2016
05.31

グリル来来

地元民に愛される和洋中の極み

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昔ながらのオムライスの3軒目は、グリル来来

最寄りの駅は、京浜急行の鶴見市場。
各駅停車しか止まらない小さな駅の、かつ、最寄りと言っても駅から徒歩で10分はかかる位置にある。
なので、駅前の商店街にあるふらっと寄れるような店ではない。
そう、だからこそ、逆に「よし、あの店に行くぞ!」といった気にさせてくれるし、それだけ労力をかけても行きたくなる魅力にあふれる店だ。

店構えだって、お世辞にも綺麗とは言えない。
窓越しに中の様子が伺えない店。それはかつては当たり前の造りであったが、ファミレスをはじめ大きなガラス張りの店が増える中、時代と共に淘汰され、自分が知らない店であれば「入るのに勇気が必要な店」の印象だけが強調されることになってしまった。

グリル来来もそんな店のひとつ。
存在を知りつつも、入るのを躊躇っていた方も少なくはないと思う。

でも、そういう店こそ、「名店」にふさわしい店だったりする。
間違いなく言えるのは、「永年やっている店は人々に認められた店」ということ。
移り変わりが激しい中で「在り続ける」。これだけだって立派なことだ。

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そして、こちらが和食器に盛られたグリル来来の絶品オムライス!

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とにかく、はじめて食べたときには思わず「うまい!」とうなってしまった。

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オムライスと言うと出来立てでもそんなに熱くないものも多いが、強火でよく炒められたしっとりチャーハンのようなこのオムライスは「ハフハフ」しながら食べるようなアツアツの逸品。

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具材は微塵切りにした玉ねぎ、ピーマンにひき肉。
ひき肉は鶏肉やハムと違い、まんべんなくその脂がご飯に染み渡るし、このご飯とよく絡まる具材が、特製トマトソース&ケチャップと相まって絶妙な味に仕上がっている要因だろう。

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そして、オムライスについているスープが、これまた絶品。

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こちらもオリジナルとのこと。
戦後、政界や大御所有名人などの御用達であった高級フレンチレストラン「クレッセント」でシェフをしていた店主の対比地真六さん。ただものではない。

他のメニューも絶品揃いだし、とにもかくにも、おいしい時間をゆっくりと楽しめる。

グリル来来がある京浜工業も、時代と共にその様相が変わってしまった。
今や、高度経済成長時代のような「威勢のよさ」はない。
時代の移り変わりとともに、この手の多くの名店が、存続が厳しくなり店仕舞いをしてしまう世の中。

だからこそ、声を大にしてこの店の存在をアピールしたい。
確かな味を提供してくれる店。
居心地のよい店。
大好きで、いつまでも在り続けてほしいと思う店。
ボクはこれからも応援を続ける。

<店舗情報>
■TEL 045-573-1373 
■住所 神奈川県横浜市鶴見区元宮2-2-19
       ※鶴見市場駅から徒歩815m
■営業時間 10:30~14:00 17:00~20:30
■定休日 毎週月曜



グリル来来にて

夜、グリル来来を訪問した。
「オムライスありますか?」
いらっしゃいませの声が響くと、ボクは間髪を入れずに店主に問いかけた。  
「はいはい、ありますよ」
これまた間髪を入れずに店主の笑顔が返ってくる。
と、それに追随するように子供の声が……。
「え!オムライスあるんだ」

先客がいる。
初老の男性とお孫さんとお見受けする子供ふたり。
店のテレビで野球中継を観ながらちょうど食べ終えたところのようで、声の主は幼稚園か小学校低学年と思しき小さい方の子供。
その声に、思わず顔がほころぶ。

やがて野球はイニングの境になり、先客は会計をして店外へと向かった。
「ボク、今度来たらオムライスにする!」
まだ締め切らぬドアの向こうから、子供の声がこだまする。
うん、とっても美味しいよ!たくさんお食べ!
心の中でつぶやくボク。
こういう店は、いつまでも在り続けてほしいと、切に思う。

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