2015
05.14

5月のきらめき

Category: その他
台風が過ぎ去り、青空が街をつつむ。
30°に届こうかという気温。汗ばむ、首筋。
「でも、まだ夏にはちょっと早すぎるよ」
そう言いながら、風が、ボクの汗を拭い去って行く。
「ありがとう」
笑顔のボクは、白い雲に溶けこむ風の行方を追う。

風薫る5月。
風が連れて来た、新緑の命の芽生え。
燃える、命の、きらめき……。

そして、

" I'm always close to you "
" いつでも、傍にいるよ…… "
風の向こうから、やさしい声がこだまする。


2004年5月5日。
ひとつの命がこの世から旅立った。

ブロともさんに教えて頂いた、岡崎律子さん。

はじめて耳にした時、その歌声は、ボクの中の核心の部分に突き刺さった。
切なげで、儚げで、それでいて「今ここに生きて在る(ある)」魂の叫びが、ストレートに……。

理屈ではない。
陳腐な言葉はいらない。
こころの底から、みなさまに聴いてほしいと、そう思う。

● I'm always close to you

作詞 岡崎律子
作曲 岡崎律子
歌  岡崎律子

明日など
ないかもしれないのに
どうして
今日を過ごしてしまう
今がすべてと
そう思って生きてみるの

あせる気持ちがあった
どれも選べず
全部をやりたかった
素敵なことは
めまぐるしく
やってくるのよ

行きつけない時は
ゴールが欲しくて
ただもどかしく
もがいて走った

ゴールが見えると
今度は惜しくて
もっともっといたい
まだ続けていたいって
思うのね

I'm all right
I love you
I love my life
I'm always
close to you

ごめんねお別れが突然で
今はちょっとね
寂しいけど
かなしみじゃないの
いつかちゃんと
想い出になる

約束お願はひとつだけ
生きて生きて
どんな時にも
なげてはだめよ
それはなにより
チャーミングなこと


この歌は「シンフォニック=レイン」というパソコンゲームの中で流れる歌。
シンフォニック=レイン全編の音楽を担当していた岡崎律子さんは、音楽を完成させた後、この世を去った。
曲は、闘病生活の死期を悟った中で作られたという。

岡崎 律子(おかざき りつこ、1959年12月29日 - 2004年5月5日)

進行の速いスキルス性胃がんと診断されたのは2003年5月。翌月に入院し、症状から薬の副作用まですべて説明を聞いて納得した上で治療を受けた。
病室にキーボードを持ち込み、つかれたように作品を量産。見かねたお母さんにも、「いいものを残しておきたいから頑張る」と言って、創作活動を続けたそうだ。

「生きて生きて」
「どんな時にも」
「なげてはだめよ」
「それはなにより」
「チャーミングなこと」

生きるエネルギーが、ボクの中に流れ込んでくる。

岡崎律子さんとは、もう会えない?
否、実態の存在だけが「生」ではない。
いつでも彼女とは会える。

ボクは生きる。
ボクたちは生きる。
人と人とのつばがり。
それは時空を超える。

今、ここに生きて在る。
最期の旅路はひとりで歩むのかもしれないけど、決して、ひとりではない。
ほら、たくさんの人とつながっている。
今も、過去も、未来も、全部つながっている。

ボクは今をがんばる。
岡崎律子さんに、胸を張って、「生きている」って言いたい。

鋼の強さよりも柳の強さ。
岡崎律子さん。
あなたはなんて強く、そして、なんてやさしいのだろう。

5月の風を誘って、今宵はとっておきのバーボンの栓をあけよう。

「それはなにより」
「チャーミングなこと」

そう言って、ボクたちに、「明日を」、「希望を」、与えてくれた岡崎律子さんに、カンパイ。


● I'm always close to you




● For フルーツバスケット




● セレナーデ




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コメント
おはようございます
岡崎さんの詞は心に響くなと思いました。
ネリムdot 2015.05.14 08:22 | 編集
ネリムさん、こんにちは!

はい、彼女が残してくれたものは、心の奥深いところで永遠に輝いています
「生きることと真摯に向き合う」
月並みな言い方ですが、その大切さをじみじみと感じます
歌を聴いていると、「今日もガンバろう」って、そう思えます。。
Omunaodot 2015.05.15 05:36 | 編集
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