2014
06.03

夜の訪問者

Category: その他
梅雨入りより先に、真夏日がやってきた。
まだ暑さに慣れていないせいか、体に堪える。

救いは夜が涼しいことだ。
これならぐっすりと眠れる。

もうすぐ24:00。時計の針が重なり合い、時間の日付変更線を越えようとしている。

そろそろ寝ようかな。
そう思ったときだった。

「こんばんは」

ん? どなた?
こんな夜遅くに……。

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玄関のドアを開けると、暗闇の中、内巻きボブのような髪型が視界に入って来た。
誰だろう???

「どなたですか?」
「当ててください」

なにー!
いきなり当ててくださいだとー!
よし、当ててやろうじゃないか。

えーと。

あ! この髪型は!!!

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わかった!

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「木村カエラさん?」

「違います」
そう言うと、訪問者は向きを変えた。

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えー、木村カエラさんじゃない???
とすると……。
えーと???

あ!

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そうか!
じぇじぇじぇ!!!

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「能年玲奈さん!」

「う~ん、残念ながら違います!」

ええええーーーーーー。

一体誰だろう???

頭の中で?マークの行進が続くまま、ボクは夜の訪問者を部屋に迎え入れた。
「とにかく中へどうぞ」

すると。

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部屋に入る障子の影で、訪問者は急に涙を流し始めた。

「ど、どうしたんですか」

あ!!!!
そうか!
あなたは……。

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「星明子さん!」

「違います。ちょっと真似をしてみただけです」

何だよ、紛らわしい!

「こちらへどうぞ。今、お茶を用意しますから」
そう言ってボクは、畳に置いた座布団に座ってくださいと手で合図した。

「先ほどから女性の名前ばかりあげていらっしゃいますが、私は男性ですよ」
座布団に腰を下ろした訪問者がゆっくりとした口調で言う。

男性?
その髪型は……。

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あ! そうか!
シェー!!!!!

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「イヤミさんだったんですね!」

「ブッブー、あんなキザではありません」
「ち、違うんですか?」
「はい」
「ま、違うのはいいんですけど、おならでブッブーって言わないでください」
「あ、失礼」

う~む、一体誰だろう???

「よーく私を見てください。何かの字に見えませんか?」

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「字、ですか?」
「はい、漢字です」

あ!

岡!

「岡ですね!」
「そうです、岡です! で、最後は『もん』です!」

岡、もん、岡、おか、オカ、モン……

わかった!

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「オカレモンさんだあ!」

「違いますよ! あんなかぶりものかぶってないですから」

あなたも相当変な髪型だとは思いますが……。
そう言いたい気持ちをグッとこらえながら、
「えー、でも、オカなんとかモンって言ったら……。なんかヒントをいただけないですか?」
ボクはそうお願いをした。

しばしの沈黙。

ヤバい、プライドを傷つけてしまったかな?
もしかしたらかなりの有名人なのかもしれない。

緊張した時間が凍りつく。

そんな沈黙の中、訪問者は自分のこころを整理していたのだろうか。
やがて落ち着いた口調でしゃべり始めた。

「わかりました。仕方がないですね。ではヒントをあげましょう。これです」

140602oka13.png

岡崎名産、八丁味噌使用?

な、なんだあ???

えー!
ますますわからなくなってきた!!!!!
一体誰なんだろう???????

こうして、初夏の夜は、静かに更けて行くのであった。

つづく


さて、この、「夜の訪問者」は一体誰なんでしょう?
みなさんはおわかりですか?

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