2017
06.17

へっころ谷

5月末のこと。
さわやかな風に誘われ、小田急線の六会(むつあい)日大前にある日大キャンパスに足を運ぶ。

目的は、薔薇。

思えば昨年、新宿御苑できれいな薔薇を鑑賞し、なんだか花を愛でる気持ちが芽生えてきた。
今年も薔薇を観たい。
近所で観れるところはないものか?
鎌倉文学館はどうか?
洋館に映える薔薇は確かに美しいだろう。
しかし、何の因果か、ちょうど目にしたテレビのニュースで取り上げられているではないか。
これは混雑必至。

のんびり、ゆっくり、ゆったりと、薔薇を鑑賞したい。

ならば日大生物資源科学部の農場にある薔薇園はどうか?
きっと穴場に違いない。

思い立ったが吉日。
5月も終盤。
薔薇の季節も終わりを告げる。
何の迷いもなく、目的地は決定した。

六会日大前駅に降り立ち、キャンパスの中を通って薔薇園へと向かう。

ほどなくして到着。

思惑通りのまばらな人影。

170617bara8.png


そして、満開の薔薇。

170617bara1.png


赤い薔薇。

170617bara3.png

紫の薔薇。

170617bara4.png


真紅がまぶしい「ノックアウト」。

170617bara6.png


黄色が艶やかな「伊豆の踊子」。

170617bara7.png


日大カラーのピンクが鮮やかな「日大グローリー」。

170617bara5.png


どれもこれもみな、こころ癒してくれる。

桜の季節から薔薇の季節へ。
薔薇の季節から紫陽花の季節へ。
紫陽花の季節からひまわりの季節へ。

それぞれの季節を彩る花を愛で、堪能する。
なんて素敵で贅沢なことだろう。。

美しい花たちに、感謝!

170617bara2.png


さてさて。
花と来れば次は団子。

「花より団子」ではないけれど、美しい花を見ておなかいっぱいになるわけもなく、いや、美しい花を観た後は、より一層美味しいものが食べたくなる。

向かった先は日大農園から徒歩で10分程度のところにある、へっころ谷 ( ← リンク )

170617hoto5.png


へっころ谷は、「手作りほうとう」をはじめ、自家菜園の野菜や近隣農畜産農家の産品、天然発酵食品を使った料理を提供してくれる1978年(昭和53年)総業の老舗。

狭い入り口を抜け古民家の店内に。

170617hoto4.png


「へっころ谷」は「山奥のへんぴな場所」を意味する造語。
入った途端、まるで平衡感覚を失うかような奇妙な感覚に陥る。

ここはどこ?
天界?
夢か現か。
そんな中、名物のほうとうを注文。
できあがりの時間まで、こころを開放し店内の空気に身をゆだねる。

170617hoto6.png

とんぼを追いかけ、ザリガニ釣りに夢中になった幼き日々。
古民家の壁に、柱に、思い出が映し出される……。


170617hoto8.png


やがてほうとうができあがり目の前に運ばれる。

170617hoto1.png


武骨で素朴な料理だけど、なぜか得体のしれない「力」を感じる。
なんだろう、このオーラのようなものは。

170617hoto2.png


箸を入れ、一口、口に運ぶ。

170617hoto3.png

ん?

な、なんだこの感覚は!

野菜をはじめ、食材に栄養がぎっしりと詰まっているのだろうか?
一口、また一口と食べるたびに、美味しさとともに体にエネルギーが注入されて行く感覚を覚える。

自然の力の成せる業か。
いやあ、これはすごい!

へっころ谷のホームページには次のように書かれている。

ご来店ありがとうございます。

「一期一会」。
皆様とへっころ谷との出会いは長い人生の中で一度きりの奇跡的な出来事かもしれません。
そして、農家さんが丁寧に丹精込めて作ったお野菜たちが、たまたまこのへっころ谷の厨房に届くのも奇跡的な出来事。
私達はこの二つの奇跡的な出来事を結ばせていただくというとても幸せなお志事をさせていただいております。
ありがとうございます。

おくつろぎのひととき
へっころ谷のご飯で
「一期一会」を感じ楽しんでいただけたらこの上ない喜びです。

みんなニコニコ 美味しいごはん
こころ喜ぶ 美味しいごはん
お客様の笑顔と健康を願って

なるほど。
一期一会かあ……。

出会いと別れ。
2017年5月の薔薇にさよならを告げ、2017年6月の紫陽花と出会う。

食事を終え、ぼんやりと入り口付近をみやる。

いろいろな人生が交錯する一瞬。
駅近くの、交通量の多い通りに面した「山奥のへんぴな場所」で過ごす、「今」という「一期一会」の時間。
ゆったりと流れる時間の中、店内に差し込む光が、なぜかとても神聖なもののように思えてくる。

風雨に負けずに食材を育てる人がいる。
それを美味しい料理に仕上げる人がいる。
その料理を食べさせてくれる場所を作る人がいる。

" さあ、召し上がれ "

ボクのこころの中にある「山奥のへんぴな場所」で、たくさんの笑顔がはじける。

こころのふるさと。

「一杯のほうとう」を通じてボクの体内に注入されたエネルギー。
それはきっと、いろいろな人の「まごころ」から発せられたエネルギーに違いない。

170617hoto9.png


へっころ谷 店舗情報

■TEL:0466-82-1702
■住所:神奈川県藤沢市亀井野3-30-1
■交通手段:小田急江ノ島線「六会日大前駅」より徒歩10分
■営業時間:[月~金] 11:30~15:00 17:00~21:30(L.O)  [土・日・祝] 11:30~21:30(L.O)
■定休日:火曜日

スポンサーサイト

トラックバックURL
http://omunao1224.blog.fc2.com/tb.php/1065-c5f9ef86
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top