2015
05.30

真夜中の訪問者

Category: ストーリー
5月ももうすぐ終わり。
いよいよ春から夏へ。
いやあ、1年って、早いなあ……。
そんなことを思いつつ書いてみました。。



真夜中の訪問者


午前零時。
時計の針が重なり合い、新しい日の始まりを告げる。

灯りを落とした部屋の窓を開け、夜空を見上げる。
先ほどまでパラついていた雨はいつしか止んだようだ。

週末の部屋に、ちょっとだけ夏色をした風が舞い込む。

「夏になったら、一緒に遊ぼうね」
風に乗ってやってきた君の声。
嬉しい、真夜中の訪問者。

「本当は、今すぐにでも会いたいんだけどね」
ボクはつぶやく。

「わたしもよ」
「でも、楽しみはとっておいた方がいいよね」

黙ってうなづく君の大きな瞳が微笑む。
肩を抱き寄せ、やさしく髪をなでる。
甘い香りがボクのこころを包み込む。
そんな君の髪も、ちょっぴり、夏色。

去り行く5月。
季節は巡り、夏への準備は着実に進んでいる。
芽生えた新緑の愛を、パステルに染まる紫陽花の愛へと育み、そして、向日葵の愛へと。
ふたりで、ゆっくりと、大きく……。

こころは、

いつでも、

一緒。

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写真:inoc

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コメント
おはようございます
二人の心が重なり合ってるなと感じました。
ネリムdot 2015.05.30 10:13 | 編集
ネリムさん、こんにちは!

ありがとうございます!
空想の世界なのですが、夜空を見ながらぼーっとしたりあれこれ思い浮かべていると、自然に一体になれるようでとても豊かな気持ちになれます。。

で、大切なことってなんだろうなんて思ったりするのですが、もしかしたらそうやって夜空を眺めていられること自体が大切なことなのかもせれませんね。。
Omunaodot 2015.05.31 06:03 | 編集
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