2015
05.10

オムライス、どえりゃ~うまいで~!

Category: その他
「おだっとんなあ!」

三重県に住んでいる従兄がいる。
その従兄は、中学1年のときに親の仕事の関係で神奈川県から引っ越して行ったんだけど、引っ越してすぐの頃、授業中に先生からこの言葉を言われのだそうだ。

はじめて聞く言葉に、頭の中で「?マークが行進する」従兄。
「おだっとんな」というのが三重県の言葉で「ふざけるな」の意味だと知ったのは後のことで、このときは何もわからずヘラヘラ笑っていたら烈火のごとく怒られたとのこと。

「それ、ほっといて」

またあるとき、学校でそう言われてそのまま放置していたら、これまた怒られたと。
「ほっといて」は「捨てておいて(放っといて)」の意味なのだから……。

「自転車」は「ケッタ」であり、「机を運ぶ」は「机をつる」。グローバル化が進み、今や小学校から英語が授業に取り入れられる時代だが、ローカルで生きる中で、転校生には英語よりも何よりも先ず「方言の壁」を突破する宿命が用意されているってわけだ。


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さて、何でこんな話をするのかというと……。

ネットでの「人と人とのつながり」を考えていたら、ふと、「書き言葉は共通語で通じるけど、しゃべったら方言で通じない場合もあるのかもしれない」なんてことを思ったから。

みなさまのブログ記事を楽しく読ませて頂いているけど、どの地方にお住いの方も、たいていは方言ではなく共通語で書かれている。そのせいもあってか、ブロガーさんのしゃべりを想像しても、共通語をしゃべっている様子しか浮かんでこない。もちろん、方言を知らないというのが根底にはあるのだけれど……。
なので、もし実際にブロガーさんがその土地の言葉を使ってしゃべっているところを聞いたとしたら、きっと最初に「えっ!」と驚き、次の瞬間「あ、でもそうか」って納得するんだろうなあって思う。

各地方のしゃべり言葉。いわゆる、方言。
通じるようで通じない言葉。

ん?
ということは???

なんだか興味深く、更に、こんなことが頭に浮かんだ。

今の時代でも「方言」が言葉の壁になるのであれば、その昔はどうだったのだろう?
薩摩と長州の話し合いは言葉が通じたのだろうか?

江戸時代にタイムスリップした南方仁は???


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あるいは、戦国時代にタイムスリップした伊庭義明をはじめとする自衛隊員は???


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こうなると調べたくなるのがOmunaoの性。いろいろと調べていたら興味深い記事に出会った。

おいでよ名古屋みゃーみゃー通信 ( ← リンク ) の過去記事。

「なぜ名古屋弁が標準語ではないのか」という記事。

以下はその記事の要約。

**********************************

●かつては名古屋弁が標準だった?

戦国時代に統一に足を踏み出した織田信長は愛知県中島郡生まれの名古屋育ち。信長の遺志を継いだ豊臣秀吉は名古屋市中村区生まれ。また、徳川家康は愛知県岡崎市生まれで、6歳から8歳までを熱田区で過ごしている。その後は静岡市にいたものの、岡崎に戻り江戸に移る47歳までずっと岡崎にいたことから、基本的には三河弁、名古屋弁を話していたと思われる。
となると、秀吉の大阪城や、家康の江戸城では名古屋弁が使われていたと考えてもおかしくはない。

●名古屋弁は標準語になり得ない

しかし、名古屋弁は絶対に標準語になり得ない。
それは、明治維新で幕府から政権を奪ったのが薩長同盟であるから。
「標準語」という言葉自体は明治時代の英語学者・岡倉由三郎が1890(明治23)年に作ったものだが、一番最初に標準語という概念を作ろうとしたのは薩長同盟である。薩長同盟は集まって作戦を練るにも、鹿児島、山口、高知では当時方言が強く、お互いが何を言っているのか全くわからないような状態だった。そこで少しずつお互いの言葉をすり合わせて共通の言葉を作っていった。

明治に入り、文部省は「国語読本」を1904(明治37)年に編纂し、小学生の時点で標準語を教育するようになる。この時、標準語として採用されたのは東京・山の手の上流階級が使っていた言葉なのだが、薩長同盟以来すり合わせられてきた言葉も入っている。
逆に同じ東京でもべらんめえ調の下町言葉は標準語に入っていないし、名古屋弁を使っていた可能性の高い江戸幕府を倒しているので、標準語に名古屋の言葉が入る余地は全く無い。

●方言が少しずつテレビで流れ始めても

1980(昭和55)年以降の漫才ブームによって関西弁は「面白い言葉」として全国に定着し、関西出身の芸能人は全国ネットのテレビに出演する際も関西弁を使うのが当たり前になった。その後も北関東の言葉を売りにしたタレントや、東北弁、熊本弁を使うことで面白い空気を醸し出す芸人が現れ、方言の持つ独特な雰囲気が暖かみや面白さを持つことが一般的にも認められるようになった。

しかし。全国区で活躍する芸能人の中には、たくさん名古屋出身者がいるのだが、名古屋弁を使っている人を見たことがない。名古屋のローカル番組に出演すると、おもいっきり名古屋弁なのだが……。
名古屋弁を東京で使わないのは、テレビに出るような芸能人だけではない。名古屋っ子は総じて、名古屋以外で名古屋弁を使わない。もともと名古屋弁は仲間内で使うという意識が強い言葉で、相手が名古屋弁でないとこちらも名古屋弁を使いにくいという雰囲気がある。

やはり、名古屋っ子の心の奥底には、信長、秀吉、そして家康の血が流れているのだろう。名古屋っ子がこつこつと天下を統一した江戸幕府。今、東京で幅を利かせているのはそれを倒した人達の子孫であり、その前で、堂々と名古屋出身であることを示すことが名古屋っ子はできない。それが無意識のうちに名古屋弁を東京で堂々と使えない名古屋っ子の心理に、何かしら影を落としているのではないだろうか。

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**********************************

へえー、面白い!
確かに、戦国時代から江戸時代を作り上げたのは名古屋方面の出身者だよなあ……。
(他に調べてみたら、どうやら信長は名古屋弁ではなく「京言葉」を使っていたようだけど)

こういう「話し言葉」の観点で日本語の歴史を調べてみたら、いろいろな発見がありそう。。

ところで……。
LINE Qにこんな質問が載っていた。


いらっしゃいませ。
ご注文はどうなさいますか?
オムライスですね!
かしこまりました

を博多弁に直してください!!!

150510hogen1.png


おー!
残念ながら答えは投稿されていないようだ。

何て言うんだろう???
みなさんの地方の言葉ではどう言いますか??

では、最後に方言での歌をいくつか。。
ちなみに、ここでは掲載しないけど、「方言で歌おうアナと雪の女王」はたくさんの種類があるので興味がある方はyoutubeで検索してみて!

ほんじゃーねー!


● ドラえもんのうた 沖縄方言Ver





● 北海道弁のうた by オール1ブラザーズ





● 朝倉さや  あなたに逢いたくて【山形弁字幕付き】




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コメント
徳川の標準語が名古屋弁だったかも、
というのはなるほどそうかもしれませんねー。
おもしろいですー。

でも、いまでも負け側の言葉として影を落としているために
名古屋っこが名古屋弁を使いにくいというのは
ちょっと違うかもしれませんね。
日本全国の人が自分ちの方言を恥ずかしいので(もしくは通じにくいので)
話さないようにしているだけでは?

北海道弁の歌は、なかなかマイナーですごいです。
「書かさる」系できましたか!
フツーは、「しばれる」とか「なまら・・・」できますよね。
はんかくせー、は最後に入っていましたが。

「おだっとんなー!」は北海道でも通じますよ。
「おだつ」は「おだてる(煽てる)」の自動詞ですね。
「調子にのる=ふざける」の意ですわー。
「お前、なーにおだってんの」で、
「お前、何をそんなに調子こいてんのよ?」という感じです。

北海道弁は、古語と東北弁と九州弁が混じり合っているような気がするけどなあ。
つかりこdot 2015.05.11 00:38 | 編集
よう、きてちょーた。
なに たのみゃあーす。
オムライスでえーかん。
よっしゃ~

最後「かしこまりました」は悩みますね・・・。
Miyudot 2015.05.11 07:10 | 編集
三重県ですが『おだっとんなあ』というのは初めて聞きました。
三重県も縦に長いので、北と南でずいぶん違うようです。西のほうもまた独特で。

あ、机は『つり』ますよ(笑)
道路は『つんどる』※(笑)

※渋滞している
トリdot 2015.05.11 19:44 | 編集
つかりこさん、こんにちは!

お待ちしてました(笑)
方言は文化
調べたらいろいろと面白いことが見つかるような気がします
今度時間があるときに調べてみたいと思ってます。。
「おだっとる」が北海道で通じるとは、これも意外
となると、地域だけではなく、いつごろ生まれた言葉なのかといった時間軸も考慮してみる必要がありそうですね。
いやあ、日本って、広いなあ。。
Omunaodot 2015.05.12 06:12 | 編集
Miyuさん、こんにちは!

Miyu先生、ありがとうございます!!

> よっしゃ~

そういわれたら、「よし、くったる!」みたいな気持ちになりますね!
Miyuさんは普段、当たり前でしゃべってるのでしょうか???
なんか想像がつきません(笑)
それにしても、方言って、面白い!
いろいろと調べてみたくなりました!!
また書くと思うのでよろしくお願いします♪
Omunaodot 2015.05.12 06:22 | 編集
トリさん、こんにちは!

> 三重県ですが『おだっとんなあ』というのは初めて聞きました。
> 三重県も縦に長いので、北と南でずいぶん違うようです。西のほうもまた独特で。

確かに三重県は縦に長いし、愛知県寄り、岐阜県寄り、和歌山県寄りとかいろいろとありそうですね。。
ちなみに従兄が住んでいるのは桑名です。

>
> あ、机は『つり』ますよ(笑)
> 道路は『つんどる』※(笑)
>
> ※渋滞している

おおおおおお!!!!
やっぱ言うんですね!
道路も「つんどる」なんですかあ!!

あ、今度、三重の言葉でオムライス紹介記事を書くのはいかがでしょうか
すみません、「面白いかも」なんて、勝手に想像してしまいました。。
Omunaodot 2015.05.12 06:28 | 編集
こんにちは。
普段ほぼ標準語で暮らしてます。数年に一度しか帰省しないので、四国の実家に帰った時には、方言でのリスニングには困らないけど、スピーキングの勘が戻るまで一週間くらいはかかるんですよ。とはいえ、今までそんなに長く滞在したことがないので、結婚してからほとんど田舎の方言を口にすることがなくなりました。年取ってボケてきたら出てくるかも、笑。
ケフコタカハシdot 2015.05.12 22:16 | 編集
ケフコタカハシさん、こんにちは!

実家は四国なんですね!
あ!そうだ!教えていただきたいことが。。

以前、食事で入った店の箸袋に「ありがとう」の各地の方言が書いてありました。
宮城県は「ありがとうがす」とか、大阪、兵庫では「おおきに」とか。

で・・・、

富山、石川、福井「きのどく」
えー!

更に・・・、

高知、徳島「たまるか」
うおおおおお!!!!!
「ありがとう」が「たまるか」なの!!!

実際にそう言うんでしょうか???
Omunaodot 2015.05.13 04:02 | 編集
いつもお邪魔しておりますが、はじめまして。

宮城県では『ふざけるな』を『おだづなよ』と言います。

ごみは『なげる』ものです。
うづらdot 2015.05.13 11:37 | 編集
うづらさん、はじめまして&こんにちは!

コメントありがとうございます!!
ボクも楽しく読ませて頂いています
掛け合いが最高!


> 宮城県では『ふざけるな』を『おだづなよ』と言います。
>
へえ!!!
三重と宮城で同じ!
「み」つながりですかねえ。。
いや、北海道でも言うとのことでしたので・・・
もしかして関東が空白地域なんですかねえ

> ごみは『なげる』ものです。

なげる=投げる=放るですね
でも、空中を飛び交う生ごみを見るのは・・・
って、バカなことはこれくらいにして

今後ともよろしくお願いします!!
Omunaodot 2015.05.14 05:14 | 編集
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