虫眼の人」養老孟司と、日本を代表する「アニメ(眼)の人」宮崎駿が、宮崎作品を通して自然と人間のことを考え、若者や子供への思いを語る。自分を好きになろう、人間を好きになろう、自然と生きるものすべてを好きになろうという前向きで感動的な言葉の数々は、時代に流されがちな私たちの胸に真摯に響く。カラーイラスト多数掲載。

とても面白い対談集である。
ここで内容を紹介するときりがないので興味のある方は是非お読みいただきたいのだが、ひとつだけ宮崎さんの言葉を紹介しておこう。宮崎さんが考える「子供の本質」について。
「千と千尋の神隠し」を作った時の話。宮崎さんの目の前に10歳くらいのこどもたちがいて、「ぼくはこの子たちのために映画を作っていないな」と思って作ったと、宮崎さんは言っている。

子どもたちの心の流れに寄り添って子どもたち自身が気づいていない願いや出口のない苦しさに陽をあてることはできるんじゃないかと思っています。ぼくは、子どもの本質は悲劇性にあると思っています。つまらない大人になるために、あんなに誰もが持っていた素晴らしい可能性を失っていかざるを得ない存在なんです。それでも、子どもたちがつらさや苦しみと面と向かって生きているなら、自分たちの根も葉もない仕事も存在する理由を見出せると思うんです。

子供の本質は、つまらない大人になるために素晴らしい可能性を失っていく悲劇性。

バブル崩壊。
資本主義の限界。
二極化による一億総中流幻想の消失。
大震災。
少子化によるいびつな世代構成。
正義と悪を明確に色わけることで加速するファシズムへの道。
物質的な豊かさ追求による精神的な貧しさの促進。

世の中の現状を踏まえると、正直、未来が明るいとはとても思えない。
生まれた時代、環境には逆らえない。
ひとはみな、生まれたときから「社会の一員」に組み込まれ、死へのカウントダウンを歩んでいく。

それでも「希望」を「明日」を信じて生きて行く。
いや、だからこそ「希望」や「明日」を信じて生きて行く。
だから、明日のために、今日を、今を生きる。
祈りは通じる。
目に見える物質的な行動に比べると、目に見えない精神的な祈りは地味に思えるけど、人々の精神が作り上げる「祈り」のパワーは強烈だ。

大人がこどもにできること。
大人がこどもに残してあげられるもの。
それは大人だからこそ考えられるし、具現化できる。

こどもの頃の濁りのない目で、みんなで祈ろう。素敵な明日が来ることを……。


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2017
03.14

続々登場、春のオムライス!

花粉症ばかりが春じゃない。
いや、花粉症が春じゃない!

両方の鼻がつまり、「まみむめも」が言えずにあいさつで「ムコウジマです」が「ブコウジバです」になっても、そして味がわからなくても、美味しいオムライスを食べたい。

春のオムライスはやっぱり、玉子の黄色ベースにはなやかさを増してくれるパステル調がいい。

ということで、今日は「春のオムライス」を紹介!

先ずは「マンガ食堂」著者の梅本ゆうこさんが再現した、アニメ「幸腹グラフィティ」に登場した春のオムライス。

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「幸腹グラフィティ」は川井マコトさん原作で、アニメは2015年1月~3月にTBS系列で放送された。
一緒に暮らしていた祖母を亡くし、一人暮らしの寂しさにごはんがおいしく感じられなくなった主人公のリョウが、はとこのきりんと椎名さんとつくって食べる食事で「 " 幸腹 " になる」といったストーリー。

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出典:幸腹グラフィティ公式ホームページ

静物デッサンで使ったたけのこをたけのこごはんにしたリョウたち。
翌朝は作中のTVドラマ「オムライスを求めて三千里」に感化されてオムライスをつくりまくることに。
そこで出来上がったのがたけのこごはんで作る「春のオムライス」。
たけのこの食感と、とろとろのだしあんが決め手だ!!

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作り方はCREA WEB ( ← リンク ) に掲載されているので興味のある方はぜひ!

続いてはこちら。
ポムの樹の「春野菜のオムライス」!

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おー、きれい!
春だねえ。。
春野菜も美味しそうだし、新鮮な野菜のエネルギーをたっぷりもらえそう。

3つめはこちら。
ドンピエールハート丸の内」 ( ← リンク ) の「春のオムライスフェア」で提供されているオムライス。
定番の「こだわり卵のチキンオムライス」に加え、旬の食材を使ったオムライスが2種類用意されている!

以下、「農家の台所」 ( ← リンク ) に掲載の記事より。


こだわり卵のチキンオムライス1,700円

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ふんわり、とろとろ。
チキンライスを包む卵は濃い黄色がインパクト大のこだわり素材。
王道の一品です。



白いオムライス ~菜の花ソース~1,700円 

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白い卵をまとったオムライス。
中は桜海老がたっぷり入ったバターライス。
お好みで、菜の花のソースをかけてどうぞ。  
菜の花のソースは、アサリの出汁に菜の花を加えた餡かけソース。


蟹のトマトクリームオムライス1,800円

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旬の桜海老を使ったバターライスに、蟹香る濃厚なトマトクリームソースがたっぷり。
トマトの酸味とクリームのバランスが絶妙。


値段はちょっと髙めだけど、ワインとの相性もよさそうだし、オシャレにオムライスを楽しめそう♪

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今週はあまり天気がよくなさそうだけど、週末には春本番の予感。
まだまだたくさんある春のオムライス。
街にくりだして旬の味を楽しもう!!

さあ、ラストは 「幸腹グラフィティ」の主題歌を聴きながら思い切り春を満喫。


● 幸せについて私が知っている5つの方法 坂本真綾




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2017
03.12

洋食TAKA

アットホームな洋食屋でいただく武蔵野の風情

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アートスペース88を後にして、国立駅のすぐそばにある、洋食TAKA ( ← リンク ) へと向かう。
南口から線路沿いの道を東京方面へと歩き、2~3分ほどで左手に素敵な佇まいがお目見えする。

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真冬の午後6時。
寒風が頬をかすめる。
肩をすくめる目に、店内から発せられた至福の灯りが飛び込む。

"さあ、あたたまっていきなよ"
木板に書かれた「TAKA」の文字が、やさしくほほえみかける。

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ドアを開け、店内へと入る。
「いらっしゃいませ」
奥さんの案内に従い、奥のテーブル席へと進む。
入口の窓越しには手前にあるカウンター席しか目に入らないため店の広さはわからなかったが、奥には4人掛けのテーブル席が6つあり、決して大きな店ではないがゆったりと座ることができる。

腰を落ち着け、メニューを拝見。
オムライスは固焼き卵と半熟卵の2種類が用意されている。
しかも、各々、トマトソース、デミソース、トマト&デミソースの3種類から選べる。

うーむ。
どれにしようかなあ???

半熟卵のもいいけど、ここはやっぱり職人技で包んだオムライスを食べたい!
店のホームページにも以下のように書いてあるし。

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お子様の好きなメニューと言えば『オムライス』

でも『オムライス』と一言で言ってもその味・形は沢山ありますよね?
定番なのは誰でも知っているチキンライスを薄焼き卵でラグビーボール型に包んだもの。
しかし、卵が厚すぎれば食感が悪くなり、薄すぎれば歯ごたえが無くなります。
そんなバランスの取れた絶妙な厚さのオムライスを作れるのは経験に裏打ちされた技術を持つ者だけです。

勿論、『洋食TAKA』のオムライスも例には漏れません。
じっくり煮込んだデミグラスソースをかけたその愛らしい姿はお子様だけでなくいろんな方に食べて頂きたい一品です。

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ソースはふたつの味を楽しめるトマト&デミにしよう!

注文をすませ、ゆったりと流れる時間を楽しむ。
間接照明のやわらかい光。
スピーカーから流れるカントリー調の曲。
落ち着いた雰囲気の色調と調度。
そして、厨房から聞こえる卵を溶く音。

そのどれもが、やすらぎのひとときを演出する役割を果たし、北風に固まった心身を弛緩させてくれる。

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しばらくしてオムライスが運ばれてきた。
おー!
美しい!!!!!

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ホントきれいに巻かれているし、左右に広がるトマトソースとデミソースの海が見事に調和している。

店の雰囲気にもピッタリ。
この店にして、このオムライスあり!

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では、いっただきます!

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うん、美味しい!
トマトソースは酸味がきいており、デミソースはコクがあって苦味がきいている。
中のチキンライスの味は薄めで、ソースや卵と絡まり合って店の味を形成している。
上品な大人の味だね。

ひとくち、そしてまたひとくち、ゆっくりとオムライスを口に運ぶ。
そう、このオムライスは「ガツガツ」と食べてはいけない。
確かな技術、作り手の思い、店の雰囲気、そして、武蔵野の風情を堪能しながらオムライスを食する。

個人的に、学生時代から中央線沿線が好きだ。
「これ」といった、ハッキリと語れる明確な理由があるわけではない。
感覚的に、本能的に惹かれるものがある。
沿線が培ってきたサブカルチャー的な要素も多分にあるのだろう。
そしてまた、「大都会東京」の中の「地方」の要素もあるのだと思う。

かつて国木田独歩は、その著「武蔵野」において、武蔵野の魅力(この地に惹かれる理由)を次のように描写している。

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必ずしも道玄坂といわず、また白金といわず、つまり東京市街の一端、あるいは甲州街道となり、あるいは青梅道となり、あるいは中原道となり、あるいは世田ヶ谷街道となりて、郊外の林地田圃に突入する処の、市街ともつかず宿駅ともつかず、一種の生活と一種の自然とを配合して一種の光景を呈しおる場処を描写することが、すこぶる自分の詩興を喚よび起こすも妙ではないか。
なぜかような場処が我らの感を惹ひくだらうか。
自分は一言にして答えることができる。
すなわちこのような町外れの光景は何となく人をして社会というものの縮図でも見るような思いをなさしむるからであろう。
言葉を換えていえば、田舎の人にも都会の人にも感興を起こさしむるような物語、小さな物語、しかも哀れの深い物語、あるいは抱腹するような物語が二つ三つそこらの軒先に隠れていそうに思われるからであろう。
さらにその特点をいえば、大都会の生活の名残と田舎の生活の余波とがここで落ちあって、緩やかにうずを巻いているようにも思われる。

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時代は違えど、分かる気がする。
自然との共生が問われる現代。
産業革命から進んできた生産性向上と資本主義の世の中。
高度経済成長期には多くの森林が伐採され、武蔵野の地も様相を変えた。
しかし、宮崎駿作品に象徴されるような、こころの奥底に訴えかけてくる永遠のアナクロニズムのような郷愁がこの地には宿っている。

大都会の生活の名残と田舎の生活の余波がここで落ちあって……。
言い換えれば、環境面で西洋化された生活とDNAに刻まれた日本古来の生活の融合か……。

美味しいオムライスを楽しんだ後、会計にレジへと向かい店の奥さんに挨拶をする。
「ごちそうさまでした。美味しかったです!ここはもう永いんですか?」
「そうですね、もう10年くらいは経ちますね」
「とても素敵な雰囲気ですね。ずっとやっていてくださいね」
「はい、細々とですがガンバってやっていきます」

店のドアを開け、すっかり夜の帳が降りた北風の街へと身をさらす。

"気をつけて。じゃあまた!"
TAKAの木板が語りかける。

"ありがとう!いい時間を過ごせたよ"

こころ惹かれる地の、アットホームな店で食べるほっかほかのオムライス。

ふと、空を見上げる。
洋食TAKAのホームページの文章が、星空に輝き、こころをあたためてくれる。

老舗のレストラン数件で13年間修行をし味の研究を重ね、国立の地に店を構えました。
料理には絶対の自信を持ち、老舗より安価で老舗以上の味を楽しめる洋食屋です。
決して気取ることの無く、「辛口」が苦手の方には「甘口」に、ナイフとフォークがなれない方にはお箸を用意。
一人でも、ご家族でも気軽に本格の味を楽しまれてはいかが?

■洋食TAKA店舗情報
TEL:042-573-7997
住所:東京都国立市東1-1-22 パールハイツ国立101
営業時間:[火~金]11:30~15:00(LO.) 17:30~22:00(LO.)[土・日・祝]11:30~22:00
定休日:月曜日


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2017
03.07

Trip of the art!

Category: その他
2月25日、夕刻のこと。
Trip of the art ( ← リンク )の慧喜さんの絵を観に国立へと向かう。
展示会場は国立駅から徒歩2分、商店街の一角にあるアートスペース88 ( ← リンク )。

南口の駅前広場を抜け、マクドナルド横の細い路地を進む。
オシャレな店が並ぶ路地。その一番奥に、いかにもアートを感じさせてくれるこじんまりとした建物がお目見えする。

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中に入り慧喜さんの絵が展示されている2階へと向かう。

「こんにちは」

在廊されていた慧喜さんと挨拶を交わす。

目の前には素敵な絵と、それにぴったりと合った空間が広がる。

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2階には、慧喜さんの絵と増山芳弘さんの絵が飾られている。
増山さんの絵は、構図や色遣いからして西洋の古典的な世界の旅へといざなってくれる。
古く、そして新しい、永遠の世界。
なんとも心地よい。

一方、慧喜さんの絵は画材の特徴を生かした、明るく、そして切ない世界。
とても明るく接してくださったのだが、そのお人柄が絵にもにじみ出ている。

油彩、鉛筆、DUO。
油彩では立体感や質感を、鉛筆では深みを……。

なかでも個人的に惹かれたのは、鉛筆画の「風恋」。
DUOの「旅する天使」、油彩の「旅する天使Ⅱ」と同じモデルで描かれたもので、3枚が一列に並べ飾られている。

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ご本人が、「自分の心の中にある、一番魅力的なステージの1シーンを、鮮烈な印象のまま一瞬で描き留めたい・・・それには、やっぱ手軽な鉛筆が一番いいなと思ったりするのでした」とおしゃっているが、まさに心象風景を思わせる世界が一枚の絵の中に広がっている。
モノトーンの深み。それに素晴らしいデザイン感覚を装飾としてちりばめる。
もしかしたらそのデザイン感覚は、デザイナーとして培われたものなのかもしれないが、ボクに目には天性の技巧に映る。
絵を見つめるボクの中に、実態のあるひとりの(特定の)人間の絵を通じて、絵の向こう側にあるその人の内面が、さらには「人間」という普遍的な生き物の姿が大海原のように広がる。
それがなんとも切なく、こころに響いて来る。

ずっと眺めていたい絵。
ずっと旅していたい世界。
まさに、Trip of the art!
展示されていた絵は購入可能だったので「風恋」は是が非でも欲しかったのだが、残念ながら売約済。

いろいろと楽しく話しをさせていただき、あっと言う間に終了の18:00に。
うれしいことに、慧喜さんも「製作上のヒントになるお話をいただけた」と喜んでくださった。
お礼を述べて展示会場を後にする。

あの絵はいつ届くかなあ……・。

あの絵?

ん?
何のこと?

そうそう、「風恋」同様に、もう一枚無性に惹かれた絵があった。
迷わず購入!
それがこの絵。

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Rainy dayⅡ

油彩の絵。
これも、ずっと眺めていたい一枚。

そして3月6日に、この絵がボクの手許に届いた!!

帰り際のあいさつで言わせていただいた言葉がよみがえる。
「今日は素敵な絵をありがとうございました。今度、鉛筆でRainy dayⅢを描いてくださいね。この絵の隣に飾りますので」

慧喜さんが今後どんな世界へといざなってくれるのか、とても楽しみだ。。

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3月7日、追記。
バーボンを片手に、Rainy dayⅡを眺める。
大好きな歌が、絵に重なる……。

● レイニーブルー  德永英明




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2017
03.04

コッペパンをめぐる冒険 その2

Category: その他
美味しいコッペパンでおなかを満たしたところで、せっかくなのでもうちょっとコッペパンと仲良しになってみよう。

そもそもコッペって何?
wikipediaによると次の通り。

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和製洋語であるが、「コッペ」の語源は確定しているわけではない。
第二次世界大戦後に配給のパンがクーポンと引換だったことからクーポンパンと呼ばれ、それがコッペパンと訛ったともいう。
一説には仏語で「切られた」を意味する(仏: coupé)にあるとされる(自動車のクーペと同語源)。
coupé は英語で言えば cut (過去分詞)に当たり、スライスされたり、サンドイッチ用に真ん中に切れ目をいれられた場合、もう一つは焼き上げる前の生地にナイフで切れ目(クープ coupe)を入れられた場合にこの語が用いられる。
日本国語大辞典には、石川淳の『焼跡のイエス』(1946年)の一節「弁当用のコペが二きれはひってゐる」が初出として挙げられているが、より古くさかのぼって、戦前の日本のシェフがいわゆるフランスパンを「コツペー」と呼んでいる記録がある。

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確定していないとは言え、「コッペ+パン」が真ん中に切れ目を入れて「切られた+パン」のなら納得!
そうかあ、クルマのクーペも「切られた」の意味なのかあ。。(こっちが目からうろこ)
もともとは2人掛けのシートを向かいあわせた形の通常の馬車に対して、一列(2人乗り)の馬車を、「4人乗りの馬車を途中で切った形」としてフランス語で「カロッス・クペ」(切られた馬車)と呼んでいたそうだ。
で、クルマのクーペも、もともとは2人乗りで、後部座席はあっても補助的な座席だったのでそう呼ばれるのだと。

そんなコッペパン。
調べてみたら、どうやら今、静かなブームが来ているという。
「コッペパン ブーム」で検索すると、決して静かではなく、それはもう大騒ぎなほどたくさんの記事が出てくる。

で、その元祖が……。

岩手県の盛岡市にある、福田パン ( ← リンク )

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出典:wikipedia


福田パンは、宮沢賢治さんの教え子だったという初代店主の福田留吉さんが1948年に創業。
その関係で、店はイーハトーブ(宮沢賢治さんの心象世界中にある理想郷)の世界の学校をイメージした作りになっている
直営店舗での販売のほか、盛岡市近郊のスーパーマーケット・コンビニエンスストア、高校・大学の購買部にも納入している。
1日あたり約1万個のパンを製造・販売していて、盛岡市民の多くが当店の商品を食べて育ってきたことから「盛岡市民のソウルフード」「盛岡の市民食」とまで呼ばれてるんだって!!

先に紹介した神奈川県大和市の「グラムハウス」も、その地域の人気店である東京の「吉田パン」も、大阪の「ゆうきぱん」も、みんな福田パンに惹かれて開店した店とのこと。

コッペパン専門店は、今現在全国に30店舗くらいあるそうだが、ブームにまでなったのは、福田パン⇒吉田パンの流れからなのではないのかなあと推測する。

東京の吉田パン ( ← リンク ) の開店は2013年4月。
店主の吉田知史さんが親戚がおみやげに持ってきた「福田パン」の「あんバター」に衝撃を受けて、福田パンに弟子入り。
開店初日から大勢の人が訪れ、現在では国内のいろいろな地方からのみならず、海外からの来店もあるという。

「吉田パン」の開店以降、同年9月に神奈川のグラムハウス( ← リンク )、2014年4月に東京のイアコッペ( ← リンク )、2015年4月に大阪のゆうきぱん( ← リンク )と京都のル・プチメックOMAKEがオープンしている。

確かに美味しいし、どれにしようかと選ぶのも楽しい。
「作り立て」といった魅力もあるし、何よりも、老若男女問わずいろいろな層に受け入れられる。
具材の種類は豊富なのでガッツリでもデザート感覚でも食べられる。
コッペパンは学校給食を通じて多くの人になじんでいて懐かしさがあるし、フランスパンのようにかたくないから食べやすい。
それに、こういう店って、作り手の「美味しいパンをお客さんに食べてもらいたい」という気持ちが出来上がったパンににじみでていて、買い手としてもとてもしあわせな気分になれる。
経験則で言うと、店主も笑顔の素敵な方が多い。
オムライスとコッペパン。
なんだか似ていて、つながっているような気がする。

オムライス
メロンパン
コッペパン
アンパンマン

つながり
ぬくもり
まごころ

うーん。
ボクの中では完全につながっている。

コッペパン人気はこれからも広がるだろうね。
いや、広がってほしいし、広げたい。

たかがコッペパン。
されどコッペパン。
素晴らしきかな、コッペパン。

次はどんなコッペパンを食べようかな???
楽しみだ。

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2017
03.01

コッペパンをめぐる冒険 その1

Category: その他
小田急&相鉄大和駅から商店街を北上し、5分くらい歩いたところに気になる店がある。
9:30開店とのことだが、昼頃に店の前を通ると、すでに閉店していて開いているところを見たことがない。

その店の名前は、グラムハウス

どんな店かというと、コッペパン専門店!

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コッペパン専門店なんてあるんだあ!!!
パン屋さんならわかる。
コッペパン専門って……。

まあ、パンを麺類に例えるならば、蕎麦屋とかラーメン屋とかにわかれるのだからコッペパン専門店があってもおかしくないか。
ご飯だって、牛丼屋があるし。

昼頃に行っても閉まっているのは、朝から行列ができて早々に売り切れてしまうかららしい。
とにかく、気になる。

ということで朝方行ってみた。

おー!
すでに多くのお客さんで賑わっているじゃないかあ!
店内の壁には豊富なメニューが書かれている。

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パンはオーダーメイド方式。
希望の商品と名前を店員に告げる。
それに従って順番に作ってくれる。

どれにしようかなあ???
どれも美味しそうだなあ。。

結局、野菜サラダ、てりたまチキン、カスタードに決定!

しばらくしてパンができあがった!

うわっ!
でかっ!!!

コンビニで売っているようなコッペパンを想像していたんだけど、予想よりはるかに大きい。
しかも、持った感じがずっしりとしている。
これはてりたまの重さかな……。

では、ひとつずつ紹介。

野菜サラダ。

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ひとくち食べたとたん、口の中にパンの美味しさが広がる。
ドレッシングがまた美味しい。

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中にはピクルスも入っているんだけど、これがまた美味しい。
ハンバーガーの中のピクルスはあんまり好きではない(なくてもいい)んだけど、これは美味しい!
はじめてピクルスが美味しいって思った。

続いててりたまチキン。

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やばい、これ!
うますぎー!!!!!!
中の具の量がハンパない。

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しかも、甘辛の王道の味。
これはガッツリいける。

最後はカスタード。

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こちらは食後のデザート感覚。
パンも美味しいし、クリームも絶品!

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なるほど。
これは行列ができるのも、早々に完売するのもわかる。
いやあ、目からうろこ。
いいものを知った。

それにしても、コッペパン専門店って、世の中にけっこうあるのかなあ???
今までコッペパンに注目したことはなかった。
いや、強いて言えば、「かわいいコックさん」の絵描き歌を歌いながら絵を描くときはあったか。
それはともかく、どうにも気になる。
そのそもコッペパンの「コッペ」って何だ?
グラムハウスのような店はいろいろなところにあるのかな?
世の中どうなっているのだろう???

うーむ。
次回はその辺を調べてみよう。

つづく


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