オムライスな女の子 - 2020.05.23 Sat
時代が令和になり、、昭和は2つ前の年号になった。
昭和生まれのボクが子供のころ、2つ前と言えば明治。
えー!!!!!!!!!!!
今の子供にとってみれば、昭和は明治みたいなものかああああああ!!!!!!!
いやあ、完全なジジイじゃん!
まあ、そうかもしれないけどね……。
さてさて、閑話休題。
年をとると、多少の年齢差は問わずに「同じ世代」に分類される。
宇宙や地球の歴史からしたら、数歳の差はカスみたいなもんだからそうかもしれないけどね。
でも、幼少の頃は違う。
1歳上はとんでもなくお兄さんお姉さんであり、1歳下は果てしなくガキである。
そんなことを最も感じたのは、アイドルのお姉さま。
森昌子、桜田淳子、山口百恵の「花の中三トリオ」。
超絶美人の麻丘めぐみ。
個人的にものまねに励んだアグネスチャンちゃん。
そして、キャンディーズ、ピンクレディーへ。
そんな中、決して美人とは言えないけど(失礼!)、何だか気になるアイドルがいた。
例えば、伊藤咲子さんや、松本ちえこさん。
そして、今、なぜか、そんな彼女たちの歌を聴きたくなる。
何でだろう?
うーむ。
ボクがたどりついた結論は(そんな大げさなことじゃあないけど)、その笑顔と歌声。
身近な庶民感覚(でも、実はそれはどこにでもいるものではない)で癒してくれる存在。
もちろん、商売だから、笑顔は作られたものなのかもしれない。
でも、ミーハーのボクは、高性能掃除機に吸い込まれるチリよろしく無抵抗に引き込まれてしまう。
では、今日は伊藤咲子さんの歌声を!
彼女のプロピールに書かれた好きな色は黄色。
なので、
伊藤咲子=黄色。
黄色=オムライス。
オムライス=幸せの象徴。
つまり、幸せの象徴の伊藤咲子=オムライスな女の子なのだ!
だれが何と言おうと、この三段論法はボクの中の定理。
ピタゴラスの定理ならぬOmunaoの定理。
オムライスな女の子笑顔は、あなたのもとへと幸せを運ぶ。。
■ 伊藤咲子 ひまわり娘
昭和生まれのボクが子供のころ、2つ前と言えば明治。
えー!!!!!!!!!!!
今の子供にとってみれば、昭和は明治みたいなものかああああああ!!!!!!!
いやあ、完全なジジイじゃん!
まあ、そうかもしれないけどね……。
さてさて、閑話休題。
年をとると、多少の年齢差は問わずに「同じ世代」に分類される。
宇宙や地球の歴史からしたら、数歳の差はカスみたいなもんだからそうかもしれないけどね。
でも、幼少の頃は違う。
1歳上はとんでもなくお兄さんお姉さんであり、1歳下は果てしなくガキである。
そんなことを最も感じたのは、アイドルのお姉さま。
森昌子、桜田淳子、山口百恵の「花の中三トリオ」。
超絶美人の麻丘めぐみ。
個人的にものまねに励んだアグネスチャンちゃん。
そして、キャンディーズ、ピンクレディーへ。
そんな中、決して美人とは言えないけど(失礼!)、何だか気になるアイドルがいた。
例えば、伊藤咲子さんや、松本ちえこさん。
そして、今、なぜか、そんな彼女たちの歌を聴きたくなる。
何でだろう?
うーむ。
ボクがたどりついた結論は(そんな大げさなことじゃあないけど)、その笑顔と歌声。
身近な庶民感覚(でも、実はそれはどこにでもいるものではない)で癒してくれる存在。
もちろん、商売だから、笑顔は作られたものなのかもしれない。
でも、ミーハーのボクは、高性能掃除機に吸い込まれるチリよろしく無抵抗に引き込まれてしまう。
では、今日は伊藤咲子さんの歌声を!
彼女のプロピールに書かれた好きな色は黄色。
なので、
伊藤咲子=黄色。
黄色=オムライス。
オムライス=幸せの象徴。
つまり、幸せの象徴の伊藤咲子=オムライスな女の子なのだ!
だれが何と言おうと、この三段論法はボクの中の定理。
ピタゴラスの定理ならぬOmunaoの定理。
オムライスな女の子笑顔は、あなたのもとへと幸せを運ぶ。。
■ 伊藤咲子 ひまわり娘
さよなら、愛しのグリル来来 - 2020.05.18 Mon
2020年4月30日
この日、地元民に愛される1軒の偉大なる店が、その歴史に幕を閉じた。
その店の名は、グリル来来
ボクが、「マツコの知らない世界」で紹介させていただいた、大好きな大好きな店だ。
コロナが憎い。
無性に憎い。
悔しくて悔しくて仕方がない。
だけど一方で、80歳の店主のご健康を考えると、どこかホッとしている自分がいる。
対比地さん、そして奥様、お疲れさまでした。
ありがとうございます。
心より感謝と御礼申し上げます。
今は、ゆっくりとこころとからだを休めてください。
ボクの中で永遠に輝き続けるグリル来来。
今日は、複雑な気持ちをおさえつつ、記事の再掲載……。
---------------------------------------------------------------------------
地元民に愛される和洋中の極み

昔ながらのオムライスの3軒目は、グリル来来
最寄りの駅は、京浜急行の鶴見市場。
各駅停車しか止まらない小さな駅の、かつ、最寄りと言っても駅から徒歩で10分はかかる位置にある。
なので、駅前の商店街にあるふらっと寄れるような店ではない。
そう、だからこそ、逆に「よし、あの店に行くぞ!」といった気にさせてくれるし、それだけ労力をかけても行きたくなる魅力にあふれる店だ。
店構えだって、お世辞にも綺麗とは言えない。
窓越しに中の様子が伺えない店。それはかつては当たり前の造りであったが、ファミレスをはじめ大きなガラス張りの店が増える中、時代と共に淘汰され、自分が知らない店であれば「入るのに勇気が必要な店」の印象だけが強調されることになってしまった。
グリル来来もそんな店のひとつ。
存在を知りつつも、入るのを躊躇っていた方も少なくはないと思う。
でも、そういう店こそ、「名店」にふさわしい店だったりする。
間違いなく言えるのは、「永年やっている店は人々に認められた店」ということ。
移り変わりが激しい中で「在り続ける」。これだけだって立派なことだ。

そして、こちらが和食器に盛られたグリル来来の絶品オムライス!

とにかく、はじめて食べたときには思わず「うまい!」とうなってしまった。

オムライスと言うと出来立てでもそんなに熱くないものも多いが、強火でよく炒められたしっとりチャーハンのようなこのオムライスは「ハフハフ」しながら食べるようなアツアツの逸品。

具材は微塵切りにした玉ねぎ、ピーマンにひき肉。
ひき肉は鶏肉やハムと違い、まんべんなくその脂がご飯に染み渡るし、このご飯とよく絡まる具材が、特製トマトソース&ケチャップと相まって絶妙な味に仕上がっている要因だろう。

そして、オムライスについているスープが、これまた絶品。

こちらもオリジナルとのこと。
戦後、政界や大御所有名人などの御用達であった高級フレンチレストラン「クレッセント」でシェフをしていた店主の対比地真六さん。ただものではない。
他のメニューも絶品揃いだし、とにもかくにも、おいしい時間をゆっくりと楽しめる。
グリル来来がある京浜工業も、時代と共にその様相が変わってしまった。
今や、高度経済成長時代のような「威勢のよさ」はない。
時代の移り変わりとともに、この手の多くの名店が、存続が厳しくなり店仕舞いをしてしまう世の中。
だからこそ、声を大にしてこの店の存在をアピールしたい。
確かな味を提供してくれる店。
居心地のよい店。
大好きで、いつまでも在り続けてほしいと思う店。
ボクはこれからも応援を続ける。
<店舗情報>
■TEL 045-573-1373
■住所 神奈川県横浜市鶴見区元宮2-2-19
※鶴見市場駅から徒歩815m
■営業時間 10:30~14:00 17:00~20:30
■定休日 毎週月曜
グリル来来にて
夜、グリル来来を訪問。
「オムライスありますか?」
いらっしゃいませの声が響くと、ボクは間髪を入れずに店主に問いかけた。
「はいはい、ありますよ」
これまた間髪を入れずに店主の笑顔が返ってくる。
と、それに追随するように子供の声が……。
「え!オムライスあるんだ」
先客がいる。
初老の男性とお孫さんとお見受けする子供ふたり。
店のテレビで野球中継を観ながらちょうど食べ終えたところのようで、声の主は幼稚園か小学校低学年と思しき小さい方の子供。
その声に、思わず顔がほころぶ。
やがて野球はイニングの境になり、先客は会計をして店外へと向かった。
「ボク、今度来たらオムライスにする!」
まだ締め切らぬドアの向こうから、子供の声がこだまする。
うん、とっても美味しいよ!たくさんお食べ!
心の中でつぶやくボク。
こういう店は、いつまでも在り続けてほしいと、切に思う。

この日、地元民に愛される1軒の偉大なる店が、その歴史に幕を閉じた。
その店の名は、グリル来来
ボクが、「マツコの知らない世界」で紹介させていただいた、大好きな大好きな店だ。
コロナが憎い。
無性に憎い。
悔しくて悔しくて仕方がない。
だけど一方で、80歳の店主のご健康を考えると、どこかホッとしている自分がいる。
対比地さん、そして奥様、お疲れさまでした。
ありがとうございます。
心より感謝と御礼申し上げます。
今は、ゆっくりとこころとからだを休めてください。
ボクの中で永遠に輝き続けるグリル来来。
今日は、複雑な気持ちをおさえつつ、記事の再掲載……。
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地元民に愛される和洋中の極み

昔ながらのオムライスの3軒目は、グリル来来
最寄りの駅は、京浜急行の鶴見市場。
各駅停車しか止まらない小さな駅の、かつ、最寄りと言っても駅から徒歩で10分はかかる位置にある。
なので、駅前の商店街にあるふらっと寄れるような店ではない。
そう、だからこそ、逆に「よし、あの店に行くぞ!」といった気にさせてくれるし、それだけ労力をかけても行きたくなる魅力にあふれる店だ。
店構えだって、お世辞にも綺麗とは言えない。
窓越しに中の様子が伺えない店。それはかつては当たり前の造りであったが、ファミレスをはじめ大きなガラス張りの店が増える中、時代と共に淘汰され、自分が知らない店であれば「入るのに勇気が必要な店」の印象だけが強調されることになってしまった。
グリル来来もそんな店のひとつ。
存在を知りつつも、入るのを躊躇っていた方も少なくはないと思う。
でも、そういう店こそ、「名店」にふさわしい店だったりする。
間違いなく言えるのは、「永年やっている店は人々に認められた店」ということ。
移り変わりが激しい中で「在り続ける」。これだけだって立派なことだ。

そして、こちらが和食器に盛られたグリル来来の絶品オムライス!

とにかく、はじめて食べたときには思わず「うまい!」とうなってしまった。

オムライスと言うと出来立てでもそんなに熱くないものも多いが、強火でよく炒められたしっとりチャーハンのようなこのオムライスは「ハフハフ」しながら食べるようなアツアツの逸品。

具材は微塵切りにした玉ねぎ、ピーマンにひき肉。
ひき肉は鶏肉やハムと違い、まんべんなくその脂がご飯に染み渡るし、このご飯とよく絡まる具材が、特製トマトソース&ケチャップと相まって絶妙な味に仕上がっている要因だろう。

そして、オムライスについているスープが、これまた絶品。

こちらもオリジナルとのこと。
戦後、政界や大御所有名人などの御用達であった高級フレンチレストラン「クレッセント」でシェフをしていた店主の対比地真六さん。ただものではない。
他のメニューも絶品揃いだし、とにもかくにも、おいしい時間をゆっくりと楽しめる。
グリル来来がある京浜工業も、時代と共にその様相が変わってしまった。
今や、高度経済成長時代のような「威勢のよさ」はない。
時代の移り変わりとともに、この手の多くの名店が、存続が厳しくなり店仕舞いをしてしまう世の中。
だからこそ、声を大にしてこの店の存在をアピールしたい。
確かな味を提供してくれる店。
居心地のよい店。
大好きで、いつまでも在り続けてほしいと思う店。
ボクはこれからも応援を続ける。
<店舗情報>
■TEL 045-573-1373
■住所 神奈川県横浜市鶴見区元宮2-2-19
※鶴見市場駅から徒歩815m
■営業時間 10:30~14:00 17:00~20:30
■定休日 毎週月曜
グリル来来にて
夜、グリル来来を訪問。
「オムライスありますか?」
いらっしゃいませの声が響くと、ボクは間髪を入れずに店主に問いかけた。
「はいはい、ありますよ」
これまた間髪を入れずに店主の笑顔が返ってくる。
と、それに追随するように子供の声が……。
「え!オムライスあるんだ」
先客がいる。
初老の男性とお孫さんとお見受けする子供ふたり。
店のテレビで野球中継を観ながらちょうど食べ終えたところのようで、声の主は幼稚園か小学校低学年と思しき小さい方の子供。
その声に、思わず顔がほころぶ。
やがて野球はイニングの境になり、先客は会計をして店外へと向かった。
「ボク、今度来たらオムライスにする!」
まだ締め切らぬドアの向こうから、子供の声がこだまする。
うん、とっても美味しいよ!たくさんお食べ!
心の中でつぶやくボク。
こういう店は、いつまでも在り続けてほしいと、切に思う。

思考停止状態からの脱却 - 2020.05.06 Wed
2020年5月2日、午前10時。
突如、五月晴れのおだやかな陽光差し込む部屋に轟音が響いた。
台風時の避難勧告などで使われる緊急情報を受信したスマホがけたたましく鳴り出したのだ。
あわててスマホを手にすると、そこには「GWはがまんのウイークです」と書かれた神奈川県知事名のメッセージが。
緊急速報
神奈川県知事 緊急メッセージ
GWはがまんのウィークです。
今日から大型連休後半の5連休。
ふるさとへの帰省をはじめ、家族や友人と観光やレジャーなどを楽しむ絶好の季節ですが、今年だけは違います。
今は神奈川に来ないでください。
今は神奈川から出ないでください。
そして、今はできるだけ家にいてください。
外出自粛の徹底をお願いします。
神奈川県知事 黒岩祐治
今日からGW休みになり、コーヒーを片手に空を眺めていた身にとっては、まさに青天の霹靂。
ここまでやるかあと思いつつ、この先の世を案じる。
緊急事態宣言が出されてから1ヶ月弱。
どうやら、期間は延長される見込みだ。
(5月4日に延長が決定した)
家で過ごすための需要で、ホットケーキミックスやゲーム機が売れている。
手軽に作れるおやつや家族で遊べるテレビゲーム。
一見それは、親子の絆を深める家族団らんのほのぼのとした平和な光景だが、その裏には恐ろしい未来が見え隠れする。
今はいい、今は。
しかしこの先は?
経済が破綻し、景気は冷え込むどころか大量の失業者を生み出す。
学校に行かれない子供は増え、ホットケーキやゲームに興じていた頃を懐かしく思う時代が来るかもしれない。
そんな時代をどう生き抜くのか?
未来を担う子供たちに何を残してあげられるのか?
アフターコロナの時代の社会や考え方や価値観は、間違いなくビフォーコロナとは違ったものになるだろう。
求められるのは「生き抜くための知恵」。
もちろん知識も重要だ。
ただそれは「だから何?」といった他人事じみた「評論家のような知識」ではなく、自らの学びや経験から得た知識だ。
その知識をどうやって知恵につなげたらよいか?
残念ながら、学校ではそんなものは教えてくれない。
というよりも、逆に、「生き抜くための知恵」を封印するのが学校だ。
毎日、決められた時間割に沿って行われる授業で、先生の言葉と黒板の文字を必死に書き留め、出題範囲が明示されたテストで良い点を取ることを求めれらる。
これをこなすのは、コツをつかんでしまえば、ある意味、思考をこらす必要のない簡単な作業だ。
なぜならば「必ず答えがある」から。
そして、この簡単な作業を要領よくきっちりとこなし、良い成績を収めることが、イコール「頭が良いこと」といった図式が成り立っている。
はたして何でそんな教育がなされているのか?
答えは簡単。
統治者にとって都合の良い人間を作り上げるためだ。
これは企業にも言える。
「指示待ち族はいけない」とか「頭を使え(知恵を絞れ)」と言われ、学校では優等生としてもてはやされた、「自称、頭のいい人間」が大いに苦しむ(そういった人間を数多く見てきた)一方で、みんながみんな知恵を働かせ自己主張をし過ぎれてもまとまりがつかなくなる。
組織を円滑に運営するためには、言われたことをきっちりとこなす集団も必要だ。
世の中はどんどん便利になってきている。
そして、便利になるのと同時に、工夫や知恵を働かせる機会や必要性もなくなってきている。
例えば、ボクが生活してきた中でも随分と変わった。
・夜中にアイスが食べたくなった
<以前> 近所のスーパーが開く、翌日の午前中まで我慢。たまに売り切れでショックを受ける
<現在> 無意識のうちにコンビニに行く
・初めての目的地にクルマで行く
<以前> 事前に地図で必死に調べ、かつ途中で確認する。たまに助手席のナビをお願いした彼女と気まずくなる
<現在> 当然カーナビの誘導に従う
・ゲームをする
<以前> 学校の帰りに友だちとゲームセンターに行く。たまに補導員に年齢を聞かれて焦る
<現在> スマホアプリで好きに行い、あきたらやめる
・彼女に電話する
<以前> 電話をする時間を決め、「絶対出ろよ」と念押しする。たまに父親ができ来てパニクる
<現在> SNSで24時間OK
学校教育も日常生活も、考えることなくこなすことができる。
そう、便利になった反面、思考しなくても良い状態、すなわち、「思考停止」にさせられてしまう状態が今の時代である。
明日コンビニがなくなったらどうする?
明日カーナビがなくなったらどうする?
明日スマホがなくなったらどうする?
貨幣価値がなくなったらどうする?
会社や店がつぶれたらどうする?
そんなとき、自分は何ができるのだろう……。
つながり
ぬくもり
まごころ
みらい
ゆめ
きぼう
ボクにできること。
ボクがやるべきこと。
決して便利さや世の流れに流されることなく、見えないゴールを探し求め思考を停止させない自分。
思考停止からの脱却。
今、改めて、自分を見つめなおしたいと思う。
● 辻井伸行 ショパン 英雄ポロネーズ
突如、五月晴れのおだやかな陽光差し込む部屋に轟音が響いた。
台風時の避難勧告などで使われる緊急情報を受信したスマホがけたたましく鳴り出したのだ。
あわててスマホを手にすると、そこには「GWはがまんのウイークです」と書かれた神奈川県知事名のメッセージが。
緊急速報
神奈川県知事 緊急メッセージ
GWはがまんのウィークです。
今日から大型連休後半の5連休。
ふるさとへの帰省をはじめ、家族や友人と観光やレジャーなどを楽しむ絶好の季節ですが、今年だけは違います。
今は神奈川に来ないでください。
今は神奈川から出ないでください。
そして、今はできるだけ家にいてください。
外出自粛の徹底をお願いします。
神奈川県知事 黒岩祐治
今日からGW休みになり、コーヒーを片手に空を眺めていた身にとっては、まさに青天の霹靂。
ここまでやるかあと思いつつ、この先の世を案じる。
緊急事態宣言が出されてから1ヶ月弱。
どうやら、期間は延長される見込みだ。
(5月4日に延長が決定した)
家で過ごすための需要で、ホットケーキミックスやゲーム機が売れている。
手軽に作れるおやつや家族で遊べるテレビゲーム。
一見それは、親子の絆を深める家族団らんのほのぼのとした平和な光景だが、その裏には恐ろしい未来が見え隠れする。
今はいい、今は。
しかしこの先は?
経済が破綻し、景気は冷え込むどころか大量の失業者を生み出す。
学校に行かれない子供は増え、ホットケーキやゲームに興じていた頃を懐かしく思う時代が来るかもしれない。
そんな時代をどう生き抜くのか?
未来を担う子供たちに何を残してあげられるのか?
アフターコロナの時代の社会や考え方や価値観は、間違いなくビフォーコロナとは違ったものになるだろう。
求められるのは「生き抜くための知恵」。
もちろん知識も重要だ。
ただそれは「だから何?」といった他人事じみた「評論家のような知識」ではなく、自らの学びや経験から得た知識だ。
その知識をどうやって知恵につなげたらよいか?
残念ながら、学校ではそんなものは教えてくれない。
というよりも、逆に、「生き抜くための知恵」を封印するのが学校だ。
毎日、決められた時間割に沿って行われる授業で、先生の言葉と黒板の文字を必死に書き留め、出題範囲が明示されたテストで良い点を取ることを求めれらる。
これをこなすのは、コツをつかんでしまえば、ある意味、思考をこらす必要のない簡単な作業だ。
なぜならば「必ず答えがある」から。
そして、この簡単な作業を要領よくきっちりとこなし、良い成績を収めることが、イコール「頭が良いこと」といった図式が成り立っている。
はたして何でそんな教育がなされているのか?
答えは簡単。
統治者にとって都合の良い人間を作り上げるためだ。
これは企業にも言える。
「指示待ち族はいけない」とか「頭を使え(知恵を絞れ)」と言われ、学校では優等生としてもてはやされた、「自称、頭のいい人間」が大いに苦しむ(そういった人間を数多く見てきた)一方で、みんながみんな知恵を働かせ自己主張をし過ぎれてもまとまりがつかなくなる。
組織を円滑に運営するためには、言われたことをきっちりとこなす集団も必要だ。
世の中はどんどん便利になってきている。
そして、便利になるのと同時に、工夫や知恵を働かせる機会や必要性もなくなってきている。
例えば、ボクが生活してきた中でも随分と変わった。
・夜中にアイスが食べたくなった
<以前> 近所のスーパーが開く、翌日の午前中まで我慢。たまに売り切れでショックを受ける
<現在> 無意識のうちにコンビニに行く
・初めての目的地にクルマで行く
<以前> 事前に地図で必死に調べ、かつ途中で確認する。たまに助手席のナビをお願いした彼女と気まずくなる
<現在> 当然カーナビの誘導に従う
・ゲームをする
<以前> 学校の帰りに友だちとゲームセンターに行く。たまに補導員に年齢を聞かれて焦る
<現在> スマホアプリで好きに行い、あきたらやめる
・彼女に電話する
<以前> 電話をする時間を決め、「絶対出ろよ」と念押しする。たまに父親ができ来てパニクる
<現在> SNSで24時間OK
学校教育も日常生活も、考えることなくこなすことができる。
そう、便利になった反面、思考しなくても良い状態、すなわち、「思考停止」にさせられてしまう状態が今の時代である。
明日コンビニがなくなったらどうする?
明日カーナビがなくなったらどうする?
明日スマホがなくなったらどうする?
貨幣価値がなくなったらどうする?
会社や店がつぶれたらどうする?
そんなとき、自分は何ができるのだろう……。
つながり
ぬくもり
まごころ
みらい
ゆめ
きぼう
ボクにできること。
ボクがやるべきこと。
決して便利さや世の流れに流されることなく、見えないゴールを探し求め思考を停止させない自分。
思考停止からの脱却。
今、改めて、自分を見つめなおしたいと思う。
● 辻井伸行 ショパン 英雄ポロネーズ