ジョリーマァム (Jolly Mom) - 2019.03.15 Fri
春爛漫、大野の地に咲く飛び切りの笑顔

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3月10日。
この日は所用で相模大野へ。

駅には大きな桜の作り物が。

Very beutiful!
春は花粉症に悩まされる憂鬱な季節なのだが、やはり桜の持つ力は大きく、たとえ作り物とは言えこういうのを見ると気分がウキウキしてくる。
用事は12:30からなので、その前に腹ごしらえをすべく駅の近くで店を物色。
と、目に飛び込んできたのは「玉子とろ~りオムライス」の文字!

瞬間、昼食決定!!
特筆すべきは「とろーり玉子」ではなく「玉子とろーり」という点。
何気ない違いのようだが、受ける印象の違いは大きい。
「とろ~り玉子のオムライス」だと、冷静に「とろ~りとした玉子のオムライスなんだよ」と言っている気がする。
一方「玉子とろ~りオムライス」は、「玉子がさあ、ほら、とろ~りとしているんだぜ!」という大いなる主張を感じる。
「とろ~りな玉子」と「玉子はとろ~り」の違い。
たとえば他の言葉にあてはめると「バカなオレ」と「オレはバカ」の違いと言える。
「バカなオレ」は、「あー、バカなことしちゃったなあオレは」という、ある局面に限って「自分がバカだった」と言っているように思えるのに対して、「オレはバカ」は、堂々とバカをアピールしているもしくはカミングアウトしているように思える。
まあ、実際は「とろ~り玉子のオムライス」と「玉子とろ~りオムライス」の違いは「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」の違いのようなものであって、深く言及するものでも違いがあるようなものでもないどうでもいいことなのであろうが……。
さて、閑話休題。
不動産屋の2階にあるその店の名は、ジョリーマァム
階段をのぼり、開店時間ピッタリに秘密の小部屋への入口のようなドアを開ける。

「そうそう。だからさあ……」
店に入ると、背を向けて電話で何やら話し込んでいるおかみさん。
しばしその場に立ち尽くすomunao。
「じゃあね」
電話を終えたおかみさんが振り返る。
「?……。うわあああああーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
おかみさんの大きな声が店中に響き渡る。
あ、おどかしちゃいました?
どうもすみません……。
ついつい悪いことをした気に。
「あら、いやだ。いらっしゃいませ。ごめんね。ひどい店だよね」
恐縮するおかみさん。
これには大笑い。
当方としては、なんだか親戚のおばちゃんの家にあがりこんだ気分。
そう、かえっていきなり打ち解けた気分に。
ということで、遠慮なく席につき「玉子とろ~りオムライスにひかれまして」と言いつつオムライスを注文。
「オムライス好きなの?」と、おかみさんが問う。
「えー、あちこち食べ歩いてます」
「日本全国?」
「まあ、首都圏が中心ですけど」
「何でそんなにオムライスが好きなの?」
「理由はいろいろあるんですが、ケチャップ炒めが好きなんです。ナポリタンも好きですよ」
「あ、うちにはナポリタンもありますよ」
それからしばらくの間、オムライス談議に花が咲く。
「まあ、私は昔ながらの料理しかつくれないから。あ、おなかすいたでしょ。作りますね」
そういっておかみさんはキッチンに。
入れ違いにフロアの女性が水とナプキンを持ってきてくれた。

有線放送だろうか、J-POPの流れる落ち着いた空間で、アイスコーヒーを口にしながら料理の出来上がりを待つ。
キッチンから響く、まな板の上で小気味よく野菜を切る音。
なんだか自分が、家庭の食卓でご飯を待つ子供のように思えてくる。
やがてオムライスが目の前に登場。

おー!
看板に「小鉢、みそ汁、漬物」と書いてあったが、これはほっこりとする。
小鉢に入っているのは大根おろしとシラス。
そして具沢山のみそ汁からはアツアツの湯気が……。

こちらがオムライス。

おおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
これは確かに「とろ~り玉子」ではなく「玉子とろ~り」だあ!

では、いっただきま~す!

うん、玉子の焼き加減が絶妙。
具材はタマネギ、ピーマン、ハムで適度な大きさでケチャップライスによくマッチしている。
オムライスって、やっぱり家庭的な日本の食べ物だよなあ。
そんなことを実感しながら、ひとくちひとくちかみしめる。

「あら、いらっしゃい。今日は早いわねえ」
ボクが食べ終わる頃には、常連と思しきお客さんが次々と店に姿を現す。
「あ、先生いらっしゃい」
賑わう店内。
おかみさんも忙しそう。
そんな中、写真を一枚。
「かわいく撮ってね」とおかみさん。
「私たち親子なんです」とフロアの女性。
これぞジョリーマァムの神髄。
飛び切りの笑顔が、咲き誇る。

こころをウキウキとさせてくれる春の花、そして、素敵な笑顔。
その、なんと美しいことか。

親が経営していた飲食店をおかみさんが引き継ぎ新装開店したジョリーマァム。
今年で11年目になるとのこと。
あっという間に過ぎ去る楽しいひととき。
「ありがとうございます」
「また来てくださいね」
絶えることのない、おかみさんと娘さんの笑顔。
今度は夜に、お酒でも飲みながらゆっくり楽しみたいな。
2019年3月10日。
素敵な出会いに、感謝。
■ ジョリーマァム (Jolly Mom) 食べログ情報
・電話:042-749-3623
・住所:神奈川県相模原市南区相模大野3-12-9 ラ・サーヤ 2F
・交通手段:相模大野駅から180m
・営業時間
[月~水、金~日] ランチ 11:30~14:00 (L.O.) ディナー 18:00~23:00
[木] ディナー 18:00~23:00
・定休日:水曜日


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3月10日。
この日は所用で相模大野へ。

駅には大きな桜の作り物が。

Very beutiful!
春は花粉症に悩まされる憂鬱な季節なのだが、やはり桜の持つ力は大きく、たとえ作り物とは言えこういうのを見ると気分がウキウキしてくる。
用事は12:30からなので、その前に腹ごしらえをすべく駅の近くで店を物色。
と、目に飛び込んできたのは「玉子とろ~りオムライス」の文字!

瞬間、昼食決定!!
特筆すべきは「とろーり玉子」ではなく「玉子とろーり」という点。
何気ない違いのようだが、受ける印象の違いは大きい。
「とろ~り玉子のオムライス」だと、冷静に「とろ~りとした玉子のオムライスなんだよ」と言っている気がする。
一方「玉子とろ~りオムライス」は、「玉子がさあ、ほら、とろ~りとしているんだぜ!」という大いなる主張を感じる。
「とろ~りな玉子」と「玉子はとろ~り」の違い。
たとえば他の言葉にあてはめると「バカなオレ」と「オレはバカ」の違いと言える。
「バカなオレ」は、「あー、バカなことしちゃったなあオレは」という、ある局面に限って「自分がバカだった」と言っているように思えるのに対して、「オレはバカ」は、堂々とバカをアピールしているもしくはカミングアウトしているように思える。
まあ、実際は「とろ~り玉子のオムライス」と「玉子とろ~りオムライス」の違いは「レバニラ炒め」と「ニラレバ炒め」の違いのようなものであって、深く言及するものでも違いがあるようなものでもないどうでもいいことなのであろうが……。
さて、閑話休題。
不動産屋の2階にあるその店の名は、ジョリーマァム
階段をのぼり、開店時間ピッタリに秘密の小部屋への入口のようなドアを開ける。

「そうそう。だからさあ……」
店に入ると、背を向けて電話で何やら話し込んでいるおかみさん。
しばしその場に立ち尽くすomunao。
「じゃあね」
電話を終えたおかみさんが振り返る。
「?……。うわあああああーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
おかみさんの大きな声が店中に響き渡る。
あ、おどかしちゃいました?
どうもすみません……。
ついつい悪いことをした気に。
「あら、いやだ。いらっしゃいませ。ごめんね。ひどい店だよね」
恐縮するおかみさん。
これには大笑い。
当方としては、なんだか親戚のおばちゃんの家にあがりこんだ気分。
そう、かえっていきなり打ち解けた気分に。
ということで、遠慮なく席につき「玉子とろ~りオムライスにひかれまして」と言いつつオムライスを注文。
「オムライス好きなの?」と、おかみさんが問う。
「えー、あちこち食べ歩いてます」
「日本全国?」
「まあ、首都圏が中心ですけど」
「何でそんなにオムライスが好きなの?」
「理由はいろいろあるんですが、ケチャップ炒めが好きなんです。ナポリタンも好きですよ」
「あ、うちにはナポリタンもありますよ」
それからしばらくの間、オムライス談議に花が咲く。
「まあ、私は昔ながらの料理しかつくれないから。あ、おなかすいたでしょ。作りますね」
そういっておかみさんはキッチンに。
入れ違いにフロアの女性が水とナプキンを持ってきてくれた。

有線放送だろうか、J-POPの流れる落ち着いた空間で、アイスコーヒーを口にしながら料理の出来上がりを待つ。
キッチンから響く、まな板の上で小気味よく野菜を切る音。
なんだか自分が、家庭の食卓でご飯を待つ子供のように思えてくる。
やがてオムライスが目の前に登場。

おー!
看板に「小鉢、みそ汁、漬物」と書いてあったが、これはほっこりとする。
小鉢に入っているのは大根おろしとシラス。
そして具沢山のみそ汁からはアツアツの湯気が……。

こちらがオムライス。

おおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
これは確かに「とろ~り玉子」ではなく「玉子とろ~り」だあ!

では、いっただきま~す!

うん、玉子の焼き加減が絶妙。
具材はタマネギ、ピーマン、ハムで適度な大きさでケチャップライスによくマッチしている。
オムライスって、やっぱり家庭的な日本の食べ物だよなあ。
そんなことを実感しながら、ひとくちひとくちかみしめる。

「あら、いらっしゃい。今日は早いわねえ」
ボクが食べ終わる頃には、常連と思しきお客さんが次々と店に姿を現す。
「あ、先生いらっしゃい」
賑わう店内。
おかみさんも忙しそう。
そんな中、写真を一枚。
「かわいく撮ってね」とおかみさん。
「私たち親子なんです」とフロアの女性。
これぞジョリーマァムの神髄。
飛び切りの笑顔が、咲き誇る。

こころをウキウキとさせてくれる春の花、そして、素敵な笑顔。
その、なんと美しいことか。

親が経営していた飲食店をおかみさんが引き継ぎ新装開店したジョリーマァム。
今年で11年目になるとのこと。
あっという間に過ぎ去る楽しいひととき。
「ありがとうございます」
「また来てくださいね」
絶えることのない、おかみさんと娘さんの笑顔。
今度は夜に、お酒でも飲みながらゆっくり楽しみたいな。
2019年3月10日。
素敵な出会いに、感謝。
■ ジョリーマァム (Jolly Mom) 食べログ情報
・電話:042-749-3623
・住所:神奈川県相模原市南区相模大野3-12-9 ラ・サーヤ 2F
・交通手段:相模大野駅から180m
・営業時間
[月~水、金~日] ランチ 11:30~14:00 (L.O.) ディナー 18:00~23:00
[木] ディナー 18:00~23:00
・定休日:水曜日

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