HOT PEPPER 掲載のお知らせ! - 2018.05.23 Wed
今日はお知らせです!!
駅やコンビニに設置されたラックに、
HOT PEPPER フリーマガジン ( ← リンク )
が置いてあります。

この、「HOT PEPPER 6月号 吉祥寺版」に掲載される、「オムライスランチ特集」の監修をさせていただきました!
誌面では、西荻窪駅、吉祥寺駅、三鷹駅近辺のお店を7店舗ほど紹介。
どの店もそれぞれの特徴がありおススメです。
5月25日(金)発行で、月刊誌なので約1ヶ月間置かれています。
お近くの方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください!
置いてある場所は、こちら (←リンク)で検索のほどお願いします。
(「吉祥寺・荻窪・西荻窪・三鷹版」にチェック)

発行後、誌面に掲載されたお店をこのブログでも順次紹介しますので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。
みなさま、何卒よろしくお願いしま~す!!
駅やコンビニに設置されたラックに、
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この、「HOT PEPPER 6月号 吉祥寺版」に掲載される、「オムライスランチ特集」の監修をさせていただきました!
誌面では、西荻窪駅、吉祥寺駅、三鷹駅近辺のお店を7店舗ほど紹介。
どの店もそれぞれの特徴がありおススメです。
5月25日(金)発行で、月刊誌なので約1ヶ月間置かれています。
お近くの方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください!
置いてある場所は、こちら (←リンク)で検索のほどお願いします。
(「吉祥寺・荻窪・西荻窪・三鷹版」にチェック)

発行後、誌面に掲載されたお店をこのブログでも順次紹介しますので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。
みなさま、何卒よろしくお願いしま~す!!
きらく食堂 - 2018.05.20 Sun
伊勢原の老舗でいただく、まごころの味

-----------------------------------------------------------------
午前6時25分。
小田急線伊勢原駅北口に降り立つ。

ここから神奈中バスで向かうのは、大山。
久しぶりの大山登山。
空は厚い雲に覆われているものの、前日は「朝方は雨」の天気予報だったが、幸い降ってはいない。
午前7時。
終点の「大山ケーブル」バス停に到着。
ここから商店が並ぶ「こま参道」を抜けケーブルカーの始発駅である「大山ケーブル駅」を目指す。

標高1,252mの大山は、「大山ケーブル駅」から標高700m付近にある「阿夫利神社駅」までケーブルカーで行かれるのだが、この日はケーブルカーには乗らずに歩くことに。
徒歩で阿夫利神社駅まで行く場合、「男坂」と「女坂」のふたつのルートがあるが、途中に「大山寺」のある「女坂」を選択。
ケーブルカーであれば6分で行かれるところを40分かけて登ることになる。
しかし、ケーブルカーでは味わえない自然を思い切り満喫できる。

ただし、急坂の「男坂」よりゆるい「女坂」とはいえ、階段の連続。
基本的「登山」なので……。

そして、大山寺に到着。

ここからさらに登って「阿夫利神社」に向かう最後の階段に到着。

階段を登りきり「阿夫利神社」に到着。

この付近でもけっこう霧がかかっている。
ここから頂上までは霧の中かも……。
しばらく休んだ後、そんなことを思いながら頂上に向けて登山道を進む。
これは夫婦杉。
で、デカい!!

樹齢5、600年?
花粉症のボクにとっては杉は大敵。
こいつがラスボスか!
ついに見つけたぞ、諸悪の根源を!!
よし、倒してやる。
キーン、キーン、バヒューン!!
バカげた脳内格闘は置いといて、更にゴロゴロした岩の登山道を進む。
と、木の階段が見えてきた。

階段の向こうは霧に包まれているが明るい。
どうやら頂上もそんなに遠くはない。
それにしても霧のおかげで神秘的な世界に見える。
まるで「天国への階段」のようだ。
しばらく進むと「大山頂上300m」の案内板が。

よし、ゴールは近い!
ほどなくして頂上の手前にある鳥居に。

鳥居をくぐってまっすぐ行けば、そこは山頂!

残念ながら、山頂から眺める景色は……。
五里霧中状態。

まあ、仕方がない
しばし休んで下山。
次の目的地を目指す。
目的地(目的の店)は、きらく食堂
登山で大量のエネルギーを使ったのでおなかがペコペコ。
神奈中バスで伊勢原駅まで戻り、踏切を渡って南口へ。
そのまままっすぐ南下し、通り沿いにあるに到着!

典型的な昔ながらの町中華の店構え。
ドアを開け、店内に。
「いらっしゃいませ」
キッチンから、優しそうな女性の声が響く。
4人掛けのテーブル席が7卓。
先客は各々個人客の男性が2名。
入口付近のテーブル席に腰を落ち着け、間髪を入れずにオムライスを注文。
ローカルな街の土曜日の昼下がり。
店内を見まわす。

片隅の天井近くに置かれたテレビでは昼の番組が放映されている。
いやあ、外観だけではなく、店内も典型的な町中華の装い。
男性客が食べているのは、ひとりは「かつ丼」。
もうひとりは「ラーメン+ライス+餃子」。
うおー!
もう、何から何まで町中華の昼を絵に描いたようだ。
やがてキッチン、いや、あえて厨房と呼ぼう。
厨房からは中華鍋をカンカンたたきながらジュージューと炒める音が。
その音だけで美味しいのは間違いなし!
できあがりを待つ間にメニューを拝見。

うーん。
町中華の必須アイテムも完璧!
カレー炒飯が気になる。
あと、キラクソバも。
裏には定食、一品物等が書かれていて、メニューは豊富。
そうこうしているうちにオムライスのできあがり!

おいしそー!
中華スープもいい!
オムライスのある店内風景。

接写!

では、いっただきま~す!!!

おー、アツアツ!
もう、言うことないね。
完璧!
これまた町中華のお手本のようなオムライス。
肉が豚肉というのも良い。
中華系のオムライスには合うんだよな。。
いやあ、満足!

きらく食堂は夫婦で経営している店。
「美味しいですねえ!ほっとしますよ」
フロアのおかみさんに声をかける。
「ありがとうございます。これしかできないので」
と、謙遜の笑顔が返ってくる。
よくよく聞いてみると、先代から50年ほど続く「きらく食堂」。
味噌やチャーシューをはじめ、ほとんどのものをオリジナルで作っているそうだ。
常連客が多く、ちょっと味を変えると「変えたでしょ!」と言われる始末。
なので、「いろいろと勉強しないといけない」と思いつつも、味を変えられないというのもあるという。
変わらぬ味を求める常連客。
ほっとする味。
すごくわかる。
「美味しさ」に対する判断はひとそれぞれではあるが、世代として食べなれ親しんできた美味しさは共通のものがある。
昭和の味で育った人は、いつまでもその美味しさを求める。
それは、「サザエさん」の食卓であり、「ちびまる子ちゃん」の食卓である。
「われわれも還暦をすぎているので、いつまでできるか」
そんなことを口にしながらサービスでアイスコーヒーを振舞ってくれるおかみさん。
「熱いから熱中症に気をつけてください」との言葉も添えて。
そういえば、他のお客さんもアイスコーヒーを飲んでたっけ。
「ありがとうございます。また来るのでよろしくお願いします!」
お礼を述べドアを開ける。
「ありがとうございます」
おかみさんの声とともに、厨房から、おかみさん同様に優しそうなご主人の声が響く。
店外で「まごころの味」と書かれたきらく食堂の看板を見上げる。
「そうそう、きらく食堂のネーミングってどういう由来なんですか?」
「先代のおばあちゃんが、気楽に入れるようにってつけたんですよ」
そんなおかみさんとのやりとりが脳裏に浮かぶ。
気楽にかあ……。
いい言葉だなあ。
いいな、きらく食堂!
■ きらく食堂 食べログ情報
・電話:0463-95-0457
・住所:神奈川県伊勢原市桜台1-18-6
・交通手段:小田急小田原線 伊勢原駅下車 南口より徒歩8分
・営業時間
11:00~15:00
17:00~20:00(L.O 20:00)
・定休日:木曜日

5月16日に、西城秀樹さんがお亡くなりになった。
ボクらの世代にとってみれば永遠のアイドルでありカッコイイお兄さん。
おかげでカレーといえば「バーモントカレー」。
個人的なショックは、大きい。
哀悼の意を込めて、昭和の食卓「ちびまる子ちゃん」のエンディングだったこの曲を。
「バカ」といわれても「正直者」である大切さ。
抜群の歌唱力と裏打ちのカッティングギターの心地よさ。
こころを元気にしてくれる名曲だと思う。
●走れ正直者 西城秀樹

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午前6時25分。
小田急線伊勢原駅北口に降り立つ。

ここから神奈中バスで向かうのは、大山。
久しぶりの大山登山。
空は厚い雲に覆われているものの、前日は「朝方は雨」の天気予報だったが、幸い降ってはいない。
午前7時。
終点の「大山ケーブル」バス停に到着。
ここから商店が並ぶ「こま参道」を抜けケーブルカーの始発駅である「大山ケーブル駅」を目指す。

標高1,252mの大山は、「大山ケーブル駅」から標高700m付近にある「阿夫利神社駅」までケーブルカーで行かれるのだが、この日はケーブルカーには乗らずに歩くことに。
徒歩で阿夫利神社駅まで行く場合、「男坂」と「女坂」のふたつのルートがあるが、途中に「大山寺」のある「女坂」を選択。
ケーブルカーであれば6分で行かれるところを40分かけて登ることになる。
しかし、ケーブルカーでは味わえない自然を思い切り満喫できる。

ただし、急坂の「男坂」よりゆるい「女坂」とはいえ、階段の連続。
基本的「登山」なので……。

そして、大山寺に到着。

ここからさらに登って「阿夫利神社」に向かう最後の階段に到着。

階段を登りきり「阿夫利神社」に到着。

この付近でもけっこう霧がかかっている。
ここから頂上までは霧の中かも……。
しばらく休んだ後、そんなことを思いながら頂上に向けて登山道を進む。
これは夫婦杉。
で、デカい!!

樹齢5、600年?
花粉症のボクにとっては杉は大敵。
こいつがラスボスか!
ついに見つけたぞ、諸悪の根源を!!
よし、倒してやる。
キーン、キーン、バヒューン!!
バカげた脳内格闘は置いといて、更にゴロゴロした岩の登山道を進む。
と、木の階段が見えてきた。

階段の向こうは霧に包まれているが明るい。
どうやら頂上もそんなに遠くはない。
それにしても霧のおかげで神秘的な世界に見える。
まるで「天国への階段」のようだ。
しばらく進むと「大山頂上300m」の案内板が。

よし、ゴールは近い!
ほどなくして頂上の手前にある鳥居に。

鳥居をくぐってまっすぐ行けば、そこは山頂!

残念ながら、山頂から眺める景色は……。
五里霧中状態。

まあ、仕方がない
しばし休んで下山。
次の目的地を目指す。
目的地(目的の店)は、きらく食堂
登山で大量のエネルギーを使ったのでおなかがペコペコ。
神奈中バスで伊勢原駅まで戻り、踏切を渡って南口へ。
そのまままっすぐ南下し、通り沿いにあるに到着!

典型的な昔ながらの町中華の店構え。
ドアを開け、店内に。
「いらっしゃいませ」
キッチンから、優しそうな女性の声が響く。
4人掛けのテーブル席が7卓。
先客は各々個人客の男性が2名。
入口付近のテーブル席に腰を落ち着け、間髪を入れずにオムライスを注文。
ローカルな街の土曜日の昼下がり。
店内を見まわす。

片隅の天井近くに置かれたテレビでは昼の番組が放映されている。
いやあ、外観だけではなく、店内も典型的な町中華の装い。
男性客が食べているのは、ひとりは「かつ丼」。
もうひとりは「ラーメン+ライス+餃子」。
うおー!
もう、何から何まで町中華の昼を絵に描いたようだ。
やがてキッチン、いや、あえて厨房と呼ぼう。
厨房からは中華鍋をカンカンたたきながらジュージューと炒める音が。
その音だけで美味しいのは間違いなし!
できあがりを待つ間にメニューを拝見。

うーん。
町中華の必須アイテムも完璧!
カレー炒飯が気になる。
あと、キラクソバも。
裏には定食、一品物等が書かれていて、メニューは豊富。
そうこうしているうちにオムライスのできあがり!

おいしそー!
中華スープもいい!
オムライスのある店内風景。

接写!

では、いっただきま~す!!!

おー、アツアツ!
もう、言うことないね。
完璧!
これまた町中華のお手本のようなオムライス。
肉が豚肉というのも良い。
中華系のオムライスには合うんだよな。。
いやあ、満足!

きらく食堂は夫婦で経営している店。
「美味しいですねえ!ほっとしますよ」
フロアのおかみさんに声をかける。
「ありがとうございます。これしかできないので」
と、謙遜の笑顔が返ってくる。
よくよく聞いてみると、先代から50年ほど続く「きらく食堂」。
味噌やチャーシューをはじめ、ほとんどのものをオリジナルで作っているそうだ。
常連客が多く、ちょっと味を変えると「変えたでしょ!」と言われる始末。
なので、「いろいろと勉強しないといけない」と思いつつも、味を変えられないというのもあるという。
変わらぬ味を求める常連客。
ほっとする味。
すごくわかる。
「美味しさ」に対する判断はひとそれぞれではあるが、世代として食べなれ親しんできた美味しさは共通のものがある。
昭和の味で育った人は、いつまでもその美味しさを求める。
それは、「サザエさん」の食卓であり、「ちびまる子ちゃん」の食卓である。
「われわれも還暦をすぎているので、いつまでできるか」
そんなことを口にしながらサービスでアイスコーヒーを振舞ってくれるおかみさん。
「熱いから熱中症に気をつけてください」との言葉も添えて。
そういえば、他のお客さんもアイスコーヒーを飲んでたっけ。
「ありがとうございます。また来るのでよろしくお願いします!」
お礼を述べドアを開ける。
「ありがとうございます」
おかみさんの声とともに、厨房から、おかみさん同様に優しそうなご主人の声が響く。
店外で「まごころの味」と書かれたきらく食堂の看板を見上げる。
「そうそう、きらく食堂のネーミングってどういう由来なんですか?」
「先代のおばあちゃんが、気楽に入れるようにってつけたんですよ」
そんなおかみさんとのやりとりが脳裏に浮かぶ。
気楽にかあ……。
いい言葉だなあ。
いいな、きらく食堂!
■ きらく食堂 食べログ情報
・電話:0463-95-0457
・住所:神奈川県伊勢原市桜台1-18-6
・交通手段:小田急小田原線 伊勢原駅下車 南口より徒歩8分
・営業時間
11:00~15:00
17:00~20:00(L.O 20:00)
・定休日:木曜日

5月16日に、西城秀樹さんがお亡くなりになった。
ボクらの世代にとってみれば永遠のアイドルでありカッコイイお兄さん。
おかげでカレーといえば「バーモントカレー」。
個人的なショックは、大きい。
哀悼の意を込めて、昭和の食卓「ちびまる子ちゃん」のエンディングだったこの曲を。
「バカ」といわれても「正直者」である大切さ。
抜群の歌唱力と裏打ちのカッティングギターの心地よさ。
こころを元気にしてくれる名曲だと思う。
●走れ正直者 西城秀樹
キッチン ジョーズ CIAL桜木町店 - 2018.05.15 Tue
ハマの風をまとって、気軽にお洒落にオムライス

1978年11月、その会社は横浜の元町で誕生した。
1978年は和暦で言うと昭和53年。
この年、1月にザ・ベストテンの放送が始まり、4月にはキャンディーズが後楽園球場でさよならコンサートを行い解散、そしてサザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」でデビューした。
当時、横浜市にある中学に通っていたボクは、歌謡曲に夢中に耳を傾けながらも、日活アクションよろしくハードボイルドの聖地「ヨコハマ」に憧れはじめていた。
中でも「霧笛が俺を呼んでいる」赤木圭一郎のカッコよさ。

日本バナナ輸入組合の、こんなギャグ広告もあったけど……。

話を戻そう。
1978年11月に元町で誕生したその会社の名は、株式会社アメリカンハウス ( ← リンク )

数々のレストランを経営するアメリカンハウス。
そのうちのひとつが、キッチンジョーズ
こちらはキッチン ジョーズ CIAL桜木町店。

桜木町駅前という好立地に加え、気軽に本格的な料理を楽しめるのだからうれしい。
ショーケースを見ているだけでもわくわく。

さっそく、解放された入口から店内へ!
オムライスは、ふわとろの「特製オムライス デミソース」と、昔ながらの「巻オムライス 特製コンビネーションソース」の2種類がある。

どちらにしようか???
この日はデミとケチャップの共演にひかれて後者を選択。
「飲み物はいかがいたしますか?」
店員さんの言葉に、「メロンソーダフロート」の声が出かかったが、ここはぐっとこらえてアイスコーヒーを注文。

おとなだからね♪
いくら好きだとは言え、ハードボイルドの聖地ヨコハマでメロンソーダフロートはないよなあと自粛。
「メロンソーダが俺を呼んでいるぜ!」なんてちょっと違うよなあ。
ん?
「オムライスが俺を呼んでいるぜ!」はいいのかって?
まあ、それは良しとしよう。
すぐにコーヒーが到着。

軽快なジャズが流れる店内はお洒落なファミレスといった雰囲気。
昼時を過ぎたせいか、割とすいていて居心地はよい。

コーヒーを口にしながらオムライスの出来上がりを待つ。

そうこうしているうちにオムライスが運ばれてきた。

おー!
きれいなオムライス!!

コンビネーションソースの色合いもいい。
では、いっただきま~す!!

うん、確かに自家製の特製ソースだけある!
デミグラスソースはわりと甘めで、酸味の効いたケチャップとのバランスが絶妙。
中のチキンライスの味つけもほどよく、万人受けするホッとする味に仕上がっている。
「ソースのバランスが絶妙ですね」
帰り際にシェフに言葉をかける。
「ありがとうございます。オリジナルソースで、毎日作り続けています」
歴史に培われた誇りと信念。
このたゆまぬ歩みがお客さんを呼ぶのであろう。
さて、歴史と言えば……。
キッチンジョーズが入っている「CIAL桜木町」は、横浜の持つ明治レトロ、大正ロマンの雰囲気を取り入れた駅商業施設。
そう、桜木町は日本の鉄道の発祥の地である。
最初に開業されたのは「新橋~横浜」間だが、この当時の横浜駅は今の桜木町駅。
「CIAL桜木町」はそんな鉄道開業時の駅舎のイメージを模して造られている。
ビルは近代的だが、よくよく見ると、その風情たるや日活アクションを通り越して「ハイカラさんが通る」の世界だ。
やっぱり、いいなあヨコハマ。
そういえば、木之内みどりが「横浜いれぶん」を歌ってたのも1978年だったっけ。
「横濱1978元町」の文字が懐かしさを呼び起こしてくれるキッチンジョーズ。
今度は「オムライスとナポリタンとチキンカツ」の元町プレートを食べようかな。。
(一体、どれくらいのカロリーなんだろう……)
■ キッチンジョーズ CIAL桜木町店 食べログ情報
・電話:045-228-9925
・住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1 CIAL桜木町
・交通手段:JR桜木町駅北改札西口より徒歩1分
・営業時間:11:00 ~ 23:00 ( L.O.22:00 )
・定休日:不定休( CIAL桜木町に準ずる )


1978年11月、その会社は横浜の元町で誕生した。
1978年は和暦で言うと昭和53年。
この年、1月にザ・ベストテンの放送が始まり、4月にはキャンディーズが後楽園球場でさよならコンサートを行い解散、そしてサザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」でデビューした。
当時、横浜市にある中学に通っていたボクは、歌謡曲に夢中に耳を傾けながらも、日活アクションよろしくハードボイルドの聖地「ヨコハマ」に憧れはじめていた。
中でも「霧笛が俺を呼んでいる」赤木圭一郎のカッコよさ。

日本バナナ輸入組合の、こんなギャグ広告もあったけど……。

話を戻そう。
1978年11月に元町で誕生したその会社の名は、株式会社アメリカンハウス ( ← リンク )

数々のレストランを経営するアメリカンハウス。
そのうちのひとつが、キッチンジョーズ
こちらはキッチン ジョーズ CIAL桜木町店。

桜木町駅前という好立地に加え、気軽に本格的な料理を楽しめるのだからうれしい。
ショーケースを見ているだけでもわくわく。

さっそく、解放された入口から店内へ!
オムライスは、ふわとろの「特製オムライス デミソース」と、昔ながらの「巻オムライス 特製コンビネーションソース」の2種類がある。

どちらにしようか???
この日はデミとケチャップの共演にひかれて後者を選択。
「飲み物はいかがいたしますか?」
店員さんの言葉に、「メロンソーダフロート」の声が出かかったが、ここはぐっとこらえてアイスコーヒーを注文。

おとなだからね♪
いくら好きだとは言え、ハードボイルドの聖地ヨコハマでメロンソーダフロートはないよなあと自粛。
「メロンソーダが俺を呼んでいるぜ!」なんてちょっと違うよなあ。
ん?
「オムライスが俺を呼んでいるぜ!」はいいのかって?
まあ、それは良しとしよう。
すぐにコーヒーが到着。

軽快なジャズが流れる店内はお洒落なファミレスといった雰囲気。
昼時を過ぎたせいか、割とすいていて居心地はよい。

コーヒーを口にしながらオムライスの出来上がりを待つ。

そうこうしているうちにオムライスが運ばれてきた。

おー!
きれいなオムライス!!

コンビネーションソースの色合いもいい。
では、いっただきま~す!!

うん、確かに自家製の特製ソースだけある!
デミグラスソースはわりと甘めで、酸味の効いたケチャップとのバランスが絶妙。
中のチキンライスの味つけもほどよく、万人受けするホッとする味に仕上がっている。
「ソースのバランスが絶妙ですね」
帰り際にシェフに言葉をかける。
「ありがとうございます。オリジナルソースで、毎日作り続けています」
歴史に培われた誇りと信念。
このたゆまぬ歩みがお客さんを呼ぶのであろう。
さて、歴史と言えば……。
キッチンジョーズが入っている「CIAL桜木町」は、横浜の持つ明治レトロ、大正ロマンの雰囲気を取り入れた駅商業施設。
そう、桜木町は日本の鉄道の発祥の地である。
最初に開業されたのは「新橋~横浜」間だが、この当時の横浜駅は今の桜木町駅。
「CIAL桜木町」はそんな鉄道開業時の駅舎のイメージを模して造られている。
ビルは近代的だが、よくよく見ると、その風情たるや日活アクションを通り越して「ハイカラさんが通る」の世界だ。
やっぱり、いいなあヨコハマ。
そういえば、木之内みどりが「横浜いれぶん」を歌ってたのも1978年だったっけ。
「横濱1978元町」の文字が懐かしさを呼び起こしてくれるキッチンジョーズ。
今度は「オムライスとナポリタンとチキンカツ」の元町プレートを食べようかな。。
(一体、どれくらいのカロリーなんだろう……)
■ キッチンジョーズ CIAL桜木町店 食べログ情報
・電話:045-228-9925
・住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1 CIAL桜木町
・交通手段:JR桜木町駅北改札西口より徒歩1分
・営業時間:11:00 ~ 23:00 ( L.O.22:00 )
・定休日:不定休( CIAL桜木町に準ずる )

テンプレートを変えてみた! - 2018.05.09 Wed
洋食エイト - 2018.05.04 Fri
ホームメードの神髄ここにあり

5月3日、朝。
ゴールデンウィークも中盤。
強風が吹き荒れているものの、夜中の豪雨は止み、出かけたい衝動にかられる。
さてと。
近場で美味しいオムライスを。
目的の店は……。
平塚に以前から注目している店がある。
その店の名前は、洋食エイト ( ← リンク )
JR平塚駅北口から徒歩5分程度のところにある。
思い立ったが吉日、開店の11:30に合わせて出発!
藤沢市から茅ケ崎市を越え、神奈川県最大の河川である相模川を渡れば、そこは平塚市。

開店の5分前に目的地に到着。
「昭和」を「今風」にアレンジしたレトロでありながらモダンな店構え。
昭和の象徴とも言うべきバイクの「カブ」が色を添える。
このカブ、もちろん現役だ。

静まり返った路地で開店を待つ。
店の前にはカップルの先客が一組。
評判を聞きつけて来たのだろうか。
11:30
若き店主が入口の前に「洋食エイト」の黄色い暖簾をかけ、営業開始。
やさしい響きの「どうぞ」の声に従って中に入る。
店内は二人掛けのテーブル席が4つとカウンター3席。
気がつかないうちにボクの後ろにもお客さんが並んでいて、開店を同時にほぼ満席となる。
席につき、フロアの若い女性にオムライスを注文。
若夫婦の店?
それともアルバイト?
まあ、それはともかくとして、出来上がりを待つ間に、外観同様レトロでいてモダンな店の雰囲気を楽しむ。

一角の天井近くのスピーカーから流れるスイングジャズの軽快な調べ。
デミグラスソースの説明には、「当店自慢の手作りソースは化学調味料無添加で168時間かけて丁寧にしあげました」とある。
いいねえ!

なになに?
マボロシノハヤシライス?
マボロシノオムハヤシライス?

気になる。
金土日ディナー限定かあ……。
そして、この店のキーワードである「ホームメード」の看板。

やがてカウンター席の向こうにある調理場からはコロッケを揚げる音が。
と同時に、美味しそうなにおいが店中を駆け巡る。
さらに、
煙までもが店中に!
この店はどこまでもがホームメードなのか。
それはまるで、家庭のダイニングキッチンに漂う食事時の芳香。
それもまた一興。
そうこうしているうちに料理ができあがる。
先ずはサツマイモの冷製スープ。

見た目もシンプルで上品だが、味も上品。
サツマイモの自然の甘みが口の中にふわーっと広がって行く。
まわりからも、異口同音に「おいしい!」の声が。
続いてはメイン。
多くの人が注文していたのが「ハンバーグ、カニクリームコロッケ、ナポリタン、サラダ」の「エイト」。
それと、エイトに自家製マヨネーズで食べるエビフライがついた「Bランチ」。
Bランチには、懐かしのお子様ランチよろしく旗が立てられている。
そして、これがエイトのオムライス!

小高い丘のような美しい仕上がり。

「出来立て」を強調する湯気に、より一層食欲がそそられる。

こちらはサラダ。

地産地消の店なので、お米も野菜も地元産を使用。
シャキシャキのレタスに酸味の効いたドレッシングがよくマッチしていて美味!
では、オムライスを!

おっ!
ご飯はしっとりで香ばしい。
チキンはほぐしてご飯に混ぜたのとゴロゴロのが。
しっかりと炒められたチキンには焦げ目がついている。
じっくり煮込んだデミグラスソースはコクのある深い味わい。
香ばしいチキンライスとまろやかな玉子がソースと調和して三位一体の味を形成。
これは美味しい!!
丁寧に作られたオムライスを、ひとくち、またひとくちと丁寧に口に運ぶ。
比例して、ホームメードの手の込んだ味と充実感が体内に累積する。

食事を終え、会計時に感想とお礼を述べる。
「デミグラスソースはもちろん美味しいのですが、しっとりとした香ばしいチキンライスがよくマッチしていますね。この調合にはだいぶ研究を重ねられたのではないですか」
口元に笑みを浮かべてうなづく店主。
その笑みの意味は、深い。
跡継ぎがおらず、かつ設備にも資金がかかるため街の洋食屋が相次いで閉店して行く昨今。
そんな中、昭和に憧れ、かつ無添加の自然にこだわって「日本の洋食」を守ろうとガンバっている店主。
エイトの創業から6年が経つ。
店主がかつて修行した平塚の老舗レストラン「えりか」は、2013年に火事で焼け落ち、今はもうない。
「エイトの名前の由来は何ですか?」
「末広がりからつけました」
きっと店主は、「えりか」のこころも背負って「エイト」を切り盛りしているに違いない。
そんな人の笑顔は、うそいつわりのない、ほっとするホームメードの笑顔だ。
今度は「マボロシノ……」かな。
五月(さつき)の風になびく黄色い暖簾に、そっと目をやる。
■洋食エイト 食べログ情報
・電話:0463-22-6177
・住所:神奈川県平塚市宮の前7-5
・交通手段:平塚駅から徒歩5分
・営業時間
11:30〜14:30(ラストオーダー14:15)
17:30〜21:00(ラストオーダー20:45)
・定休日:不定休(ホームページに掲載。日曜日営業)


5月3日、朝。
ゴールデンウィークも中盤。
強風が吹き荒れているものの、夜中の豪雨は止み、出かけたい衝動にかられる。
さてと。
近場で美味しいオムライスを。
目的の店は……。
平塚に以前から注目している店がある。
その店の名前は、洋食エイト ( ← リンク )
JR平塚駅北口から徒歩5分程度のところにある。
思い立ったが吉日、開店の11:30に合わせて出発!
藤沢市から茅ケ崎市を越え、神奈川県最大の河川である相模川を渡れば、そこは平塚市。

開店の5分前に目的地に到着。
「昭和」を「今風」にアレンジしたレトロでありながらモダンな店構え。
昭和の象徴とも言うべきバイクの「カブ」が色を添える。
このカブ、もちろん現役だ。

静まり返った路地で開店を待つ。
店の前にはカップルの先客が一組。
評判を聞きつけて来たのだろうか。
11:30
若き店主が入口の前に「洋食エイト」の黄色い暖簾をかけ、営業開始。
やさしい響きの「どうぞ」の声に従って中に入る。
店内は二人掛けのテーブル席が4つとカウンター3席。
気がつかないうちにボクの後ろにもお客さんが並んでいて、開店を同時にほぼ満席となる。
席につき、フロアの若い女性にオムライスを注文。
若夫婦の店?
それともアルバイト?
まあ、それはともかくとして、出来上がりを待つ間に、外観同様レトロでいてモダンな店の雰囲気を楽しむ。

一角の天井近くのスピーカーから流れるスイングジャズの軽快な調べ。
デミグラスソースの説明には、「当店自慢の手作りソースは化学調味料無添加で168時間かけて丁寧にしあげました」とある。
いいねえ!

なになに?
マボロシノハヤシライス?
マボロシノオムハヤシライス?

気になる。
金土日ディナー限定かあ……。
そして、この店のキーワードである「ホームメード」の看板。

やがてカウンター席の向こうにある調理場からはコロッケを揚げる音が。
と同時に、美味しそうなにおいが店中を駆け巡る。
さらに、
煙までもが店中に!
この店はどこまでもがホームメードなのか。
それはまるで、家庭のダイニングキッチンに漂う食事時の芳香。
それもまた一興。
そうこうしているうちに料理ができあがる。
先ずはサツマイモの冷製スープ。

見た目もシンプルで上品だが、味も上品。
サツマイモの自然の甘みが口の中にふわーっと広がって行く。
まわりからも、異口同音に「おいしい!」の声が。
続いてはメイン。
多くの人が注文していたのが「ハンバーグ、カニクリームコロッケ、ナポリタン、サラダ」の「エイト」。
それと、エイトに自家製マヨネーズで食べるエビフライがついた「Bランチ」。
Bランチには、懐かしのお子様ランチよろしく旗が立てられている。
そして、これがエイトのオムライス!

小高い丘のような美しい仕上がり。

「出来立て」を強調する湯気に、より一層食欲がそそられる。

こちらはサラダ。

地産地消の店なので、お米も野菜も地元産を使用。
シャキシャキのレタスに酸味の効いたドレッシングがよくマッチしていて美味!
では、オムライスを!

おっ!
ご飯はしっとりで香ばしい。
チキンはほぐしてご飯に混ぜたのとゴロゴロのが。
しっかりと炒められたチキンには焦げ目がついている。
じっくり煮込んだデミグラスソースはコクのある深い味わい。
香ばしいチキンライスとまろやかな玉子がソースと調和して三位一体の味を形成。
これは美味しい!!
丁寧に作られたオムライスを、ひとくち、またひとくちと丁寧に口に運ぶ。
比例して、ホームメードの手の込んだ味と充実感が体内に累積する。

食事を終え、会計時に感想とお礼を述べる。
「デミグラスソースはもちろん美味しいのですが、しっとりとした香ばしいチキンライスがよくマッチしていますね。この調合にはだいぶ研究を重ねられたのではないですか」
口元に笑みを浮かべてうなづく店主。
その笑みの意味は、深い。
跡継ぎがおらず、かつ設備にも資金がかかるため街の洋食屋が相次いで閉店して行く昨今。
そんな中、昭和に憧れ、かつ無添加の自然にこだわって「日本の洋食」を守ろうとガンバっている店主。
エイトの創業から6年が経つ。
店主がかつて修行した平塚の老舗レストラン「えりか」は、2013年に火事で焼け落ち、今はもうない。
「エイトの名前の由来は何ですか?」
「末広がりからつけました」
きっと店主は、「えりか」のこころも背負って「エイト」を切り盛りしているに違いない。
そんな人の笑顔は、うそいつわりのない、ほっとするホームメードの笑顔だ。
今度は「マボロシノ……」かな。
五月(さつき)の風になびく黄色い暖簾に、そっと目をやる。
■洋食エイト 食べログ情報
・電話:0463-22-6177
・住所:神奈川県平塚市宮の前7-5
・交通手段:平塚駅から徒歩5分
・営業時間
11:30〜14:30(ラストオーダー14:15)
17:30〜21:00(ラストオーダー20:45)
・定休日:不定休(ホームページに掲載。日曜日営業)
