2014
01.19

雨待ち風

Category: ストーリー
いやあ、まいったよ。

君とふたりで一本のマイクに笑顔を寄せ合い歌っていた歌。
まさか、その世界が現実になるなんて。

何となく嫌な予感はしてたんだ。
君と会っている時間があまりにも楽しすぎて、本当に夢のようだったから。
未来を恐れて、決して止まることのない時間を必死で止めようとする自分がいた。

君がくれた宝物。

それは、そよ風の声。
それは、夕なぎの瞳。
それは、シルクの手。

そして、決して色あせることのない、キラキラと輝く思い出。

永遠なんてありえない。

そうつぶやく君の笑顔はどことなく儚げだった。
近くて遠い、手に入れてはいけないもの。
そんな簡単なことに今さら気がついた。

ふたりで通ったオムライスの店。

あの席に座るのが、まだちょっとだけつらいから、今日は持ち帰りで買って帰る。

なんだか雲行きが怪しくなってきた。

ほかほかのオムライスがさめないうちに、
雨がほほを濡らさないうちに、
早く帰って食べるよ。

君がため……。

「ありがとう」を乗せた書きかけの夢が、音もなく散って行く。

140119amemachikaze1.png

● 雨待ち風 スキマスイッチ




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コメント
Omunaoさんって、詩人ですね^^

次の日記もそうだけど、

読んでいると、懐かしい想いが浮かんできて、

思わず、恋する女気分になります♪(あはは^^)


毎日お仕事頑張っているOmunaoさんに、

幸せが降り注ぎますように☆

ももこdot 2014.01.20 14:36 | 編集
ももこさん、おはようございます!

嬉しい感想とやさしいお言葉、ありがとうございます!

> 思わず、恋する女気分になります♪(あはは^^)

ドキッ!
おーー、ちゃんとメモっておかないと。。。

ももこさんにも、たくさんの幸せが降り注ぎますように!!
Omunaodot 2014.01.21 06:07 | 編集
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