2015
02.01

豊かさって何だろう? 第1回 「豊かさが招く不幸」を考える

Category: その他
2月1日。
2015年は、1月が終わり、新しい月を迎えた。
いやあ、はやいあなあ。。
まさに光陰矢のごとし。
ボクが乗っている「時」が、ものすごいスピードでビュンビュンと走って行く。
一日が短い。「忙しさ」といった個人的な状況もあるとは言え、そういう次元ではなく、宇宙空間自体の時間が短くなっているような気がする……。

そんなこんなで、いまだに答えを出せていないのが昨年のテーマ。
昨年の1月2日に、「年間を通して何を意識して記事を書くか」とのテーマを設けた。
それは、「『マイペースでいきましょう』の雨月さんがご自身のブログで問うていた「『愛』『友情』『健康』『平和』『自由』『お金』『正義』『社会秩序』の8つの要素を、自分 にとって大切な順に並べてください」の答を出すこと。
年間を通してこの「8つの要素」を意識して記事を書き、自分にとっての順番を決めようと……。
そして1年経ったけど、自分としての順番は、まだつけられないでいる。

何れ答を出そうと思っているんだけど、その前にベースとなる価値基準をしっかりとしておきたいと思っている。

そこで。

今年は、今日のタイトルの、"「豊かさ」って何だろう?" を考え、それを踏まえて8つの要素の順番を結論付けていきたいと思う。

では、その皮切りとして。

「豊かさ」と「幸福」の関係ってどうなっているんだろう。

皮きりに、2004年に日経サイエンス誌に掲載された、アメリカのスワスモア大学で心理学部の社会理論および社会行動論の教鞭をとっているB.シュワルツ教授の論文を見てみることにしよう。

原題は、The Tyranny of Choice(SCIENTIFIC AMERICAN April 2004)。
直訳すると「選択肢の暴虐」。
日経サイエンス誌上の邦題は「豊かさが招く不幸」。
アメリカのことを論じているが、日本にも当てはまる。

概要は次の通り。

生活をする上で、何かを選ぶ際の選択肢の数は以前よりずっと多くなった。
選択の機会があることで私たちの生活はより豊かになる。魅力的な選択肢があるのならその数が多い方がいいだろう。
しかし、多ければいいとは限らない。

選択肢や豊かさの増加にともない、幸福感が低下している。アメリカの国内総生産(GDP)は過去30年間で2倍以上に増加したが、「非常に幸せ」と感じる人の割合は約5%ほど減少した上に、抑うつ状態になる人が増えている。
さまざまな調査から、選択肢の爆発的な増加が幸福感を低下させる重要な要因になっていることがわかってきた。
豊かになり、やりたいことができるようになるにつれ幸福感が薄れていく。なぜ不幸の度合いが増えてしまうのだろう?

人間のタイプは、「常に最良の選択を追及する人(=追及者)」と「他にもっと良い選択肢が有っても無くても満足できるものを目指す人(=満足者)」の二つに分けることが出来る。
アンケート調査を行い結果を分析すると、追及者は、自分がいいものを選んだとわかっても満足できず、得られた幸福感より選択から外したものを得られなかった事への失望の方を大きく感じてしまう傾向を持つ。たとえば、「休日を海で過ごすと決めると、おしゃれなレストランへは行き損ねることになってしまう」など。

人間の持つ順応性も、多くの選択肢から何を選んでも満足をえられなくなる要因となる。
たとえば考えに考えて高級車を買う。購入当初は運転する喜びを感じるが、何れそれは薄れて行く。
他の車に目移りしたり、車を買う金で他のものが買えたとか……。

また、選んだ結果が期待通りでないと、追及者は後悔し自分を責めてしまう。
期待通りでないのは自分の失敗と感じ、もっと良い選択をしていたら避けられたし、避けるべき失敗だったと思ってしまう。
こういった失望が積み重なると、自分は正しい事が何も出来ないと思い始め、心に破壊的な影響をもたらし、うつ病の原因にもなる。

選択できるということは人間にとってとても重要なプラスの効果をもたらす。
しかし、選択肢を増やせばいいというものではない。
社会も選択肢を尊重しすぎないように考えを改める必要がある。
退職金の運用方法や健康保険の選択、医療における患者の自己決定権など、世の中では「進歩」とみなされるいろいろな議論がなされている。しかしそれらは「選択肢は多ければ多いほどよい」という誤った前提のもとになされているのではないだろうか。

150201YUTAKASA1.png


なるほど。

「豊かさ」
「選択肢の多さ」
「幸福」

これに「情報の多さ」を加え、この関係を考え分析するのは面白そうだ。
ということで、今年はこれを考えながら記事を書き進めていきたいと思う!
ではでは!!

● 有心論 RADWIMPS




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コメント
こんにちは。
自由に何でもできるってのは何もできないのと同じ、
とかなんとか、禅問答か何かにありましたよね。
私のブログはウシジマくんを称えるための物です。
ってコメント欄分けた方が良かったかな。失礼しました〜。
ケフコタカハシdot 2015.02.01 12:30 | 編集
ケフコタカハシさん、こんにちは!

一言で「自由」といっても複数の意味がありますからね。
外部からの制約のない自由。たとえばルールとか指示とか。
自らの意思決定で動ける自由。
これからそれも考えていきたいと思ってます。

> 私のブログはウシジマくんを称えるための物です。

おー!
それは超明確、なるほどですね!!

Omunaodot 2015.02.01 23:38 | 編集
豊かさ
深いテーマでしょうね。
小さなことから

ないものねだりの生き方
経験しなければわからない事
欲しい物??
お金か時間か?
健康(病気になると大切さがわかる)
仕事のやりがい(辞めればただの人)
愛(無常とも言う)
家族(無償の愛だがそれぞれの歴史)
恋人(生きがいと不安)
夢の実現?(どこを目指すか)

生理的欲求等が満たされてこそですが・・・。

豊かさ
人柄にあらわれるかも知れません。
受容、共感 出来る方
自身が豊かだから
伝えることが出来る。
記事から伝わるまさにオムさんでしょう。(^-^)

主観ですが・・・
支離滅裂で申し訳ありません。
たくさんご教示願います。


Miyudot 2015.02.02 06:38 | 編集
豊かさとか幸福感て、いろんな側面?ベクトル?があるから
一口には言えないところありますよね。
例えば、金銭的には余裕のある家に生まれても、
家族が不仲で愛情や言葉やその他の部分で豊かさに欠ける・・とか。
あと、個々の価値観によってもそれは感じ方が違ってくるし
豊かさって意味合いは複合的な要素をすごく含んでいるように思います。
それじゃ自分はどうだろう?と考えると・・・う〜ん、難しい・・・
けど、今のところプチ豊かで幸せ、かな。

RADWIMPS 好きです♪
さとちんdot 2015.02.02 07:13 | 編集
Miyuさん、こんにちは!

豊かさ、うん、深いです。
人それぞれであって決めつけはできないし、もしかしたら、「豊かさって何だろう」って考えているときが豊かなのかもしれません。
これからじっくりと、いろいろと見聞を広めてこのテーマに臨みたいと思っています。
ご教示なんて、そんなそんなとんでもないです。。
Miyuさんも一緒によろしくお願いしますね!!

Omunaodot 2015.02.03 05:34 | 編集
さとちんさん、こんにちは!

人それぞれ「豊かさ」の定義は違うでしょうし(もしかしたら定義するものでもないかも)、確かにひと口では言えませんよね。。
でも、そんな中、間違いなく言えると思ってるのですが、さとちんさんのブログって「豊か」ですよね!
記事の内容ももちろんですが、「醸し出す雰囲気」がです。
「自分が豊かになればなるほど、魅力が増して、周りをも豊かにする」
そんなことを感じます。
これからも豊かさを提供し続けてくださいね!
よろしくお願いしま~す♪

Omunaodot 2015.02.03 05:42 | 編集
おはようございます
豊かさの価値観は人それぞれだと思います。
ネリムdot 2015.02.03 07:59 | 編集
ネリムさん、こんにちは!

そうですよねえ、豊かさって、人それぞれですよね。
だから逆に、豊かさの押しつけもよくないななんて思います。。
ボクにとっての豊かさとは???
豊かさへの考察はこれからも続けて行きます!!
Omunaodot 2015.02.04 06:35 | 編集
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