2015
05.09

リクエストにお応え! オムライスの歴史の再掲載

以前にも何回か書いているけど、ボクのブログのキーワードは次の3つ。

つながり
ぬくもり
まごころ

「オムライス」を象徴としてこれらを表現したいと思っているんだけど、この3つは、ブログの上だけではなく、自分の人生においてもとても大切な言葉である。
これらを求める自分がいるし、提供できる人になれるように精進したい……。

そんな気持ちを抱きつつ、ネットという小宇宙に自分のこころを解き放ち、みなさまの世界を訪問させて頂いていると、ふと、「触れ合い」を感じることがある。

どんな「触れ合い」?
それは、同じことを思っているとか、波長が合うとか。

こころのラジオをチューニングし、感度を高め、その「触れ合い」を受信する。
顔も見えず、声も聞こえないせいなのだろうか。受信した「触れ合い」からは余計な虚飾が排除され、ピュアなものに昇華された状態でボクのこころの中に飛び込んで来る。
そして、こころの深いところに着陸した「触れ合い」は、ゆっくりと、「つながり」、「ぬくもり」、「まごころ」を発信し、ボクを癒してくれる。
いや、癒してくれるだけではない。
勇気もくれるし、元気もくれる。

たか&ここ」 ( ← リンク ) の筆者であるMiyuさんは、まさにそんな方。
いつも素敵なコメントをくださるし、「ネコキャラ投票」の時には、「ニャン大好き」がお集まりのご自身のブログで紹介もして頂いた。
Miyuさんのつながりでごお越しいただくようになった方にも感謝感謝!
みなさま素敵な方々で、惹きこまれている。

ニャンへの、(いや、ニャンへだけではない)深い愛情とバイタリティーにあふれたMiyuさんのブログ。
みなさま、ぜひご訪問を!!
(直近の記事はもちろん、はじめの頃の記事もあわせてご覧頂くのを推奨)

さて、そんなMiyuさんからのコメントでリクエストを頂いた。

> うん?
> そもそもオムライス文化発祥地って・・・
> どこでしたか?
> 過去記事にありました・・・よね。
> 再度、説明願います。

はい、では、リクエストにお応えして、昨年の4月に書いた「オムライスの歴史」を再掲載しませう!!


******************************************

よく言われていることだけど、オムライスは大きく2つにわけられる。

1.薄焼き卵にチキンライス。その上にケチャップをかけた、王道のオムライス。
2.とろとろ玉子でご飯をつつみ、デミグラスソースの海で戯れるふわとろ系オムライス。

好みが分かれるところだ。
ボクは両方とも好きなんだけど、イメージとしては、「これぞオムライス、Theオムライス」って言うのは1かなあ……。
2はオムライスの派生形で、どちらかというとたまごかけご飯+ハヤシライス的なイメージがかなあ。。

あ、メイド喫茶で「お帰りなさいませご主人さま」って言われてケチャップをかけてもらうのも1に属すると思うけど、だから1を「Theオムライス」って言ってるわけではないよ。。行ったことないし。

さてここで、今一度オムライスの歴史を振り返ってみることにしよう。

オムライスの発祥の地と言われる店は、東京と大阪にある。

一方は東京の煉瓦亭。

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1895年(明治28年)創業の老舗だ。
1900年(明治33年)頃の話だけど、煉瓦亭では従業員の賄い飯として手早く食べられるものはないかと、ご飯とオムレツが一緒になったものを作るようになった。これを目にしたお客さんが「食べたい」と言いだし「ライスオムレツ」の名でメニューに載るようになったそうだ。で、これが今の煉瓦亭のメニューにある「元祖オムライス」。

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玉子とご飯と具をまぜてオムレツ型に成型するので、今のオムライスとはちょっと違う。
味付けも塩コショウ。
それもそのはず。ここに大きなポイントがある。

なんでしょう??
さあ、名探偵コナンになりましょう!

煉瓦亭で元祖オムライスが誕生したのが1900年(明治33年)。
そして……。

よろしかったら1月13日の「おなたの押しメンは」の記事をご覧ください。
そう、ケチャップが国内に出回るようになったのは1908年(明治41年)なんです!
カゴメがケチャップの販売を開始した年。

そこで登場するのが、もう一方の発祥の地である大阪の「北極星」、当時の「パン屋の食堂」。

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現「北極星」の先代、北橋茂男さんが洋食屋「パンヤの食堂」を始めたのは1922年(大正11年)のこと。
当時、雨具屋の小高さんという常連のお客様がいらした。この方は胃の具合の悪い方で、いつもオムレツと白いごはんを注文されていた。そこで、1925年(大正14年)のある日、「くる日もくる日も同じものではかわいそうだ」と、北橋さんはマッシュルームとたまねぎを炒めてトマトケチャップライスにしたものを、薄焼き卵でくるんで小高さんに。
小高さんは大変気に入り「おいしいやん!なんやこれ?」と北橋さんに質問。
「オムレツとライスをあわせてオムライスでんな。」と、とっさに答えたのが「オムライス」の発祥とされている。

140420hokkyoku1.png


これに呼応するように、この後、料理本にオムライスが登場するようになる。
1926年(大正15年)発行の「手軽においしく誰にも出来る支那料理と西洋料理」(小林定美著、文僊堂)には「オムライス(卵と肉の飯)」とズバリのネーミングで紹介されている。
また、1928年(昭和3年)発行の「家庭料理大全」にもオムライスの紹介があるようだ。

さあ、ここでケチャプに続くもうひとつのポイントが……。

なんでしょう?

2014年4月6日に掲載した「国旗が立ったオムライス」の記事。

日本橋三越で「お子様ランチ」が誕生したことを書いたのだけれど、この、「お子様ランチの誕生」が1930年(昭和5年)。

そう、オムライスが世に出回り始めたこの頃、大人が食事を楽しむ場所というイメージが強かったレストランが、子どもも楽しめる場所へと変わって行ったのだ!!
こうなったら「大人にも子供にも人気」のオムライスは大活躍間違いなし。デパート(百貨店)のレストランの花形への道を歩むことになる。もちろん、家庭にも広まって行った。

さて、こうして市民権を得たオムライスだけど、では「ふわとろ系」にはどんな歴史があるのだろうか?

チキンライスの上に薄皮のオムレツを乗せる。その薄皮を破ると、ふわとろの半熟玉子がふわーっとライスの上に広がって行く。
そんなふわとろ系オムライス。考案者は「東京の「レストラン吾妻」の2代目店主、竹山正次さん!
レストラン吾妻は昨年このブログで開催した「オムライス選手権」の東京代表として2回戦で素晴らしい活躍を見せてくれた、1913年(大正2年)創業の老舗だ。

これがレストラン吾妻のオムライス!

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考案された時期は、はっきりしないが、どうやら昭和30年代らしい。
へー、意外と歴史があるんだなあ。。
まあ、家庭で作るのは難しいので、この当時はまだ一般的には知られていなかったのだろう。

では、なんで今は広く知れ渡っているのか?

ふわとろ系オムライスを世に知らしめたのは、伊丹十三監督の映画「タンポポ」(1985年)である!

映画の中で、浮浪者が子どもにオムライスを作ってあげようと人のいない厨房に忍び込む。
そこでつくられるふわとろのオムライス。

140421rekishi2.png


撮影を行った東京・日本橋の洋食屋「たいめいけん」で劇中のオムライスを「タンポポオムライス」として売り出したところ、大ヒット!
以降、世の中に「ふわとろ系」オムライスが一気に増えた。

こちらが「たいめいけん」のタンポポオムライス!

140421rekishi4.png


では最後に、「オムライス年表」にしてまとめてみよう!

140421rekishi5.png


そうかあ、元祖オムライス(ライスオムレツ)が誕生して100年以上経ってるのかあ。。。

これから先、オムライスはどのような進化をとげるのだろうか?
何れにせよ、やわらかくてあたたかい、ほんわかとしたこの食べ物は、きっといつの時にも人々に安らぎを与えてくれるのだろう……。

今回の記事を書いていて改めて思った。
オムライス、ありがとう!
そして、オムライスに真心を吹き込んでくださる料理人(家庭の料理人も)のみまさま、ありがとうござうます!
これからも素敵なオムライスをよろしくお願いします!!

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コメント
こんにちは。
なんと!伊丹十三の「タンポポ」ですか。この作品はノーマークでしたわ。楽天レンタルの閲覧履歴を残しておかなきゃ。
ところで今更ですが、こちらのブログを私の物のリンクに追加させていただきました。ご確認くださいませ。
ケフコタカハシdot 2015.05.09 15:12 | 編集
ケフコタカハシさん、こんにちは!

タンポポ、ぜひご覧ください
伊丹さんの作品(世界)はもっと観たかったのですが、ホント残念です・・・

リンク、ありがとうございます!
ボクのブログにもリンクを追加させて頂きました!!

改めて、今後ともよろしくお願いします!!!

Omunaodot 2015.05.09 16:53 | 編集
リクエストに応えていただき感謝いたします。
ずいぶん歴史が長いのですね。
勉強になりました。
いつも完璧で凄いですね。

稚拙なブログで恐縮ですが・・・
紹介いただき感謝いたします。
恥ずかしいです・・・。

頭を休めるために訪問して頂けると嬉しいです。
本当にありがとうございました。


Miyudot 2015.05.09 19:39 | 編集
Miyuさん、こんにちは!

> リクエストに応えていただき感謝いたします。

いえいえ、逆にリクエストいただきありがとうございます
こちらこそ感謝いたします
こういった反応を頂くのは、とても嬉しいのです。。

「完璧」なんてもんじゃあないですよ。。
てか、完璧じゃなくても、楽しめたらいいかなって思います
この記事について言うと、「オムライスの歴史をみなさんがわかってくれたら嬉しいな」って思いつつ、自分でも「おー、そうなんだあ!」なんて楽しみながら書いています。

では、また癒されに&勇気をもらいに&元気をもらいに行きますのでよろしくお願いします!!
Omunaodot 2015.05.09 22:20 | 編集
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