2015
10.12

ヨコスカにて

Category: その他
10月10日。
秋風に誘われ、海を見に行くことにした。

いつもなら湘南や横浜の海に行くんだけど、趣を変えて横須賀に。

せっかくなので、先ずは「どぶ板通り」を散策しよう。
「どぶ板通り」の最寄り駅である京浜急行の汐入駅に降り立つ。

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駅と通りの位置関係はこのようになっている。

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「どぶ板通り」。正式名は「本町商店会」。
第二次大戦前、道の中央に流れていたどぶ川に、通行の邪魔にならぬよう海軍工廠より提供された厚い鉄板で蓋をしたことから「どぶ板通り」と呼ばれるようになった。もちろん、今ではどぶ川も鉄板もない。

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アメリカ軍基地の街らしく、アメリカと日本の文化が融合した雰囲気を併せ持ち、ファッションでは横須賀発祥の「スカジャン」の店やミリタリーショップが建ち並ぶ。

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米兵相手の(もちろん、日本人もOK)のバーもある。
この店は2FがTOMで1FがJACK。
洋楽のカラオケを歌いながら酒を楽しめるらしい。

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こちらはALEX'S SALOON。
アメリカそのものの、映画の世界のような雰囲気。
開放感あふれる店内で、ダーツやビリヤード、そしてオリジナルフードを楽しめる。

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路面には横須賀に縁がある有名人の手形が。

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有名な食べ物は「横須賀海軍カレー」と「ヨコスカネイビーバーガー」。

「横須賀海軍カレー」は、海軍カレーが旧日本海軍の横須賀鎮守府を発祥とすることに絡め、1999年から横須賀市が海上自衛隊の横須賀基地と共同で「ご当地グルメ」として「町おこし」のために推進してきたものだ。

「ヨコスカネイビーバーガー」は、海軍カレーによる町おこしが10周年を迎えた2009年に、海上自衛隊と同じく横須賀市にあるアメリカ海軍第7艦隊の横須賀基地とも共同して地元の活性化を推進しようと作られたもので、米海軍内で食べられていたハンバーガーである「NAVY BURGER(ネイビー バーガー)」のレシピを、基地と横須賀市との友好の象徴として提供してもらいできあがった。
「ヨコスカネイビーバーガー」の人気店は「津波(TSUNAMI)」。
週末は観光客でにぎわうと聞いていたが、この日もかなりの行列ができていた。

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どぶ板通りを後にして海へと向かう。

ベンチでくつろぐ人。
犬の散歩をする人。
ボーっと海を眺める人。

あいにくの曇天。
でも、なんだかそれが、「ヨコスカ」のもつ愁いを象徴しているような気がした。
横須賀でもなくYOKOSUKAでもない。
和洋が交錯した街、ヨコスカ……。

海の向こうに見える穏やかな街並み。

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左にパンすると、そこにあるのはアメリカ海軍第7艦隊の基地。
潜水艦が停泊している。

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さらに左にパンすると、イージス艦の姿が。
これはアメリカ海軍第7艦隊の艦番号DDG 89、ミサイル駆逐艦マスティン。

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対岸には海上自衛隊の基地がある。
こちらには艦番号DDG177、ミサイル護衛艦あたご。
2008年に漁船との衝突事故を起こした船だ。

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しばし海を眺めて帰路に。
帰りは横須賀駅よりJR横須賀線を利用することに。

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駅前では日米の軍関係のグッズが販売されており、結構な人が集まっている。
そん横須賀では、安保法案可決の2週間ほど前に当たる9月5日に、安保法案の廃案を目指す市民団体や有志が「戦争に行かせない、誰ひとり行かせない」を合言葉に横須賀ALLsというグループを発足させた。

一方で、10月1日にアメリカ海軍第7艦隊の主力空母である「ロナルド・レーガン」が横須賀基地に到着。
米国は日米安全保障条約に基づき、最強クラスの兵力を日本に配備 してきた。

戦争に行かせない、誰ひとり行かせない。
有志が安保法案反対を叫ぶ。

市は繁栄のために自衛隊やアメリカ海軍と共同でご当地ぐるめを売り込み、観光客はそれに興じる。

横須賀。
YOKOSUKA。
ヨコスカ。

和洋の交錯の裏にある、もうひとつの交錯。

戦争と平和。

夕刻。
買い物に立ち寄った東戸塚駅で電車を降りると、すっかり暗くなった空からポツリポツリと雨が落ちてきた。
天気予報では夜半から降り始めると言っていたのだが……。

恵みの雨か。
はたまた空の涙か。

仕事帰りのビジネスマン。
買い物帰りの主婦。
家路を急ぐ親子づれ。
お母さんと手をつないだ子供のくったくのない笑顔が、ボクの横を通り過ぎて行く。

はたして、この国はどこに向かって行くのだろうか……。

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コメント
おはようございます。

物事は複雑に絡み合っていて、一方的な見方をするだけではその全てを理解することはできない場合が多いですよね。良くも悪くも。
日本も、ますます先が見えなくなってきたな、と不安に思います。
野津征亨dot 2015.10.12 07:12 | 編集
ヨコスカへようこそ。

いつも訪問いただいているタカムです。

ヨコスカの町は
いつも矛盾を孕んでます。
そこの住人も、現実と思いとの
はざまで・・・・

また、
お越しください。

Re:タカムdot 2015.10.13 03:00 | 編集
野津征亨さん、こんにちは!

資本主義のゆがみを感じつつ、自分もその中に生きている。
いや、もしかしたらその中でしか生きられないのかもしれないと思います
時間と空間が織りなす世界
人間の「思い」はどこに向いて、どこに向かっていくのでしょう・・・
しっかりと前を見つめ、「自分を今を生きて行きたい」と思います
Omunaodot 2015.10.13 06:20 | 編集
カタムさん、こんにちは!

毎々のご来訪、それとコメントありがとうございます

> ヨコスカの町は
> いつも矛盾を孕んでます。
> そこの住人も、現実と思いとの
> はざまで・・・・
>

これはすごく強く感じます。
街を歩いていても、「独特の場の力」が押し寄せてきます。

> また、
> お越しください。

ない、ブログもヨコスカも、楽しみにさせていただきます!
今後ともよろしくお願いします!!
Omunaodot 2015.10.13 06:24 | 編集
おはようございます
ヨコスカお洒落な街だと思います。
最後の締めが印象的ですね。日本の行く末気になります。
ネリムdot 2015.10.14 09:04 | 編集
ネリムさん、こんにちは!

ヨコスカを歩いていると、いろいろな思いが・・・
10月12日には空母ロナルドレーガンが一般公開され、多くの人が訪れたそうです
ホント、日本はどうなっていくんでしょう。。

Omunaodot 2015.10.15 05:53 | 編集
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