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2018-06

ガーナ、エクアドル、ベネズエラ その2 - 2017.04.02 Sun

「アルフォートプレミアム」が、「25%も入ってるんだぞー(とボクには思える)」と主張するベネズエラ産のカカオ。

うーむ。
一体、何なんだろう……。

ではさっそく、カカオの世界に足を踏み入れてみよう!

先ずは国別の生産量。
下表は外務省のサイトに掲載されている2013年の統計数値。

170402choco2.png
出典:国際連合食糧農業機関(FAO)「FAO統計データベース」(生産、作物、カカオ豆2013年)


世界データバンクのサイトに掲載されているグラフで表示するとこんなイメージ。

170402choco3.png


生産国の場所を世界地図上で表示するとこうなる。

170402choco4.png


コートジボワールの生産量、すごいなあ……。
ガーナも多い。
インドネシアも多いのかあ。
でも、ガーナ以外は聞かないなあ。
ロッテの「ガーナチョコレート」で「ガーナ」の名が頭の中にインプットされているせいなのだろうか???

170402choco1.png
出典:ロッテホームページ


そんなに「お口の恋人」によって与えられた影響力が大きいのだろうか……。
確かに、「ガーナチョコレート」は言いやすいし、覚えやすい。
「コートジボワールチョコレート」ではリズム的にもしっくりこないし、早口言葉で3回言うのも言いにくい。

では、日本がどの国からどれくらいカカオを輸入しているのだろうか???
気になる。
ではこれも調べてみよう。

下表は「日本チョコレート・ココア協会」のサイトに掲載されている表。
単位は「トン」。

170402choco5.png


うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガーナ、エクアドル、ベネズエラ。
「ハイカカオチョコフレーク」と「アルフォートプレミアム」のカカオを見てなにげなく記事のタイトルをつけたのだが、ま、まさかその3つの国が1位~3位だったなんて……。

しかも、何なんだ、ガーナの多さは。
70~80%はガーナ!

だとすると、ロッテが「ガーナチョコレート」で「ガーナなんだぞ~!」とその特異性をアピールして他の商品との差別化をはかっているのかと思いきや、何だよ、日本中のほとんどのチョコレートがガーナチョコレートなんじゃん!

どうやら日本がガーナからたくさん輸入している理由は、ガーナは政府が価格や品質を管理していて安定した品質の豆の輸入が見込めるかららしい。

なるほど。
日ごろ食べてなれているチョコレートは、ガーナ産のカカオの風味だったのか。

ちなみに、パナデリア ( ← リンク ) にある「明治のチョコレート工場見学」の記事 ( ← リンク ) には、各国のカカオを試食した感想が次のように述べられている。

〈 ガーナ 〉
ミントのようなさわやかな風味が口に広がります。日本人にはやはり食べなれた、親しみやすい味。

〈 コートジボアール 〉
強い酸味を感じます。コートジボアールではプランテーション化が進み、一度に大量に発酵させることから起きた過発酵が原因のようです。

〈 ベネズエラ 〉
苦味とコク、ナッティ感が強く非常に印象的な味です。 雑味がなく、非常に良い香り。
※これは数あるベネズエラ産の中でも"スルデラゴ"と呼ばれるクリオロ種が多く含まれた品種のチョコレートです。

〈 エクアドル 〉
Nacional または Arriba と呼ばれる品種。花のような美しい香りが広がります。渋みは強め。

〈 トリニダッド 〉
チョコレートらしい風味が強い。酸味が程よく、味はまろやかです。

〈 コロンビア 〉
苦味が少なく、甘いような香りが広がります。やや渋みあり。 これらの産地の特徴をいかして、さまざまなフレイバーのチョコレートが生まれます。


へえ!
カカオによって随分と違うんだねえ。
さらに、上の工場見学の記事を読むと、こんなことも書かれている。

元々はアマゾン川源流域、ベネズエラの近くや中米でしか取れなったカカオですが、イギリスやフランスの植民地政策により、ガーナ、ナイジェリア、アイボリーコースト、カメルーンや東南アジアなどに広がって行きました。
元々の原産国であるベネズエラで原種といわれる『クリオロ』("自国のもの"を意味する古いベネズエラ語)種は、厳密には今は残っていません。ですが面白いことにハイブリッド種として残っています。

出たあ!
ベネズエラ産カカオ!!!!!
ベネズエラがカカオの元々の原産国なのかあ!

なんだか、「アルフォートプレミアム」の「ベネズエラ産カカオ使用(25%)」の謎のヒントになりそうな気がする……。

つづく

● COMMENT ●

おー、すばらしい調査データですねー。
おつかれさまです!

カカオのガーナからの輸入が減っていますねー。
これは、カカオ生産者に対する「フェア・トレード」というやつが
浸透しているせいでしょうかね。

カカオは、僕の知っている限りでは、
中南米が原産・原種だったかと。
インカとかマヤとかの時代に「カカオ料理」が
食されていたらしいです。(チョコではない)

「ベネズエラ産」をしてプレミアムなのは
やっぱりなんでなのか、気になりますねー。

チョコレートは明治。森永ミルクチョコレート。不二家、メリー、チョコは美味い!!でもカカオが多ければいいと言うものでもありませんで、わたしゃホワイトチョコが一番好きだったりする。

Re: タイトルなし

つかりこさん、こんにちは!

ねぎらい、ありがとうございます!

> カカオのガーナからの輸入が減っていますねー。
> これは、カカオ生産者に対する「フェア・トレード」というやつが
> 浸透しているせいでしょうかね。

そうですね。。
この辺にも言及してみたいです

で、ベネズエラ産ですが、気になりますよねえ。。
なんとかその謎を解き明かしたい・・・
「株式会社おいしい」を調べていたときの気分です笑

Re: タイトルなし

miss.keyさん、こんにちは!

おー!
ホワイトチョコですかあ!!!
ボクも好きです

そうですよねえ・・・
あの白さは何故?
カカオの謎は深まります。。

ココアバターは白色なんですよ。そこにココアパウダーを戻したのが普通の黒いチョコレート。ココアパウダーの代わりに粉ミルク?を加えたのがホワイトチョコであります。ちなみにココアバターの方が需要は有る様で、余ったココアパウダーが飲料用のココアに回されているとか。カカオ50%とか80%とかのチョコレートもありますが、ああなると苦味の他にも酸味が出てきて一般受けしません。ココアパウダーを活用する方法として一番一般的なのがココアバターの使用量を減らして植物油脂を使ったチョコレートですか。安いチョコは大体これです。

Re: タイトルなし

miss.keyさん、こんにちは!

わかりやすく丁寧なご説明、ありがとうございます!
ココアバターとココアパウダーですね
了解しました!

あと、植物油脂は曲者ですね。。
マーガリンで健康面での問題がとやかく言われているような・・・


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